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特集 特集 今秋国鉄決戦へ!新潟 署名運動の成果を「全国運動・新潟」結成へ

月刊『労働運動』34頁(0294号02/07)(2014/09/01)

特集 特集 今秋国鉄決戦へ!

新潟 署名運動の成果を「全国運動・新潟」結成へ

新潟 署名運動の成果を「全国運動・新潟」結成へ
―10・11田中委員長(動労千葉)招き国鉄集会を開催ー

★8・2署名報告会を開催

 8月2日、最高裁署名6400筆の達成を機に、協力してくれた労組、支部、分会に集まってもらい、秋に向かっての課題を討論する「署名報告会」を行いました。
 「報告会」には交流センター会員はじめ、三桁の署名を集めた民間労組の役員、労組活動家、民間労組の元書記長が参加、また自治労傘下の労組から激励と連帯のメッセージが寄せられ、署名運動の広がりを示す会議となりました。支援する会・新潟から、①高裁署名の2・7倍を超える署名数で、6割近くが労組の協力という画期的な内容となり、「不採用基準は不当労働行為」を東京地裁と高裁に認めさせたことで、動労千葉の闘いが県下の労組活動家を動かした。②闘えば勝てるという現実を示したことで「4・9和解」の大反動を打ち破った。③この画期的地平を秋の闘いでさらに発展させるため10月に国鉄集会を開催し動労千葉の田中委員長をお招きしたい。④「全国運動・新潟」結成に向けたスタートにしたい、と提起しました。
 国労新潟県支部執行委員の星野文男さんから「階級的労働運動を再生させるために」と題して、3・10新津車両製作所外注化反対デモの成功とその後の闘いが報告され、外注化の失敗と破綻が明らかにされました。新津工場決戦は10万筆署名運動にも大きなインパクトを与え、署名運動も工場決戦のすそ野を拡大する力となりました。その上で、星野さんは「国労郡山工場支部の呼びかけによる9・11外注化反対のデモが安全破壊や労組流動化の中で決定的な闘いとなった、ぜひ参加しよう」と訴えました。
 討論では、「不当労働行為の認定を連続して勝ちとれたのはなぜか」という質問や、「7・1情勢の下で、4・9政治和解を受け入れた労組は国労も含めて、全労連や全労協も闘えなくなっている、動労千葉型の労働運動の出番であり、安倍を倒すためにも労働組合の登場が問われている」という提起がありました。

★10月集会から「全国運動・新潟」結成へ

 討論のまとめで、支援する会・新潟が「10月集会を成功させ『国鉄闘争全国運動・新潟』を発足させたい。それをバネに11月集会の大結集を」と提起し、全体で確認しました。
 新自由主義の破綻が大恐慌を深化させ、労働者に塗炭の苦しみを強制しています。加えて戦争する国への大転換です。国鉄分割・民営化が闘う労組を解体して、改憲する攻撃だったことが鮮明になっています。しかし、1047名闘争は継続され、闘う労働運動は根絶されず、逆に最高裁10万筆署名の力で敵を追い詰め、動労千葉の外注化阻止闘争を先頭にJR職場では怒りが強まっています。情勢は変わり、分割・民営化から30年の労働運動の後退を打ち返す情勢を迎えています。
 闘う動労千葉こそ階級的労働運動を復権させる力を持っています。その力と結びつき、地区においても闘う労働運動の主流派に躍り出る決意です。支援する会・新潟は交流センターと一体で、県下の労働組合に10月国鉄集会と11月集会への大結集を訴えます。その中で「国鉄闘争全国運動・新潟」のスタートを切りたいと考えています。
 (動労千葉を支援する会・新潟)