2015年5月アーカイブ

2015年5月 1日発行 第0302号

(写真 4月24日、韓国民主労総の「パククネ政権打倒」ゼネストに26万9044人が立ち上がった。【詳報次号】) ◎甦る労働組合 民主労総との国際連帯をかけて、労組交流センターの飛躍勝ち取ろう 〈特集〉 第二の国鉄分割・民営化は全面外注化攻撃だ! 今こそ国鉄闘争全国運動を発展させ、動労総連合を全国に! 動労千葉 千葉鉄道サービス(CTS)で8名が加入! 動労神奈川 感動的な結成集会 〈インタビュー〉第二の国鉄分割・民営化攻撃との闘いは労働運動再生をめぐる決戦だ! 田中康宏(動
月刊『労働運動』34頁(0302号00/01)(2015/05/01)



月刊労働運動 2015年5月号 目次

5・31女性部第22回大会へ!  韓国では、「セウォル号」事故一周年を迎え、遺族は激しい怒りをパククネ政権にぶつけています。子どもを失った親たちは、「子どもたちの死を無駄にするな。こんな政府では安全は取り戻せない」「沈没した船の引き揚げ、原因の究明を!」とパククネ参加の追悼式典をボイコットして抗議しました。遺族の怒りと民主労総の「生きさせろ」ゼネスト情勢の合流は、パククネ政権と倒すか倒されるかの激突になっています。 JRでは、4月12日、山手線で支柱が倒れ、8時間の運行停止
月刊『労働運動』34頁(0302号01/01)(2015/05/01)

■甦る労働組合

民主労総との国際連帯をかけて、労組交流センターの飛躍勝ち取ろう

辻川あつ子(常任運営委員・全国女性部事務局長・電機)

動労千葉 千葉鉄道サービス(CTS)で、8名が動労千葉に加入! 木更津支部職場集会を開催 8名の仲間たちが感動的に合流  千葉鉄道サービス(CTS)において、8名の仲間たちが動労千葉に加入した。木更津事業所で5名、君津作業所で2名、館山事業所で1名の計8名だ。 木更津支部の奮闘に応え、全ての支部・組合員が、JR―CTSでの本格的な組織拡大の実現に向けて総力をあげて闘いに立ち上がろう! CTSの仲間8名を絶対に守りぬこう!  木更津支部は、4月23日、職場集会を開催し、CTS
月刊『労働運動』34頁(0302号02/01)(2015/05/01)


動労千葉 千葉鉄道サービス(CTS)で、8名が動労千葉に加入!

■特集 第二の国鉄分割・民営化は全面外注化攻撃だ! 今こそ国鉄闘争全国運動を発展させ、動労総連合を全国に!

動労神奈川 感動的な結成集会上田 豊(神奈川労組交流センター事務局次長) 4月5日、横浜市内で3団体(動労神奈川、国鉄闘争全国運動・神奈川、神奈川労働組合交流センター)呼びかけで国鉄神奈川動力車労働組合結成集会が開催され、172人の結集で成功しました。 司会の青年労働者(全逓)から開会宣言、神奈川労組交流センター共同代表二本柳さんの主催者挨拶に続いて、2月22日組合結成から激しい攻防で4月末の雇い止めの撤回を勝ち取った動労神奈川から決意表明。 まず、国労に脱退届を提出し、動
月刊『労働運動』34頁(0302号02/02)(2015/05/01)



動労神奈川 感動的な結成集会

■特集 第二の国鉄分割・民営化は全面外注化攻撃だ! 今こそ動労総連合を全国に!

インタビュー 第二の国鉄分割・民営化攻撃との闘いは労働運動再生をめぐる決戦だ! 田中 康宏(動労千葉委員長) 国策としての第二の国鉄分割・民営化攻撃  新自由主義攻撃で社会が崩壊し、世界恐慌が戦争を生み出そうとしている。JRでも分割・民営化体制の矛盾が噴出している。この危機をのりきるためのJR体制の大再編が第二の分割・民営化攻撃だ。それは、社会丸ごと民営化、「成長戦略」の柱としてJRを動員することにある。攻撃の柱は不採算線区の放棄を含む全面的な外注化・非正規職化攻撃だ。 国
月刊『労働運動』34頁(0302号02/03)(2015/05/01)


■特集 インタビュー 労働運動再生をめぐる決戦だ!田中 康宏(動労千葉委員長)

■特集 第二の国鉄分割・民営化は全面外注化攻撃だ! 今こそ動労総連合を全国に!

(写真 青函トンネル事故で乗客は約6時歩いた) JR北海道 JR北海道の安全崩壊は恐るべき状態にある北海道労組交流センター事務局 4月3日の青函トンネル内での特急列車の事故が示すように、JR北海道の安全崩壊が恐るべき状態にある。これで来年3月の北海道新幹線開業を迎えれば、とんでもない大事故が起きる。旧経営陣を一掃して誕生した、JR東主導の島田社長体制はJR北海道の安全を回復できなかった。 最大の問題は、JR北海道には、乗客と乗務員の安全を守るために闘う労働組合が一つとして存
月刊『労働運動』34頁(0302号02/04)(2015/05/01)



■特集 JR北海道 JR北海道の安全崩壊は恐るべき状態にある

■特集 第二の国鉄分割・民営化は全面外注化攻撃だ! 今こそ動労総連合を全国に!

(写真 2窓から1窓に削減された直江津駅の出札で列をなす乗客) JR東日本 鉄道輸送網の破壊に舵を切ったJR大再編攻撃星野 文男(新潟労組交流センター・国労新潟駅分会) 3月ダイ改は、JR体制の破綻を更なる大再編で乗り切ろうというものだ。上野―東京ライン、労務政策転換=労組破壊、大量退職と全面的外注化・分社化、地方切り捨てで、鉄道輸送業務の協働性を破壊してしまう。地方では「896自治体消滅」攻撃を受けて、地方交通線廃止攻撃が迫っている。 新幹線の運賃収入で大増収!従来の三セ
月刊『労働運動』34頁(0302号02/05)(2015/05/01)



■特集 JR東日本 鉄道輸送網の破壊に舵を切ったJR大再編攻撃

■特集 第二の国鉄分割・民営化は全面外注化攻撃だ! 今こそ動労総連合を全国に!

(写真 4月12日山手線事故の現場) JR東京 丸投げ外注化の末路が4・12山手線事故だ!吉野 元久(東京南部労組交流センター・国労上野支部) JR東日本の「2015年度年次計画」がもたらすもの  JR東日本は3・14全国ダイ改直後の3月末、「2015年度年次計画」(2015年度の基本方針)を発表した。「3・11を国鉄改革に次ぐ第二の改革」と称して策定された「グループ経営構想(Ⅴ)~限りなき前進~」から丸2年、「この(経営構想Ⅴの)具体化のための取り組みを全社員で着実に実行
月刊『労働運動』34頁(0302号02/06)(2015/05/01)



■特集 JR東京 丸投げ外注化の末路が4・12山手線事故だ!

■特集 第二の国鉄分割・民営化は全面外注化攻撃だ! 今こそ動労総連合を全国に!

(写真 尼崎事故弾劾闘争【4月25日】) JR西日本 尼崎事故を居直り外注化・非正規化と地方切り捨て関西労組交流センター事務局 北陸新幹線開通での北陸本線を3分割・第三セクター化  JR西日本における「3・14」ダイ改の最大の攻撃は、北陸本線の三セク化だ。並行在来線金沢―直江津間164㎞を切り捨てた。金沢以北は県毎に第三セクター(「IRいしかわ」「あいの風とやま」「えちごトキめき鉄道」)に3分割された。関西・中京圏との連絡が寸断され、金沢以北の特急列車84本が全て廃止され、
月刊『労働運動』34頁(0302号02/07)(2015/05/01)



■特集 JR西日本 尼崎事故を居直り外注化・非正規化と地方切り捨て

■特集 第二の国鉄分割・民営化は全面外注化攻撃だ! 今こそ動労総連合を全国に!

(写真 多度津工場【香川県】でビラをまく動労西日本) JR四国 国鉄分割・民営化の最大の破綻点がJR四国だ山田 和広(岡山労組交流センター・動労西日本書記長) JR四国の社長は「上下分離」を要求  四国は、香川・愛媛・徳島・高知の4県の合計人口が387万人で、横浜市をわずかに上回る程度だ。新自由主義による地方切り捨てで過疎化と人口減少は進む一方だ。 その上、予讃(よさん)線(松山―高松間)、土讃(どさん)線(高知―高松間)、高徳(こうとく)線(高松―徳島間)の鉄道幹線と並行
月刊『労働運動』34頁(0302号02/08)(2015/05/01)



■特集 JR四国 国鉄分割・民営化の最大の破綻点がJR四国だ

■特集 第二の国鉄分割・民営化は全面外注化攻撃だ! 今こそ動労総連合を全国に!

(写真 14年2月九大線の脱線・転覆事故) JR九州 大再編で100駅無人化とローカル線切り捨て福岡労組交流センター事務局 16年度の株上場は破産隠し  2月27日、安倍内閣は、「JR九州の16年度中株上場」を閣議決定した。これは、「アベノミクスが効果をあげている」との演出であり、国鉄分割・民営化の破産隠しだ。JR7社で「株上場=完全民営化」されているのは、東日本、東海、西日本のJR3社のみ。JR九州をはじめ4社は、未だ株上場どころか政府の支援なしに一日も成り立たない破綻企
月刊『労働運動』34頁(0302号02/09)(2015/05/01)



■特集 JR九州 大再編で100駅無人化とローカル線切り捨て

■特集 第二の国鉄分割・民営化は全面外注化攻撃だ! 今こそ動労総連合を全国に!

(写真 3・20動労千葉の貨物団結集会) JR貨物 貨物の大幅賃下げ、全国輸送網の寸断げ許すな!佐藤 正和(千葉労組交流センター・動労千葉貨物協議会議長) 分割・民営化破綻の象徴  1987年の国鉄分割・民営化から丸28年がたちました。空前の利益を更新し続ける本州旅客3社と、経営破綻が進行するJR北海道・四国・九州、なによりもJR貨物。国鉄分割・民営化政策の破綻の象徴です。 今年は「中期経営計画2016」の2年目の年です。2018年度に鉄道事業の黒字化をめざすというものです
月刊『労働運動』34頁(0302号02/10)(2015/05/01)



■特集 JR貨物 貨物の大幅賃下げ、全国輸送網の寸断げ許すな!

■特集 第二の国鉄分割・民営化は全面外注化攻撃だ! 今こそ動労総連合を全国に!

 「低額回答は許さないぞ!」「会社は賃金構造を維持しろ!」「さらなる賃下げは許さないぞ!」「我々の生活を守れ!」「我々はストライキで闘うぞ!」とシュプレヒコールを工場中に響き渡らせながら、日本機械労組は春闘ストライキに決起した。3月24日1時間の時限ストに入った日本機械労組は、春闘を賃金闘争として復活させる闘いを行った。 累積赤字解消が明らかになり、日本機械労組では「転換の春闘」と位置付け、「これまでの賃上げは、賃上げはない。実質的な賃下げだった」と全組合員に訴えて「年齢に
月刊『労働運動』34頁(0302号03/01)(2015/05/01)



ストライキで官製春闘をぶっ飛ばす!

山口弘宣(三多摩労組交流センター・日本機械労組書記長)

新井拓(首都圏闘う労働組合「生きさせろ!」会議事務局) 3月22日、合同・一般労働組合全国協議会呼びかけの下、実行委員会の主催で、戦時下の「官製春闘」をぶっ飛ばし、渋谷からJR貨物本社を直撃する首都圏春闘大行動を行いました。JRの3・14ダイヤ改定=第二の分割・民営化攻撃をストライキで迎え撃つ動労千葉・動労総連合を先頭に、闘う労働組合の赤旗が林立する本物の労働運動の登場です。 200人が渋谷・宮下公園に結集し、東京西部ユニオン青年部の司会で集会開始。主催者あいさつを合同・一
月刊『労働運動』34頁(0302号04/01)(2015/05/01)



「官製春闘」ぶち破る闘う本物の春闘が登場!

3・22首都圏春闘大行動

(写真 JP八王子西局前で抗議行動)  八王子西局でのS君解雇から1年。S君の解雇撤回を勝利まで闘いぬく宣言として、八王子西局前の早朝門前行動から一日行動が開始された。郵政非正規ユニオン、合同労組八王子、地元三多摩の仲間と労組交流センター全逓部会が結集した。 7時からのビラ入れへの集配労働者の受け取りも良かった。8時からの局前集会とシュプレヒコールの後、当局が一方的に打ち切った団体交渉を再開するように要求した。それに対して当局は、インターホン越しに、「要求書を郵便受けに入れ
月刊『労働運動』34頁(0302号05/01)(2015/05/01)



3・28郵政非正規ユニオン春闘1日行動を共に闘う

星野 勝紀(東京中部労組交流センター・JP労組銀座支部)

年間変形労働時間制を使った不当労働行為-組合弾圧  3月2日に小竹運輸株式会社の小竹和江代表取締役から、中村信幸委員長、野澤英人副委員長、植田和実書記長の3人に対して「注意指導書」が提出された。いずれも「平成27年2月10日以降、当社からの出勤時刻の指示に従わずに出勤した行為について、下記の通り注意指導する」と記され、末尾には「引き続き当社からの業務上必要な指揮命令及び注意指導に従わない場合には、貴殿に対し、懲戒処分を科さざるを得なくなることを付言する」とある。 しかし上記の
月刊『労働運動』34頁(0302号06/01)(2015/05/01)



■労働組合運動の基礎知識 第7回

小泉義秀(東京労働組合交流センター事務局長)

(写真 組合員と職場の仲間たち)  東京西部ユニオン・アメリカンアパレル分会です! パワハラ・首切りなんのその、やりたい放題ブラック企業のAmerican Apparel Japan㈲が、ハナコ分会長を不当解雇にしてから2年、3月23日、東京都労働委員会で「解雇無効」の完全勝利命令をもぎり取りました! 雇い止め解雇も、団交拒否も不当労働行為。 「会社は、ハナコ分会長との雇用契約が平成25年4月1日付けで更新されたものとして取り扱い、同人を原職又は原職相当職に復帰させるととも
月刊『労働運動』34頁(0302号07/01)(2015/05/01)



■闘う合同一般労組

ハナコ分会長の「解雇無効」完全勝利命令勝ち取る!

4月5日に初ストライキ! 仲間を増やすぞ!

富田 翔子(東京西部ユニオン アメリカン・アパレル分会書記長)

 私が勤務する養護老人ホーム「桑折緑風園」は、以前は二市三町で運営する公的な施設でしたが、3・11後の2011年4月に民営化されました。民営化は職員に低賃金、強労働を強制し、施設長のパワハラもあって、多くの職員が辞める事態となりました。人員補充がなかなかされず、利用者さんへのケアも低下しました。 この動きを止めたいと、7月にふくしま合同労組・緑風園分会を結成し、2012年10月より団体交渉を重ねてきました。 賃上げ・人員補充を常に要求し、民営化の際の労働契約に夜勤手当1回50
月刊『労働運動』34頁(0302号08/01)(2015/05/01)



■ひめじょおん――女性部から

介護職場で組合結成、団結拡大へ

長澤 尚子(ふくしま合同労組・緑風園分会副分会長)

生産性向上運動の真実(2)  生産性向上運動は、日本労働運動をすぐには巻き込めませんでした。右派は応ずるけれども、総評は最初問題にしなかった。ところが、案外なところから水がしみこみ始めます。アメリカ式生産に学べといっても具体的にわからないことが多い。そこで、この運動の初期の重点は、アメリカへの見学団を労・資双方から募ることです。これが魅力だった。いまから五〇年以上前、アメリカへの長期旅行など、一般庶民には夢のような話です。何年もしないうちに、総評加盟組合の中堅幹部のなかに見学
月刊『労働運動』34頁(0302号09/01)(2015/05/01)



■戦後労働運動史の中から

 生産性向上運動の真実(2)

(写真 デモの先頭に立つ反対同盟)  3月29日、成田市の栗山公園で行われた「市東さんの農地を守ろう!戦争止めよう!三里塚全国総決起集会」に参加してきました。 市東さん農地裁判控訴審の3・4結審強行に対する怒りが煮えたぎるなか、集会に参加するにあたって、1985年の10・20三里塚戦闘の映像をあらためて観ました。成田空港二期工事をめぐる激しい戦闘戦に労働者も学生も女性もすべての労働者階級が総決起し、自分の命と人生をかけ闘っている姿を観ると、毎回涙が出ます。 それは恐怖の涙で
月刊『労働運動』34頁(0302号10/01)(2015/05/01)



■地平線 3・29三里塚集会に参加した!

農民への攻撃と青年労働者への攻撃は一体だ!

古内 麻美(千葉労組交流センター・ちば合同労組副委員長)

 国労組合員資格確認訴訟の控訴審判決が3月26日、東京高裁第21民事部(斎藤隆裁判長)で出された。原告の控訴を全面的に棄却する反動判決だ。 この裁判は、2010年4・9政治和解を拒否して解雇撤回闘争を闘い続け、11年7月に国労本部によって組合員資格を奪われた旭川闘争団の成田昭雄さん、秋田闘争団の小玉忠憲さん、小倉闘争団の羽廣憲さん、鳥栖闘争団の石﨑義徳さんの4原告が、国労本部を相手に起こした裁判だ。 判決内容も一審判決の反動性をさらにエスカレートさせた極悪のものだ。控訴審で
月刊『労働運動』34頁(0302号11/01)(2015/05/01)


国労組合員資格訴訟 控訴棄却を徹底弾劾!

4・6中国の炭鉱労働者がストライキ 4・6中国4月6日、黒竜江省鶴崗市七台河市の炭鉱企業・龍媒集団の数千人の炭鉱労働者がストライキに立ち、デモ行進で市政府を取り囲み、未払い賃金の支払いなどを要求した。警察隊の激しい弾圧にあったが、翌7日にも再びデモに立ち、市政府を包囲して周辺の交通を遮断した。20数人の逮捕者が出たが、労働者は徹底的に闘った。 「新捜査手法」阻止4・10デモ 4・10東京4月10日昼、「現代の治安維持法と闘う会」が緊急に呼びかけた「盗聴の拡大・司法取引・証人
月刊『労働運動』34頁(0302号12/01)(2015/05/01)



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