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ひめじょおん――女性部から 画期的な3・8国際婦人デーを!

月刊『労働運動』34頁(0323号13/01)(2017/02/01)

ひめじょおん――女性部から
安倍・小池打倒の先頭に女性が立とう!
画期的な3・8国際婦人デー集会を!

(写真 2016年3・8国際婦人デー闘争)

大谷 京子(東京北部労組交流センター女性部)

★2017年は歴史的な年

 昨年からの韓国情勢、トランプ米大統領の就任と反対デモの爆発......資本主義のかつてない危機を背景に、階級対階級の激突が、「戦争か革命か」の決着をつけるまで待ったなしの情勢になりました。時あたかも「ロシア革命から100年」―スターリン主義の裏切りにより、世界大戦という労働者階級の犠牲をもって生き延びさせてしまった資本主義を、今度こそ倒すビッグチャンスが到来しているのです。
 韓国の「少女像撤去反対闘争」や米ワシントンDCでの女性デモを見ると、女性の決起は激しく根底的で、妥協を許さない強さを持っているように思います。昨年のブログ「保育園落ちた日本死ね!」には、まさにその強さを感じました。「日本死ね!」は、敵階級を倒す戦闘宣言にほかなりません。今年の3・8集会にこの怒りを組織し、「革命の扉」を大きく開いていきましょう。

★小池も安倍もブッとばせ!

 東京労組交流センター女性部と婦人民主クラブ全国協議会関東ブロックが共催する3・8集会は、3月5日に開催されます。第1回実行委員会では、「民営化と戦争」を進める都知事小池百合子を真っ向から「打倒しよう」と訴えることが決定されました。日本共産党が限りなく「小池与党」になり、マスコミがことごとく小池の太鼓持ちになっている今、私たちしかこのスローガンを打ち立てられません。そして、真っ向から掲げれば、女性には必ず届くと確信できます。
 「待機児童対策」の名のもとに、保育の民営化と保育士の非正規化を進めれば、何が引き起こされるのか。そして誰の利益になるのか。女性労働者にハッキリ訴えたい! 女性の味方ヅラの化けの皮を、絶対に剥いでやる! 各実行委員は、燃えに燃えています。

★各地区で、組織化討議を

 全国各地で、国際婦人デー集会が企画されています。「女性向けの集会だから女性にお任せ」でなく、組織化をめぐっては、男性も含め、地区全体で討議することが重要だと考えます。労働組合員からその周辺の女性まで対象を広げていくことで、労働者が主人公の社会をどう作っていくのかを考える基礎になると思うからです。
 人間が生きていくために必須の「共同性」は、子育てや介護を金銭に換算した「サービス」では、どこまでも破壊されてしまう――「民営化反対」は「革命の問題」そのものだと言えます。「だから資本主義じゃダメなんだ!」と、女性のおかれた状況が女性の根底的な決起を促すのではないでしょうか。
 「命よりカネ」の資本主義を倒すことこそ女性の解放です。「パンと平和」を求めて支配階級を打倒する先頭に、私たちが立とう。2017年、画期的な3・8集会をかちとろう!