月刊労働運動-Home> 地平線 > | 連載 >

■地平線 民主労総とともにゼネスト誓う!

月刊『労働運動』34頁(0303号13/01)(2015/06/01)

■地平線

民主労総とともにゼネスト誓う! 横浜開港記念会館に450人結集!


十亀敏子(外登法・入管法と民族差別を撃つ全国交流集会実行委)

 5月10日、横浜市開港記念会館で26回目の外登法・入管法と民族差別を撃つ全国交流集会が450人参加で成功裡に勝ち取られた。
 集会は4・24~5・1の民主労総ゼネストのビデオ上映から始まった。「今闘わなければ労働者は奴隷になってしまう」というハンサンギュン委員長の烈々たる叫びは、日本の労働者をも心から揺り動かす言葉だ。
 集会は「戦争反対の力を発信する集会にしよう」という司会のよびかけで始まった。闘いの現場からのアピールの後、実行委員会から基調報告が提起された。「われわれは今、選択しなければなりません。家族と仲間を、労働者を戦地に送るのか、団結して労働者が主人公の社会をつくるために闘うのか。皆さんの答えは出ているはずです。労働者は、仲間である労働者に銃を向けることなどできません。戦争を止める力は、私たち労働者の中にこそあるのです。今闘わなければ、今はっきりとノーと言わなければ生きられません。民族・国籍にかかわりなく、すべての労働者は生きるためにノーを、そしてゼネストで闘いましょう!団結して革命を!」。こう結ばれた基調の提起に会場全体が感動に包まれた。
 民主労総ソウル本部と移住労組の発言は、これまでの連帯の蓄積をさらに前進させる内容だった。移住労組ウダヤ・ライ委員長は3回目の訪日だ。移住労働者を率いて闘ってきた自信に満ちた姿で「移住労組結成10年、なんとしても政府に組合を承認させる。入管法の改悪を許さない」と訴えた。ソウル本部事務処長ソンホジュンさんは、「4・24ゼネストを基点として5月と6月、下半期までつながる連続的ゼネスト、拡大、強化されるゼネストを組織する」と鮮明に提起した。
 恒例になったクルドっ子の芝居はクルド人の居住地域であるシリアのコバニで「イスラム国」を撃退した闘いを演じ、クルド民族独立と戦争反対を呼びかけるものとなった。
 クルド、ビルマ、バングラデシュ、中南米、アフリカ、中国などの難民・仮放免者が登壇し訴えた。また牛久入管収容所問題を考える会の田中喜美子さんから難民や外国人労働者の実態に迫る報告が行われた。
 関西合同労組阪神支部長許用皓(ホヨンホ)さんをはじめ、茨城県地域連帯労組、湘北合同労組が闘いの報告を行った。集会のまとめは動労千葉の田中康宏委員長だ。「自分の職場の現実を変えることの中に未来がある。安倍政権と真正面から闘って戦争を止めよう。労組破壊を許さず、民主労総のようにゼネストで闘おう」と呼びかけた。参加者全員で6・7国鉄集会への結集を誓い合った。
 「ゼネストで世界を変えよう!」という決意の漲る集会となった。