2014年7月アーカイブ

2014年7月 1日発行 第0292号

(写真は、6・8集会で発言する韓国鉄道労組ソウル地方本部オム・ギリョン本部長) (写真 国鉄闘争全国運動6・8全国集会で決意表明する青年労働者) ◎労働者の目 6・17 ~18JP労組全国大会 に登場! 今こそ闘う労働組合 を甦らせよう! 特集 国鉄闘争全国運動6・8全国集会の報告 6・8全国集会に1650人が結集 国鉄闘争全国運動が新たな出発! 国鉄闘争全国運動6・8全国集会の発言 国鉄闘争全国運動の新たなアピール ◎原発から15㌔ 竜田駅
月刊『労働運動』34頁(0292号00/01)(2014/07/01)



月刊労働運動 2014年7月号 目次
 

 

(写真 西田貴広さん)6・17~18JP労組全国大会に登場! 今こそ闘う労働組合を甦らせよう!西田 貴広 常任運営委員 神奈川 全逓 私たち労組交流センター全逓部会は6月17~18日に行われた、JP労組全国大会初日に登場し「闘う労働組合を今こそ甦らせ、解雇・賃下げ、10割非正規職化の新自由主義と今こそ闘おう」と国鉄解雇撤回10万筆署名と八王子西局の解雇弾劾ビラ、ハンドマイクでの情宣活動を朝と昼休みの時間帯に断固貫徹しました。 郵政の職場では、八王子西局における言語道断のパワハ
月刊『労働運動』34頁(0292号01/01)(2014/07/01)



■労働者の目

特集 国鉄闘争全国運動6・8全国集会の報告6・8全国集会に1650人が結集 国鉄闘争全国運動が新たな出発! 国鉄闘争全国運動は6月8日、「国鉄1047名解雇撤回! 闘う労働組合を甦らせよう! 10万署名貫徹-全国運動の本格的発展を」のスローガンのもと、6・8全国集会を東京・文京シビックホールで開催した。集会には全国から1650人が結集した。韓国の鉄道労組を迎えて開かれたこの集会は、日韓の鉄道労働者が直接連帯し、民営化にともに立ち向かう画期的な地平を切り開いた。さらに、国鉄決戦
月刊『労働運動』34頁(0292号02/01)(2014/07/01)



6・8全国集会に1650人が結集

特集 国鉄闘争全国運動6・8全国集会の報告国鉄闘争全国運動の新しい出発点が今日です国鉄千葉動力車労働組合 田中康弘 委員長 国鉄闘争は30年近い闘いになります。最高裁の10万筆署名運動も5万筆をこえました。全国の仲間たちの努力の結晶であり、大変な力を持ったものだと思っています。 4年前、国鉄闘争の火が消されようとする中で国鉄闘争全国運動を立ち上げました。孤立無援の中、どこまで全国の労働者の怒りに届き通用するのか。先が見えなくても闘い続けなくてはいけないと決意し、始めました。 
月刊『労働運動』34頁(0292号02/02)(2014/07/01)



国鉄闘争全国運動の新しい出発点が今日です

特集 国鉄闘争全国運動6・8全国集会の報告なぜ23日間のストライキを闘うことができたのか韓国鉄道労組ソウル地方本部 オム・ギリョン本部長●ストに入る前 昨年12月の23日間の鉄道ストライキについて報告します。鉄道労組は、数十年間、何度もストをしながら鉄道民営化を阻止してきました。しかし、パククネは「国民の意思に反する鉄道民営化は実施しない」と大統領選で公約していながら、政権につくやいなや民営化攻撃を開始しました。ストに入る前に、多くの市民・社会団体などとともに鉄道民営化反対対
月刊『労働運動』34頁(0292号02/03)(2014/07/01)



なぜ23日間のストライキを闘うことができたのか

  特集 国鉄闘争全国運動6・8全国集会の報告 よびかけ労組・団体からの発言 3組合よびかけの出発点 中村 吉政 委員長(全国金属機械労組港合同)  1998年、全日建連帯労組関西地区生コン支部と国鉄千葉動力車労働組合、港合同が闘う労働組合の全国ネットワークをつくろうと、11・8全国労働者総決起集会を開催しました。11月集会の呼びかけの契機となったのは、組対法反対闘争と、国鉄1047名問題に対する東京地裁の98年5月28日の反動判決に対する闘いでした
月刊『労働運動』34頁(0292号02/04)(2014/07/01)



よびかけ労組・団体からの発言
 

 

特集 国鉄闘争全国運動6・8全国集会の報告 1047名解雇撤回にむけた決意 最高裁で解雇撤回を! 葉山 岳夫 弁護士(動労千葉弁護団長) 1047名解雇撤回の大闘争は日本階級闘争の中軸となりました。2010年4・9政治和解という大反動攻撃に対して、動労千葉を中心として国鉄闘争全国運動が決起しました。名簿不記載基準の策定と適用が不当労働行為だと認定したならば、解雇撤回・原職復帰は当然です。  鉄道運輸機構側は、上告理由の中で、国鉄は労働組合による職場規律の乱れが
月刊『労働運動』34頁(0292号02/05)(2014/07/01)



1047名解雇撤回にむけた決意
 

 

特集 国鉄闘争全国運動6・8全国集会の報告JR職場から新たな闘いの決意組織拡大し外注化粉砕する 関 道利さん(動労千葉執行委員) 5月2日にストライキを行いました。CTSプロパー労働者の仕業検査を新人2人でやらせるという発表があり、プロパー労働者を守ろうとストに入りました。動労千葉組合員でない労働者のためにストをやったのは初めてだと思います。組織拡大をやりきれば外注化も粉砕できると奮闘しています。全国運動とともに、外注化粉砕闘争へのご支援お願いします。検修は人命にかかわる業務
月刊『労働運動』34頁(0292号02/06)(2014/07/01)



JR職場から新たな闘いの決意

特集 国鉄闘争全国運動6・8全国集会の報告▼全国運動の新たなアピール▼最高裁判決を前に改めて「国鉄闘争全国運動」への結集を訴えます 国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動(国鉄闘争全国運動) 「国鉄闘争の火を消してはならない」。2010年6月、私たちは、国鉄1047名解雇撤回闘争の「政治決着」路線に抗し、動労千葉の呼びかけに応えて、あくまでも解雇撤回の基本要求を堅持して闘う運動組織「国鉄闘争全国運動」を新たに立ち上げました。それは、抗いがたい流れに
月刊『労働運動』34頁(0292号02/07)(2014/07/01)



▼全国運動の新たなアピール▼

石井 真一(動労水戸執行委員長) 5月30~31日、動労水戸は、JR水戸支社のよる6月1日からの竜田駅乗り入れ強行に反対して、全乗務員のストライキ闘争に決起しました。 5月29日、楢葉町長は、「帰町宣言」が出来ず、「帰町判断」を来年春行うということを発表しました。これを受けて、JR水戸支社長が5月30日、記者会見し、6月1日から常磐線を広野駅から竜田駅まで乗り入れることを明らかにしたのです。JR水戸支社が、これまで社員や労働組合に説明していた「『帰町宣言』が出たら運転を再開す
月刊『労働運動』34頁(0292号03/01)(2014/07/01)



原発から15㌔ 竜田駅乗り入れ絶対反対の闘い

国労組合員資格確認訴訟 成田・羽廣両原告が堂々と意見陳述 裁判が結審。判決日は9月3日と決定 国労組合員資格確認訴訟の第12回口頭弁論が5月23日(金)11時から東京地裁527号法廷でおこなわれた。裁判はこの日の法廷をもって結審し、判決言渡しは9月3日(水)13時10分と決まった。●2年半の論争と証拠・証言をもとに最終準備書面を陳述 冒頭、裁判長と右陪席裁判官の交替による更新手続きが確認された後、原告ら代理人が最終準備書面の要旨を陳述した。まず、石田亮弁護士が「第1 はじめに
月刊『労働運動』34頁(0292号04/01)(2014/07/01)



国労組合員資格確認訴訟 結審。判決日は9月3日

葛本京子(三浦半島教育労働者部会 事務局長) 三役選挙と同時に執行委員に挑戦するという新たな方針を決断した昨年12月以来5か月、そして3月6日の開票で不正選挙による「不信任」という結果をうけての2か月、三浦半島教労部会はこれまでの闘いをはるかにしのぐ密度の濃い日々を、会員と闘う組合員の団結を唯一の拠りどころに闘いぬいてきました。 極右安倍の改憲・戦争攻撃を前に、体制内指導部は「憲法改悪阻止!」を大会スローガンから降ろし、三教組運動を変質させるために、絶対反対の闘いを呼びかける
月刊『労働運動』34頁(0292号05/01)(2014/07/01)



体制内連合指導部は打倒できる!

展望つかんだ三浦半島教組大会決戦

解雇撤回闘争で労働組合をよみがえらせよう米山良江(東京・教労部会)■新採教員、解雇撤回で起ち上がる! 埼玉県の中学校新採教員のAさんは、昨年度「教員に向いていない」「給料どろぼう」などと執拗なパワハラを受け、退職を強要され続けました。意を決して相談した教組執行部は何と「依願退職した方がいい」と門前払い。Aさんは一般合同労組さいたまユニオンに加盟し、パワハラ究明と解雇阻止を求めて県教委・市教委と団体交渉を闘い取りました。Aさんは最後まで退職届を出しませんでした。追い詰められた県
月刊『労働運動』34頁(0292号06/01)(2014/07/01)



免許状はく奪を撤回させる!

女性部の前途は明るいと確信させる大会 都知事選の決断から鈴コン勝利、青年労働者の解雇撤回の決起、5・2動労千葉スト、5・10動労水戸スト、5・18泉佐野選挙勝利の上で5・30-31動労水戸スト、6・8国鉄全国運動大集会に向かって闘い抜く意欲と確信にあふれた大会を勝ちとることができた!参加者全体の感想だったと思います。 特別報告では、福島合同労組の市川さんは動労水戸ストライキについて、早期帰還を望む人はほとんどいない、「動労水戸のゼッケンを見ると安心する」という住民の声を紹介
月刊『労働運動』34頁(0292号07/01)(2014/07/01)



5・25第21回女性部定期大会の報告

 ちば合同労組は5月29日、大手牛丼チェーンすき家でストライキを決行しました。全国で唯一、正式にスト権を行使したことに予想を超える反響と応援を受けました。心から感謝を申し上げます。 5月29日の「肉の日」ストの直接の発端は、すき家で2月中旬に発売された「牛すき鍋定食」でした。すき家はワンオペ(ワンオペレーション)が問題になっており、深夜帯に注文・調理・配膳・レジ・片付けに加え、店内の清掃や翌日の仕込み、売上管理までたった一人でこなす過酷な労働実態が焦点となっていました。 ひと
月刊『労働運動』34頁(0292号08/01)(2014/07/01)



ちば合同労組 「すき家」で5・29ストライキ決起!

●始まった日独の国際連帯 2011年、動労千葉国際連帯委員会と全学連の仲間たちがベルリンを訪問してくれました。それに対して、2013年には、今度はベルリンから日本への訪問が実現し、お互いの交流は実り豊かに継続されました。 日本を訪問したのは、私クルト・シュナイダーと母のモニカです。私は、ドイツ鉄道株式会社に所属するベルリン都市鉄道の運転士であり、GDL(ドイツ機関士労組)の批判的組合員です。「批判的組合員」とは、中央本部に対する批判的潮流に属しているという意味です。 私の母は
月刊『労働運動』34頁(0292号09/01)(2014/07/01)



ドイツからの動労千葉への手紙

友人たちを訪問して クルト・シュナイダー

反合理化・安全闘争で必ず仲間は増える永野佳世子(東京北部ユニオン泉陽分会分会長) 私は2013年11月の『月刊労働運動』に「オンコール撤廃闘争と国鉄署名で職場が見えてきた!」を投稿しました。あれから7ヵ月の間に、安倍政権は特定秘密保護法の制定を強行し、集団的自衛権の行使容認、武器輸出、原発再稼働など…民衆の怒りを無視して戦争ができる国づくりに一気に舵を切りました。 しかし、その攻撃は労働者階級が労働組合の下に団結して闘えば絶対に粉砕できます。今年の6月8日の国鉄集会は実に感動
月刊『労働運動』34頁(0292号10/01)(2014/07/01)



■闘う合同・一般労組

雇い止め解雇撤回!を闘っています広島連帯ユニオン 森実 恵美 広島連帯ユニオンは今、非正規労働者の雇い止め解雇撤回闘争の渦中にあります。 広島で名の知れたデパート、福屋のレジを請負っているアクオ西日本で働いている谷口組合員に対し、7月末雇い止め解雇の攻撃がかけられています。 谷口さんは昨年10月から福屋のレジを請負うことになったアクオという会社で働き始め2ヶ月(!)更新を繰り返し働いていました。アクオが事業拡大のためアクオ西日本に移行した時も雇用は継続されていました。が、4月
月刊『労働運動』34頁(0292号11/01)(2014/07/01)



■ひめじょおん――女性部から

1953年日産自動車争議(1) 1950年代に総評は多くの大争議を経験します。その一つが53年日産自動車争議です。 当時、日本の自動車産業は、敗戦直後のほとんどゼロからの再建、生産復興の途上でした。そのなかで48年、生産の主人公は労働者だと主張して全日本自動車産業労働組合(全自動車)が結成されています。日産・トヨタ・いすず三社の組合が主力でした。 「労働者が生産の主体だ」は現実性があったのです。自動車産業は戦前・戦中は軍需産業で、一切国によりかかった経営者群が、敗戦後国の産業
月刊『労働運動』34頁(0292号12/01)(2014/07/01)



戦後労働運動史の中から 第13回

 (写真は3・9集会) 5月泉佐野市議選で大勝利 ! 泉佐野市職労を闘う拠点に !  全国の闘う仲間のみなさん。5月泉佐野市議選で、関西合同労組・泉州支部執行委員の国賀祥司さんの8期目の当選を勝ち取ることができました。投票率が過去最低45%に下がるなか、前回より254票上積みしての大勝利。選挙事務所は、動労千葉はじめ全国の闘う労働組合の仲間からの檄布や色紙でいっぱいになりました。ご支援本当にありがとうございました。  今回決定的だったのは、春闘さなかの3月9日「
月刊『労働運動』34頁(0292号13/01)(2014/07/01)


 

■地平線
 

 

  韓国鉄道労組が三里塚を訪問、反対同盟と熱い交流  韓国から6・8集会に参加した全国鉄道労組ソウル本部のオムギリョン本部長、民主労総ソウル本部元本部長のコジョンファンさんらは、動労千葉の案内で6月9日午後、千葉県成田市の三里塚を訪れ、三里塚反対同盟と交流を深めた。  天神峰の市東孝雄さん宅の作業場前で現地闘争本部から市東さんの農地死守の闘いについて説明を受けてから現地調査に出た。三里塚訪問が3度目というコジョンファンさんは、封鎖された団結街道を前に「
月刊『労働運動』34頁(0292号14/01)(2014/07/01)



韓国鉄道労組が三里塚を訪問、反対同盟と熱い交流
 

 

  最高裁へ2万4953筆の署名提出行動 6・12東京 6月12日、最高裁への国鉄10万筆署名の第3次提出と、解雇撤回・JR復帰の判決を出すように求める要請行動を行った。今回提出する署名数は2万4953筆で、1回の提出行動としては過去最高だ。署名の総数は、5万6408筆(6月12日現在) となった。 自治労中央委員会で宣伝行動 5・27宮城 5月27~28日、仙台市内で開催された自治労第147回中央委員会の初日、総勢13人で中央委員会闘争を
月刊『労働運動』34頁(0292号15/01)(2014/07/01)


 

■Photo Document 2014年5~6月