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動労水戸・石井委員長の講演、盛んな質疑応答10・4秋田国鉄集会

月刊『労働運動』34頁(0309号06/05)(2015/12/01)


動労水戸・石井委員長の講演、盛んな質疑応答
10・4秋田国鉄集会


 10月4日、秋田県民会館・ジョイナスで午後1時半、ビデオ「動労水戸の被曝労働拒否の闘い」上映から始まり、主催者である「ともに闘う秋田の会」・共同代表の開会挨拶を受けた後、2010年「4・9政治和解」を拒否して不屈に解雇撤回闘争を闘う国労秋田闘争団の小玉忠憲さんによる基調報告が行われました。
 小玉さんは「戦争法案絶対阻止の国会攻防を最先頭で闘いぬいた全学連の4人の不当逮捕と大学自治会捜索を徹底的に弾劾する」と切り出し、「①破滅寸前の日本経済―戦争への道か革命への道か、②闘いはこれからだ! 新たな闘いを宣言した国鉄闘争全国運動、③動労総連合の全国的建設とゼネストで安倍政権を打倒し、解雇撤回・非正規職撤廃を勝ちとろう! ④労働者はひとつだ! 国際連帯闘争で戦争は止められる! 11・1全国労働者労働者総決起集会の大成功を!」と、時代認識と路線、組織方針を簡潔に力強く提起しました。
 そして本集会のメインである動労水戸の石井真一委員長の講演は、①自己紹介(職場・職種、配転、出向等)から始まり、②動労(青年部)時代の闘い、③国鉄分割・民営化以後の闘い、④3・11東日本大震災と福島第一原発事故との闘い、⑤「動労総連合を全国につくろう」の闘いが動き出した等々、約50分の自信と確信に満ちた闘いの地平を報告しました。その講演は、参加者の胸を充分に熱くする感動的なものでした。石井委員長に対する質問コーナーでは、「売店へ配転時は孤立無縁でしたか」「ポケモントレインとの闘いの状況は」「給料体系は職種で違うの。出向とかは」「運転士がソバ屋なんて不当だ!」など、30分を超えて盛り上がりました。
 全員で星野闘争歌「ソリダリティー」の合唱を行ってから連帯の挨拶に入り、まず「秋田・星野さんを取り戻す会」共同代表の夫妻から「彼の絵に心から感動、来年の絵画展も決めた」「人間のすばらしさをすべて持っている」と熱い挨拶。続いて、動労総連合・新潟から杉野彰書記長が「屈服する国労と決別して7月30日に結成し、9・19報告集会は100人の仲間で大成功を実現した。青年総体に責任をとる決意だ」と力強く報告。動労福島からは橋本光一委員長が「9月10日についに結成、同僚たちの期待がすごい。戦争・改憲・原発と正面から闘うために結成した。やりたいことが公然とできる」と烈々たる報告です。全金本山労組・長谷武志副委員長は「本山闘争を土台に今こそ国鉄闘争で闘いぬく。宮城でも動労総連合建設に挑戦を開始した」と報告。決意みなぎる発言の連続に、初めて参加した仲間も含めて大きな拍手の嵐でした。
 司会から「安倍政権と闘う全学連学生への不当弾圧を許さず、全力で取り戻す決議案」が救援カンパとともに提案され、全員一致で決議とカンパを集約。最後に、「ともに闘う秋田の会」・共同代表からの閉会挨拶と小玉さんの団結ガンバローで集会を締めくくり、交流会では不当逮捕された学生への激励メッセージを集約して、11・1集会へ団結を固め合いました。
(秋田労組交流センター)