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動労総連合建設が東京で 10・2東京東部国鉄集会

月刊『労働運動』34頁(0308号02/14)(2015/11/01)


動労総連合建設が東京で始まった
10・2東京東部国鉄集会

 私の知り合いが、10月2日亀戸で開かれた東部地区集会に初めて参加しました。動労千葉は新小岩支部の佐藤さん、CTSの北村さん、動労水戸は潮田さん、鈴コンの吉本さんらが熱弁をふるいました。そのあとで彼が感想文を寄せてくれましたので以下、紹介します。
 「発言した組合の人たちは、話が上手だ。労働組合の委員長さんだと思った。でも、みんな普通の労働者だという事も感じた。特別な偉い人じゃなく、みんな現場の働く労働者だった。 一番良かったのは、細々とした現場の統計を書いてきてくれたCTSの非正規の労働者。JRの実態、外注化の実態、労働者が搾取されて、ひどい目にあっているんだなと解った。尼崎事故の事を動労水戸の人が言っていた。
 あの当時マスコミは、運転手が悪いと言っていた。本当は違った。この組合の人たちは、労働者のせいではない、会社に事故の責任があると言っている。私も、そう思った。労働者のせいではないのに、マスコミは、普通の新聞やテレビは、それを言わなかった。だから私も、その当時、運転手が悪いんだとばかり思わされていた。マスコミは会社のやっている事、責任の事は追及せず、事故の事ばかりやっていて、多分、マスコミは会社の責任とか、隠すためにやっていると思う。本当の事を書いたり報道したら、国民から攻撃されるから。
 知らせるには、労働組合が闘わなきゃいけないんだと、動労千葉や動労水戸とかの組合の話を聞いて、そう思った。事故問題の事、現場の危険な実態、知らせるには動労総連合とか、闘う労働組合を増やさなきゃいけないと思った。
 そして、二番目に、参加して良かったと思った事は、私は、この集会に参加する前は、先入観が強くて、こういう集会はどなり声をだしたりとか、なんだかよく解らないが怖い集会と思っていた。でも、学習するようにみんな熱心に話しに集中して聞いていた。怖い事なんて全くなかった。私が先入観で、そういうふうに決め付けていただけだったという事が解った。そして、シールズがやっている事、それが日本共産党がやっていると、私は考えたくないし、考えられない事だ、私にはそんな事経験がない。何の疑問もなく、応援してきた。労働組合をやっていた時もあったが、管理職になって労働組合の監視をする事になって、労働組合を弾圧する事をやった。今は良くなかったと後悔しているが、職務評価などが厳しくなり、自分の事で精一杯で、他の労働者のためとか、そういう考え方がなくなってしまっていた。今から考えると自分さえ良ければと考えたわけじゃないけど、そういう事をしていたのだと思う。こういう闘いの事、団結の事、共産党もマスコミも教えてくれなかった。今、こういう闘う労働組合の事を知って、応援している。がんばってほしい」
 動労総連合の建設の闘いが、地元東京でも始まっていることを強く実感させる集会だった。
(宮本恵実・東京東部ユニオン、アイ介護解雇撤回闘争当該)