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4・24尼崎事故11周年弾劾闘争

月刊『労働運動』34頁(0315号07/01)(2016/06/01)


4・24尼崎事故11周年弾劾闘争
居直りと安全破壊のJR弾劾 動労総連合を最先頭に230人結集

4月24日、JR尼崎駅北口広場で、動労千葉と国鉄全国運動・関西の呼びかけによる尼崎事故弾劾の集会とデモが闘われた。
 集会に先立ち、動労西日本は大江照己委員長を先頭に「熊本・九州中部地震に際し訴える」組合声明の駅頭ビラ撒きを行い、大きな反響を呼んだ。
 午後1時、動労西日本・東元組合員の司会で集会が始まり、呼びかけ人挨拶として、動労千葉・中村仁執行委員がCTS攻防の勝利の地平を報告し、正規・非正規の団結拡大をやり抜こうと訴えた。続いて港合同を代表して木下浩平昌一金属支部書記長が、国鉄闘争の意義を全面的に訴えた。関西地区生コン支部からは、力強いメッセージが紹介された。
 基調報告を原田隆司・動労西日本近畿支部長が提起した。原田支部長は、尼崎事故を居直るJR資本を徹底弾劾し、動労総連合の全国建設をもって「第2の分割・民営化粉砕、JR体制打倒」へ突き進むもうと訴えた。さらに、「動労総連合建設こそ、朝鮮侵略戦争を阻止し、労働法制改悪攻撃を粉砕し、安倍打倒を勝ち取るゼネストを作り出す闘いだ」と訴えた。
動労千葉の中村さんが再び登壇し、アメリカ・シカゴに行き、国際連帯の発展を勝ち取ったことを報告し、労働者の国際連帯こそ、戦争を阻止し、労働者が勝利する力だと訴えた。
 動労水戸・外岡弘執行委員は、被曝労働拒否の闘いで常磐線全線開通攻撃を粉砕する決意を述べた。動労福島・橋本光一委員長、動労総連合・北陸の決意表明に続いて、動労総連合・九州の羽廣憲委員長が立ち、4・14~16熊本大震災を階級的災害として徹底弾劾し、被災地救援を訴えた。動労西日本は、全組合員が登壇し、大江委員長と岡崎昭夫執行委員が、広島印刷事業所廃止阻止・組織拡大へ向けて熱烈に決意表明した。
参加各団体の決意表明を受けて、動労西日本・橘日出夫組合員が団結頑張ろうの音頭をとり、230名でデモ行進に打って出た。事故現場で献花し、改めて「闘いなくして安全なし」を確認した。デモの最後に、中村さんの団結頑張ろうで、この日の闘争を締めくくった。
 (国鉄西日本動労車労働組合)

(写真 事故現場までデモ行進【後方が現場】)