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動労千葉定期大会と10・1ストライキの報告

月刊『労働運動』34頁(0296号02/01)(2014/11/01)

動労千葉定期大会と10・1ストライキの報告

動労千葉が第43回定期大会を開催

外注化業務をJRに戻せ!10・1ストライキへ!

JR--CTSで組織拡大を!
 動労千葉は9月28〜29日、DC会館で第43回定期大会を開催した。10・1ストライキを前に行われた大会は、新たな闘いに挑戦する団結を固める重大な大会になった。
 あいさつに立った田中康宏委員長は、「動労千葉35年の中でも今大会は歴史の分岐点における重大な大会だ」と提起し、集団的自衛権行使容認の7・1閣議決定を弾劾して「闘う労働組合をよみがえらせ、戦争を絶対に止めなければならない」と訴えた。また、この1年の闘いを総括し、1047名解雇撤回闘争で不採用基準が不当労働行為であると認めさせたこと、外注化と15年にわたり闘い抜き、5月2日のストライキを契機にCTS(千葉鉄道サービス)清掃部門の労働者の動労千葉への結集をかちとったことの勝利の大きさを確認した上で、外注化阻止の10・1ストライキへの決起を訴えた。討論はかつてなく緊張感があるものになり、外注化に対し組織一丸となって闘い抜く団結を新たにつくり出すものとなった。大会第1日目の夕方には、千葉市内で動労千葉結成35周年を祝う会が盛大に開催された。

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雇用・安全破壊の外注化粉砕!

10・1スト貫徹!

 動労千葉は、10月1日正午からJR・CTSの検修関係組合員を対象にストライキに突入した。幕張車両センター、京葉車両センター、習志野運輸区構内、木更津派出、西船橋派出、千葉派出、一ノ宮派出、鴨川派出、銚子派出と千葉全域で組合員がストライキに起ちあがった。
 午前7時半以降、幕張本郷駅前、京葉車両センター正門前、習志野運輸区前でストに入る組合員、動労千葉を支援する会が情宣活動を行った。そして11時半に幕張本郷駅前に組合員、動労千葉を支援する会150人が再結集し、正午からストに入った幕張支部組合員をシュプレヒコールで出迎え、合流した。
 午後2時からDC会館で、「雇用と安全破壊の外注化粉砕!スト貫徹!動労千葉総決起集会」が215人の結集で開催された。
 冒頭、田中委員長が提起し、川崎執行委員が団交報告を行い、続いてスト拠点支部からの決意表明が行われた。とりわけ床下機器の点検中に轢き殺されそうになった銚子派出の当該組合員からの怒りの報告は会場を圧倒し、参加者の外注化粉砕の決意を強固にさせた。東京西部ユニオン鈴コン分会が「解雇撤回・職場復帰・非正規職粉砕」の大勝利を報告。CTSの新組合員3名が登壇し、「動労千葉は熱い組合だ」「動労千葉組合員として力強くやっていきたい」と決意を述べた。