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10・19秋田国鉄集会報告

月刊『労働運動』34頁(0297号03/16)(2014/12/01)

10・19秋田国鉄集会報告

国鉄闘争で安倍打倒へ秋田集会
10・19秋田国鉄集会報告
 秋田では、国鉄闘争の勝利で安倍政権を打倒すべく「ともに闘う秋田の会」が主催して、当日の行動を「一日行動」として闘い取る方
針で臨みました。
 11時半から12時半までは、県外から結集した仲間を含めて秋田駅前通路における「10万筆署名行動」です。用意した2種類のビラ約1000枚がすべて配布され、署名は今までで最高の112筆が寄せられました。国鉄分割・民営化を経験している年代の方々は、不当労働行為責任の追及になおも闘い続けていることに感動し、非正規職や就活で苦しむ青年や学生、高校生が圧倒的に注目して署名に応えてくれたことが大きな特徴です。
 午後1時半、アキタスクエアビルで「安倍を倒そう!」を掲げた集会は、金属労働者の司会の下「9・11郡山闘争のDVD」上映と国労秋田闘争団の小玉忠憲さんの基調提起から始まりました。
 メインは9・11を闘い抜いた国労郡工支部書記長の橋本光一さんの40分にわたる講演です。「全員一致による『9・11集会、工場包囲デモ方針』の支部決定は、半年にわたる職場での徹底討論によって築き上げたものであり、ここに現場労働者の真実の声があります。それを一片の『中止決定』で踏みにじる国労の本部・地方本部とはなんなのか!」橋本さんは断固として新たな挑戦を開始しています。
 参加者全員で星野闘争の歌「ソリダリティ」を合唱した後、8月に結成した「秋田・星野さんを取り戻す会」共同代表・Aさんからは、「全てのひとが人間らしく生活出来る社会を実現したいという星野さんの願いは、俺の願いでもあります」と感動的な連帯の挨拶がありました。さらに秋田集会に初めて参加された3・11福島反原発行動実行委員長の椎名千恵子さんは「99%の力で国を変えようと11・2へ臨みたい。今日は秋田に来られて本当によかった」と発言され、支援・共闘の仲間達の発言も、終了の午後4時まで実に充実した集会として勝ちとられました。
 その後、JR秋田支社前に移動した参加者は「国鉄1047名の不当解雇を撤回しろ!JRは小玉さんの解雇を撤回しろー!」という、団結溢れるシュプレヒコ-ルを叩きつけると共に、駅前を一周する断固たるデモ行進を行い、沿道の圧倒的な注目を闘い取りました。
 最後に、11月2日の全国集会に参加した仲間達の感想を報告します。「各発言の気迫の鋭さ、核心を突く内容の厳しさは例年に倍するものがあった」としつつ、「戦争をとめるのは国際連帯だし世界革命だろう。だけどまだまだ力不足だと感じる。自分に出来ることは何があるのかとても考えさせられた」「5700人結集はまずまずだが、目標の1万人に達しないことで無念の奥歯を噛みしめた人も多かったと思う。この情勢にありながら、自分自身がまだまだ甘かったことを思い知らされた。大きな課題を持ち帰った」と総括しています。秋田でも新たな決意で組織建設と拠点建設に奮闘します。団結して頑張ろう!