月刊労働運動-Home> 地平線 > | 連載 >

地平線春闘と一体で3・27三里塚全国集会へ大結集を!

月刊『労働運動』34頁(0311号12/01)(2016/02/01)


地平線
春闘と一体で3・27三里塚全国集会へ大結集を!


労農同盟の新たな発展かけ、動労総連合建設、春闘と一体で3・27三里塚全国集会へ大結集を!
全学連・反戦三里塚現地行動隊
 1月10日、三里塚芝山連合空港反対同盟が主催する新年の団結旗開きが135人結集で大成功しました。
 主催者あいさつは市東孝雄さん。北原鉱治事務局長のメッセージを代読した後、目標としてきた年内一万筆の最高裁署名を達成し農地を守る陣形が広がっていることへのお礼を述べ、「安倍政権は戦争への道をさらに押し広げようとしている。まさに今、反対同盟の真価を発揮するときだ。皆さんと共に出来る限りの力を尽くし闘う」と決意表明しました。
 連帯あいさつで、動労千葉の田中康宏委員長は「今年は決戦の年。国家権力と真正面から対決してきた三里塚闘争50年の闘いの中に勝利の展望のすべてがある。第三滑走路をめぐる案が具体化された。今年新しい三里塚闘争が始まる。資本主義の出口のない危機が戦争を生みだしている。戦争は絶対にさせない。安倍政権を戦争法もろとも打倒する。その先頭に立つのが三里塚闘争だ。われわれは、もう一方の闘いの軸を握っている。国鉄分割・民営化からはじまる日本の労働運動を解体しようという攻撃に30年間負けなかった国鉄闘争だ。戦争法と一体の派遣法の大改悪は1985年以来の大転換。労働者すべてを非正規にたたき落とし労働運動を解体する攻撃だ。闘いの旗を降ろすことは出来ない。断固闘いを継続する。危機に立っているのは敵の側だ。労働者・農民にとっては大きなチャンスだ。動労総連合は一年間で3桁の組織拡大を実現する。闘いの原点は、動労千葉と三里塚との労農連帯だ。必ず日本の労働運動の再生と農民の怒りの決起を爆発させる」と熱烈に訴えました。
 まとめで萩原富夫さんは「安倍打倒で、真っ向から対決して闘う」と表明し、3・27全国集会と7・3三里塚闘争50周年の集いへの結集を呼びかけました。
 反対同盟は、市東さんの農地死守、朝鮮侵略戦争のための軍事空港建設阻止を掲げ、戦争と貧困の安倍政権を打倒する最先頭に立つ宣言を発しました。安倍=最高裁・寺田体制打倒に向け、「最高裁緊急五万人署名」と「賛同署名」をあらゆる労働組合に持ち込み、決戦勝利の陣形構築へ闘いましょう。
 労働者と農民の労働が社会の富のすべてを生みだしているにもかかわらず、生殺与奪権を資本に奪われ、社会の崩壊・戦争への動員が現実化しています。この現実を覆す闘いこそ、命を育む農民が農地を武器に、命を運ぶ労働者が鉄路を武器に闘ってきた反対同盟・動労千葉を軸とする労農連帯です。
 1047名解雇撤回、反合・運転保安、外注化阻止・非正規職撤廃、被爆労働拒否を貫く階級的労働運動・国際連帯の発展を勝ち取りましょう。現地闘争本部は、成田をゼネストの拠点とすべく、空港内労働者・周辺住民の獲得へ、動労総連合建設と一体で断固決起します。3・27三里塚現地に労組旗を林立させましょう。全国労組交流センターのみなさんの結集を呼びかけます。