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関生支部が組織拡大の展望打ち出す!10・2関西国鉄集会

月刊『労働運動』34頁(0308号02/15)(2015/11/01)


関西生コン支部が組織拡大の展望打ち出す!
10・2関西国鉄集会

 10月2日、大阪浪速区民センターで220人の結集で、関西国鉄集会を開催し、大成功しました。
 集会は、冒頭、動労西日本近畿支部長の原田隆司さんが基調報告を行いました。原田さんは、「1千万と結びついた安保国会決戦を切り開いたものこそ国鉄決戦だ」と提起し、「動労総連合建設こそ、ゼネスト情勢をつくりだす闘いだ。民主労総のゼネストと連帯して朝鮮侵略戦争阻止へ、11月労働者集会への大結集を」と呼びかけました。
 特別報告として、10月1日に外注化粉砕、仕事と仲間を取り戻そうとストライキに決起した動労千葉の中村仁さんが「6・30の最高裁決定に対して、動労千葉は『闘いは何一つ終わっていない。これからだ』と確認し、9月9日はJR東に解雇撤回の申し入れを行い、JR東が申入書を受け取らざるを得ないところまで追い込んだ」と報告しました。中村仁さんは、首をかけ、血を流して切り開いてきた動労千葉の闘いを振り返りながら、動労千葉定期大会、10・1ストライキ、千葉鉄道サービス(CTS)での組織拡大など動労総連合の最先頭で闘う動労千葉の地平を明らかにしました。
さらに、全日建関西生コン支部の武谷新吾書記次長から、特別報告を受けました。武谷さんは、戦争法案反対のストライキを打ち抜いたことを報告し、続いて、生コン業界、敵の攻撃が逆に労組の大再編を生み出していることを明らかにして、「1047名解雇撤回闘争はストライキと大衆闘争で決着をつけていく闘いだ。そこに労働組合の再生の道がある」と断言しました。
 国鉄闘争全国運動関西に結集する労働組合の決意表明として、まず、動労西日本から東元さんと中西剛副委員長が発言しました。東さんは、広島印刷事業所廃止攻撃は組織破壊攻撃であり、断固粉砕していくと宣言。中西副委員長は、自身にかけられている解雇攻撃をストライキで跳ね返すと戦闘宣言を発し、10・18四条畷(しじょうなわて)ストライキ闘争を提起しました。
 全国金属機械港合同の中村吉政委員長は、「JR資本が先頭となって労働条件の後退と安全の崩壊の先鞭(せんべん)をつけている。すべての労働者闘いの課題として国鉄闘争がある。資本から憎まれる労働組合でないと本物ではない。国会闘争の高揚は、安倍・橋下をとことん追い詰めている。反撃していこう」と呼びかけました。
 大阪市職の仲間は、大阪市で始まった2人の労働者への分限免職攻撃は全員解雇攻撃の先端であるが、橋下との闘いは現場労働者の団結で勝利できると発言しました。
 八尾北医療センター労組、高槻医療福祉労組、ス労自主、関西合同労組、日教組奈良市、全学連から決意表明を受けました。
 11・1総決起へかつてなく熱気あふれる集会として勝ち取られました。
(国鉄闘争全国運動・関西事務局)