月刊労働運動-Home> 運営活動 >

東京労組交流センター第20回総会

月刊『労働運動』34頁(0303号05/01)(2015/06/01)


東京労組交流センター第20回総会

動労東京建設で真剣な論議

(写真 4・5東京労組交流センター総会)


松田 元司(東京西部労組交流センター代表)

 4月5日動労神奈川の結成大会と同日に、東京労組交流センター第20回定期総会が開催されました。
 総会の第1の獲得目標は杉並区議選の北島候補必勝の総決起を勝ち取ること、第2は「動労総連合を東京に」の議論です。
 第1の点については、北島候補が掲げる杉並における児童館全廃攻撃絶対反対の闘いが第2の国鉄分割・民営化攻撃―「公共の産業化」攻撃との最先端攻防であることが議論になりました。北区役所の仲間から「議案のキーワードは公共の産業化という指摘が北区の攻撃の本質をつかむうえで有効だ」という意見が出されました。
 第2の動労東京結成については、国労の現場の仲間が「自分だけでなく仲間を引き連れて決起したい」と決意を述べました。国労の仲間が新たに運営委員になる決意をしてくれたことは決定的な前進です。他方、動労神奈川の結成が合同・一般労組の組織化と一体であった経緯が語られ、東京労組交流センターの総力で動労東京建設を成し遂げようという議論になりました。

杉並区議選に総決起

 昨年の三度にわたる選挙戦以来継続する労組選対に、鈴コン分会・吉本本部長を先頭に総力を結集し、西部ユニオン副委員長北島邦彦候補をおしたて、杉並区の「児童館の全廃」「自治体丸ごと民営化・非正規職化」阻止闘争として選挙戦に突入しました。労組選対は児童館や学校を中心に児童館全廃絶対反対と1047名解雇撤回署名をもって職場・労組に入りました。今回労組選対が特にめざしたことは各地区交流センター会員が総力で名簿回りに入ることでした。そのために毎日労組選対速報を作成し、会員の携帯メールに配信し、会員の総力決起を勝ち取ることに成功しました。
 4月5日の東京総会は、選挙戦への総決起を勝ち取る総会として勝ち取られたと言い切ることができます。総会後、ほぼ全員が高円寺街宣にうって出て、児童館全廃反対署名に取り組みました。
 次点は悔しい限りですが、区議会議員選挙は、韓国民主労総のゼネストと連帯し、安倍政権打倒のゼネストを呼びかける闘いの端緒を作り出しました。

アメアパのストライキと連帯

 西部ユニオン・アメリカンアパレル分会の副分会長が時限ストライキに入り、ストライキ支援社前集会が渋谷のアメアパ本社・渋谷店前で開催されました。 東京の総会の昼休みに総会参加者が合流しました。この行動は都労委命令を守り、分会長を職場に戻せという要求を掲げた行動でした。社前集会後、ストライキを行った副分会長、解雇当該の分会長と支援者が総会に駆けつけ発言を行いました。5月13日19時より西部ユニオン・アメリカンアパレル分会の団交が開催され、責任者キャサリン・ジョンソン出席のもと、都労委命令の履行、ハナコ分会長の原職復帰が確定しました!