2016年6月アーカイブ

2016年6月 1日発行 第0315号

(写真 5・1新宿メーデーで、千駄ヶ谷区民館で320人の集会後、JR東日本本社に向けて怒りのデモ行進) 月刊労働運動 2016年6月号 目次 ◎甦る労働組合 7月選挙決戦に向かって各地に労組拠点を建設しよう! 1 〔特集〕7月選挙戦へ! 拠点建設と新しい労働者の政党を! 安倍政権の改憲と労働破壊に国鉄決戦で反撃を!7月参議院選挙で鈴木たつおさんを国会へ! 鈴木さんインタビュー 職場拠点化と新しい労働者の政党を!今回の選挙は歴史の飛躍点にすることができる! ダブル選挙となれば
月刊『労働運動』34頁(0315号00/01)(2016/06/01)


月刊労働運動 2016年6月号 目次

小泉 義秀(全国労組交流センター常任運営委員・ 合同・一般労組全国協議会)  5月14日沖縄で、全学連の仲間がデッチあげで不当逮捕され、沖縄大学自治会委員長の自宅に家宅捜索が入り、韓国民主労総の3人の同志が那覇空港で一時入国を拒否された事態は、安倍政権が韓国・民主労総と沖縄闘争の結合をいかに恐れているかを示している。 伊勢志摩サミットは朝鮮侵略戦争のための会議だ。その後のオバマの広島訪問は核戦争宣言であり、沖縄辺野古基地建設をごり押しする大攻撃だ。絶対に許すことはできない。
月刊『労働運動』34頁(0315号01/01)(2016/06/01)

甦る労働組合
7月選挙決戦に向かって各地に労組拠点を建設しよう!

★立候補を決意した理由 ―参議院選挙に立候補しようと思われたのはどうしてでしょうか。鈴木 決意を固めたのは昨年9月19日安保・戦争法強行採決前後です。また労働者派遣法改悪に対しても労働者の怒りを体現する政党が一体どこにあるのかという問題意識です。 その強行採決の日に、日本共産党志位委員長が「国民連合政府をつくろう。安保条約の是非は当面棚上げする。日本の主権が侵害された場合にはアメリカと共同して防衛戦争をやる」と記者会見した。全国で決起した1千万人の怒りをとんでもない方向に持
月刊『労働運動』34頁(0315号02/01)(2016/06/01)


7月参議院選挙で鈴木たつおさんを国会へ!
鈴木さんインタビュー  職場拠点化と新しい労働者の政党を!

 今年の夏の参院選はいよいよ改憲をめぐる大決戦となります。そればかりか、「経済で結果を出す」ことによって追いつめられた安倍政権が、ダブル選挙に踏み込む可能性もまだ残っています。全学連はこの情勢に対して、参院選においては法大闘争弁護団長である鈴木たつおさんを推して闘います。そしてダブル選挙となれば、全学連委員長である私が東京8区・杉並区より出馬・挑戦します。「新しい労働者の政党をつくろう!」――これを最大のスローガンに掲げ、私は階級的労働運動派の一員として、その闘いの歴史の中
月刊『労働運動』34頁(0315号02/02)(2016/06/01)


今回の選挙は歴史の飛躍点にすることができる!
ダブル選挙となれば、私が衆議院選に挑戦します!
斎藤いくま(全日本学生自治会総連合委員長)

吉本 伸幸(鈴木コンクリート工業分会書記長、 東京西部ユニオン委員長) 生コン車を運転する3か月雇用の非正規労働者の組合の書記長で、東京西部ユニオンの委員長もしています。組合破壊を打ち破って闘っていますが、鈴木たつおさんは私たちの弁護団長として裁判闘争を闘い、解雇撤回・職場復帰の全面勝利を共に勝ち取りました。私は労働者の立場で鈴木さんの推薦人になりました。 戦争が問題になっています。労働組合は、賃金や労働条件だけじゃなくて、きな臭くなってくる戦争に絶対反対だと言わなくてはいけ
月刊『労働運動』34頁(0315号03/01)(2016/06/01)


職場の組織化、仲間づくりと一体で選挙戦を闘おう!

(写真 3・17動労千葉のCTS就業規則改悪阻止などを掲げたストライキ)  国鉄闘争全国運動の6・5全国集会に向けて呼びかけ人会議が開催されました。発言の一部を紹介します。(文責は編集者) 国鉄闘争の旗を守り続けた意味が問われる時が来た 田中康宏(動労千葉委員長)  2月の国鉄集会で国鉄闘争の継続について二つの観点から訴えました。 一つは最高裁判決で「JRの法的責任」が明確になった。これを徹底的に攻めようと。もう一つは、戦争法制定と派遣法改悪で国鉄分割・民営化以来の社会の大
月刊『労働運動』34頁(0315号04/01)(2016/06/01)


国鉄闘争全国運動呼びかけ人会議
安倍政権の改憲と雇用・労働破壊に国鉄闘争で反撃を!

(写真 世界鉄道労働者懇談会で発言する中村執行委員)  【参加者】中村仁さん (動労千葉執行委員、争議団)山本弘行さん(動労千葉国際連帯委員会)瀬戸忠さん  (動労千葉国際連帯委員会)三木芳さん  (動労千葉国際連帯委員会) ※訪米の経緯 瀬戸 3月30日から4月4日まで訪米しました。経緯は以下の通りです。 2003年に動労千葉の川崎昌浩さんと山本弘行さんがサンフランシスコに行き、オークランド港で働いている鉄道労働者とつながりました。鉄道労働者は労働運動の中で戦略的位置を占
月刊『労働運動』34頁(0315号05/01)(2016/06/01)


訪米報告座談会
アメリカの鉄道労働者とつながったことは大きい!
職場で労働者と団結することが国際連帯につながる!

団交打ち切り許すな  CTSは、4月18日の2回目の新賃金交渉で、一切の要求を無視し、団交をうち切りゼロ回答を行ってきた。動労千葉がCTS本社抗議行動の設定を知るや、CTS春闘を早期に終わらすために、急遽、回答を行ってきたのだ。 4月20日18時から、CTS本社前にCTSの仲間達を先頭に70名を超える組合員、支援の仲間が結集し、激しい怒りが叩きつけられた。 時給2~3円アップ! 何が賃上げか!  CTSの回答は、ベアを拒否した上で、正社員が定昇1000円。契約社員が定昇40
月刊『労働運動』34頁(0315号06/01)(2016/06/01)


4・20動労千葉がCTS本社抗議行動
CTSは生きていける賃金を出せ! 就業規則改悪白紙撤回!

4月24日、JR尼崎駅北口広場で、動労千葉と国鉄全国運動・関西の呼びかけによる尼崎事故弾劾の集会とデモが闘われた。  集会に先立ち、動労西日本は大江照己委員長を先頭に「熊本・九州中部地震に際し訴える」組合声明の駅頭ビラ撒きを行い、大きな反響を呼んだ。  午後1時、動労西日本・東元組合員の司会で集会が始まり、呼びかけ人挨拶として、動労千葉・中村仁執行委員がCTS攻防の勝利の地平を報告し、正規・非正規の団結拡大をやり抜こうと訴えた。続いて港合同を代表して木下浩平昌一金属支部書記
月刊『労働運動』34頁(0315号07/01)(2016/06/01)


4・24尼崎事故11周年弾劾闘争
居直りと安全破壊のJR弾劾 動労総連合を最先頭に230人結集

(写真 5月23日の沖縄の新聞) 国際連帯の新たな地平開いた5・15沖縄闘争  5・15沖縄闘争は、「復帰」44年5・14沖縄集会をメインに、14~16日の3日間激しく闘われました。特に朝鮮侵略戦争切迫情勢下で、民主労総が初めて参加し、歴史を画する闘いになりました。昨年5・15沖縄闘争で「『基地の島』・『非正規の島』から国際連帯の島へ! 全島ゼネストの実現を!」と訴えました。民主労総を迎えることで国際連帯闘争が実践的闘いとして大きく前進したのです。 ◆那覇空港での入国妨害弾
月刊『労働運動』34頁(0315号08/01)(2016/06/01)


米軍属による女性殺害事件徹底弾劾! 全基地撤去・日米安保粉砕! 全島ゼネストへ!

山田 護(動労千葉幕張支部支部長)前号からマルクス主義講座として動労千葉労働学校の講義の抜粋を掲載しています。 私は第1期労働学校を卒業しました。  外注化の時は腹に穴が開きました。シニア協定の時と幕張脱線事故の時など、腹が痛くなってのたうち回ったのは人生の中で5回あります。青年部で革マルとのたたかい 経歴から話します。1976年に国鉄の木更津の運転職場に入った。動労と国労しかいなかった。木更津は40人くらいの小さな職場で青年部も5~6人でした。すぐ支部代表で動員に行かされ
月刊『労働運動』34頁(0315号09/01)(2016/06/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第2回
仲間を信頼し、確信をもって闘えば必ず勝てる!

(写真 2016年5月16日朝日新聞より)  パナマ文書という情報暴露が世界を震撼させている。5月10日に世界調査報道ジャーナリスト連合(60カ国400社が参加)の発表というかたちで基本情報が公開された。情報量的には、ウィキリークスの1500倍という史上前例がない規模だ。内容は、タックスヘイブン利用者のためのパナマにある法律事務所、モサック・フォンセカ社の約40年間分の内部文書の暴露である。5月10日に公開されたデータは、この事務所を通して英領バージン諸島などに設立されたペ
月刊『労働運動』34頁(0315号10/01)(2016/06/01)


時代を解く 第12回
藤村 一行(動労千葉労働学校講師)
パナマ文書暴露 (タックスヘイブン)とは何か

小泉義秀(東京労働組合交流センター事務局長) 団交拒否・不誠実団交  労働組合法第7条の2号は団体交渉拒否、不誠実団交の定めだ。小竹運輸グループ労働組合の茨城県労働委員会の4・20勝利命令の大きな柱が経営法曹・石嵜事務所との闘いだった。 団体交渉の当事者は労働者であり、労働組合だ。しかし石嵜事務所の前嶋や安藤弁護士らはそのことを否定する。団交場所は会社が一番良いのは当たり前だ。運転手が仕事から帰ってきて、会社の中で団交を行えばよい。しかし彼らは当初から会社から車で30分もかか
月刊『労働運動』34頁(0315号11/01)(2016/06/01)

労働組合運動の基礎知識 第20回

(写真 4・20地労委で勝利命令をかちとった!) 合同・一般労働組合全国協議会小竹運輸グループ労働組合 建交労を脱退し全国協に加盟  合同・一般労働組合全国協議会小竹運輸グループ労働組合は2013年10月30日、茨城県労働委員会に対し不当労働行為の救済申立てを行い、2年6か月の闘いを経て、今年4月20日遂に完全勝利命令を勝ち取った。 小竹運輸グループ労働組合は2011年11月27日に建交労を上部団体として結成された。しかし、建交労は小竹資本と闘うことなく、組合員の闘いを押さ
月刊『労働運動』34頁(0315号12/01)(2016/06/01)


闘う合同一般労組
小竹運輸グループ労働組合の地労委での完全勝利命令!

辻川あつ子(動労水戸家族会) 5月14から2泊3日で、動労水戸の家族会は、沖縄5・15闘争に参加しました。一昨年からの希望がようやく実現して、久しぶりの旅行会でした。家族会の泊まりがけの行動は、約20年ぶりで、8・6広島闘争&温泉ツアー以来の企画でした。子ども達も大きくなり、活動が可能になりました。あいにく仕事の都合で、同行が出来ず、事前日程で沖縄に行った家族もいましたが、家族3人と石井委員長で参加しました。 14日は国際通りのデモと「復帰」44年5・14集会に参加。民主労
月刊『労働運動』34頁(0315号13/01)(2016/06/01)

ひめじょおん――女性部から
沖縄5・15闘争に動労水戸家族会「初参加」しました!

新日本窒素水俣工場の「安定賃金」争議(1) 一九六二年七月、合化労連(合成化学産業労働組合連合)の中心組合の一つ、新日本窒素水俣工場の組合が、会社側の「安定賃金」提案に反対して無期限ストに入りました。 新日本窒素(略称新日窒、のちチッソと改称)は、当時化学産業の大手企業、その水俣工場は、海に流された工場廃水が住民に有機水銀中毒(水俣病)を引き起こした元凶です。この会社は戦前、日本窒素といって、朝鮮に進出、鴨緑江水系などに開いた大水力発電所による化学工業で大資本にのし上がった。
月刊『労働運動』34頁(0315号14/01)(2016/06/01)


戦後労働運動史の中から第36回

4・17関西交流集会に230人が結集!  関西労組交流センター 4月17日、大阪市立生野区民センターで、「打ち破ろう分断! 取り戻そう団結! 世界の労働者は団結して闘おう! 4・17関西交流集会」が230人の結集でかちとられました。 開会あいさつを行った関西合同労組阪神支部のホヨンホ支部長は「戦争か革命かが切迫した情勢の中で国際連帯と団結で侵略戦争を阻止しよう。『労働者には力がない』という体制内勢力やスターリン主義の敗北主義と対決し、民族・国境・国籍をのりこえ労働者階級はひと
月刊『労働運動』34頁(0315号15/01 )(2016/06/01)

地平線
世界の労働者は団結して闘おう!

広島県労組交流センター2016年定期総会が成功裡にかちとられる! 4月3日、広島市西区民文化センターで、2016年度のスタートを切る定期総会が開催された。広島連帯ユニオン青年部の会員が議長を務め、総会後の交流会まで、終始青年労働者が中心となってとり仕切られた総会だった。 冒頭に、代表の動労西日本大江委員長が主催者あいさつ。「動労総連合を全国にと掲げ、2年で北陸結成にまで至った。誰がこれを予測できただろうか。情勢はそこまで来ている。戦争阻止のためにも仲間を増やす1年としたい」と
月刊『労働運動』34頁(0315号16/01 )(2016/06/01)


投稿

動労総連合の出向無効確認訴訟 4・27東京動労総連合強制出向無効確認訴訟の第15回口頭弁論が、4月27日、東京地裁民事第11部(佐々木宗啓裁判長)で開かれた。JR自身が出した文書で事故多発の原因は外注化だと認めていることを指摘して、原告代理人は「外注化は直ちに撤回されるべきであり、外注化が前提の出向も無効を宣告されるべきだ」と声を強めた。 動労連帯高崎がストライキ! 4・28埼玉動労連帯高崎は4月28日、TTS(高崎鉄道サービス)籠原(かごはら)事業所と同熊谷事業所(写真)
月刊『労働運動』34頁(0315号17/01 )(2016/06/01)


PhotoDocument 2016年4~5月