2016年8月アーカイブ

2016年8月 1日発行 第0317号

(写真 常磐線全線開通反対!被曝労働拒否でストライキに決起した動労水戸のいわき駅前街宣) ◎甦る労働組合 参院選で切り拓いた地平を土台に11・6労働者集会の歴史的成功を〔特集〕7・10参院選に「新しい労働者の政党をつくろう」と挑戦、7・12常磐線全線開通反対、被曝労働拒否闘争に決起!参議院選挙闘争の総括  職場拠点を基盤にした「力ある政治勢力」として決定的に登場していこう  鈴木たつお(参議院議員選挙候補者・弁護士)階級的労働運動にかけて職場から社会的衝突を作ろう 田中康宏
月刊『労働運動』34頁(0317号00/01)(2016/08/01)


月刊労働運動 2016年8月号 目次

飯田 英貴(全国労組交流センター事務局長)  全国労組交流センターは、7月参院選を鈴木たつお候補を推して闘い、東京選挙区で1万6187票を獲得しました。 今回の参院選の激闘は労働者の歴史選択をかけた決戦でした。戦後の世界支配が音を立てて崩れ、ゼネストをはじめ、労働者の新たな闘いが始まっている。私たちは「労働者の力で社会に革命を」「新しい労働者の政党をつくろう」と訴えて闘いました。闘いの核心は、革命の必要性と現実性、その主体は労働者階級であることを具体的に訴えることにありまし
月刊『労働運動』34頁(0317号01/01)(2016/08/01)

甦る労働組合
参院選で切り拓いた地平を土台に11・6労働者集会の歴史的成功を

 7月10日に投開票が行われた参議院議員選挙に、全国労組交流センターは、鈴木たつおさんを推薦して、その勝利のために全力をあげて共に闘いました。「社会の主人公は労働者だ」と訴え、「新しい労働者の政党をつくろう」のスローガンで獲得したのは1万6187票です。階級的労働運動で拠点を建設し、労働者の新たな政党をつくりだす大きな一歩を踏み出しました。 職場拠点を基盤にした「力ある政治勢力」として決定的に登場していこう 鈴木たつお(参議院議員選挙候補者・弁護士) 全学連の街宣隊を先頭に
月刊『労働運動』34頁(0317号02/01)(2016/08/01)


参議院選挙闘争の総括
職場拠点を基盤にした「力ある政治勢力」として決定的に登場していこう

田中康宏(動労千葉委員長)  今回の選挙は、我々の歴史選択として避けて通ることのできない闘いだったと思います。国際的な情勢を見てください。ゼネスト、暴動が闘われている所は全部「本当の労働者の政党が必要だ」という形で闘われています。アメリカ、ヨーロッパの情勢を見てください。極右や緑の党など様々な党が出ている。韓国はセヌリ党が負けた。本当の労働者の党が必要です。我々は声を上げなかったら歴史からずり落ちたんです。 さらに、日本の情勢の改憲の危機を前にして、ここで声を上げなかったら
月刊『労働運動』34頁(0317号02/02)(2016/08/01)


参議院選挙闘争の総括
階級的労働運動にかけて職場から社会的衝突を作ろう

【1】はじめに  鈴木たつお弁護士を押し立てて闘いぬいた参議院選挙決戦は、直後にかけられたユニオン習志野弾圧、京大反戦ストへの4名無期停学処分という形で、その意義、威力、国家権力への打撃感を明らかにするものとなった。 「街宣隊からの報告」として、「世界を揺るがした18日間」の一端をできる限り街頭の熱気を損なわぬよう報告したい。 【2】労働者階級の根底的怒りとの結合  今次参議院選挙闘争は第一に、労働者階級の根底的怒りとむすびつき、それを解き放つものとなった。 最終日・最終街
月刊『労働運動』34頁(0317号02/03)(2016/08/01)


参議院選挙闘争の総括
―街宣隊からの報告―労働者階級の怒りと結合し、労組拠点建設と一体化した闘いだった

  動労総連合は昨年9月、JR東日本本社に対して「最高裁決定に基づいて動労千葉組合員を採用せよ」と申し入れた。これに対してJRは、「裁判の当事者ではないから回答する立場にないと認識している」と回答してきた。団体交渉も行う考えはないという。  しかし、すでに真実はすべて暴かれている。こんなペテンは通用しない。 今すぐ解雇を撤回しろ!  われわれは7月8日、これらの点についての会社の見解を明らかにさせるとともに、団体交渉を行うことを要求して改めて申し入れを行った。 JRは責任逃れ
月刊『労働運動』34頁(0317号03/01)(2016/08/01)


団体交渉拒否弾劾!--国鉄1047名解雇撤回闘争 JR東本社回答

(写真 いわき駅前に登場した動労水戸) 7・12常磐線 原ノ町~小高延伸反対の闘い石井 真一(動労水戸委員長)  7月12日南相馬市・小高区の避難区域解除に合わせて、JR東日本は福島第一原発に向かって、原ノ町駅から小高駅に電車の運転を再開しました。動労水戸は、小高延伸絶対反対を掲げて17人がストライキに突入し、いわき駅に組合員25人が駆けつけ、動労総連合や労組交流センターの仲間もあわせて総勢60人で抗議闘争を展開しました。 まずいわき運輸区前に登場しました。動労総連合青年部
月刊『労働運動』34頁(0317号04/01)(2016/08/01)


常磐線全線開通反対、被曝労働拒否のたたかい

(写真 小高駅前に登場し運転再開弾劾行動) 原発推進のJR資本に立ち向かう労働組合が福島の地に旗を立てた 橋本光一(動労福島委員長)  動労福島は労組交流センターの仲間などと共に、「JR常磐線(小高~原ノ町)運転再開」反対の、東京―いわき―小高―原ノ町―仙台を貫く、動労総連合統一闘争に決起しました。 小高駅前では、「希望の牧場」の吉沢正巳さんと一緒に動労福島の横断幕を広げ肉声で弾劾行動。相馬市長や経産省副大臣ら約150人の「運行再開」式典参加者は苦々しい顔をしながらも大いに
月刊『労働運動』34頁(0317号04/02)(2016/08/01)


常磐線全線開通反対、被曝労働拒否のたたかい
★福島の怒りが爆発!

(写真 動労東京を先頭にJR東日本本社前抗議行動に決起!)  「常磐線運転再開許すな! 被曝の強制絶対反対」動労総連合統一行動の一環として、7月12日午後6時から新宿駅南口にて、JR東日本本社抗議行動が、動労千葉、動労東京、動労神奈川、NAZEN、合同・一般労働組合全国協議会、全学連の同志達の参加のもと、盛大に打ち抜かれた。 最初に、動労総連合の川崎昌浩書記長が、常磐線延伸は、放射能汚染地域への被曝・帰還を強制し、乗員と乗客に被曝を強いることであり、鉄道会社の使命などでは断
月刊『労働運動』34頁(0317号04/03)(2016/08/01)


常磐線全線開通反対、被曝労働拒否のたたかい
常磐線全線開通反対、JR東日本本社抗議行動に決起!

(写真 2月日教組第65回教研集会に登場した教労部会) ― 新しい労働者の組合をつくろう! ― 「戦争と革命の時代」に〝教え子を再び戦場に送るな!〟を高々と掲げて闘う! 葛本 京子(三浦半島教育労働者部会) 教育、自治体、郵政、医療など各産別の闘い、及び「労働者階級と諸戦線の闘い」を掲載しています。 私たちは2005年役員選挙から、じつに12回の組合権力戦を教労部会の総力で闘いぬいてきました。その間、体制内執行部がやってきた私たちをつぶすための〝せこい〟攻撃を数え上げたらき
月刊『労働運動』34頁(0317号05/01)(2016/08/01)


産別・戦線の闘い 第3回
教育労働者の闘い

(写真 AGU結成大会参加者) 織田翔子さん 私はアメリカンアパレル分会です。今まで3拠点で闘ってきて、自分の職場で闘うにも孤立ではなく、APPAREL GENERAL UNION(アパレル・ゼネラル・ユニオン)を結成して闘おうとなりました。AGUを正式に結成したいと思います。(拍手) 結成にいたる経緯とアメリカン・アパレル・ユニオン(アメ・アパ)の報告をします。2012年8月、有限会社アメリカン・アパレル・ジャパンに対して組合を結成しました。当時、自由が丘店で、私とハナコ
月刊『労働運動』34頁(0317号06/01)(2016/08/01)


4・28AGU結成大会かちとる!
4月28日に行われたAGU結成大会の報告を掲載します。

小泉義秀(東京労働組合交流センター事務局長) 破産・解雇攻撃との闘い  東京都内で5店舗を展開していたインドカレー店「シャンティ」が破産手続きを申立て、5店舗で雇われていたインド人とバングラデシュ人の16人を6月20日付で解雇した。1名を除く15人は5店舗で泊まり込み体制をとって自主営業を続けている。15人の労働者に2年間も賃金が支払われておらず、未払い賃金は残業代を含めて6千万円になるという(6月29日付東京新聞 朝刊24面)。 破産手続きは申立てによって開始される。破産手
月刊『労働運動』34頁(0317号07/01)(2016/08/01)

労働組合運動の基礎知識 第22回

河野晃興(こうのあきのり)(自交総連SKさくら交通労働組合委員長)―どういう職場ですか。河野 北海道の札幌にあるタクシーの職場で働いています。運転手です。タクシー会社のSKグループは600台のタクシーを持つ会社で、従業員は全体で1500~2000人です。札幌では1~2位を争う規模の会社で、小樽、余市、苫小牧にも支社があります。 私のいるさくら交通は、札幌市内にある6ヶ所の営業所の内の一つです。72台のタクシーを保有しています。 札幌で一番大きいグループ会社が、SKグループと
月刊『労働運動』34頁(0317号08/01)(2016/08/01)


私の職場 第9回
1人から組合結成! タクシー労働者の誇りがある

 藤村一行(動労千葉労働学校講師)マルクス主義講座として動労千葉労働学校の講義の抜粋を掲載しています。 一般的な帝国主義と戦争という話ではなく、現在われわれが生きて闘っている情勢をどう捉えるのかという観点で考えていきたいと思います。 ●世界経済危機  第一に、今現在、帝国主義の危機、戦争の危機が進行していますが、その全体構造の根底にある世界経済危機の問題から入りたい。 16年冒頭から世界同時株安、中国も日本も世界も危機という状態が進行しました。直接的には昨年12月、アメリカの
月刊『労働運動』34頁(0317号09/01)(2016/08/01)


理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし
第4回
帝国主義と戦争、新自由主義とのたたかい

(写真 歓声を上げる離脱支持派) *支配階級の反革命的バクチ  6月23日に行われた、イギリスのEU(ヨーロッパ連合)からの離脱を問う国民投票は、「予想」に反して離脱票が多数となった。約1741万票(51・9%)が離脱、約1614万票(48・1%)が残留、離脱票が約130万票上回ったのである。800万の人口を抱える首都ロンドンとスコットランドや北アイルランドでは残留票が多数だったが、イギリス全体としてはEUからの離脱を決める「歴史的選択」となった。 直前に右翼が残留派の活動
月刊『労働運動』34頁(0317号10/01)(2016/08/01)


時代を解く 第14回 藤村 一行(動労千葉労働学校講師)
イギリスのEU離脱 崩壊する世界と労働者階級の課題

7・17鈴コン分会支援・連帯共闘会議第5回総会を闘い抜く! 吉本伸幸(鈴コン分会支援・連帯共闘会議事務局長)  日頃からの変わらぬご支援と連帯共闘を本当にありがとうございます。改めて更なるご支援と変わらぬ共闘をお願い致します。 イギリスEU離脱の大衝撃で世界大恐慌が、一段と激化・深化し、ゼネストと内乱・革命の火が全世界に燃え広がっています。改憲阻止が本格的決戦になります。戦争が問題になり、「生きさせろ」と労働者の資本主義への怒りが爆発する時を迎えています。既成の全政党・全労
月刊『労働運動』34頁(0317号11/01)(2016/08/01)


闘う合同一般労組
鈴コン分会第2次闘争へ本格的に突入! 闘えば勝てる!

新井 佳世子(東京女性部・医療福祉)  全国のみなさん、参議院議員選挙、お疲れさまでした。また、猛暑の中、連日東京まで支援に来て下さったみなさん、ありがとうございました。今回の選挙は「戦争か革命か」をかけた重大な選挙でした。安倍を倒す気もないどころか完全に安倍と一体の「野党共闘」に対して、唯一安倍を倒せる候補者として私たちだけが真っ向から「新しい労働者の政党」と「革命」を訴えて闘い抜きました。もし今回の選挙で立候補していなかったら、私たちは完全に信用されない存在になっていた
月刊『労働運動』34頁(0317号12/01)(2016/08/01)

ひめじょおん――女性部から
職場闘争と一体で闘った選挙闘争

新日本窒素水俣工場の「安定賃金」争議(3) (前号より続く) 新日窒水俣工場争議が長引いた一つの要因は、争点である「安定賃金」について日経連(日本経営者団体連盟、財界の労務部といわれた。いまは経団連に統合)が強く後押ししたことだ、といわれました。財界の大きな関心事だったわけです。この点を少しお話しておきましょう。 六〇年代初頭は経済の高度成長が本格化する時期。激しい国際競争に備えて、大企業が争って大規模設備投資と技術革新・合理化に乗り出す。その資金をまかなうためにも賃金抑制が
月刊『労働運動』34頁(0317号13/01)(2016/08/01)

戦後労働運動史の中から第38回

全国8万組合員参加で貫徹! 9月第2次ゼネスト、11月民衆総決起へ  民主労総と民主労総に加盟していない造船所労働者が構造調整中断と政府の労働政策廃棄を要求してゼネストを貫徹し、全国14地域でストライキ大会を開いた。 金属労組・建設産業連盟・公共運輸労組をはじめとする労組・連盟と現代重工業労組・サムソン重工業労働者評議会所属の労働者8万余人がストライキを行った。金属労組では金属労組現代自動車支部が4時間時限ストを行ったのを含み2万7千余人がストライキに参加した。プラント建設
月刊『労働運動』34頁(0317号14/01)(2016/08/01)


Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№13
7・20民主労総ゼネスト

 7月3日、すみだ産業会館において「三里塚闘争50周年!これからも闘うぞ―農地を守り、沖縄・福島と結ぶ7・3東京集会」が630名の結集をもって開催された。 反対同盟は、「1966年7月4日閣議決定から50年。地元住民を無視した暴力的な空港建設に反対し、『農地死守』を不屈に貫いて生き闘って勝利した50年です」と高らかにアピールを発した。 田中委員長は、三里塚闘争をめぐって動労本部からの分離・独立。その後、ジェット闘争で培った力で、国鉄分割・民営化と闘い抜いたこと、「労農連帯の
月刊『労働運動』34頁(0317号15/01 )(2016/08/01)


7・3三里塚50周年東京集会を盛大にかちとった!

印刷事業所廃止阻止へスト決起 7・14広島動労西日本は7月14日、JR西日本広島印刷事業所廃止阻止の第2波ストライキに決起した。動労水戸を軸に闘われた常磐線運行再開反対・被曝労働拒否の7・12動労総連合統一行動に呼応する西日本の闘いとしてストライキは打ち抜かれた。組合と支援の仲間がJR広島支社を終日包囲し、職場・地域を揺るがす大宣伝戦を展開して、ゼネスト実現への一歩を切り開いた。 郵政非正規ユニオン第6回大会 7・18東京7月18日、郵政非正規ユニオン第6回定期大会が東京で
月刊『労働運動』34頁(0317号16/01 )(2016/08/01)


PhotoDocument 2016年7月