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ひめじょおん―女性部から第23回 女性部大会の報告

月刊『労働運動』34頁(0316号14/01)(2016/07/01)

ひめじょおん――女性部から
第23 回全国女性部大会の報告
拠点建設に向けて闘おう!

 東 理恵(全国女性部副部長・関西)

 5月29日、東京で第23回女性部大会を開催しました。初参加者もあり、具体的な現場の闘いの発言は多くの教訓に満ちており、大恐慌と戦争の時代に必ず労働者は立ち上がることを示しています。「全国総会で提起されたゼネストを組織する交流センター運動、労働の奪還、組織拡大を女性部大会でも課題とし、議論を重視する大会にしよう」が全国運営委の議論でした。
 大会では、本部飯田事務局長から「動労東京がついに結成される! ( 6月1日結成、4日結成集会)」という熱い報告があり、来賓の婦人民主クラブからは、鈴木選挙を闘う中での各地での星野絵画展の報告がありました。ビラが大切という話にはみな納得でした。
 執行部から総括、情勢、方針の提起があり、午後からは質疑討論です。広島、関西、茨城、東京各地域、神奈川、福岡、岡山と発言がありました。
 広島からは、伊勢志摩サミットからオバマ広島訪問の直後でもあり、「核のボタンを持ってヒロシマの地を踏むなど断じて許せるか! ヒロシマと沖縄の怒りと闘いは一つだ」と、オバマ訪問で広島市内が異様な厳戒態勢、体制内の総屈服の中、交流センター派が唯一集会とデモを貫徹し、外国メディアの大注目を浴びたと力強く報告されました。広島連帯ユニオンの女性労働者の闘いと一体の報告でした。
 東京の大手百貨店の女性労働者の解雇撤回闘争の報告は、闘いは一人の決起から始まることが改めてはっきりしました。セクハラやパワハラの職場で泣き寝入りせず、おかしいことにおかしいと立ち上がり、合同労組に結集して闘うことで、自分の力に目覚めていく女性労働者の姿がありました。大会後の交流会でも彼女の話を聞く中で、自分の怒りと向き合って一緒に闘ってくれるところはないのか、なぜ労働者が資本の都合で簡単に首を切られるのかと怒る労働者が何万何十万と立ち上がる時代だと強く感じました。
 鈴木選挙で私たちが掲げている「新しい労働者の政党をつくろう!」は今の時代に最も求められている中身です。圧倒的に確信をもち、鈴木選挙の勝利に向かって突き進みましょう。
 関西からは、この間「交流センター女性部とは」「婦民があるのだから女性部はいらないのでは」という議論を率直にしてきたこと、そのことが3・8国際婦人デー集会の大成功につながったことなどが提起されました。八尾北・西郡の新たな闘いへの突入は、拠点労組を軸に地域全体を獲得するソビエト建設への挑戦を開始していること、革命の現実性と来たるべき新しい社会を作る大いなる展望があることを参加者と共有したいというものでした。
 「怒りは地に満ちている。要は我々が問われている。国鉄闘争30年の勝利の地平と労働者階級の決起に圧倒的に確信を持ち拠点建設に向かって闘うことが一切ではないか」。女性部大会の議論を通して感じたことです。共に闘いましょう。