月刊労働運動-Home> 各地の活動 >

「復帰」45年 5・15沖縄闘争アピール

月刊『労働運動』34頁(0326号13/01)(2017/05/01)


「復帰」45年 5・15沖縄闘争アピール

非正規職撤廃・基地撤去! 辺野古新基地建設阻止!

国際連帯の力で朝鮮侵略戦争を止めよう!

 「『復帰』45年の5・15沖縄闘争を、差し迫る戦争・基地建設を絶対に阻止し、国際連帯闘争の新時代を切り開く闘いにしましょう」(「5・13沖縄集会」呼びかけビラ)との檄が発せられました。この切実な思いを団結の力で本物の闘いに転化したい! そのためにすべての労働者、青年、学生がこの闘いに決起して、本年5・15沖縄闘争を成功させましよう。
辺野古弾圧や戦争への危機感 ―星野絵画展へのマスコミの対応が一変
 4月17日夕方のテレビニュースで、沖縄県庁での沖縄星野絵画展(5月2日~7日)記者会見が流されました。星野缶バッジも大写しです。「獄中42年」というと記者は「ほぉー」と驚きの声、「なにかこれまでと違う」、弾圧に関心が持たれています。翌日の琉球新報には、記者会見の写真、絵画展の詳細、5月14日午後6時20分からの星野暁子さん講演会も紹介されました。
ワイドショーも朝鮮半島情勢一色 ―朝鮮侵略戦争の緊迫化に身構える
 戦争の最前線基地・沖縄の米軍の動向は、文字通り臨戦態勢、実戦訓練即戦争突入そのものです。
▼原子力空母「カールビンソン」(空母打撃軍)に西海岸サンディエゴから誘導ミサイル駆逐艦2隻が合流し、4月25日ごろ朝鮮半島近海に到着(4・11朝日新聞)。「4/27空爆」説が言われています。
▼シリアへのミサイル攻撃が強行された4月7日放射性物質の分析機(大気観測器WC135C・通称コンスタント・フェニックス)が嘉手納基地に飛来した。
北朝鮮6回目の核実験に備えた飛来と見られる」(4・8沖縄タイムス)
▼「潜水艦や特殊部隊の支援船『C・チャンピオン』が9日、那覇軍港に寄港、10日に出港。『Cチャンピオン』の動きは米軍特殊部隊と関連している可能性もある(4月11日琉球新報)」。沖縄には海軍の特殊部隊「シールズ」が配備されています。
▼「嘉手納基地が12日午後3時ごろ警戒態勢が最高の『デルタ』に引き上げられた(4月13日琉球新報)」。「嘉手納基地は、沖縄が攻撃された場合を想定した反撃訓練を12日に行っていたことを明らかにした(4月15日琉球新報1面)」。
▼普天間基地に関し、米監査院が辺野古では普天間基地の代替機能を果たせないので、別の滑走路の使用も検討(4月7日琉球新報)と報道。「辺野古が普天間の危険性除去の唯一の方法」というのがあらゆる意味でペテンだったということです。
韓国民主労総が参加!
国際連帯で戦争を止めよう!
 これら一切の矛盾が「基地の島」「非正規職の島」沖縄に集中します。ここから闘いのマグマ噴火は不可避です。問われていることは、この沖縄全島に渦巻く怒りに私たちが結びつくことが出来るかという一点です。歴史変革の主体として、青年労働者と学生の魂をとらえ切り、国際連帯の力で朝鮮侵略戦争を止める5・15沖縄闘争をともに切り開こうではありませんか!

① 5・13国際通りデモ
② 5・13沖縄集会
③ 5・15県民大会
④ IJBS支援共闘総会
⑤ 星野暁子さん講演会(5月14日、午後6時20分~沖縄船員会館ホール)

柿本博人(沖縄労組交流センター代表)