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動労水戸の坂場さん講演明るい集会になった10・4栃木国鉄集会

月刊『労働運動』34頁(0309号06/06)(2015/12/01)


動労水戸の坂場さん講演明るい集会になった
10・4栃木国鉄集会


 国鉄闘争全国運動・栃木ととちのきユニオンの共催で「10・4国鉄集会」が開催されました。
 昨年7月の集団的自衛権行使容認の閣議決定から続く国会周辺での反対運動の広がりで、栃木においても金曜行動など戦争反対の声が高まる中で、私たちに何ができるかが問われる集会となりました。
 国鉄闘争全国運動栃木の運営委員会の中で、栃木集会の日程、全員が参加できること、10万筆署名協力組合などに訴えることなどを「6・7国鉄集会」直後から討論を始め、労組まわり、街頭宣伝を行ってきました。力不足を感じましたが、今後の課題がはっきりし、11月集会へ向け継続できる確信が持てたと考えます。
 10・4集会は、国会前の闘い、韓国民主労総の闘いの報告映像DVDが流され、参加者から拍手が起こる場面もあり、迫力のあるものでした。
 主催者あいさつでは、とちのきユニオン委員長から「戦争法は通過したが、闘いはこれからだ。社会を動かしているのは労働者だ。職場から闘いをつくり、ストライキで戦争を止めよう。韓国民主労総と連帯し、労働者のゼネストを実現しよう。そのために全国に動労総連合の旗を掲げよう。11月集会に参加しよう」と訴えがありました。
 講演では、動労水戸の坂場さんから、分割・民営化で本来の業務からはずされ運転業務から売店に差別的配転をされた経験や、現在は検修業務からMTS(水戸鉄道サービス)に出向させられて闘いを続けていることなどが話されました。最後に坂場さんは、「この攻撃は私だけにかけられたのではなく、動労水戸の組合員全員が経験してきたことだ。これが被曝労働拒否と闘える基礎になっている。職場でたった一人でも闘うこと。継続的にぶれずに闘うこと。組合を信じ団結して闘うことだ。11月集会で会いましょう」とまとめました。
 討論では、自治体労働者から「9月の風水害被害については、人員削減と外注化・民営化がもたらしたものだ。新自由主義の結果、引き起こされたものだ」と訴えがされました。
 また、百万人署名運動栃木連絡会から星野絵画展の報告がされました。「労働者の団結した力で星野さんを奪還しよう。11月集会の成功を必ず実現しよう」と訴えがありました。
 また、この間、学生4人が「監禁致傷」容疑で逮捕されている国家権力による学生運動つぶしに対して、なんとしても全力で奪還すると、全学連OBの方から訴えがありました。
 まとめは、国鉄闘争全国運動・栃木の共同代表が行い、「戦争法は成立したが、本当の闘いはこれからだ。動労千葉のよびかける11月集会へ職場から組織して参加しよう」と訴えられました。
 JR労働者の団結ガンバローで集会を締めたのですが、いつになく明るかったです。
 (栃木労組交流センター 佐藤)