2015年9月アーカイブ

2015年9月 1日発行 第0306号

(写真 【写真 8月30日安保法案反対の国会包囲行動に12万人結集【全国300か所同時行動】】) (写真 【写真 国会前で訴える動労千葉の田中委員長】) ◎甦る労働組合 動労総連合建設を先頭に階級的労働運動をつくりだし、安保国会決戦・国鉄決戦へ!〔特集〕8・23たたかいはこれからだ!国鉄集会に400人結集! 動労総連合を建設し、国鉄決戦、国会決戦で安倍打倒へ!8・23報告・決起集会に400人が結集! 不当労働行為を認定させた! 解雇撤回まで闘う! ―集会発言より―7・30動
月刊『労働運動』34頁(0306号00/01)(2015/09/01)


月刊労働運動 2015年9月号 目次

(写真 【写真 日本機械労組は3月24日、春闘でストライキを貫徹し、賃上げをかちとった!) 山口 弘宣(全国労組交流センター常任運営委員・日本機械労働組合書記長)  9月からの3か月は階級決戦のときである。戦争法案への労働者民衆の反乱がおき、安倍政権がグラグラになりながら安保関連法の9月再議決が焦点化されるなか、数十万人が国会を包囲する状況となっている。 そして、動労千葉や動労水戸は、国鉄分割・民営化という新自由主義の大攻撃に対して、職場の労働者を組織し、階級的労働運動をつ
月刊『労働運動』34頁(0306号01/01)(2015/09/01)

■甦る労働組合
動労総連合建設を先頭に階級的労働運動をつくりだし、安保国会決戦・国鉄決戦へ!

 8月23日、東京・永田町の星陵会館で、動労千葉と国鉄闘争全国運動主催の「闘いはこれからだ!上告棄却弾劾!報告・決起集会」が開催され、400人が結集した。 集会は、動労千葉鉄建公団訴訟の最高裁6・30上告棄却決定を弾劾すると共に、最高裁に「不採用基準は不当労働行為」と認定させたことの歴史的大きさを明らかにした。 国鉄分割・民営化反対闘争の30年間の勝利の地平を確認し、いよいよ解雇撤回をかちとるまで闘う決意を明らかにした。そして外注化阻止・非正規職撤廃闘争を本格的に取り組み、
月刊『労働運動』34頁(0306号02/01)(2015/09/01)


動労千葉鉄建公団訴訟最高裁上告棄却弾劾! 1047名解雇撤回! たたかいはこれからだ!
8・23報告・決起集会に400人が結集!
不当労働行為を認定させた! 解雇撤回まで闘う!

星野文男(動労総連合・新潟執行委員長)動労総連合・新潟結成の趣旨 「すべてのJRとJR関連労働者は、正規・非正規を問わず一つに団結しよう! JR社員であろうと、下請け社員であろうと、非正規職であろうと、私たち労働者の労働で人間社会に必要のない労働など一つもありません。私たちの労働が社会を回しているのです。そして、どんな労働であれ、私たちには誇りがあります。それは、私たちの毎日の労働が、人間社会を形成する私たち人間の人間たるゆえんだからです。 JRや下請け会社は、私たち労働者を
月刊『労働運動』34頁(0306号03/01)(2015/09/01)


7・30動労総連合・新潟結成をかちとった!

(写真 【写真 郡山工場公開時、自分と合同労組の仲間たち】) 橋本光一(JR郡山総合車両センター) 私が国労を脱退し動労福島を結成することを公言した時に、本部反対派の役員から「本部派は近々連合に行く。そうなったらまともな国労になるしストライキもやれる。脱退を考え直してほしい」と言われました。 実際に7月末の国労全国大会では本部反対派が権力を握りました。じゃあ、その新執行部がストライキ指令を出せるのか。JR資本の外注化や、安倍政権の戦争政治・原発推進政策と真っ向対決できるのか
月刊『労働運動』34頁(0306号04/01)(2015/09/01)


動労福島の結成を決断しました!
※9・10結成集会への結集をよびかけます

吉本 伸幸(鈴コン分会書記長、鈴コン分会闘争支援・連帯共闘会議事務局長) 時代は一気に激動し、世界中が大恐慌と戦争情勢、革命情勢の中にあります。 安倍政権は本気で戦争を仕掛けてきています。また、本気で労働者全体を非正規職にして、1%の資本家の利益だけを守ろうとしています。「国民の生命を守るため」と称して、安保法案を強行し、憲法を改悪しようとしていますが、労働者の総非正規職化や沖縄、福島でやっていることを見ても大嘘だということがわかります。戦争絶対反対・安倍打倒に立ち上がると
月刊『労働運動』34頁(0306号05/01)(2015/09/01)


5人の団結と闘いの中に2千万非正規労働者の展望がある
― 7・20鈴コン分会定期大会と共闘会議集会報告 ―

(写真 【写真 8・6広島ドームからデモ出発】) 広島労働組合交流センター 被爆70周年の8・6ヒロシマ大行動は、1100人の結集で戦争絶対反対の団結を一層固め、戦争法制定と原発再稼働へ向かう安倍政権を痛打しました。 それは、全国の怒りを体現した決定的な闘いでした。『沖縄タイムス』や『河北新報』では紙面トップにカラー写真で私たちの大行動のデモを掲載しましたが、沖縄や福島の安倍政権への怒りと最も一体化した行動だったからです。そして、式典そのものにおいても、沖縄に続き、安倍のス
月刊『労働運動』34頁(0306号06/01)(2015/09/01)


「ヒロシマの怒りで安倍を倒せ」の声が全国に響き渡った8・6闘争

橋里 耕悟(NAZENナガサキ事務局長) 鉄橋での街宣と市内デモ  8・9長崎闘争は、NAZENナガサキ主催で、8月8日午後1時、長崎市の繁華街にある鉄橋での街頭宣伝から開始されました。参加者は、安倍政権打倒、安保法制阻止、川内原発再稼働反対を訴え、改憲反対1000万人署名と反原発署名に長崎市民は次々と応じてくれました。 午後3時、中華街横の湊公園で集会を行い、中華街とアーケード街を貫通する長崎市内デモに決起しました。NAZEN福岡の女性が先頭に立ち、「戦争反対」「安倍を倒
月刊『労働運動』34頁(0306号07/01)(2015/09/01)


戦争反対・安倍倒せ! ナガサキの怒り爆発

北島邦彦(東京西部ユニオン副委員長) 猛暑の続く8月15日の東京。錦糸町のすみだ産業館に向かう「戦争法案成立阻止!安倍70年談話粉砕!8・15労働者市民のつどい」参加者の胸には、みな一様に勝利の歓喜が刻み込まれていました。前日に閣議決定された「戦後70年談話」に心の底から怒るとともに、安倍政権が追い込まれている崖っぷちの危機をその談話に見ていたからです。 そしてその勝利を象徴するかのように、障害者福祉作業所「オープンスペース街」弾圧を、19日間におよぶ完全黙秘の闘いで勝ちぬ
月刊『労働運動』34頁(0306号08/01)(2015/09/01)


いよいよアベを倒すとき 戦争法成立阻止、安倍70年談話粉砕!
8・15労働者・市民のつどいに580人が結集

原 祥吾(しょうご)(徳島医療福祉労働組合書記長) ★介護職場の生活相談員です ―どういう職場ですか。原 介護職場です。株式会社ユーセイホールディングスの事業所の一つの「ショートステイ昭誠館」で、手束病院傘下です。ショートステイとは、1泊2日から1週間の短期間、高齢者を預かる施設です。 しかし現状は違います。特別養護老人ホームの入所待ちの人を1か月ぐらい受け入れるなど、空きベットの稼働率をあげることも行われています。象徴的な言葉に「ショートロングの利用者」があります。ショー
月刊『労働運動』34頁(0306号09/01)(2015/09/01)


私の職場 第4回
国鉄闘争と星野闘争で組合結成できた!

 8月に入って韓国では、〈容易な解雇、低い賃金、より多くの非正規職〉を骨子とするパククネ政権の労働市場構造改悪攻撃が最終段階に突入しており、韓国の労働者階級がすべてをかけて闘わなければならない決戦情勢に入っている。 パククネ大統領は8月6日、25分間に及ぶ「対国民談話」を発表し、その中で労働市場構造改悪攻撃の一つひとつの項目について言及して、政権側の揺るぎない戦闘意志を誇示した。  「労働改革は働き口のことです。労働改革をしなければ青年たちの絶望も、非正規労働者の苦痛も解決す
月刊『労働運動』34頁(0306号10/01)(2015/09/01)


労働者は一つ、敵も一つ

Workers of the world Unite ◆№3
「1万先鋒隊」で政権に破裂口を開ける闘いを

綿貫 透(千葉労組交流センター事務局長) 7月25日、千葉労働組合交流センターは26回目の総会を25人の参加で迎えることができました。 今回は国会における「戦争法案」の強行採決と、動労千葉の「国鉄1047名解雇撤回裁判」の最高裁決定(6月30日付)という、労働運動解体攻撃の中で、千葉における反撃のゴングを鳴らす総会になりました。 冒頭に、佐藤正和代表の「本日の総会で動労千葉、合同労組、交流センターの三者がさらに団結を固めて、本音で議論をしよう」という挨拶を受けました。 続い
月刊『労働運動』34頁(0306号11/01)(2015/09/01)


動労千葉、合同労組、交流センター三者の団結をさらに拡大へ
※千葉労働組合交流センター総会

(ニューズウィーク日本語版より) 藤村一行(動労千葉労働学校講師) 爆発した中国経済危機は何をもたらすか *株価急落 連鎖的打撃広がる  7月8日、中国の上海と深圳市場で株式が急落した。中国株Aと言われる中国の内部だけで売られている株式の急落である。最高値は6月12日。一か月足らずの間に約30兆円(日本円換算)が消えた。8800万人ぐらいの個人投資家が大損し、自殺者も出た。上海株価総合指数は2014年中頃から1年で約2・5倍上昇した。不動産への投機を抑えたため資金が株取引に
月刊『労働運動』34頁(0306号12/01)(2015/09/01)


時代を解く 4

小泉義秀(東京労働組合交流センター事務局長)「定年制」と中高年の賃金減額、再雇用制度 韓国の労働法制改悪の源は日本  8・15集会参加のために来日した民主労総の仲間との交流会の中で、日本における定年制や、中高年層の賃金減額措置を実施している企業のことについて質問があり、討論になった。今韓国で問題になっている「賃金ピーク制」は日本の悪しき制度を模倣したもので、労働者派遣法、有期労働契約などの悪法・悪しき制度は全部、日本発のものだ。我々の責任を痛感せざるを得ない。 日本において中
月刊『労働運動』34頁(0306号13/01)(2015/09/01)

労働組合運動の基礎知識 第11回

 8月14日夕方、「給付金詐欺」でっち上げで逮捕・勾留されていた障害者就労支援事業所「オープンスペース街」職員女性2人の釈放をかちとった。19日間にわたる朝・昼・晩の拷問的「取り調べ」を打ち破っての大勝利だ。 6月1日の不当捜索以来、全国の仲間から数多くの物心両面の支援・激励をいただき、心より熱く御礼申し上げます。 拠点つぶし攻撃打ち破った  今回の弾圧は、「街」職員が属する東京北部ユニオンに対する不当弾圧というレベルをはるかに超え、どん詰まりの危機に立たされた安倍政権が、
月刊『労働運動』34頁(0306号14/01)(2015/09/01)


■闘う合同一般労組
「オープンスペース街」への弾圧打ち破り、2人奪還の大勝利!
拠点つぶし打ち破り、1千万人と結合へ 東京北部ユニオン

葛城紗江子(市東さんの農地を守る会・茨城の会会員) 7月11日、「市東さんの農地を守る会・茨城」のメンバー8名で、三里塚現地を訪れました。 私が現地調査に参加するのは、今回で3回目です。今回は東京高裁の「農民殺し判決」後でもあり、新しく加わった仲間もいて、市東孝雄さんとの交流会も行うという、今までにない現地調査となりました。 市東さん宅に到着後、まず家周辺の畑と種苗ハウスなどを見学しました。種苗ハウスや作業小屋、離れの家屋には、「債権者・成田空港株式会社」の名で「公示書」が結
月刊『労働運動』34頁(0306号15/01)(2015/09/01)

ひめじょおん―女性部から
市東さんの農民としての誇り
―三里塚現地調査に参加して―

一九五七年国鉄新潟闘争(2)(前号から続く)五七年春、情勢は緊迫してきました。国鉄当局は、仲裁裁定にもとづく給与支払いの期日を遅らせるなどケチな小細工を行い、一方、抗議行動への処分は遠慮なく出してきます。右派の分裂行動に悩む国労指導部の足元を見ての高姿勢です。実力行動にはもっぱら警察力を差し向ける。マス・メディアに「国民の足を奪うな」と世論操作をさせる。 しかし労働者たちの闘志は盛んでした。各地(特に広島、ここは革同系が強い)で本部指令を越えた行動を展開し、多くの列車が停まり
月刊『労働運動』34頁(0306号16/01)(2015/09/01)


戦後労働運動史の中から 第27回

 8・8〜9長崎闘争の大勝利の興奮も冷めやらぬ中、川内原発再稼働阻止鹿児島現地闘争に向かった。 朝7時ごろ川内市内に入る。向かう途中の海の色は鮮やかだ。しかし現地に近づくにつれ、警察車両が目に付くようになる。川内市内では原子力推進の看板と原発絶対反対の看板が双方立っている。 川内原発の入り口に来た。検問が行われており不当にも免許証を見せろと言う。嫌がらせ検問をくぐり抜け、再稼働阻止座り込み部隊の所へ着く。鹿児島現地では座り込みと抗議集会が連日行われている。再稼働を推し進めよ
月刊『労働運動』34頁(0306号17/01)(2015/09/01)

地平線
8・10川内原発再稼動阻止闘争に決起!
柴田 利博(福岡労組交流センター)

新たな闘いの始まり  8月30日、国会前には安保法案反対で12万人が結集した。闘いは、全国300か所で同時に行われた。安保法案をめぐる反対運動で最大の結集だ。いよいよ戦争法案阻止、安倍政権打倒へ新たな闘いが始まった。安倍は参院でも強行方針 安倍は参院でも採決を強行し成立を狙っている。その内容の凄まじさは国会答弁にも表れている。「米軍の艦艇が攻撃され、相手国が『東京を火の海にする』と言っている状況なら集団的自衛権を行使する」(安倍首相)、「(集団的自衛権の行使条件とされる)武力
月刊『労働運動』34頁(0306号18/01)(2015/09/01)


労働組合こそ安保法案粉砕の先頭に立とう
9・13国会闘争に決起しよう!

7・31沖縄県民集会に1500人結集 7・31沖縄7月31日、沖縄県庁前県民広場で「憲法は戦争をしないと決めた。戦争法案は廃案へ!県民集会」が1500人の結集で行われた(主催は止めよう戦争法案! 守ろう9条! 実行委員会)。労働組合の旗が集会の中央に陣取り、世代を越えた参加者が「戦争への道を認めない」と声を上げ、国際通りには長蛇のデモが続いた。 婦民全国協の総会で活発な討論 8・22~23大阪8月22~23日、大阪コロナホテルで婦人民主クラブ全国協議会第32回全国総会が開催
月刊『労働運動』34頁(0306号19/01)(2015/09/01)

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2015年7〜8月