2017年10月アーカイブ

2017年10月 1日発行 第0331号

(写真 9月2~3日全国労組交流センター第30回拡大運営委員会で、11・5全国労働者集会・改憲阻止1万人行動へ総決起を誓った) ◎甦る労働組合 11・5労働者集会、改憲阻止1万人行進に、職場・地域から総決起を!〔特集〕●全国労組交流センター第30回拡大運営委員会の報告 ●動労総連合1047協議会結成報告集会安倍打倒の衆院選を闘い「改憲阻止!1万人大行進」へ 飯田英貴(全国労組交流センター事務局長)全国労組交流センター第30回拡大運営委員会の報告 11・5全国労働者総決起集会
月刊『労働運動』34頁(0331号00/01)(2017/10/01)


月刊労働運動 2017年 10月号 目次

二本柳 実 (全国労組交流センター常任運営委員、神奈川、教労部会)  「9月28日臨時国会冒頭、衆院解散・総選挙」情勢が一気に加速しています。安倍の絶望的危機突破をかけた戦争・改憲への「解散攻撃」を、労働者人民の怒りの業火で焼き尽くし、安倍の墓穴にしてやろうではありませんか。 背景にあるのは、朝鮮戦争情勢の切迫です。9月国連総会で行われた演説で米大統領トランプは「北朝鮮を完全に破壊するほか選択肢はない」と激しく威嚇し、安倍も「必要なのは対話ではなく圧力」と応じました。しかも
月刊『労働運動』34頁(0331号01/01)(2017/10/01)

甦る労働組合
11・5労働者集会、改憲阻止1万人行進に、職場・地域から総決起を!

飯田 英貴(全国労組交流センター事務局長)改憲のための総選挙と闘う 9月17日、マスコミが一斉に衆院解散・総選挙の動きを報じた。安倍は9月28日臨時国会冒頭での解散、10月10日公示―22日投開票を狙っている。 今回の解散・総選挙は一点、改憲と朝鮮侵略戦争参戦に向けたものだ。自民党幹事長代行・萩生田は「この時期に解散するのであれば、北朝鮮の脅威とどう向き合うかも含めて国民に説明する必要がある」「戦後初めて安全保障上の危機が迫っている中、安全保障法制が実際にどう機能するかも含め
月刊『労働運動』34頁(0331号02/01)(2017/10/01)


安倍打倒の衆院選を闘い「改憲阻止!1万人大行進」へ

戦争・改憲・総非正規化と闘う労組交流センターの本格的発展へ!  9月2~3日都内で、全国労組交流センター第30回拡大運営委員会が開催された。全国から運営委員を先頭に代表者や傍聴者が大勢参加した。安倍政権の改憲と戦争、労働法制改悪阻止へ、連合を打倒して階級的労働運動を甦らせること、11・5労働者集会、改憲阻止1万人行進へ、全国労組交流センターが総決起することを誓った。 【1日目】 ○司会 岩本副代表 結集ご苦労様です。冒頭、北原事務局長に黙祷を捧げます(黙祷)。 都議選を、東
月刊『労働運動』34頁(0331号03/01)(2017/10/01)


特集 全国労組交流センター第30回拡大運営委員会の報告
11・5全国労働者総決起集会 改憲阻止1万人大行進の実現を!

 動労千葉第46回定期大会は、9月9日、DC会館において始まった。 定期大会は、大竹副委員長の開会あいさつで始まり、渡辺執行委員の司会で進められ、まず資格審査が行われ、大会成立が宣言された。議長団には、千葉機支部の梶ヶ谷代議員、佐倉支部の力根代議員を選出し、議事が進められた。スローガン案の提起に続き、執行委員長あいさつが行われた(別掲)。 来賓あいさつでは、最初に三里塚反対同盟から伊藤信晴さんが、反対同盟の空港周辺地域への働きかけと一体となって空港機能強化策に対する騒音下の住
月刊『労働運動』34頁(0331号04/01)(2017/10/01)


★動労千葉第46回定期大会
改憲・戦争阻止! 組織拡大へ総力を!

小玉 忠憲(動労総連合1047協議会代表・元国労秋田闘争団) ●解雇撤回へ新たな闘争宣言を発した 9月15日19時より、東京北区・赤羽会館大ホールにおいて『とめよう!改憲・戦争、民営化反対・非正規職撤廃!今こそ国鉄1047名解雇撤回を!動労総連合1047協議会結成報告集会』が、熱気あふれる180名を結集して、全国労組交流センター飯田英貴事務局長の司会により、国鉄1047名解雇撤回の新たな闘争宣言を発し、歴史的闘争を開始しました。 冒頭に、動労総連合・新潟の星野文男執行委員長に
月刊『労働運動』34頁(0331号05/01)(2017/10/01)


動労総連合1047協議会を結成!解雇撤回へ新たなスタート!

白井 徹哉(国鉄闘争全国運動事務局長)  臨時国会冒頭からの解散・総選挙情勢ですが、改憲と並ぶ大焦点が「働き方改革」一括8法案です。 昨年度の法人税収は再び減少に転じ、「企業業績を回復させて税収を増やす」というアベノミクスはデッドロックに直面しています。株価や為替を維持する金融・財政政策も限界です。差し迫る破局を前にして安倍首相は「最大のチャレンジは働き方改革だ」と連呼し、「成長戦略」の残された突破口として「働き方改革」を位置づけています。 「働き方改革」一括8法案は、3月2
月刊『労働運動』34頁(0331号06/01)(2017/10/01)


「働き方改革」一括8法案
戦後労働法制と雇用政策の大転換

(写真 8月5日の教育労働者交流会)葛本 京子(三浦半島地区教職員組合) 8・6ヒロシマ大行動に先立って開催された8・5全国教育労働者交流集会は、「戦争・改憲阻止! 非正規職撤廃・評価制度絶対反対の教組拠点を打ち立てよう」を基調に据えて開催されました。◎非正規職当該の青年が登場 これまでの集会との大きな違いは、非正規職当該とりわけ青年が登場したことです。すべての矛盾が集中する非正規職のおかれた現実と、それを打ち破り自らの力で未来を切り拓こうという訴えに応えられるのは、「絶対反
月刊『労働運動』34頁(0331号07/01)(2017/10/01)


教育労働者の正面課題に「非正規職撤廃」がすわる

▲会計年度任用職員制度は、すべての公務員を一年で解雇できる職員に突き落とす攻撃 安藤 誠司(みやぎ労組交流センター事務局長 自治体労働者) 8月28~30日、新潟で行われた自治労定期大会闘争は、全力で駆けつけてくれた新潟の労組交流センター、星野救援会、合同労組など多くの皆さんと共に団結を感じる闘争になりました。(楽しい定期大会闘争なんて、想像つきますか? この一点で自治労本部に勝った!) 大会前日の打合せで準備したレジュメ(後記※)はたったの10行です。これが、電話帳のよう
月刊『労働運動』34頁(0331号08/01)(2017/10/01)


自治労大会の報告
自治労新潟大会は、団結を感じる闘争になりました

▲資本と一体化したJAMは労働組合的な意味を失いつつある 全国労組交流センター金属労働者部会  UAゼンセンと共に右派組合であるJAMの定期大会が、8月31日~9月1日、岐阜で開催された。来賓に神津里季生連合会長が現れ、残業ゼロ法案容認について「自分の本意とは違う」と弁明した。しかし、大会の中で代議員から「今まで反対しておきながら、連合の残業ゼロ法案容認は許されない。秋の国会でも反対を貫くべき」と批判の意見が出された。このような多くの労働者の声によって、連合は「容認」を撤回す
月刊『労働運動』34頁(0331号09/01)(2017/10/01)


JAM大会の報告
JAMは組織崩壊が進み、毎年20労組が脱退

安倍の改憲攻撃と真っ向から立ち向かうものとして本書が存在している小泉 義秀(合同・一般労働組合全国協議会事務局長) 「国鉄分割・民営化から始まった新自由主攻撃は、右翼・安倍首相が改憲を日程化するところまできている。労働運動の無力化がその推進力になっていることも明白である。外注化・転籍・低賃金化という新自由主義攻撃と真正面から闘いぬいてきた動労千葉の50年を明らかにした本書が、反動化が進む情勢に立ち向かう闘いの指針として、永く読み継がれることを祈念して筆を置く」(「あとがき」布
月刊『労働運動』34頁(0331号10/01)(2017/10/01)


『国鉄分割・民営化と闘って30年 労働運動の変革をめざして』を読んで

北原さんの根底にあったものは戦争絶対反対の決意佐藤 正和(千葉労組交流センター代表・動労千葉執行委員) 8月9日に三里塚芝山連合空港反対同盟の事務局長を50年以上続けてこられた北原鉱治さんが亡くなられたと聞いた時、95歳ということで本当に立派な人生を全うされたと感じました。 三里塚闘争は、日本の戦後の歴史の中で最大の農民闘争であり、日本の労働者人民の闘いの中で世界に誇るべき闘争です。その闘いを50年間揺らぐことなく中心となって牽引してきたのが北原さんでした。労働運動も含めた反
月刊『労働運動』34頁(0331号11/01)(2017/10/01)


三里塚芝山連合空港反対同盟事務局長・北原鉱治さんを追悼する

 東京都庁議事堂レストランの解雇撤回闘争における労働委員会の「答弁書」(はなまる)は「雇用契約は不要式契約であること」をしきりに強調している。「不要式契約」というのは、会社が労働者を雇用する場合に、必ず雇用契約書を書面で締結しなくてはならないという法はないということだ。労働基準法第15条は、労働条件を書面で提示する義務を課しており、書面で提示しなければならない項目と口頭で良い項目がある。しかし労働条件を書面で提示すれば、雇用契約書は必要ない。 何故そのことを強調してくるのかと
月刊『労働運動』34頁(0331号12/01)(2017/10/01)


労働組合運動の基礎知識 第36回
雇用契約についてー不要式契約とは何か!

大沼 千世暁(ちよあきら)(ふくしま合同労組 緑風園分会)  私の勤める養護老人ホーム 桑折緑風園が民営化され、社会福祉法人・緑風福祉会になり6年。そして、ふくしま合同労組 緑風園分会も結成してから6年になります。 2011年4月1日、施設は東日本大震災の影響を受け、ゴタゴタの中、民間資本が緑風園に乗り込んできました。民営化による大幅賃下げ(時給にして1100円から750円に)、人員不足による強労働が強行され、新施設長は「俺がルール」だと豪語し、私物的に施設を運営し始めまし
月刊『労働運動』34頁(0331号13/01)(2017/10/01)


闘う合同一般労組
緑風園分会の評価制度導入との闘い、組織拡大の取り組み

大谷 京子(東京北部労組交流センター) ★保育民営化反対は総資本との対決   小池百合子都知事の特別顧問である上山信一が、待機児童問題について「保育が福祉の中に取り残されてしまったせい」と言っていると聞き、私は「よっしゃー!」と快哉を叫びました。 保育労働者と保護者が、措置制度廃止攻撃と闘い、保育予算の一般財源化など様々な攻撃にやられはしたものの、民主党政権下での「子ども・子育て支援新制度」実施までは、なんとか福祉制度としての骨格を維持してきたことに、支配階級は歯ぎしりしてい
月刊『労働運動』34頁(0331号14/01)(2017/10/01)

ひめじょおん――女性部から
青年労働者も「保育署名」に応じる―東京での保育民営化反対署名の取り組み

(写真 ソウル駅での宣伝戦)  ムンジェイン政府の下で非正規職の正規職化への期待が高まる中、鉄道産業の非正規職労働者たちの間で鉄道労組加入の気運が高まっている。 委託駅の駅業務を担当するコレールネットワークスでは、数か月の間に100余人が新たに加入し、車両整備業務を委託されているロテコ、KR等で新規支部が設立され、建築設備業務を委託されている会社にも鉄道労組加入が拡大している。 鉄道労組は、鉄道産業の非正規職支部を含む鉄道非正規職連帯会議を発足させ、非正規職労働者の正規職化
月刊『労働運動』34頁(0331号15/01)(2017/10/01)


workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№27
鉄道労組への鉄道非正規職の加入が加速化

(写真 徳島刑務所包囲闘争) 狩野満男(全国再審連絡会議共同代表)  9月10日、徳島刑務所包囲闘争は、9日の徳島駅頭街宣、11日の刑務所申し入れ、差し入れ行動など全体を通して、怒涛の熱気と解放感に満ちた闘いとなった。加えて7月に続く高松の更生保護委員会への要請行動も攻勢的に勝ち取られた。 今回で5回目となる包囲デモに向けて、刑務所周辺の住人の署名が画期的に獲得されている。着実に徳島の地での幅広い認知と共感を掴みつつあることを知り、「この闘いで星野文昭さんを取り戻せる」と実
月刊『労働運動』34頁(0331号16/01)(2017/10/01)

地平線
青年が牽引した徳島刑務所包囲闘争!-星野文昭さん奪還9・10徳島刑務所包囲闘争の報告

フランスで労働法制改悪に40万人が抗議行動!  フランス各地で9月12日、マクロン政権による労働法改悪に反対する大規模な抗議行動が闘われました。フランス労働総同盟(CGT)が4000のストライキと180箇所の抗議行動を呼びかけ、約40万人が参加しました。 昨年11月に就任したマクロン大統領は、〝労働市場改革〟を最大の課題とし、労働組合の各団体を個別にエリゼ宮(大統領官邸)に呼びつけ、労働法改悪への協力を要求しました。マクロン政権の労働法改悪は、①企業が職場で労働問題に関する
月刊『労働運動』34頁(0331号17/01)(2017/10/01)


フランスで労働法制改悪に40万人が抗議行動、編集後記

時廣さん解雇撤回!小田原闘争 8・27神奈川8月27日、「小田急・JRは時廣・動労神奈川書記長の解雇を撤回しろ!小田原駅一周デモ」が、動労総連合を先頭に県内外から50人の結集で意気高くかちとられた。8月14日の小田原行動に続いての2回目の闘いである。 時廣慎一書記長は「闘わなかったら会社にやられるだけ。トコトン闘う」と決起している。 婦民全国協第34回全国総会 8・26~27大阪8月26、27日、婦人民主クラブ全国協議会第34回全国総会が大阪で開催され、全国から97人が参加
月刊『労働運動』34頁(0331号18/01)(2017/10/01)


PhotoDocument 2017年8~9月