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5・1闘うメーデー勝ち取り、JR東日本、都庁へ抗議行動!

月刊『労働運動』34頁(0327号05/01)(2017/06/01)


5・1闘うメーデー勝ち取り、JR東日本、都庁へ抗議行動!


 安倍政権は、過労死労働・総非正規職化、そして朝鮮侵略戦争攻撃を激化させています。他方、連合などはメーデーに塩崎厚労相や小池都知事を招き、「働き方改革推進」などと翼賛勢力化しています。
 5・1新宿メーデーはこれらを転覆し、労働者が真に主人公となる新しい社会を作り出す闘いとして勝ち取られました。
 集会冒頭で、合同・一般労組全国協議会の吉本伸幸代表がメーデーアピールを提起。「安倍・小池の掲げる働き方改革は共謀罪攻撃と一体です。戦争に怒りを持って立ち上がることと、民営化・労働法制改悪に職場から声を上げ闘うことは一つです。メーデーの起源は8時間労働制要求を掲げた大蜂起です。労働組合の復権こそが時代を変える。職場から戦争を止める闘いを巻き起こしていきましょう!」と力強く訴えました。
 動労千葉国際連帯委員会の山本弘行さんは、韓国民主労総の6月ゼネストへ昇り詰める闘い、アメリカの教育労働者、港湾労働者の仲間たちの決起を報告し、戦争を国際連帯で阻止しようと呼びかけました。
 次に、動労総連合の発言です。
 動労千葉の中村仁執行委員が「30年間解雇撤回で闘ってきた。自分たちの闘いがみんなにつながっている。6・11国鉄集会へ結集して下さい」と訴えました。
動労水戸の石井真一委員長は、4・1ストライキと浪江現地闘争を報告。動労連帯高崎の木村洋一書記長は、TTSの不誠実団交を弾劾し、3・30スト貫徹を報告、動労神奈川の桑原豪臣副委員長は、3・19スト貫徹により契約更新期間を6か月に戻させた勝利を報告、動労東京八潮支部は36協定締結を巡って職場支配権を勝ち取る決意をアピールしました。
 そして、「東京丸ごと民営化反対!安倍・小池打倒!」の訴えとして3人がアピール。
 福島切り捨て反対署名を理由に解雇された都庁議事堂レストランのKさんは「この解雇で自分自身も福島の人たちと本当に同じ立場に立ったと感じている。だから絶対に黙らない」と決意表明。東京交通労働組合の仲間は「幹部は『民営化はすぐはない』と言っているが組合で民営化をめぐる激突が始まった。戦争と民営化を進める小池と対決していく」と表明。東京西部ユニオン北島邦彦副委員長は「戦争と共謀罪について意思表示しない小池都知事は、実質上それらを推進しているということだ。私たちはこれに絶対反対し、ストのできる都労連を甦らせ、戦争を阻止しよう」と都議選を闘う決意を訴えました。
 決意表明では、群馬合同労組中央タクシー分会が、パワハラ・差別配車と闘い、不当労働行為を認めさせて勝利し、運転業務復帰を勝ち取ったと報告しました。そして、私は「組合を作って一番変わったのは自分自身。一人が決起することが何より決定的だ」と発言しました。さらに、全学連の斎藤郁真委員長は「闘う自治会を甦らせ、大学の軍事研究廃止、戦争阻止の闘いに出よう」と呼びかけました。
 最後に日本機械労組の山口弘宣書記長が「安倍・小池を打倒し、朝鮮戦争を阻止する闘いに出よう!都庁議事堂レストランの闘いを都議選決戦と一体的で闘おう」と行動提起しました。
 集会後、JR東日本本社への200人のデモと、都庁議事堂レストランでの不当解雇に対する抗議行動を闘いました。
 「戦争の危機」とは「資本の危機」であり、待望されているのは革命勢力の登場です。国鉄闘争を基軸とした絶対反対の闘いで、団結して頑張ろう!
 (丸田雅臣 東京西部ユニオン)