2015年8月アーカイブ

2015年8月 1日発行 第0305号

(写真 7月15日、韓国の民主労総は労働市場の構造改悪を強行するパククネ政権に対し第2次のゼネストに立った)◎甦る労働組合 安保法案の衆院強行採決弾劾! 労働組合をめぐる激突情勢だ!〔特集〕JR採用差別事件の上告棄却決定を弾劾する! 7・15安保法案の衆院強行採決弾劾! 安倍政権打倒!JR採用差別事件の上告棄却決定を弾劾する! 動労千葉声明JR採用差別は不当労働行為と認定! 戦争情勢下で国鉄闘争の火をさらに高く燃え上がらせよう! ―最高裁決定を弾劾し、国鉄闘争の新たな発展に
月刊『労働運動』34頁(0305号00/01)(2015/08/01)


刊労働運動 2015年8月号 目次

星野勝紀(全国労組交流センター常任運営委員・JP労組) 大恐慌の深まりの中、戦争か革命かが問われる情勢下で、安倍政権による安保関連法案の強行採決は、労働者人民の意識の大流動情勢を生み出している。 帝国主義の侵略戦争に対して、労働者階級の回答は絶対反対である。中間的立場はない。これほど階級間の対立が明確になる情勢はない。安倍政権を打倒しよう! 今年は戦後70年の節目の年にあたり、第2次世界大戦後の米帝を先頭とする帝国主義とスターリン主義の支配体制が根底から揺さぶられている。そ
月刊『労働運動』34頁(0305号01/01)(2015/08/01)

■甦る労働組合 安保法案の衆院強行採決弾劾! 労働組合をめぐる激突情勢だ!

 国鉄分割・民営化で解雇された動労千葉の9人の組合員が、鉄道運輸機構(旧鉄建公団)を相手に闘ってきた裁判で、最高裁は6月30日、動労千葉と鉄道運輸機構の双方の上告を棄却する反動決定を出した。これにより不当労働行為を認定した東京高裁判決が確定したと同時に、新たな攻撃がかけられてきた。動労千葉声明を転載する。 闘いはこれからだ! (1)  6月30日、最高裁第三小法廷・大谷裁判長は、JR採用差別事件について、組合側、鉄道運輸機構側双方の上告を棄却し、上告審として受理しないとの決
月刊『労働運動』34頁(0305号02/01)(2015/08/01)


JR採用差別事件の上告棄却決定を弾劾する!

JR採用差別は不当労働行為と認定! 戦争情勢下で国鉄闘争の火をさらに高く燃え上がらせよう! ―最高裁決定を弾劾し、国鉄闘争の新たな発展にむけた座談会― 【出席者】 葉山岳夫さん(動労千葉弁護団長)伊藤晃さん(近代労働運動史研究家)花輪不二男さん(国鉄闘争全国運動呼びかけ人)山本弘行さん(国鉄闘争全国運動呼びかけ人)田中康宏さん(動労千葉委員長)石井真一さん(動労水戸委員長)中村仁さん(動労千葉争議団)阿部啓輔さん(国鉄闘争全国運動・新潟)米山良江さん(国鉄全国運動・東京東部
月刊『労働運動』34頁(0305号02/02)(2015/08/01)


最高裁決定を弾劾し、国鉄闘争の新たな発展にむけた座談会

 7月5日、虎ノ門のニッショーホールで開催された「『7・1閣議決定』1周年 改憲・戦争・原発・首切りの安倍をともに倒そう!7・5大集会」に1530人が結集した。集会は、安倍政権が安保関連法=戦争法の衆院強行採決を狙う緊迫した情勢のただ中で開かれ、集会後は銀座デモを行った。鈴木達夫弁護士が読みあげた宣言を転載します。戦争法と憲法改悪を許さない東京宣言2015年7月5日 日本全国・全世界の皆さんへ。 「命と生活」のために、いま世界中で人々が闘いに立ち上がっています。そして、日本の
月刊『労働運動』34頁(0305号03/01)(2015/08/01)


改憲・戦争・原発・首切りの安倍打倒!
7・5集会に1530人が結集!

川添順一(とめよう戦争への道!百万人署名運動事務局員) 今こそ安倍政権打倒へ!  戦争絶対反対を貫く労働者の闘いに追いつめられた安倍政権は7月15日、安保関連法案の衆院特別委員会採決を強行した。安倍らは完全に墓穴を掘った。高村副総裁は7月19日のNHK番組で「国民のために必要だと思うことは、多少支持率を下げても進めてきたのが自民党の歴史だ」と居直ったが、内閣支持率は35%に急落、不支持は51%に急増(7月19日、毎日新聞)と大打撃を受けている。「国民は時間がたてば(強行採決
月刊『労働運動』34頁(0305号04/01)(2015/08/01)


戦争法案の衆院強行採決弾劾!
7・15国会闘争に決起!

(写真 ソウル大会)  民主労総は7月15日、労働市場構造改悪阻止等を掲げて第2次ゼネストを貫徹した。ソウルをはじめ全国14の地域でゼネスト集会を行い、街頭デモ行進を行った。この日のゼネスト闘争の中では現代起亜車と現代製鉄、韓国GM社内下請け労働者たちが不法派遣の正規職化を掲げて共同ストライキを初めて成し遂げた。 7・15第2次ゼネストは、全国500余の事業場がストライキや組合員総会及び教育という形でストライキに参加した。 全国で開かれた民主労総の2次ゼネスト集会は4・24
月刊『労働運動』34頁(0305号05/01)(2015/08/01)


Workers of the world Unite 労働者は一つ、敵も一つ ◆№2
民主労総7・15ゼネストを貫徹!

(写真 東京新聞【7月24日付】より)  今国会で、安保関連法制と一体で、労働法制の改悪が強行されようとしている。労働者・労働法の弾圧は、戦争に直結する。事実、1926年労働争議調停法の制定があり、産業報国会化が進み、労働組合が根絶されて侵略戦争に突入していった。 現在の大きな労働法制改悪攻撃は、①労働者派遣法改悪、②残業代ゼロ法、③解雇の金銭解決制度だ。安倍政権は戦争法案を成立させ、さらに派遣法改悪と労働基準法改悪案=「残業代ゼロ法」案を成立させる構えだ。 3年でクビ、一
月刊『労働運動』34頁(0305号06/01)(2015/08/01)


戦争法案と一体の労働法制改悪を許すな!

(写真 JP労組大会でビラまきする組合員)高橋弘二(みやぎ労組交流センター・JP労組) 6月17~18日、金沢市内で開催された大会闘争に参加した。参加する度に思うことは、どんどんJP労組本部が郵政現場から離れていっていることだ。活動方針も組合の意識もだ。 現場は人員不足が進み交通事故や業務事故が増大している。現場は悲鳴を上げているのだ。しかし本部は現実を無視して、労使協調路線に浸かっている。現場の怒りは増大する一方だ。 労使協調ではダメなのだ。JP資本は現場労働者を道具や虫け
月刊『労働運動』34頁(0305号07/01)(2015/08/01)


JP労組に代わる闘う労働組合をつくる―JP労組第8回大会に参加して―

この6月、私たちは「動労総連合を全国に!」と同じ闘いとして、民営化反対で闘う労働組合の旗を立てるべく組合役員選挙に立候補し闘いました。選挙とその後の執行委員会や大会では予想を超える反動の中、2人の団結をさらに固めて組織戦に打って出る端緒を切り開いたと思っています。この過程ではビラを5種類ほど作成し、このビラは開票前に出したものです。委員長候補は158票、副委員長候補は215票を獲得することができ、当選には至りませんでしたが、体制内執行部との決別と分岐を作り出す一歩を踏み出し
月刊『労働運動』34頁(0305号08/01)(2015/08/01)


埼玉県越谷市の市職労役員選挙闘争に決起しました!

(写真 国民投票の結果に喜ぶギリシャ労働者) 藤村 一行(動労千葉労働学校講師) ギリシャ情勢に何を見るか  ギリシャは、6・30期限のIMFに対する債務(16億ユーロ=約2千億円)が返済できなくなり、事実上デフォルト(債務不履行の破産状態)に陥った。その結果、資本規制という名の銀行取引規制が始まり、年金生活者の生活資金も引き出せない状態になった。また、輸出入の停止によって医薬品などの必需品も出回らなくなったという。 緊縮策拒否を掲げて今年1月に成立したチプラス政権は、EU
月刊『労働運動』34頁(0305号09/01)(2015/08/01)


時代を解く 3

小泉義秀(東京労働組合交流センター事務局長)「生活困窮者自立支援法」の改悪攻撃戦争法と労働法制全面改悪は一体の攻撃 7月11日13時より動労千葉の第15期労働学校・「公開講座」があり、動労千葉の田中委員長の講演の後、相模女子大講師の奥貫妃文先生(労働法)が「労働法『危機』の時代~いま、労働組合は何をすべきか~」というテーマで講演を行った。 「労働者・労働法の弾圧は、戦前に直結するということ」と戦争法案と労働法制の全面改悪は一体であるという点が最初に提起され、そのあと「労働法解
月刊『労働運動』34頁(0305号10/01)(2015/08/01)


労働組合運動の基礎知識 第10回

(写真 不当解雇阻止を訴える真保書記長)  被爆70年の8・6は戦後史上最大の階級決戦となっています。戦争と改憲に突き進んで来た安倍は、すでにグラグラです。民主労総のゼネストと固く連帯し、国会を包囲する労働者の怒りと一体で、8・6ヒロシマで安倍を倒そう!戦争法制定・原発再稼働を阻止し、被曝労働絶対反対で闘おう! 新自由主義に行き着いた資本主義が危機を迎える中で、今再び核戦争の危機がせまっています。いよいよ核と戦争の歴史に決着を付ける時です。首切り・生活破壊と戦争動員を強制さ
月刊『労働運動』34頁(0305号11/01)(2015/08/01)


■闘う合同一般労組
ゼネストを切り開く8・6ヒロシマへ! 広島連帯ユニオン

石田訓子(東京女性部部長) 7月12日に都内で、東京労組交流センター女性部総会が、戦争法案をめぐり安倍政権と対峙している中で開催されました。「必ず廃案へ追い込むぞ」という熱い気迫が感じられ、山場である7・15闘争に向けての意志統一の場ともなりました。 東京女性部は、毎月1回委員会を開催し、職場や地域で仲間を組織していくために、職場報告を出し合い、討論を継続してきました。 昨年の総会で、組織化につなげるために、学習会にも力を入れることを確認しました。会員が講師となり、「子ども子
月刊『労働運動』34頁(0305号12/01)(2015/08/01)


ひめじょおん ――女性部から
学習会を重ね、職場の組織化へ―東京女性部第21回総会の報告―

一九五七年国鉄新潟闘争(1) 国鉄分割・民営化までの国鉄労働者は公共企業体労働者だということで、一九四八年以来ストライキ権を奪われています。その代わり給与等について調停・仲裁機関を置き、その裁定を政府・当局は必ず実施することになっていました。ところがその裁定が種々の口実で完全実施されない。国鉄労働組合(国労)に結集した労働者はこれに怒り、順法闘争、休暇闘争などの実力闘争で対抗していました。当局側はそれを違法の争議行為だとして大量処分を繰り返します。組合側は当然実力闘争で反撃す
月刊『労働運動』34頁(0305号13/01)(2015/08/01)


戦後労働運動史の中から
第26回

織田 陽介(NAZEN事務局長) 7月19日、NAZEN東京の主催で安倍打倒デモが闘われ、「国を守るな 命を守れ!」「非正規が立ち上がれば戦争も止められる」というデモコールに沿道からも拍手と飛び入りが出る感動的な行動でした。デモ後の集会では、原発再稼働と被曝・帰還をめぐる連合との闘いが報告されました。立川市職労の大畠信子さんの集会発言を以下、転載します。 安保関連法の闘いで、資本家の為の戦争に動員しようとしても労働者は騙せない、立ち上がると確信しました。15歳の中学生が全学連
月刊『労働運動』34頁(0305号14/01)(2015/08/01)


■地平線 
動労水戸の被曝労働拒否のたたかいは、自治体労働者の課題となった!

動労千葉鉄建公団訴訟 最高裁棄却決定弾劾! 国鉄1047名解雇撤回!外注化・非正規職化阻止! 8・23報告・決起集会 日時 8月23日(日)午後1時30分開始(開場午後1時)場所 星陵会館ホール 東京都千代田区永田町2−16−2 千代田線 国会議事堂前駅5番出口 銀座線・丸の内線 赤坂見附駅11番出口主催 動労千葉/国鉄闘争全国運動----------------------------------------------------------- 8・6ヒロシマ大行動 労働
月刊『労働運動』34頁(0305号15/01)(2015/08/01)


日程紹介、編集後記

7・12関西空港反対闘争 7・12大阪7月12日、関西空港反対全国集会が泉佐野市末広公園で開かれ、地元住民を始め135人が参加した。泉州住民の会の国賀祥司代表が「大阪都構想を廃案に追い込んだ。泉佐野でも千代松市長を打倒できる。関空を粉砕するのも、軍事使用を止めるのも関空労働者の闘いが核心だ。共に闘おう」と基調報告を行った。 韓国から旭硝子抗議行動 7・14~18東京など7月14~18日、韓国・亀尾(クミ)から旭硝子社内下請け労組(チャホンホ委員長)が旭硝子本社遠征闘争にやっ
月刊『労働運動』34頁(0305号16/01)(2015/08/01)


PhotoDocument 2015年7月