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JPEX子会社化絶対反対で職場の団結を作ろう(09年7月13日発行)

  • 2009年7月13日 16:48
  • 全逓
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現場の力で「7・1内命」を粉砕したぞ!
JPEX子会社化絶対反対で職場の団結を作ろう

7・25東京青年労働者集会に集まろう

7月1日内命が延期。我々は初戦で勝利した!

 7月1日のJPEXへの出向者内命が全国で延期になりました。事業計画が再提出できず、総務省からの認可も下りない状況です。何が起きたのか?東京・銀座局では、誰一人JPEXに行きたい人はいなかった。当局の『肩たたき』攻撃には、当該の労働者を先頭にみんなの団結で「出向拒否」をたたきつけました。「JPEXには行かない。これまで一生懸命働いてきた。俺は職場にいらない人間なのか」という一言に、課長はまともに答えられなかった。
東北地方では、JPEXのSDドライバー要員が6月時点で150人も不足していることがわかりました(同じ東北地方の日通では450人が「余剰」でリストラ攻撃にあっている! 日通の労働者は「競争相手」ではなく共に闘う仲間です)。

 また東京の多摩地区の郵便局では、当局の「意向調査」で「現在の職場で引き続き働く」を選択した非正規職の「意向確認書」を、会社が勝手に書き換える事件も起き、怒りが広がっています。
現場の郵政労働者は、闘わないJP労組執行部によってバラバラにされている現実もあります。しかし圧倒的な労働者が「JPEX反対」「出向拒否」の意志を貫いたのです。ヤマトと佐川で寡占(かせん)状態の宅配市場に、大恐慌の中で割って入るJPEX計画自体の破綻もはたん露わとなる中で、現場労働者の怒りが7月1日の内命を断念させたのです。


職場は俺たち労働者が動かしている!


仲間の皆さん! 郵便事業は、現場が動かなければ一枚の葉書も届きません。この社会を動かしているのは資本家や政治家ではなく、私たち現場の労働者です。経営者や管理職は一つの小包も運べない。一円の利益も生みません。彼らが「要員」と呼ぶ生きた労働者が確保されなければ机上の空論です。だからストライキは世界の労働者の共通の武器です。この真実の一端を突き付けられただけで、会社側は追い詰められています。
情勢は私たち現場労働者が握っています。胸をはり誇りをもって、「出向拒否」で団結し、展望をこじ開けよう。正規職も非正規職も敵は同じです。全国の全逓労働者の仲間とともに闘おう!

 労働者の団結が世界を変える

 小泉政権が強行した郵政民営化は、果てしない労働強化と劇的な賃下げ(非正規職化)、そして『首切りの自由化』でした。資本家の政府はこの政治の継続で世界の資本家と「競争」し、石油などの資源を奪い合い、戦争準備にまい進しています。自衛隊の最高幹部が「日本も核武装せよ」「9条改憲を」と公然と主張し、これを自民や民主の右翼政治家が全面的にバックアップしている怒りにたえない状況です。
いまや労働者こそが社会の主人公になることが、世界中で問われています。労働者同士が競争させられ、他社の労働者とのつぶし合いをやる(JPEX計画)のではなく、企業や産別を超えてすべての労働者は団結しよう。
来る7月25日に「解雇撤回!民営化絶対反対! 7・25東京青年労働者集会」が行われます。この集会は、先の5月31日をもって日逓(現・郵便輸送会社)中野を雇止め・解雇された小林君の解雇撤回闘争を中心に、正規と非正規労働者の団結をつくり出し、民営化攻撃に郵政労働者の大反撃をつくり出していく集会です(裏面のアピールをご覧ください)。多くの郵政労働者の参加を訴えます。

(裏面に続きます)

日本共産党のオバマ賛美は労働者を戦争に導くものだ!

 7月6日、米国とロシアは12月期限切れとなる第一次戦略兵器削減条約(START1)の「後継条約」の基本枠組みで合意しました。向こう7年間で戦略核弾頭の保有数を1675~1500発に(02年条約では2200~1700発)、また核弾頭の運搬手段(ICBM)を1100~500(同1600)に削減するというのです。
現在、米ロが世界の9割以上の核兵器を保有していますが、この合意に法的拘束力はありません。そしてG8(ラクイラサミット)では、このオバマ戦略に賛同し「核のない世界」をめざす首脳声明を採択しました。

米国オバマ政権がICBM発射実験を強行!

しかし、これはとんでもないペテンです。「核不拡散」を掲げてアメリカが「核独占」する。「正義」づらして「核不拡散」に敵対したと言って北朝鮮やイランに圧倒的な軍事力で重圧を加え、イラク・アフガニスタンに続く侵略戦争を拡大・激化する。そのためには「先制的核戦争」も強行するーというのが米国オバマ政権の本質です。
世界大恐慌下で企業・資本が生き延びるために問答無用で労働者の首を切り、大幅賃下げと無際限の労働強化を強いるやり方とまったく同じです!「核のない世界」を語り「核独占」する。「企業が生き延びるため」といって「大幅賃下げ、大量解雇」を平然と強行する。これが資本主義・帝国主義社会です! 怒りに堪えません!
現に米国オバマ政権は6月29日、バンデンバーグ空軍基地(カリフォルニア州)の地下サイロから3段式ロケット「ミニットマン3」を発射させ、約8700キロを飛行、太平洋上のマーシャル諸島クエゼリン環礁近くの目標に着弾させる実験を行いました(ちなみに4月5日の北朝鮮「衛星ロケット」の飛距離は3000キロです。問題にもなりません)。

労働者の国際的団結の力のみが戦争を止める!

 日本は「海賊対策」と称して自衛隊3軍をソマリア沖に派兵し、アメリカの大陸間弾道ミサイル発射実験や韓国の「衛星ロケット」は不問にしながら北朝鮮への排外主義を煽るとともに、全面禁輸や船舶臨検特措法案制定で北朝鮮への軍事重圧を激化させています。これが資本主義・帝国主義が戦争に突入するときのやり方です。
ところが日本共産党・志位委員長、全労連や連合、原水禁や原水協らの既成指導部らはすべて、オバマの4・5プラハ演説(「核独占(=核不拡散)」と「新たな核世界戦争宣言」)を「核廃絶宣言」であると賛美しています。これほどの本末転倒はありません! 要するに、日本共産党や全労連・連合の既成労働組合は、新自由主義の破綻として現れた世界大恐慌下で、資本主義・帝国主義が延命するための大失業攻撃と世界戦争政策の先兵になると宣言しているのです。絶対に許せません!
みなさん。労働者が職場生産点で団結し、闘わない労働組合をぶっ飛ばし、労働組合を労働者一人ひとりの手に奪い返そう。そうすれば労働者に塗炭の苦しみと死を強制する資本主義・帝国主義を打倒することができます。
動労千葉は、米国ILWUの呼びかけに応えて、サンフランシスコ行進(写真)に決起しました。労働者・労働組合の国際的団結で戦争を止めよう!8・6ヒロシマ大行動に参加しよう!

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(写真)
動労千葉訪米団がサンフランシスコをデモ行進! 米国ILWU(国際港湾倉庫労組)の呼びかけに応えて「サンフランシスコ・ゼネスト75周年行進」に参加して、世界の闘う労働者・労働組合と共にサンフランシスコの港をデモする動労千葉訪米団(2009年7月9日)

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解雇撤回! 民営化絶対反対!

7・25東京青年労働者集会

・JP 労組本部打倒、労働組合を甦らせよう!
・動労千葉・法大闘争と団結して闘おう!
・8月ヒロシマ・ナガサキ反戦反核闘争から11 月集会の1万人結集を実現しよう!
● 7月25日(土) 午後6時半~
● 杉並産業商工会館(下図を参照)
● 主催7・25集会実行委員会
【よびかけ】
・全国労組交流センター全逓労働者部会
・東京労組交流センター
・一般合同労組東京西部ユニオン

(行き方)
JR阿佐ヶ谷駅から徒歩5分、地下鉄・丸ノ内線・南阿佐ヶ谷駅から徒歩5分

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8・6ヒロシマ大行動へ

8月6日(木) 12時半・集会3時・デモ広島県立総合体育館小アリーナ■関連行事8月5日(水)午後/産別交流集会(東区民文化センター)午後6時/青年労働者交流集会(同)

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7・25東京青年労働者集会への参加を
JP労組東京銀座支部(銀座局集配課)星野勝紀

 来る7月25日に「解雇撤回! 民営化絶対反対! 7・25東京青年労働者集会」を行います。みなさんの参加をお願いします。5月末、日本郵便輸送(旧日逓)中野営業所の14名の非正規労働者と数十名の派遣労働者の大量解雇が行われました。この攻撃に対して集荷パート労働者の小林久志(JP労組東京郵便輸送支部組合員)君は、解雇撤回を求めて闘いぬいています。

日逓・中野のたたかい
今回の「集荷パート臨時社員」14人に対する解雇攻撃は、「集荷パート臨時社員」の首を切って、その代替の労働者に、さらなる低賃金と不安定雇用化を強制し、最終的にはJPEXに移行させるという攻撃です。首切りを宣告された労働者は、次の代替の労働者に仕事を教えるという、許し難い屈辱を受けました。
小林君は言う。「確かに当局と組合の提案する『希望願い』に応じて、次の職場を確保するという道もあった。しかし、その先にあるのは、更なる首切りと『希望願い』によるたらい回しだ。JP労組幹部の『闘っても勝てない』という攻撃に一生頭を下げて生きることになる。そんな生き方はしたくない」と。日逓・中野で起きている問題は、郵政をはじめすべての職場で起きている民営化攻撃そのものです。

正規・非正規の分断粉砕

 郵政民営化絶対反対の闘いは、正規と非正規労働者の団結をつくりだす闘いです。日逓・中野の闘いは、全逓・銀座の青年労働者との団結をつくり出しています。国鉄分割民営化から20年、青年の半数以上が非正規労働者に追い込まれている。こんな現実をひっくり返そう。7・25集会は、正規・非正規労働者の団結をかため、民営化攻撃に反撃する集会です。皆さんの参加をお願いします。

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2009年7月13日発行

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