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労働者は一つ、敵も一つ◆№13 7・20民主労総ゼネスト

月刊『労働運動』34頁(0317号14/01)(2016/08/01)


Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№13
7・20民主労総ゼネスト

全国8万組合員参加で貫徹! 9月第2次ゼネスト、11月民衆総決起へ

 民主労総と民主労総に加盟していない造船所労働者が構造調整中断と政府の労働政策廃棄を要求してゼネストを貫徹し、全国14地域でストライキ大会を開いた。
 金属労組・建設産業連盟・公共運輸労組をはじめとする労組・連盟と現代重工業労組・サムソン重工業労働者評議会所属の労働者8万余人がストライキを行った。金属労組では金属労組現代自動車支部が4時間時限ストを行ったのを含み2万7千余人がストライキに参加した。プラント建設労組・建設労組タワークレーン分科等建設産業連盟で3万余人、公共運輸労組国民健康保険労組・国民年金支部等6千余名がストライキに入った。
 上級団体が無い現代重工業労組組合員1万5千余人はこの日で2日目のストライキを続けた。
 サムソン重工業労働者協議会も同日午後4時間時限ストライキを行い、工場の民主広場で「自救案(構造調整案)撤回のための全社員ストライキ集会」を行い、2千余人がストライキを共にした。
 民主労総組合員たちは総会に参加したり年休を使用する方式でも決意大会に参加した。
 賃金・団体協約交渉が決裂して争議行為中の金属労組サムソン電子サービス支会・甲乙オートテック支会組合員を含む2万余人がこのような方式でストライキ隊列に参加した。
 7・20ストライキと決意大会に参加した労働者は10万余名にのぼる。
 首都圏地域大会で、チェジョンジン委員長職務代行は、ソウル・ヨイドの産業銀行前で開かれた「民主労総ゼネスト・総力闘争首都圏大会」で「労働改悪完全廃棄と最低賃金1万ウォンを勝ち取る、サード(終末高高度防衛)ミサイル配置撤回、ハンサンギュン委員長をはじめとするすべての拘束労働者の釈放のために弾圧に屈せずに闘っていこう」と叫んだ。
 民主労総は成果年俸制導入に反対する公共運輸労組・保健医療労組を主軸に9月第2次ストライキに入る。チョサンス公共運輸労組委員長は「解雇年俸制を撤回しないならば鉄道・地下鉄・ガス・国民健康保険・国民年金・病院等の主要公共機関労組組合員6万人が無期限全面ゼネストに突入する」と明らかにした。
 労働者の街ウルサンでは、7・20ウルサン労働者ゼネスト大会に1万名の労働者が参加した。この日のストライキにはウルサン地域労働者5万8523人が参加し、特に1993年現代グループ労働組合総連合(現総連)共同闘争以後23年ぶりに現代重工業労働組合と現代自動車労働組合が共に参加するウルサン地域共同ゼネストとして行われた。参加者たちは「造船産業大量構造調整中断」、「容易な解雇、賃金ピーク制、成果退出制、下向標準化賃金体系改変の労働改悪中断」、「財閥改革及び財閥責任全面化」、「非正規職―教員―公務員の労働基本権を勝ち取る」、「賃金団体協約闘争勝利」等を主要要求として主張した。
 漆崎英一(動労千葉国際連帯委員会)