2014年3月アーカイブ

2014年3月 1日発行 第0288号

(写真 表紙-国鉄分割・民営化で不当解雇から27年 2・16労働者集会で発言に立った動労千葉青年部労働者。) (写真 2月8~9日、都内で開催された全国労組交流センター第21回定期全国総会には110人を超える各地区代議員と傍聴者が結集しました。今総会を「組織拡大総会」と位置づけ活発な論議が行われました。) ◎労働者の目 都知事選を闘った総括は「今こそ労働組合を復権させよう」だ!  特集 あきらめられるか! 怒りの3・11 反原発福島行動'14 へ ―
月刊『労働運動』30頁(0288号00/01)(2014/03/01)



月刊労働運動 2014年3月号 目次
 

 

都知事選を闘った総括は「今こそ労働組合を復権させよう」だ!赤羽 進彦 常任運営委員、青年部長 精研労組 はじめに、2・9都知事選を最先頭で闘い抜いた鈴木たつお候補の渾身の決起と、鈴木候補を全力で支え抜いた街宣隊やウグイス隊、選対事務所を含めて都知事選を闘った全ての人の自己解放的決起を確認したい。 鈴木候補は、青年をはじめ労働者階級の怒りを体現し「被曝させない・戦争させない・貧困過労死許さない・だからオリンピックはやらない」を掲げ、1万2684票をかちとった。 都知事選挙は第一
月刊『労働運動』30頁(0288号01/01)(2014/03/01)



■労働者の目

  あきらめられるか! 怒りの3・11反原発福島行動'14へ― ふくしま合同労組の座談会 ― 【 参加者 】 市川潤子さん (看護助手) 藤井千賀子さん(知的障害者の施設勤務) 後藤尚生さん (不動産会社勤務) 長澤尚子さん (緑風園分会で介護ヘルパー) 大沼千世暁さん (緑風園分会で生活相談員) 遠藤義人さん (福島交流センター事務局) 福島県民を被曝下で放置する国への怒り ●職場や家族の状況について教えて下さい。
月刊『労働運動』30頁(0288号02/01)(2014/03/01)



特集 怒りの3・11反原発福島行動'14へ
 

 

(写真 全国労働組合交流センター第21回定期全国総会を開催【2月8~9日 東京】)   田中 康宏(代表運営委員)  私たちの闘いの到達点とこれから実現しなくてはいけない課題をみなくてはいけないと思います。国鉄分割・民営化以来の闘いは間違っていなかったと確信を持っています。だからこそ、正しい闘いと路線にみあった組織を建設しなくてはいけない。  第一に訴えたいことは、今こそ時代に見合った組織を建設しようということです。  情勢は激しく動いています。起
月刊『労働運動』30頁(0288号03/01)(2014/03/01)



時代に見合った組織を建設し拡大しよう!
 

 

―第21回定期全国総会総括― 飯田英貴(事務局長) 2月8日~9日に行われた全国総会は、都知事選への歴史的挑戦と一体で闘われ、労組交流センター運動の本格的な組織拡大に向かう決定的な総会となりました。 労働者は団結し、資本・国家権力と闘うことでその生命を輝かせ、生き抜いていくことができます。組織拡大は、原点に立ち返り、労働者の怒りを闘いに、闘いを団結へと組織することです。1)まず職場から労働運動を組織することです。田中康宏代表からは、動労千葉の闘いの教訓から、「職場の切実な課題
月刊『労働運動』30頁(0288号03/02)(2014/03/01)



労組交流センター運動25年の地平に立ち、本格的な組織拡大に打って出よう!

  最高裁勝利にむけ10万筆署名達成へ檄が発せられた !  国鉄闘争全国運動が呼びかけた「国鉄分割・民営化で不当解雇から27年 2・16労働者集会」は東京・すみだ産業会館を埋め尽くす655人の結集で大成功を勝ち取った。  主催者を代表して、全国運動呼びかけ人の花輪不二男さんがあいさつ。続いて田中委員長が動労千葉の報告と決意を語った。「9・25東京高裁の判決は、『不当労働行為の意思に基づいた不採用基準』という判断をした。これは27年の間に分割・民営化で引
月刊『労働運動』30頁(0288号04/01)(2014/03/01)



国鉄分割・民営化で不当解雇から27年

「ついにすべてを覆す闘いの時が来た!」

2・16東京集会に655人が結集!
 

 

2・16北海道集会開催する  寒風の中、2月16日13時30分より北海道建設会館において、道内30名が結集し「2・16北海道集会」が開催された。  最初に主催者である自交総連北海道地連堀川委員長、札幌圏連帯労組堀井委員長が集会開催の趣旨を述べた。続いて、国労秋田闘争団の小玉さんより、2013年5月以降の闘いの経過と報告がされた。その中で、都知事選挙で鈴木たつおさんを応援し闘った意義の大きさ、さらにこの間の裁判闘争で明らかになった国労本部の反動性、郡山工場外注化阻止
月刊『労働運動』30頁(0288号04/02)(2014/03/01)



新10万筆署名で最高裁決戦に勝利しよう!
 

 

元原発労働者も合流 2月16日、東京、北海道と一つになって九州・福岡の地で「国鉄分割・民営化を忘れない!2・16国鉄九州集会」を勝ち取ることができた。 集会は、『ドキュメント・国鉄分割・民営化』と『韓国・民主労総、2・25ゼネスト宣言』の2本のビデオ上映で開始された。ビデオは、国鉄分割・民営化とは何だったかを改めて思い起こさせ、国鉄闘争全国運動・九州の月1回JR行動や団結餅つき大会の模様も映し出され、韓国の鉄道民営化反対闘争と一体で「国鉄闘争はこれからだ!」という雰囲気を盛り
月刊『労働運動』30頁(0288号04/03)(2014/03/01)



「2・16を忘れない」九州国鉄集会

吉本伸幸(労組選対本部長) 2014年は「現代革命への挑戦へ」。自分が都知事選に鈴木たつおさんが立候補すると聞いたのは、1月9日でした。昨年、猪瀬前都知事を労働者の怒りで打倒しました。我々が都知事選に挑戦するという話は耳に入っていました。しかし、この革命的都知事選挑戦をどれだけの仲間が意識し想像をしていたでしょうか。鈴木たつお弁護士が立候補を決断。ハッキリ言って驚きはしませんでした。我々が権力を取りに行く宣言、「革命への挑戦と革命選挙」「時代が来た」が率直な気持ちでした。 
月刊『労働運動』30頁(0288号05/01)(2014/03/01)



鈴木たつお候補と一体で労働組合復権にかけきった都知事選

一般合同労組・北陸ユニオン 河地弓美子 合同一般労組・北陸ユニオンは、安倍政権の国家戦略特区構想による、解雇自由、残業代ゼロ、派遣法改悪による10割非正規化攻撃に対し、国鉄1047名解雇撤回闘争を自らの闘いと位置付けて、新10万筆署名に全力で取り組んでいます。 そうした中で、2012年に富山通運という富山市内に本社のある運送会社で、運転助手のアルバイトをしていた副委員長が解雇攻撃を受けました。副委員長は同じく解雇されたアルバイトの同僚をオルグし、北陸ユニオンへの加入を勝ち取り
月刊『労働運動』30頁(0288号06/01)(2014/03/01)



■闘う合同・一般労組

富山通運の5人の解雇撤回闘争が北陸ユニオンの結集力を高めている

東京・医療労働者 都知事選について最初は「ポスター1万4000カ所も貼れるのか」「春闘に向かう過程にあるこの時期に職場と一体で選挙戦を闘えるのか」など、不安で一杯でした。しかし、職場討論の中で14春闘そのものだと鮮明になりました。私たちが職場で訴えていることが1000万都民にどれだけ通用するのか、1000万都民を相手に私たちがどれだけ踏み込めるのか挑戦したい、組織したいという思いで私も鈴木たつおさんと共に闘おうと決断しました。  ポスター作戦は初日に92%、2日目には100%
月刊『労働運動』30頁(0288号07/01)(2014/03/01)



■ひめじょおん―女性部から

都知事選を全力で闘い、これからの大きな力になった

労資のアベック関係について  前回、総評結成の立役者、高野実のことを書きましたが、その高野が当時、「労資のハネムーンをなくそう」ということをよく言いました。奇妙な表現ですが、これは1947、8年ころの労働運動の隠れた大問題だったのです。激しい労資対立のうちにあった曖昧な関係、アベック関係のことです。その背景には、敗戦後の日本資本主義の再建過程そのものがありました。  戦争で破壊された資本主義生産の再建には、国家が決定的な役割を果たしました。労働者・人民の窮乏をよそに、
月刊『労働運動』30頁(0288号08/01)(2014/03/01)


 

戦後労働運動史の中から 第9回
 

 

(写真 都知事選総括集会【2月10 日】) 都知事選挙を「縁の下」から支え続けた闘い 鈴木たつお選挙対策本部事務局長 北島邦彦  鈴木たつお候補を推し立てた都知事選挙は、東京労働組合交流センターを中心に闘う労働者民衆の総力を結集して闘った歴史的な選挙闘争となった。選挙闘争に全力投入するなかで、労働組合交流センターのいっそう強化された団結を獲得したことが最大の成果だったと言うことができる。選挙闘争全体の総括は別稿にゆずり、本稿では「縁の下」から選挙闘争を支えて
月刊『労働運動』30頁(0288号09/01)(2014/03/01)


 

■地平線―反戦共同行動委員会―
 

 

●ひどい担務で退職者が続出 東京・全逓労働者A 私の職場では、今年3月で再雇用のIさんが退職する。まだ1年の期間を残してである。その理由は夜勤・深夜勤という負担の重い担務をその人に多く押しつけてきたからだ。「体がもたない。特に深夜勤の時は本当にきつい」。そういうふうに話すのだ。 深夜勤明けのその日にまた深夜勤に出勤させるなど、とんでもないことをしているのは郵政だけだ。 他にも退職する人がいるので、4月からは仕事が回らなくなってしまう。それなのに組合の役員や、当局にゴマをすって
月刊『労働運動』30頁(0288号10/01)(2014/03/01)



■読者のページ

  ライフサイクル制度撤廃! 北嶋さん戻せ! 2・3千葉 動労千葉は千葉運転区支部と青年部の主催で、「ライフサイクル制度撤廃! 北嶋君を直ちに運転士に戻せ!」のスローガンを掲げ、JR千葉支社千葉運転区前での抗議行動を行った。北嶋琢磨青年部長は2011年2月に千葉駅に強制配転されて3年が経った。2月1日時点で千葉運転区に戻していないことに抗議し、春闘第1波として闘われた。 全証拠開示・星野文昭さん解放大デモ 2・9東京 獄中39年を非転向で闘う
月刊『労働運動』30頁(0288号11/01)(2014/03/01)


 

■Photo Document 2014年2月