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9・14米子国鉄集会の報告

月刊『労働運動』34頁(0296号04/14)(2014/11/01)

9・14米子国鉄集会の報告

米子から11月1万人結集へ戦闘宣言

9・14米子国鉄集会の報告

 9月14日、米子市文化ホールで、「共に闘う国労の会」「動労西日本」「動労千葉を支援する会・山陰」の共催で国鉄集会を開催しました。全国の先陣を切って11月1万結集へ総決起を宣言する集会として成功しました。
 開会の挨拶と司会を私が受け持ち、7・1集団的自衛権行使容認の閣議決定によって「戦争か革命」かの歴史選択を迫る時代に突入した中で迎える11月集会の決定的重大性を訴えました。9・3国労組合員権裁判東京地裁の反動判決を激しく弾劾し、1047名解雇撤回闘争を貫くことこそ、国労本部の裏切りを現場から打ち破る道であり、民営化・外注化・非正規職化を粉砕し、全原発廃炉を闘い、動労総連合-動労西日本の旗を山陰の地に打ち立てる闘いと一体で、国労の現場から立ち上がろうと訴えました。
共同主催者として冒頭アピールを行った大江照巳動労西日本委員長からは、千葉・水戸を先頭とする動労総連合と階級的労働運動派の全職場からJRの安全破壊・被曝労働強制・団結破壊を打ち破る反合・運転保安闘争を全力で闘う中に、労働者が主人公となって生きる時代の展望を切り開くことができることが強調されました。同時に、7・1情勢下での今夏8・6ヒロシマ闘争の歴史的成功の意義を述べられ、労働組合こそ反戦闘争の先頭に立とうとアピールされました。9・3国労組合員権訴訟の東京地裁反動判決と動労西日本山田書記長の解雇撤回裁判の8・25東京地裁反動判決を徹底弾劾し、ともに11月1万人結集を実現しようとの訴えでした。
 闘争報告は、動労西日本の山田和広書記長と国労米子・後藤車両所分会の入口裕伸さんが行いました。山田書記長は、全国の青年労働者総決起の血路を開くものとして自己の存在と闘いがあることを確信に満ちて語り、9・11郡工闘争を動労総連合青年部として最先頭で闘ったことを生き生きと報告しました。入口裕伸さんは、9・11郡山に駆けつけて橋本さんと共に闘うことができてよかった、大宮工場はじめ多くの仲間が結集していて元気が出たと感動を率直に披露しました。そして、後藤工場の現場から国労の連合化粉砕へむけて粘り強く闘う決意を表明しました。
 集会後半は、国鉄闘争全国運動の呼びかけ人である鬼頭宏一さん(島根大学名誉教授)の講演を受けました。鬼頭さんは、生い立ちと青年時代(60年安保闘争)の思い出から説き起こし、現代帝国主義の最後の延命形態である新自由主義の破産・没落の現実を鋭く暴き出し、今こそ日帝・安倍打倒-プロレタリア革命へ前進しようと熱烈に訴えました。
 最後に、動労千葉を支援する会・山陰の仲間から、11月1万人結集への決意が表明されました。山陰地区では国鉄・反原発を軸に闘う中で、10万署名に取り組んできましたが2400筆を突破したことが報告されました。10月18〜20日の島根県松江市での星野絵画展開催も報告され、さらに頑張ろうと盛り上がりました。新しい仲間も参加して、11月へ新たな闘いを開始しています。
 (鷲見 貢)