2017年12月アーカイブ

2017年12月 1日発行 第0333号

(写真 11・12韓国民主労総大会前の前夜祭【11月11日】と動労千葉訪韓団【下】) ◎甦る労働組合 11月闘争は国際連帯の力で戦争を阻止する新たな地平を切り開いた!〔特集〕●11・5労働者集会・改憲阻止1万人大行進に4800人が結集! ●日韓鉄道労働者交流会―韓国の巨大な変革期の闘いに学ぶ 11・5全国労働者総決起集会に4800人が結集! トランプ来日弾劾! 日米戦争会談粉砕! 【呼びかけ4団体の訴え】【国際連帯闘争】【改憲阻止1万人大行進】 ※日韓鉄道労働者交流会 巨大
月刊『労働運動』34頁(0333号00/01)(2017/12/01)


月刊労働運動 2017年12月号 目次

11月闘争は国際連帯の力で戦争を阻止する新たな地平を切り開いた! 岸上 真寿美 (全国労組交流センター女性部長  自治体労働者)  11・5労働者集会に全国から結集された皆さん。お疲れ様でした。安倍・トランプの戦争会談を直撃する集会と銀座デモをやりぬき、沿道では多くの人の注目と飛び入りがありました。数日前から都内の駅に警官が立ち、ゴミ箱の封鎖、検問を強化するなど厳戒体制が敷かれました。日比谷公園内の全てのイベント中止要請を打ち破って集会の成功を勝ち取りました。11・12ソウ
月刊『労働運動』34頁(0333号01/01)(2017/12/01)

甦る労働組合 11月闘争は戦争阻止の新地平を切り開いた

11・5全国労働者総決起集会に4800人が結集! トランプ来日弾劾! 日米戦争会談粉砕! 日韓米独の国際連帯集会 改憲阻止! 1万人大行進  11月5日、関西生コン支部、港合同、動労千葉、国鉄闘争全国運動の4団体の呼びかけによる11月労働者集会が、全国から闘う仲間4800人を結集して開催されました。今年の11月労働者集会は、3労組が「闘う労働運動の再生」を訴えて呼びかけてから20回目を迎えました。そして、トランプが来日し安倍との会談が行われる渦中での闘いとなりました。この日米
月刊『労働運動』34頁(0333号02/01)(2017/12/01)


11月労働者集会・改憲阻止1万人行動の報告

※日韓鉄道労働者交流会 巨大な変革期にある韓国での鉄道労組の闘いに学び、連帯して闘おう!  11月4日千葉市内で、日韓鉄道労働者交流会が行われました。 韓国からは鉄道労組ソウル本部の組合員、日本からは動労千葉、動労水戸、動労東京、動労総連合・九州の組合員が参加しました。鉄道労組を先頭にしたゼネストとロウソク革命でパククネ政権を打倒した巨大な変革期の闘いと課題、日本の鉄道労働者の課題が明らかになった意義深い交流会になりました。 【参加者】(敬称略) パクソンス(全国鉄道労組ソ
月刊『労働運動』34頁(0333号02/02)(2017/12/01)


11月労働者集会・改憲阻止1万人行動の報告 日韓鉄道労働者交流会

(写真 アルバ労組とチョン・テイル烈士像) ロウソク革命は終わっていない!―訪韓闘争報告 高橋 徳臣(沖縄労組交流センター) 全泰壱(チョンテイル)烈士の精神を継承  青く澄み切った空を見上げる。雑踏を飲み込むように深呼吸をすると、うっすら淡い雲を伸ばす。本日のウェザーリポートでは一桁の最高気温。沖縄との気温差は20度余り、あまり経験しない寒さに気分も高揚する。 11月12日15時に開催される韓国民主労総による労働者集会の時刻より、遡(さかのぼる)ること4時間前、私は神奈川
月刊『労働運動』34頁(0333号02/03)(2017/12/01)


11月労働者集会・改憲阻止1万人行動の報告 訪韓闘争報告

★ 11月労働者集会の総括 国鉄闘争全国運動事務局 民主労総の闘いに学び、職場・地域で実体を持った運動を作り出そう  11月労働者集会は、関西生コン支部・港合同・動労千葉の3労組の呼びかけで20年目の集会となりました。国鉄分割・民営化以降の労働運動の後退を打ち破って前進してきた3労組を先頭に、「闘う労働組合のネットワークをつくろう」の努力がついえることなく継続してきたことは本当に素晴らしいことです。 数年前から国鉄闘争全国運動も呼びかけに加わった本年の11・5集会には、全国か
月刊『労働運動』34頁(0333号02/04)(2017/12/01)


11月労働者集会・改憲阻止1万人行動の報告 全国運動事務局

10・21常磐線富岡駅開通セレモニーを抗議行動が直撃 木村 郁夫(動労水戸書記長)  動労水戸は10月21日、国とJR東日本による常磐線竜田駅―富岡駅間の運転再開強行に対して、動労総連合や東北・関東の仲間と共に、富岡駅現地での開通セレモニー抗議行動を闘い抜きました。今回のセレモニーにはJR東日本の冨田社長自らが乗り込み、なにがなんでも常磐線全線開通、帰還強制、被曝労働強制を成し遂げようとする安倍政権の意図が明らかなものでした。 午前9時から開始した抗議行動には、富岡町の職員
月刊『労働運動』34頁(0333号03/01)(2017/12/01)


常磐線富岡駅開通に抗議行動

(写真 10・13JR東日本本社前抗議行動) 佐藤 敏夫(動労東京八潮支部支部長)  小雨降る10月13日に8人のさむらいのためにご協力いただいた方々にお礼申しあげ上げます。心強い力となりました。そのパワーが「 賃上げ、正社員4000円、契約社員日額150円」「契約社員の正社員化」を勝ち取りました。 小さな力が今回のストライキにより、得ることが出来ました。ただこれに満足するわけにいきません。わずか8人の力ですが、今は、8プラスの力で、次は8カケルの力、さらに、8のジジョウの
月刊『労働運動』34頁(0333号04/01)(2017/12/01)


動労東京八潮支部、ストライキで非正規が正規に!

建設・交運労働者の闘い 近畿トラック支部との連帯・共闘とGTRの闘いと今後の展望 吉本 伸幸(合同・一般労働組合全国協議会代表、建設・交運連絡会議長) 教育、自治体、郵政、医療、合同一般など各産別の闘い、「労働者階級と諸戦線の闘い」を掲載しています。 訪日した米大統領トランプと安倍を直撃し、11月5日「闘う労働組合を甦らせよう! 国鉄闘争勝利! 戦争と民営化・労働法制解体(働き方改革法案)に反対する1万人大行動」が東京・日比谷野外音楽堂で開かれ4800人が結集しました。 今
月刊『労働運動』34頁(0333号05/01)(2017/12/01)


産別・戦線の闘い 第7回 近畿トラック支部

飯田 英貴(全国労組交流センター事務局長) 職場で闘い、労組を軸とした改憲阻止闘争を広範に作り出そう! ■労働運動の変革をかけた新たなる挑戦  10月の衆院選決戦と11・5全国労働者集会―訪韓闘争を軸とした11月決戦は、私たちにとって、これまでにない飛躍をかけた闘いでした。 安倍政権が、北朝鮮の核・ミサイル問題を利用し、朝鮮半島への戦争と9条改憲を前面に押し出して強行した衆院解散・総選挙。その戦争と改憲を競い合うように小池都知事が代表となる「希望の党」が登場し、民進党が一夜
月刊『労働運動』34頁(0333号06/01)(2017/12/01)


連合崩壊情勢と全国労組交流センターの課題

(写真 9月9日大阪で、関西の全産別・地区の労働者が結集し、「主流派として躍り出て、職場丸ごとの決起をつくろう」と討論) 関西のたたかいの中から! 大阪市教組の中に改憲・民営化絶対反対派を結集させる闘いを 沼田 祐子(関西労組交流センター教育労働者部会)  大阪市教育委員会は、政令市への権限移譲をテコにして、大阪市立学校の教職員への「6段階制給与表」「新人事評価制度」の2018年4月導入を狙っています。全国的にも突出したこの制度は、安倍政権による「働き方改革」・労働法改悪に
月刊『労働運動』34頁(0333号07/01)(2017/12/01)


関西のたたかいの中から! 大阪市教組に絶対反対派を

『国鉄分割・民営化と闘って30年 労働運動の変革をめざして』を読んで 社会を動かしている労働者にこそ、この社会を変える力がある 河野 晃興(自交総連SKさくら交通労働組合委員長)  社会を動かしている労働者にこそ、この社会を変える力がある。そのことを形にするために労働運動の変革こそが、今最も問われている中心課題だ。それがこの本の主題だと思います。 動労千葉の団結  「要求で団結」という従来の運動思想とは全く違うもの(田中委員長)。「階級的労働運動の立場」を掲げる労働組合はあっ
月刊『労働運動』34頁(0333号08/01)(2017/12/01)


『国鉄分割・民営化と闘って30年』を読んで

「骨抜き」が仕込まれていた労働契約法18条「5年ルール」  「車大手、期間従業員の無期雇用を回避 法改正、骨抜きに」というタイトルの記事が11月4日の朝日新聞に掲載され、衝撃を受けた。「トヨタ自動車やホンダなど大手自動車メーカーが、期間従業員が期限を区切らない契約に切り替わるのを避けるよう、雇用ルールを変更したことが分かった。改正労働契約法で定められた無期への転換が本格化する来年4月を前に、すべての自動車大手が期間従業員の無期転換を免れることになる。雇用改善を促す法改正が『骨
月刊『労働運動』34頁(0333号09/01)(2017/12/01)

労働組合運動の基礎知識 第38回 「骨抜き」労働契約法18条「5年ルール」

大阪デリカフーズ分会の闘いは、職場の空気を変えた (写真 職場前で仲間にビラまき) 大阪北部ユニオン デリカフーズ分会 デリカフーズに労働組合ができた!  大阪府茨木市にあるデリカフーズで、事故がなく安全に働ける職場に変えていくために労働組合を結成しました。このデリカフーズ闘争が、職場の空気を変えました。 7月27日に第1回団体交渉を行いました。組合が「組合活動の権利と自由を認めること」を要求したところ、会社は「憲法と法令を守るが、組合は就業規則を守ってくれ」と言ってきました
月刊『労働運動』34頁(0333号10/01)(2017/12/01)


闘う合同一般労組 大阪デリカフーズ分会の闘い

(写真 チョンテイル烈士像前で仲間と共に) 村山 裕子(高槻医療福祉労働組合委員長)  昨年、高槻医療福祉労働組合は冬季一時金闘争で、12月22日に執行委員、組合員5名の終日の指名ストライキを闘いました。それは、動労千葉訪韓団の一員として組合員3人が訪韓し、韓国民主労総の闘いをともに闘い抜く中で、ストライキの重要性を実感したからです。韓国の労働者はロウソク革命でパククネ政権を打倒しましたが、民主労総のたたかいがすべてのたたかいをけん引したと思っています。闘争報告や、ビラの中
月刊『労働運動』34頁(0333号11/01)(2017/12/01)

ひめじょおん―女性部から
闘うたびに元気がもらえる訪韓闘争

 11月12日、民主労総は全国労働者大会を開催した。今年の大会はチョンテイル烈士焼身47周忌にあたり、87年労働者大闘争30周年の節目の大会だ。ソウル市庁前広場に5万人余りの労働者が大結集した。 民主労総は「私の暮らしを変える民主労総」をスローガンに掲げて ▲労組をやる権利及び労働法改正▲韓国社会各分野の積弊完全清算と社会大改革実現▲87年労働者大闘争精神継承▲サード配置撤回及び韓半島平和実現▲ハンサンギュン委員長及び拘束労働者と良心囚釈放等 を要求した。 チェジョンジン民
月刊『労働運動』34頁(0333号12/01)(2017/12/01)

Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№29

(写真 11月9日福岡地裁前で情宣行動) 権力の労働組合つぶし攻撃を打ち破り、3人の闘う仲間を奪還!  福岡労組交流センター  10月25日福岡県警公安3課は、自動車のリース契約を「詐欺」とでっち上げ、レイバーユニオン委員長と書記長、NAZEN熊本の闘う3人の仲間を逮捕しました。 この弾圧は、11月労働者集会とトランプ来日反対の闘いを何としてもつぶす攻撃としてかけられました。 3人逮捕と同時に、福岡レイバーユニオン事務所、委員長自宅、九州前進社などを早朝から家宅捜索を行い、
月刊『労働運動』34頁(0333号13/01)(2017/12/01)

地平線 組合つぶし攻撃を打ち破り3人の仲間を奪還

読者の声 労働者階級は55億、もっと前に進もう 菊池 晴知(ユニオン習志野委員長) 義理人情で「凝り固まった」たくましい労働者の熱気で世の中を変えるときがきた。今年の11月集会は、そうした時代の到来を感じさせるものになりました。韓国労働者階級の闘いに比べれば、まだまだよちよち歩きかも知れないし、結集人数もまだ決して多いとは言えません。でも全国で「労働組合をつくって闘おう」「なかまを増やして労働者がデカいツラをできる職場、社会にしていこう」という大きな胎動が始まったと思います。
月刊『労働運動』34頁(0333号14/01)(2017/12/01)


読者の声、国労働組合交流センターとは、編集後記

裁判員制度廃止へ最高裁デモ行進 11・17東京11月17日、「裁判員制度はいらない!大運動」の呼びかけで、最高裁デモが50人の参加で闘われた。正午前、日比谷公園霞門に集合した。冒頭、武内更一弁護士が権力中枢を貫くデモの重要性を強調した。続いて大運動代表呼びかけ人の高山俊吉弁護士があいさつした。高山さんは「今日のデモは日本が戦争を始めることへの抵抗であり、断固とした闘争宣言です」と呼びかけた。 京大デッチ上げ弾圧2学生を取り戻す 11・17京都11月17日、京都大・山極壽一(
月刊『労働運動』34頁(0333号15/01)(2017/12/01)


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