2014年1月アーカイブ

2014年1月 1日発行 第0286号

(写真 星野さんを取り戻そう!全証拠を開示させ再審勝利へ12・1星野全国集会【主催/星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議】が東京・永田町の星陵会館で開かれた。全国から680人が集まり、2014年の勝利へ都心デモに打って出た)(写真 星野さんを取り戻そう!全証拠を開示させ再審勝利へ12・1星野全国集会(主催/星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議)が東京・永田町の星陵会館で開かれた。全国から680人が集まり、2014年の勝利へ都心デモに打って出た)◎労働者の目 「国鉄闘争勝利
月刊『労働運動』26頁(0286号00面01)(2014/01/01)



月刊労働運動 2014/01/01 第286号 目次
 

 

星野 勝紀 常任運営委員 全逓労働者部会 私たちは、「国鉄闘争・反原発闘争・星野奪還」の3本の柱を打ち立てて2013年決戦を闘ってきました。この3本の柱に共通していることは、狭いセクト主義ではなく、労働者階級全体の利害を代表した闘いであることです。これに対し、当局や体制内指導部が、あれは「過激派」の闘いだと分断してくるのは世の常です。しかし、「3・11情勢」は、労働者の意識の流動化を生み出し、何が正しくて、何が間違っているのかをはっきりさせてきました。 2014年決戦は、これ
月刊『労働運動』26頁(0286号01面01)(2014/01/01)


 

■労働者の目

「国鉄闘争勝利・反原発・改憲阻止・星野奪還」で2014年を闘おう!
 

 

田中康宏(動労千葉委員長/全国労組交流センター代表運営委員)「3・11」以降の怒りが新たな闘いに 2013年の奮闘、本当にお疲れさまでした。切り開いた地平の上に、2014年は決意を新たにして新しい闘いに入っていきたいと思います。 私自身、特に、東日本大震災、原発事故以降、国家とは何なのかということを考えるようになりました。それとやはり、12月の国会を見ていて国家の本質が見えてきた。秘密保護法のあれだけ強引な形での成立を見てそう思いました。マスコミも言っている通り、もう新しい戦
月刊『労働運動』26頁(0286号02面01)(2014/01/01)



歴史が動き始めた! 国鉄闘争を基軸に階級的労働運動の新たな挑戦を始めよう!
 

 

(写真 「闘う労働組合を職場に」を掲げ、デモする関西生コン支部【昨年11・3労働者集会】) 全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部  港合同、動労千葉とともに「闘う労働組合の全国ネットワーク」づくりに尽力してきた関西生コン支部の高英男副委員長が11月23日に逝去されました。故人のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。  関西生コン支部はこの1年あまりで2000名の組織拡大を実現しています。高副委員長はその先頭に立ってこられました。今回、動労千葉を通じ
月刊『労働運動』26頁(0286号03面01)(2014/01/01)



組合員の潜在的能力を引き出し、組織拡大を勝ちとる
 

 

合同・一般労働組合全国協議会事務局長 小泉義秀派遣労働者を3年でクビにする改悪 「今後の労働者派遣制度の在り方に関する研修会」(厚生労働省)は昨年8月6日に報告書を発表した。この報告書に沿って今年の通常国会に労働者派遣法改正案が提出されようとしている。今回の派遣法改悪案の核心は以下の点だ。 現在の派遣労働は、原則として最長3年で派遣業務が打ち切りになるが、通訳や秘書など「専門26業務」に限っては打ち切り期間がない。改正案では、この「専門26業務」という区分を撤廃し、あらゆる業
月刊『労働運動』26頁(0286号04面01)(2014/01/01)



派遣法改悪を許すな! 14春闘で派遣法撤廃! 安倍を倒そう!
 

 

  北島邦彦(東京西部ユニオン副委員長/都政を革新する会)  12月19日、東京都知事・猪瀬直樹が辞職を表明した。都政史上最高得票を獲得しての当選からわずか1年、まさしく「凋落」と言うにふさわしい醜態である。この事態を受けて、2月9日を投票日とする選挙準備がスタートしている。首都・東京のトップがわずか1年で辞職という事態は安倍政権を直撃しており、2014年早々からの政治的大激動は不可避である。全国労組交流センターはこの情勢にしっかりと切り込んで、14春闘
月刊『労働運動』26頁(0286号05面01)(2014/01/01)



猪瀬―石原―安倍を許すな! 都知事選情勢に真っ向から切り込んで闘おう!
 

 

(写真 図 福島市町村地図) 谷 和司(みやぎ労組交流センター代表・全逓労働者部会)  昨年11月24日、雪が降る前に福島の被災地を見たい、2011年3・11から2年8ヶ月経った現実を自分の目で見たいと宮城と福島の仲間が合流し福島を出発。目指すは、福島市から東へ向かって、市内渡利―川俣町―飯舘村―南相馬市―浪江町―国道6号線です。 (1) 国道114号線を東に向かうと、市内渡利で「渡利病院」を左手に見ながら、南向台小学校に行く。除染された学校周辺、グラウン
月刊『労働運動』26頁(0286号06面01)(2014/01/01)



福島の被災地を訪ねて
 

 

(写真 地域の仲間と職場門前闘争)みやぎ連帯ユニオン 昨年10月29日、宮城県労働委員会は東北石けん労働組合(現みやぎ連帯ユニオン・東北石けん分会)の不当労働行為救済申し立てを棄却する反動命令を出しました。絶対に許せない! 私たちは11月12日に中央労働委員会に再審査の申し立てを行いました。新工場建設で組合員を排除 東北石けん分会(以下分会と略)の仲間は、仙台市の町工場で無添加の石けん(「坊ちゃん石けん」、「赤いほっぺ石けん」)を作っていた労働者です。2007年に労働組合を結
月刊『労働運動』26頁(0286号07面01)(2014/01/01)


 

■闘う合同・一般労組

東北石けん分会に対する地労委の反動命令弾劾!必ず解雇撤回を勝ち取る!
 

 

民営化・外注化絶対反対! 非正規職撤廃! 処分撤回! クビ切り自由の安倍政権打倒! 過労死・長時間労働・賃下げ許すな! 闘う春闘を取り戻そう!大阪労組交流センター 2013年、国鉄決戦が切り開いた闘いは階級情勢を大きく揺り動かしています。動労千葉が「解雇絶対反対」を掲げ闘い抜いてきたことが、「国鉄改革法」という法律までつくって行われた国家ぐるみの不当労働行為を暴き、資本・権力を追い詰めています! 長時間労働や団結破壊によって、労働者階級には膨大な「過労死」が強制されています。
月刊『労働運動』26頁(0286号08面01)(2014/01/01)



2・2橋下打倒集会へ!
 

 

(写真 昨年9・29橋下打倒集会のデモ)大阪市教組/「君が代」不起立被処分者 沼田祐子 今日の大阪市の学校現場には、全国学力テスト公表や校長公募、教員公募制度、学校選択制に土曜授業など、大阪市教育振興基本計画に沿った「改革」が次々と下ろされています。橋下市長の強い意向を受けて策定された大阪市教育振興基本計画は、究極の目標である「教育の民営化」を推し進めるためのプログラムに他なりません。大阪市丸ごと民営化との闘い 橋下市長の狙いは、保育所や地下鉄・バス、ゴミ収集、上下水道など
月刊『労働運動』26頁(0286号09面01)(2014/01/01)


 

■ひめじょおん――女性部から

橋下市長の民営化攻撃は破綻寸前です。

労働組合が絶対反対で闘えば勝てる!
 

 

細谷松太と高野実(1) 1950年代から70年代、日本労働運動の主役であった総評(日本労働組合総評議会)の結成は1950年のことです。 敗戦後の労働運動では左派の全日本産業別労働組合会議(産別会議)と右派の日本労働組合総同盟(総同盟)が対立しましたが、産別会議は共産党の独善的支配に反発する民主化同盟(民同)が内部に生まれ、権力・資本側の攻撃もあって、1949年にはほぼ自壊しました。総同盟は1948年に左派が主導権を握り、分裂へ向かいます。このなかで産別会議民同派と総同盟の多数
月刊『労働運動』26頁(0286号10面01)(2014/01/01)


 

戦後労働運動史の中から 第7回
 

 

(写真 昨年12 月23 日付読売新聞)昨年12月9日、韓国の全国鉄道労働組合(2万1千人)が鉄道民営化阻止の無期限全面ストライキに突入した。鉄道公社が民営化の突破口である水西駅発のKTX(韓国高速鉄道)の分割・民営化の受け皿会社の設立を決める理事会を10日に強行したことに対し、無期限のストライキを継続している。 追いつめられたパククネ政権は、22日、警察権力による民主労総本部事務室への暴力的襲撃と強制捜索、指導部・組合員130人以上の連行という暴挙に出た。これは、鉄道労組指
月刊『労働運動』26頁(0286号11面01)(2014/01/01)



民主労総がパククネ政権と全面激突

鉄道民営化阻止の無期限ストライキを先頭に
 

 

富田翔子(NAZEN事務局/東京西部ユニオン・アメリカンアパレル分会) これほど悔しく、同時にあったかくて、命の深いところで出会える闘争がいままであっただろうか。秘密保護法が焦点化されたことで反原発が、そして労働運動が問われた課題と見せられた展望はかけがえのない歴史的価値だ。 街頭に出たくてウズウズする、そんな感覚は久しぶりだ。昨年9月末、山本太郎さんの街宣が始まり、そのボランティアの中から独自の周知活動をやろうと広がった。原宿や吉祥寺、都心の派手な街中でフラッシュモブ、戸越
月刊『労働運動』26頁(0286号12面01)(2014/01/01)


 

■地平線―反戦共同行動委員会―

秘密保護法との闘いの現場報告
 

 

(写真 安倍と仲井真沖縄県知事が会談し、辺野古埋め立て承認へ動いたことを報ずる12月26日付朝日新聞)  12月25日、安倍首相は、沖縄県の仲井真知事と会談し、「新たな基地負担軽減策」なるものをもって、米軍普天間基地の名護市辺野古への移設のための埋め立て申請を承認させ、27日に仲井真知事が承認を正式に発表した。  安倍は、秘密保護法、日本版NSC設置と一体となった戦争・改憲攻撃として、自民党沖縄県連が県内移設容認に「転向」したことをも受けて、むき出しの圧力で辺野古
月刊『労働運動』26頁(0286号13面01)(2014/01/01)



辺野古埋め立て承認強行を許すな!
 

 

    もんじゅを廃炉に! 敦賀現地集会! 12・7福井 福井県敦賀市で開催された「2013もんじゅを廃炉へ!全国集会」(集会実行委員会主催)に全国から約1000人が結集した。本集会に先立ちNAZENと8・6-8・9反戦反核全国統一実行委員会が前段集会を行い、「日帝の核武装のためのもんじゅは廃炉しかない。闘う労働組合をつくり出し、安倍政権打倒の闘いを全力で推進しよう」と訴えた。 動労総連合が定期大会を開催! 12・9千葉 動労総連
月刊『労働運動』26頁(0286号14面01)(2014/01/01)


 

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