理論と闘いの最近のブログ記事

2019年4月 1日発行 第0349号

(写真 2010年8月日米の教育労働者交流会) ※一人ひとりの組合員が主体なのだ! 米山 良江(東京・教育労働者部会)教育労働者部会の米山良江さんに、部会学習会で提起した「ロサンゼルス統一教組の闘いに学ぶ」を寄稿していただきました。 07年から始まったUTLAとの国際連帯闘争を振り返ってみて、「アーリーンさんたちの闘いこそ、私たち交流センターの組織化の指針だ!」と改めて学び直した。 ★思いは同じ〝子どもたちを戦場に送るな!〟 2007年7月、動労千葉国際連帯委員会が三浦半島
月刊『労働運動』34頁(0349号13/01)(2019/04/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし第24回
ロサンゼルス統一教組(UTLA)の闘いに学ぶ

2019年2月 1日発行 第0347号

片峯 潤一(動労総連合書記)動労総連合書記の片峯潤一さんに今年3月から強行が狙われる「乗務員勤務制度の改悪」について書いていただきました。 JR東日本は今年3月16日、ダイヤ改定と同時に乗務員勤務制度の改悪を強行しようとしています。JRでは、これまでとは明らかに別次元の攻撃が始まっています。その最大の突破口に位置付けられているのが、乗務員勤務制度改悪です。 具体的な提案の概要は、以下の通りです。○朝夕のラッシュ時間帯に短時間行路を設定する。○育児・介護者に「行路選択制」を導入
月刊『労働運動』34頁(0347号12/01)(2019/02/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第22回
乗務員勤務制度の改悪とは何か

2018年11月 1日発行 第0344号

 ユニオン習志野主催の学習会(5月)講演「会計年度任用職員制度とは何か」を山本志都弁護士に再編集していただいた内容を掲載します。(前号の続き) 2 地方公務員法・地方自治法の改定 (1)総務省主導の改定  地方公務員法・地方自治法の改定は、総務省の主導で2017年5月17日に公布され、2020年4月1日に施行されます。議論がほとんどされないまま、拙速に衆院も参院も通ってしまった法律ですが、たくさんの問題点があります。 前述したような、つぎはぎだらけ、地方によってバラバラの非正
月刊『労働運動』34頁(0344号15/01)(2018/11/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第20回
「会計年度任用職員制度」とは何か(続) 山本志都弁護士

2018年10月 1日発行 第0343号

山本志都弁護士 ユニオン習志野が主催した学習会(5月11日)の山本志都弁護士の講演「会計年度任用職員制度とは何か」を掲載します。 ○はじめに  非正規の公務員の実態、特に2020年から導入されることになった「会計年度任用職員」については、なかなかどんなものか理解できない部分があるかと思います。公務に携わっている方や組合活動しておられる方は、言葉だけは聞いておられるでしょうか。昨年に行われた地方公務員法と地方自治法の「改正」により、2020年4月をめざして、野放図な状態になって
月刊『労働運動』34頁(0343号10/01)(2018/10/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし第19回
「会計年度任用職員制度」とは何か

2018年9月 1日発行 第0342号

山本志都弁護士国鉄闘争全国運動東京東部の会主催の憲法問題連続講座第1回(6月12日)の山本志都弁護士講演を前号に続き掲載します。 4 改憲攻撃の背景 (1)憲法は統治形態の根本を定めたもの  憲法については、憲法が誰を規制するものかという観点から語られることがあります。例えば自民党案だと憲法は国民を規制するものとしています。「憲法は権利と義務を定めたもので、憲法は権力側を縛る」「国民の権利と自由を守るため権力をしばるために憲法がある」という言い方をされることもありますね。そ
月刊『労働運動』34頁(0342号08/01)(2018/09/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第18回
改憲阻止闘争とは(続)

2018年8月 1日発行 第0341号

山本志都弁護士国鉄闘争全国運動東京東部の会主催の憲法問題連続講座第1回(6月12日)の山本志都弁護士の講演を2回、掲載します。 改憲阻止闘争についてお話させていただきます。率直なところからはじめたいと思います。 1 「改憲問題」に対峙したときのもやもや  改憲阻止で「憲法を守れ」とよく言われるわけですが、すなおに「そうだ」と思えない方、違和感を感じられる方もいるでしょう。その違和感がどういうものなのか大切にしながら、「憲法改悪を推し進めようとしている。今の流れはおかしい」と
月刊『労働運動』34頁(0341号09/01)(2018/08/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第17回
改憲阻止闘争とは

2018年5月 1日発行 第0338号

山本志都 弁護士 3月15日、合同・一般労組全国協主催の学習会での山本志都弁護士講演(前号の続き) 2 働き方改革関連8法案からみる労働法制破壊の狙い  (前号の続き) (3)評価制度による格差の容認・固定化~「同一労働同一賃金」 提案されている「同一労働同一賃金」の内容  「働き方改革」で喧伝されている「同一労働同一賃金」とは、一言でいうと評価制度による格差の容認、固定化ということです。正規・非正規の間の処遇格差が余りにもひどい現状にあるから、「同一労働同一賃金」といえば
月刊『労働運動』34頁(0338号07/01)(2018/05/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第14回
「働き方改革」とはなにか(続)

2018年4月 1日発行 第0337号

「働き方改革」とはなにか 山本志都 弁護士 3月15日、合同・一般労組全国協主催の学習会での山本志都弁護士講演を掲載します。 1 現在進行中の「雇用規制破壊」の攻撃~なぜ今なのか  国会前は「アベを倒せ」と大変な状況です。安倍政権はぐらぐらですが、「働き方改革」は、安倍自身の野望でもあるとともに資本家が求めているもので、安倍が倒れたとしてももくろみは消えません。その意味で、私たちはこの「働き方改革」の本質をしっかり対象化する必要があります。 今日は、第一に、「雇用規制破壊の
月刊『労働運動』34頁(0337号07/01)(2018/04/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし第13回

2018年2月 1日発行 第0335号

医療・介護・福祉労働者の運動と組織―<もう一つの18年問題、医療・介護・福祉> 山部 明子(動労千葉労働学校講師・社会保障制度研究家) 【動労千葉労働学校12月16日講義の前号からの続き】 ②「経営主体の変更=解雇・転籍、選別再雇用」攻撃を暴露し勝利した岡大労組  2014年、政府の「産業競争力会議」で岡山大学長が提案したのは「岡山大メディカルセンター(大規模医療法人)構想」でした。安倍「成長戦略」の意をうけた医療・福祉分野を資本の儲(もう)けのエジキに投げ出す、
月刊『労働運動』34頁(0335号07/01)(2018/02/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第12回
改憲・戦争情勢と社会保障制度の解体

2018年1月 1日発行 第0334号

(医療・介護・福祉の問題は、一領域の課題ではなく、労働者全体、社会全体の大きなテーマです。下図は、厚生労働省の医療介護総合確保推進法の図です。2025年問題(団塊世代が75歳以上になり、従来の医療・介護・福祉が破綻する)を前に、「病院(施設)から在宅へ」と多くの労働者が病院(施設)を追い出され、医療・介護の抜本的転換・破壊が行われようとしています。) 医療・介護・福祉労働者の運動と組織―<もう一つの18年問題、医療・介護・福祉> 山部 明子(動労千葉労働学校講師
月刊『労働運動』34頁(0334号05/01)(2018/01/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第11回
改憲・戦争情勢と社会保障制度の解体

2017年8月 1日発行 第0329号

片峯 潤一(動労総連合書記)マルクス主義講座として動労千葉労働学校の講義の抜粋を掲載しています。【7月15日の講演から抜粋】1 外注化はどういった攻撃だったのか 外注化・請負という形は昔からあった。しかし、派遣法ができてから、性質は大きく変わっていき、偽装請負が蔓延した。 外注化はさらに「企業が輪郭を失うまで」進められている。NTTがもっとも典型的な例だ。 アメリカでは刑務所内の労働者に外注化し、「 低賃金でも文句を言わない。ストもやらなければ組合もつくらない。夢のような労働
月刊『労働運動』34頁(0329号11/01)(2017/08/01)


理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第10回/階級的団結論
階級的団結論 ~階級的労働運動の勝利の展望~

2017年6月 1日発行 第0327号

(写真 動労千葉の分割・民営化反対ストライキ) 労働運動の変革をめざして 田中 康宏(国鉄千葉動力車労働組合執行委員長)マルクス主義講座として動労千葉労働学校の講義の抜粋を掲載しています。【4月15日の講演から抜粋】(前号より続く) 3.ジェット燃料貨車輸送阻止闘争と動労本部からの分離・独立  ここまで来たら動労全体の大改革を決意して、乗り込んでいく以外にない。勤務以外の組合員を総動員して、千葉地本再登録の大会に乗り込み、積極的に青年部問題に決着をつける。つまり本部のテロ・
月刊『労働運動』34頁(0327号10/01)(2017/06/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第9回
★動労千葉が歩んできた道

2017年5月 1日発行 第0326号

労働運動の変革をめざして 田中 康宏(国鉄千葉動力車労働組合執行委員長)マルクス主義講座として動労千葉労働学校の講義の抜粋を掲載しています。【4月15日の講演から抜粋】 ★はじめに  第17期の労働学校の開会が出来たことをうれしく思っています。前校長である中野洋顧問は、労働学校でマルクス主義を学ぼうといつも訴えていました。なぜか。マルクスだけが労働者こそ社会の主人公だと声を大にして言ったたった一人の人間だからです。社会のすべては労働者が動かし、労働者階級が歴史をつくっている
月刊『労働運動』34頁(0326号12/01)(2017/05/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第8回
★動労千葉が歩んできた道

2017年4月 1日発行 第0325号

労働者への攻撃を団結権の問題として反撃を組織する 労働組合の旗が1本あれば地域の労働者が結集してくる 木下 浩平(全国金属機械労働組合港合同昌一金属支部書記長)マルクス主義講座として動労千葉労働学校の講義の抜粋を掲載しています。【3月18日の講演から抜粋】 港合同で執行委員をしている木下です。今日は港合同の闘いの教訓と、大阪の現状などを話したいと思います。 昌一金属支部も17春闘の真最中です。16日に回答があったばかりで休み明けに2回目の交渉を設定しています。腹の立つほど回
月刊『労働運動』34頁(0325号08/01)(2017/04/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第7回
★港合同の闘いの教訓

2016年10月 1日発行 第0319号

(写真 2013年のUTLAの賃上げ要求集会) マルクス主義講座として動労千葉労働学校の講義の抜粋を掲載しています。 6月にアーリーン・イノウエさんが来日し、12日間という長期に渡って各地を回り、教育労働者を中心に組織化について具体的に話し合う会合をもちました。 ★民営化反対で組織化した教訓  4月初めに動労千葉の中村仁さんがシカゴで行われたレーバーノーツの集会に参加しましたが、UTLAのアーリーン・イノウエさんがその集会の基調報告をやりました。UTLA(ロサンゼルス統一教
月刊『労働運動』34頁(0319号07/01)(2016/10/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第6回
UTLAアーリーン・イノウエさんの闘いに学ぶ

2016年9月 1日発行 第0318号

藤村一行(動労千葉労働学校講師)マルクス主義講座として動労千葉労働学校の講義の抜粋を掲載しています。【6月18日の講演から抜粋】(前号からの続き) 帝国主義とは何か  帝国主義という言葉は、一般的に、ある民族を中心に出来た国家が多数の異民族を征服統合して帝国として支配していく、そうした支配のあり方、それを推進する考え方という意味がある。たとえば古代のローマ帝国。しかし、労働運動において使われたり、社会科学的な意味での帝国主義は、レーニンの『帝国主義論』によって基本的に確立され
月刊『労働運動』34頁(0318号09/01)(2016/09/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第5回
帝国主義と戦争、新自由主義とのたたかい

2016年8月 1日発行 第0317号

 藤村一行(動労千葉労働学校講師)マルクス主義講座として動労千葉労働学校の講義の抜粋を掲載しています。 一般的な帝国主義と戦争という話ではなく、現在われわれが生きて闘っている情勢をどう捉えるのかという観点で考えていきたいと思います。 ●世界経済危機  第一に、今現在、帝国主義の危機、戦争の危機が進行していますが、その全体構造の根底にある世界経済危機の問題から入りたい。 16年冒頭から世界同時株安、中国も日本も世界も危機という状態が進行しました。直接的には昨年12月、アメリカの
月刊『労働運動』34頁(0317号09/01)(2016/08/01)


理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし
第4回
帝国主義と戦争、新自由主義とのたたかい

2016年7月 1日発行 第0316号

(写真 4・20 CTS本社抗議行動) 北村 武(動労千葉特別執行委員・CTS幕張事業所勤務) マルクス主義講座として動労千葉労働学校の講義の抜粋を掲載しています。 突然の就業規則改悪提案  私の職場はJR千葉鉄道サービス(CTS)幕張事業所です。車両の清掃をしています。 会社の規模、営業収入、営業支出、営業利益は資料を見て下さい。営業費用37億円の約85%が人件費です。人を雇い、動いて初めて仕事になる職場です。 会社が示した就業規則改悪案の大まかな内容は、資料の通りです。
月刊『労働運動』34頁(0316号10/01)(2016/07/01)


理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第3回
CTSの10・1就業規則改悪を絶対に阻止するぞ!

2016年6月 1日発行 第0315号

山田 護(動労千葉幕張支部支部長)前号からマルクス主義講座として動労千葉労働学校の講義の抜粋を掲載しています。 私は第1期労働学校を卒業しました。  外注化の時は腹に穴が開きました。シニア協定の時と幕張脱線事故の時など、腹が痛くなってのたうち回ったのは人生の中で5回あります。青年部で革マルとのたたかい 経歴から話します。1976年に国鉄の木更津の運転職場に入った。動労と国労しかいなかった。木更津は40人くらいの小さな職場で青年部も5~6人でした。すぐ支部代表で動員に行かされ
月刊『労働運動』34頁(0315号09/01)(2016/06/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第2回
仲間を信頼し、確信をもって闘えば必ず勝てる!

2016年5月 1日発行 第0314号

今号からマルクス主義講座として、「理論なくして闘いなし、闘いなくして理論なし」を掲載します。動労千葉労働学校の講義から抜粋した内容です。 国鉄労働者として労働に誇りをもって闘ってきた  動労千葉がなかったら動労水戸はなかった。動労水戸から動労千葉を見てきたので、僕の考える動労千葉を話してみます。 動労千葉は2波のストライキで40人の解雇者がいて、解雇者を抱えて団結を作り直してJR体制と闘いぬくという前人未踏の闘いをやり抜いた。クビをかけた闘いというのはすごいが、解雇者の生活
月刊『労働運動』34頁(0314号07/01)(2016/05/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第1回