月刊労働運動-Home> 特集 >

合同・一般労組全国協からの11・2集会アピール

月刊『労働運動』34頁(0295号02/06)(2014/10/01)



合同・一般労組全国協からの11・2集会アピール


特集 戦争と民営化の安倍打倒! 11・2労働者集会へ
合同・一般労組全国協からの11・2集会アピール

10万筆署名-1047名の解雇撤回闘争の最先頭に立ち11・2集会へ

 合同・一般労働組合全国協議会は10月13日に第6回定期大会を開催し、11・2集会の1万人結集に向けて全力で闘いぬきます。
 決起の核心の第一は、動労千葉の鉄建公団訴訟の最高裁に向けた10万筆署名を何としても11月2日までに貫徹することです。
 最高裁に向けた10万筆署名に協力をしてくれた職場や労組はどこも「外注化・非正規化」攻撃のなかで、壁にぶつかり、出口を求め悪戦苦闘しているのが現実です。戦後の労働運動の限界を突破した反合・運転保安闘争路線をもって、外注化・非正規職化攻撃と今現在闘いぬいていることが、署名と物販を通して浸透しているのです。10万筆署名の労組・職場への持ち込みは、動労千葉が切り拓いてきた「反合理化・運転保安闘争」路線を労組・職場に持ち込む水路になります。
 第二は、国労組合員権資格裁判の反動判決を徹底弾劾し、国労本部の組合員権の資格剥奪を絶対に許さないということです。企業から解雇されたら組合員ではなくなることを認めることは労働組合運動そのものの否定です。合同労組の場合は資本から解雇された後で合同労組に加盟して解雇撤回闘争を闘うケースも多々あります。八王子西郵便局の解雇撤回闘争で現出した問題は、この「解雇されたのだからJP労組の組合員ではない」という主張との闘いです。
 第三は国鉄分割・民営化型の外注化・非正規化、労基法無視、労働組合つぶしと闘いぬき、組合を守りきり組織拡大に打って出る闘いと、11・2の組織戦は完全に一体だということです。
 小竹運輸グループ労働組合の闘いはまさに国鉄分割・民営化型の攻撃との闘いです。労働組合を潰すために小竹運輸本体に車と人を20台・20人だけ残し、200台・200人の車両と労働者を別会社へ非正規雇用にして移し、過労死必至の労働条件で労働者を酷使しています。残業代の未払い、労基法無視、不当労働行為のやり放題…。しかし小竹運輸グループ労働組合はこの激しい攻撃に対して団結を守り抜き反撃に転じています。敵の不当労働行為は当該がそれを暴露し反撃することによってのみ不当労働行為になるわけです。そうでなければ組合員が切り落とされることになります。この激しい組合弾圧を跳ね返し、反撃に転じる闘いの中で、この闘いに注目している運輸労働者をはじめ全労働者の組織化が可能となります。11・2集会への組織化も合同・一般労働組合全国協議会への組織化も激しい弾圧を打ち破る中にしかありません。
 第四は、八王子西局の不当解雇撤回闘争や埼玉の条件付採用教員の免職取り消し(=解雇撤回)の闘いに象徴されるように、合同・一般労組の闘いは全産別の正規・非正規を超えた闘いに発展しています。全国協はその闘いを勝ち抜き、全体の闘いを射程に入れながら合同・一般労働組合全国協1000名建設を実現し11・2集会へ総決起を作り出します。