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動労千葉 3・20労災申請・CTS本社前抗議行動

月刊『労働運動』30頁(0289号03/02)(2014/04/01)



動労千葉 3・20労災申請・CTS本社前抗議行動
 

 


CTSは金子さんの労災を認めろ!


人間らしく働ける労働条件を確立しよう



3月20日、昨年8月に成田空港駅での勤務中に亡くなった金子さんの労災申請行動と、CTS本社前での抗議行動を行った。雨の中、金子さんのお連れ合い、金子さんと同じ成田空港駅で働く永田行雄さん(千葉転支部)と共に、各支部組合員、支援の仲間が千葉労基署前に駆けつけた。 提出行動の後に報告集会を開き、労災申請書類の提出に向かった仲間が発言に立った。
 永田さんは、「金子さんは職場で仕事中に亡くなった。だから当然労災は認定されると思っていた。ところが、労災を認めろといったときに会社は認めないという。うちの職場の連中も、普通は労災だろっていってる。それを認めないCTSはおかしいじゃないかと。皆さんの力も借りて認定させたい。最後までよろしくお願いします」と決意を語った。
 金子さんの所属する幕張支部から、関執行委員が発言した。「同じ職場で働く永田さんも、今の成田空港駅での清掃がこれまでで一番きついといっていた。それを60歳を過ぎてエルダーになった人間にやらせるJR―CTSは本当に許せない。
 休憩時間も列車の合間をぬって入れているから、食事する時間もまともにない。労働者の休憩時間を考えているのではなく、電車の合間しか休めないような作業をさせらている。ホームでみんなに見られながら作業するのはプレッシャーもあると思う。
 亡くなってから半年がたったが今日申請することができた。これからもご支援よろしくお願いします」と闘いの決意を語った。
 提出に立ち会って頂いた広瀬弁護士は、「この問題は単に一労働者の問題ではなく、そこで働くみんなに直接関係する出来事」「いくつか労災事項に関係してきたが、これほどひどい条件、働かされ方は極めて珍しい。これで認められなければ、いつ誰が命を落とすかわからない」と、共に認定を勝ち取ろうと語ってくださった。
 その後、CTS本社前に移動し「金子さんの労災を認めろ!」と抗議行動を行った。各支部と支援の仲間から発言をうけ、CTSを追及してシュプレヒコールで締めくくった。
 今後も仲間がCTSで働かされる以上、このような労働環境を強制することは絶対に認められない。そして、このような状況の中で、仲間を強制出向にだしてまで外注化を強行するJRも絶対に許せない。
 労災申請は闘いのスタートラインだ。人間らしく働ける労働条件確立! 業務外注化粉砕! CTS―JRを徹底的に追及し、労災認定を勝ち取るまで闘い抜こう!
 (日刊動労千葉№7678より転載)