2016年1月アーカイブ

2016年1月 1日発行 第0310号

(写真 12・5~6動労総連合第30回定期全国大会が大成功! 3桁の組織拡大で国鉄・JR産別労働組合へ新たなスタートを切った!) ◎甦る労働組合 戦争阻止、非正規職撤廃へ16春闘に立ち上がろう2016年の年頭アピール 動労総連合を先頭にゼネストに突き進む階級的労働運動を展開しよう! 辻川 慎一(全国労組交流センター代表 動労水戸副委員長) 〔特集〕12・5~6動労総連合大会が新たに三組合加入で大成功! 国際連帯闘争特集―韓国民主労総と連帯し戦争阻止へ!動労総連合大会 国鉄・
月刊『労働運動』34頁(0310号00/01)(2016/01/01)


月刊労働運動 2016年01月号 目次

赤羽 進彦(全国労組交流センター常任運営委員・ 医療福祉部会・青年部)  安倍政権は2015年通常国会において、戦争法案と一体で労働者派遣法改悪案を衆院で可決し、改悪派遣法が9月30日に施行された。 派遣労働者は3年たったら解雇されるという仕組みへの大転換だ。同時に、これまで「正規職に規定されてきた非正規職」から「非正規に規定された正規職」への大転換だ。3年で首が切られるのは派遣労働者だけではない。すべての労働者の首を切れるようにするということだ。労働者は闘わなくては食べて
月刊『労働運動』34頁(0310号01/01)(2016/01/01)

甦る労働組合
戦争阻止、非正規職撤廃へ16春闘に立ち上がろう

辻川 慎一(全国労組交流センター代表 動労水戸副委員長) はじめに  年末も年始もない忙しさかもしれませんが、明けましておめでとうございます。 今年は、動労千葉の国鉄分割・民営化反対第2波ストライキ、動労水戸・高崎結成―動労総連合結成から30周年。記念すべき年です。全国労組交流センターとして今一度原点に立ち戻るとともに、30年間の不屈の闘争で切り開いてきた階級的労働運動の核心的地平をはっきりさせ、その真価をかけて16年春期から勝負する時を迎えています。 動労総連合建設を軸に
月刊『労働運動』34頁(0310号02/01)(2016/01/01)


2016年の年頭アピール
動労総連合を先頭にゼネストに突き進む階級的労働運動を展開しよう!

動労総連合の新たな出発点  動労総連合は、昨年12月5~6日、千葉市・DC会館において、第30回定期全国大会を開催した。一昨年12月の大会以降、昨年2月に動労神奈川、7月に動労総連合・新潟、9月に動労福島が結成された。新たな単組から選出された代議員を加えた今回の大会は、動労総連合がJRの労働運動の主流派に躍り出る出発点を築く歴史的な大会になった。 「動労総連合を全国に!」の旗印を高々と掲げ、JR―グループ会社での闘いを強化して正規・非正規の壁を打ち破る闘いに全力で決起し、来
月刊『労働運動』34頁(0310号03/01)(2016/01/01)


国鉄・JR産別労働組合としてつくりあげる!
12・5~6動労総連合大会が大成功!
2016年30周年大会までに3桁の組織拡大の実現へ!
新たに三組合が加入し、青年が牽引した歴史的大会

(○質問 ●答弁)○動労西日本(青年) これから1~2年が勝負だと思うので頑張りたい。闘争費を増やすことを検討してほしい。○動労総連合・新潟 初参加です。力強い提起があったので、自分も力を出して努力していきたいと思います。○動労西日本(青年) 先日、職場の新入社員から「労働組合って何をするところなの」と聞かれました。若い人は労働組合を知らない。広報活動をもっとやった方がいいと思います。 動労総連合を北海道にも広げたいと思います。○動労神奈川(青年) 先日、山手線の新型車両E
月刊『労働運動』34頁(0310号03/02)(2016/01/01)


◆動労総連合大会の質疑応答
12・5~6動労総連合大会が大成功!
団結は決断だ! 覚悟を持って職場に帰ろう!

(写真 10・31国際連帯集会で、民主労総、ドイツ、トルコと日本の労働者が熱く交流) (写真 11・14韓国民主労総のゼネスト15万人決起と共に闘った動労千葉訪韓団) ■10・31労働者国際連帯集会  10月31日、労働者国際連帯集会が開催され、韓国、ドイツ、トルコの闘う労働者、在日・滞日労働者をはじめ300人が結集した。 主催者挨拶に立った動労千葉の田中康宏委員長は、「世界の労働者は同じ攻撃と闘っている。正規と非正規、国境を越えて団結し、戦争を止めよう。新自由主義を打ち破
月刊『労働運動』34頁(0310号04/01)(2016/01/01)


国際連帯特集
ゼネストと国際連帯で、戦争と外注化・非正規職化を止めよう!

(写真 活発な質疑応答)  11月2日、日韓労働者理念交流がDC会館で開かれた。国際連帯の新たな展望を示した11・1集会の高揚を引き継ぎ、戦争と労働法改悪を打ち破る情勢分析と理論を論議する画期的な場となった。 動労千葉の川崎昌浩書記長の司会進行のもと、韓国から民主労総ソウル地域本部のソンホジュン事務処長が「パククネの労働改悪、なぜ」と題する講演、日本からは動労千葉の田中康宏委員長が「民営化・外注化・非正規職化攻撃と動労千葉の闘い」をテーマに講演し、活発な質疑応答が行われた。
月刊『労働運動』34頁(0310号04/02)(2016/01/01)


国際連帯特集
■11・2日韓労働者理念交流
戦争、外注化・非正規職化うち破る国際連帯闘争の新たな発展かちとる

(写真 15万人が決起した民主労総の11・14ゼネスト) (写真 11・14ゼネスト連帯で動労総連合の青年を先頭にソウル市内をデモ) 11・14民主労総のゼネストに連帯し100人超の訪韓団が共に闘う 動労千葉は昨年11月13~17日の訪韓闘争を民主労総ソウル地域本部と共に闘いぬいた。動労総連合の仲間をはじめ100人を超える訪韓団が結集した。 「パククネ打倒」掲げ15万人  最大の闘いは、14日の民衆総決起大会だ。民主労総は「労働市場構造改悪阻止」「パククネ打倒」を掲げこの十
月刊『労働運動』34頁(0310号04/03)(2016/01/01)


国際連帯特集
民主労総は労働改悪阻止・パククネ政権打倒を掲げ、11~12月数波のゼネストに決起!
■11・14~15訪韓闘争

国内の全てのものが「閣下」の意のままに左右される時代が再び来ようとしているのか  人はそれぞれ異なる哲学と歴史意識で生きていくのが当然であるにもかかわらずパククネ政権は自分たちの趣向に合う歴史観だけを許容するというファシスト的意志を歴史教育で貫徹しようとしている。全教組は今日14時に教育部が発表する歴史教科書国定化推進を「反歴史的暴挙であり第2の維新宣言」として糾弾する。マスコミ掌握に続いて教育過程掌握、そして歴史教科書掌握をとおして、育って行く子どもたちの思考まで統制するこ
月刊『労働運動』34頁(0310号04/04)(2016/01/01)


国際連帯特集
「声明書」歴史教科書国定化は第2の維新宣言だ!
全国教職員組合 イソンデ全教組ソウル支部長 提起( 11・15韓国での理念交流 )

山本弘行(動労千葉国際連帯委員会) 外注化・非正規職化との闘い  動労千葉を通じた国際連帯闘争は2002年から始まり、2015年で13年になる。その蓄積で、今年は国際連帯闘争において画期的地平を切り開いた。 各国の労働者に共通する闘いは、民営化・外注化・非正規職化攻撃との闘いだ。国際連帯の持つ大きさとインパクトを再度確認した11月集会過程だった。今年は初めてトルコから労働者が参加したが、彼らも新自由主義攻撃と対決しており「闘いの課題は共通だ」と語っていた。 日韓米中の連帯で
月刊『労働運動』34頁(0310号04/05)(2016/01/01)


国際連帯特集
■11月国際連帯闘争の総括と今後の課題

 10月冒頭、TPP交渉が「大筋合意」に達した。安倍政権は、アベノミクス破綻の総括もできない中、「TPPは国家百年の大計」とうそぶき「日本経済をGDP600兆円へ成長させる」という空文句を掲げた。米・オバマは「中国に経済のルールは書かせない」と述べた。米では合意内容への不満(自動車への関税100%廃止、製薬資本の特許権への制約など)が強く、議会の批准は大統領選後まで行われないと言われるが、TPPが動きだしたのは間違いない。 日本では、16年通常国会で批准と実行に関する法案の審
月刊『労働運動』34頁(0310号05/01)(2016/01/01)


時代を解く (7)
TPP(環太平洋経済連携協定)は新自由主義攻撃の凶暴なテコ

小泉義秀(東京労働組合交流センター事務局長) ニムのための行進曲(韓国の歌)  11月16日、韓国での理念交流の冒頭に「ニムのための行進曲」を合唱した。初めての経験だ。私は音符と訳詩を所持して臨んだが、メロディにのせて歌うことはできなかった。民主労総の集会のビデオを観ると、必ずこの歌が出てくる。今後の国際連帯闘争の中で合唱することもあるだろう。ネットで検索するといろいろな解説や訳が出てくるが、以下の訳詩と解説が一番良いと思うので掲載する。以下は『季刊 在日文芸 民涛』(198
月刊『労働運動』34頁(0310号06/01)(2016/01/01)

労働組合運動の基礎知識 第15回

小泉義秀(東京労働組合交流センター事務局長)  昨年の闘いは東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の解雇撤回・職場復帰の闘い、故田口組合員の解雇が不当労働行為だと認定させる闘いと、さらなる職場での闘いの勝利を基軸に『非正規が闘って、勝った!』の出版、合同・一般労働組合建設・交運連絡会における、小竹運輸グループの闘い、さいたまユニオン大石運輸分会の闘い、東部ユニオン吉崎製作所分会の会社解散・全員解雇攻撃との闘い、群馬合同労組中央タクシー分会の闘い等、さらに全国で組合解体攻撃と
月刊『労働運動』34頁(0310号07/01)(2016/01/01)


闘う合同一般労組
『非正規が闘って、勝った!』(鈴コン本)は全国協の戦闘宣言
鈴コンの闘いは非正規労働者の希望と展望を示している

(写真 ドイツのクルトさんが店を訪れる) 倉岡 雅美(動労福島 郡山駅新幹線ホームキオスク勤務)  シフト表を渡されると、まず休日の日数を数えます。遊びの予定を立てるためではありません。給料は時給制。月の休みの日数は切実なのです。今月は8日。9日休みになると、本当に生活が厳しくなります。必死に数えて、嘆いたり、ちょっとホッとしたり。早番、遅番の二交代制なのでカラダをしっかり休めたい、〝闘争の休日〟以外にもダラダラしたり、遊びに行ったり、リア充な休日を過ごしたい。でも、その休
月刊『労働運動』34頁(0310号08/01)(2016/01/01)

ひめじょおん――女性部から
労働者階級の中に生きている

(前号より続く) 三井鉱山会社が三池炭鉱労働組合に挑戦してきたのは一九五九年です。この年、政府が先導して石炭大手各社の企業整備が強行され、炭労はやはり有効に対処できませんでした。三鉱連(前々号参照)も三池を除くと妥協傾向が強い。孤立する三池に会社は攻撃を集中。整理目標を満たすことを主眼とする中労委あっせん案に対してさえ、「量より質だ」として拒否する。「質」とは解雇者に必ず職場活動家三百人を含めろということ。こうして一二月に一三〇〇人に指名解雇通告、翌年一月団交は決裂して二五日
月刊『労働運動』34頁(0310号09/01)(2016/01/01)

戦後労働運動史の中から第31回
炭労の闘争と三池争議(3)

(写真 12・5第2次民衆総決起闘争5万人大行進) 12・16ゼネストに決起  昨年12月、パククネ政権の労働改悪に対する民主労総の渾身(こんしん)の闘いが行われた。 パククネ政権は1月8日を会期末とする臨時国会で国会議長に労働改悪5法案を職権上程するよう強要しようとしている。法案通過のために国家非常事態まで宣布すると脅迫している。 ハンサンギュン民主労総委員長は12月10日に逮捕されソウル拘置所にいる。 民主労総は12月16日、臨時国会での労働改悪5法案を阻止するためのゼ
月刊『労働運動』34頁(0310号10/01)(2016/01/01)


Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№7
民主労総は労働改悪絶対阻止へ 12月ゼネストを勝ち取る!

坂野康男(東海合同労働組合執行委員長) 東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の闘いの生々しい記録を綴った『非正規が闘って、勝った!』が出版されました。176頁もある本を、僕は一気に読み通しました。「鈴コン分会ワールド」(16頁)へ引き込まれるものがあったからです。 ※団結のすばらしさ  そこには団結の素晴らしさが描かれていました。「鈴コン分会は、〝お涙ちょうだい〟や〝浪花節〟ではない。裁判や労働委員会は、『向うの土俵である』という考え方に立って、労働者の団結権を押し立てて
月刊『労働運動』34頁(0310号11/01)(2016/01/01)


『非正規が闘って、勝った!』は団結と実践の塊だ!

動労水戸がストライキに決起 12・18茨城12月18日、動労水戸は青年運転士の會澤憲一組合員に対する「ライフサイクルの深度化」施策による駅への強制配転を阻止すべく第1波ストに決起した。午後3時に水郡線大子運輸科前に組合員が結集し、JR東日本水戸支社に対し、會澤組合員への駅強制配転の発令を断固として許さない意思を突きつけた。 晴海郵便局へ抗議申し入れ行動 12・23東京郵政非正規ユニオンは12月10日、晴海郵便局の組合員に対する雇い止め解雇と団体交渉拒否をめぐり、東京都労働委
月刊『労働運動』34頁(0310号12/01)(2016/01/01)


PhotoDocument 2015年12月