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来年2月までに動労総連合・九州をつくると宣言10・18九州国鉄集会

月刊『労働運動』34頁(0309号06/08)(2015/12/01)


来年2月までに動労総連合・九州をつくると宣言
10・18九州国鉄集会


 10月18日、福岡市で「国鉄決戦で戦争と改憲をぶっ飛ばせ!10・18九州集会」が国鉄闘争全国運動・九州主催で行われ、50人が結集しました。
 冒頭、NAZEN福岡から10・12川内原発2号機再稼働阻止鹿児島現地闘争の報告が意気高く行われ、 これを受けて動労水戸の川俣辰彦さんが講演を行いました。
 川俣さんは、JR外注化と常磐線開通、帰還強制攻撃に怒りを込めて語りかけ、絶対反対の闘いを貫いて闘う動労水戸のもとに青年労働者が結集していること、さらに原発労働者との交流が進み労働組合をつくって闘おうとしていること、こうした闘いの土台に国鉄分割・民営化絶対反対の闘いがあることを明らかにしました。さらに「不当な配転攻撃を打ち破り、組合の中心的人格を職場に奪還できたことが、決定的だった」と強調しました。
 川俣さんは前日、久留米での動労水戸支援共闘会議の集い、北九州での交流会に参加し、支援共闘の輪を大きく広げて、この日の集会、講演に臨みました。九州の地でも動労水戸支援共闘が確実に広がっています。

新しい仲間を先頭に合同労組の分会作りが拡大

 次に、合同労組レイバーユニオン福岡に新しく結集し、「パワハラ」と対決して闘う外食産業の分会の仲間が発言に立ち、「必ず会社に謝罪させる」と決意を述べました。今、九州の地では、国鉄決戦と一体となった合同労組運動が前進しています。非正規職化やパワハラ、ブラック企業を弾劾し、職場に労働組合をつくって闘うパワーあふれる闘いが始まっています。

羽廣さんが「来年2・16までに動労総連合・九州をつくる」と宣言

重大だったのは、国労原告団の羽廣憲さんが、「来年2・16国鉄解雇29年目を期して、九州の地でも動労総連合をつくる」と力強い宣言を行ったことです。

石﨑さん「労働者として闘いを貫く」

 同じく国労原告団の石﨑義徳さんも動労千葉の不当労働行為を認定させた闘いを引き継ぎ、「一人の労働者として闘いを貫く」と決意表明しました。 戦争の危機が迫る今日、「動労総連合・九州をつくって、必ずゼネストをやるぞ」という決意があふれました。
 11月労働者集会に参加する教育労働者全員が登壇し、「戦争教育を許さない」という決意表明を行いました。
 また韓国派遣団全員も登壇し、民主労総の「非正規職撤廃、パククネ政権打倒」の闘いと連帯する決意を述べました。
 10・18国鉄九州集会は、動労総連合・九州を結成し、それを軸に、階級的労働運動と国際連帯で11・1総決起、国鉄決戦勝利、安倍打倒をかちとる戦闘宣言の場となりました。
 この集会に参加した仲間から「私も11・1に参加します」という声があがり、さらに幾人も新しい仲間が増え、闘う陣形が拡大しつつあります。
 (九州労組交流センター 柴田利博)