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道州制翼賛・北朝鮮制裁に踏み切った自治労本部打倒!

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 2009年8月24日

道州制翼賛・北朝鮮制裁に踏み切った自治労本部打倒!

大失業と戦争に立ち向かう11・1闘う労働者1万人の結集を

 国鉄1047名解雇撤回! 現場の怒りを爆発させ、公務員360万首切り・労組破壊をぶっ飛ばそう!

 すべての自治労組合員のみなさん。8月25日から28日まで、熊本で自治労第81回定期大会が開催されます。自治労の歴史にとっての重大な転換点となる今定期大会にあたって、私たちはすべてのみなさんに訴えます。2009年度大会議案をもって自治労運動の歴史的転向と産業報国会への移行を宣言した自治労本部を断じて許さず、ともに本部打倒に立ちあがろう!
後戻りのない大恐慌と自民党支配の崩壊は、資本主義の終りを告げています。民主党政権になど労働者の未来はありません。自治労本部が民主党や大阪橋下知事、日本経団連と手を組んでやろうとしているのは何か。「資本主義の救済」のために労働者の闘いを押し潰し、「労働組合の解散」を自ら宣言し、公務員360万首切りの道州制と戦争協力に突き進むということではないですか。国鉄1047名解雇撤回闘争を先頭に、職場で道州制・民営化絶対反対を闘いぬこう。労働組合を現場労働者の手でよみがえらせ、11・1闘う労働者1万人結集の力で社会を変えよう!

 資本主義は終わりだ! 大恐慌と自民党支配の崩壊に後戻りはない。今こそ、労働者の力で打ち倒そう!

 世界は1930年代を超える大恐慌情勢に突入しています。大恐慌はまだ始まったばかりです。各国政府はなりふりかまわず膨大な赤字予算による資本救済に突き進んでいます。しかしいっそうの「底割れ」と財政破たんは必至であり、労働者に対する大失業攻撃、民営化・労組破壊、大量解雇と賃下げ、労働強化の新自由主義攻撃はますます激化せざるをえません。泥沼のイラク、アフガニスタン、ソマリアに続いて北朝鮮やイランに対する戦争衝動が高まっています。保護主義や国家主義がまん延し、国家の存亡をかけて資源や勢力圏を奪いあう帝国主義的侵略戦争が広がろうとしています。
自民党支配の崩壊はこうしたなかで必然的に起こったのです。労働者を食わせられなくなった資本主義に対する怒りが爆発し、戦後の階級支配構造が音を立てて崩れ落ちつつあるのです。日本経団連、大阪橋下知事や杉並山田区長と共に道州制を声高に主張してきた横浜中田前市長は「このままいけば、日本は本当に滅びてしまう。莫大な借金を背負った国滅びて地方なし、国なくして個人なし」とまで言い切りました。これが道州制の本質です。労働者の力で道州制を粉砕し、階級支配を根底から打ち破った時、はじめて労働者の未来は開かれます。民主党政権になど未来を託すことはできないのです。

 資本主義救済のために、「労働組合」であることをやめ、道州制翼賛と排外主義に走る

 今まさに、労働組合が問われています。自治労本部は、この重大なときに歴史的な大転向を図ろうとしているのです。断じて許されません。
自治労の現場の闘いは、労働者の生活、生命を守るものとして取り組まれてきました。それは労働組合の基本中の基本です。
ところが2003年「21世紀宣言」に続いて、本部は、地公3単産統合破たんを居直ったばかり、これまでの闘いの一切を捨て去り、360万公務員首切りの道州制推進の立場に転換。日本資本主義救済のために、「持続可能な日本社会」作りと「公共の再生」を掲げて合理化・民営化攻撃の旗を振り、さらには対北朝鮮排外主義を扇動し制裁を要求するに至りました。組合員の知らぬ間に、およそ労働組合とは考えられないとんでもない方針案が今大会で採択されようとしているのです。

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 (写真 動労千葉を先頭に「国鉄1047名解雇撤回!労働者派遣法撤廃!法大学生弾圧粉砕!改憲阻止!麻生内閣打倒!」6・14~15全国闘争が闘いぬかれた【6・14代々木公園】)

大阪橋下知事も民主党も労働者の敵だ!

小沢一郎民主党代表代行と橋下大阪府知事が会談・合意し(8/4)道州制に向かって「首長連合」は民主党支持を表明した。

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 労働組合運動の原点投げ捨て、道州制・民営化に走る自治労本部は絶対に打倒だ!

 「組合員利益の維持・向上を追求する労働運動」を否定し“滅私奉公”への転換を求める大会議案

 自治労本部はこれまでの労働組合としてのあり方を放棄すると宣言し、その理由として「公共の危機」にあたり「個別労使関係における組合員の利益の維持・向上のみを追求するのでは、社会的共感を得られず、孤立する」などと強弁しています。大恐慌のなかで労働組合は自らの権利や利益を追求してはならない、闘うな、公共のために尽くせと言っているのです。かつての“滅私奉公”そのものです。議案書のどこに、労働組合に値する文言があるでしょうか。全ては国家の下僕になって働け、資本主義の延命は当然のこと、そのためには戦争も辞さず、という内容そのものです。
現場組合員の誰がこんな議論に参加できるというのか。産業報国会化の協力者になることなど断固として拒否するということです。

 現業切り捨て・民営化、人員削減、人事評価・査定給導入、大幅賃下げに職場の怒りは爆発寸前だ!

 現場では、現業切り捨て・民営化、人事評価・査定給導入、大幅賃下げ、人員削減の攻撃が次々と襲いかかり、怒りは爆発寸前です。8月11日には、賃金15万4千円カットの09年度人事院勧告が出されました。夏季一時金カットに続く、本給・一時金込みの大幅賃下げ攻撃です。さらには民間準拠による現業賃金3~5割カットすら迫っています。
しかし自治労本部は、「財政再建」を理由にすべてこれを丸のみし、組合員に押しつけようとしています。議案に書いてあることはそういうことです。闘うな、というのです。一体こんなことがあっていいのか!しかし、もう限界だ。組合執行部の「現業活性化」「職の確立」方針のもとで「直営堅持のためだから」と言い聞かせ、人員削減と労働強化に耐えてきた現場の労働者がいつまでも黙っていると思ったら大間違いだ。職場事故多発・病休続出はだれの責任だ。すべては、人減らしと労働強化のせいではないか。その上に大幅賃下げだというのか! もうがまんならない。生きていけない。現場の怒りを爆発させ、絶対反対でとことん闘おう。

 道州制・民営化粉砕! 現場の怒りで自治労本部を打ち倒し、職場に闘う労働組合をよみがえらせよう!

 資本主義が現在の大恐慌情勢を作り出し、労働者が人間として生きられない時代を作り出してきた。こんな時代はもう終わりにしよう。労働者は、この100年間いくたびも恐慌の度に戦争に駆り出されてきた。しかしその労働者こそが社会の多数者であり、資本主義社会を葬り次の時代を作り出すことができる主体なのです。私たちは資本の奴隷であることを拒否し、大恐慌こそ革命情勢の接近そのものだととらえ、労働者の時代へ向けてたたかおうではありませんか。
経団連は橋下大阪府知事、中田前横浜市長、山田杉並区長らをおし立て、道州制推進の国民運動をおし進めています。公務員を最大の敵として360万首切りを掲げ、民主党は公務員人件費2割削減を公約とし、自治労本部は「政権与党」の腐りきった立場から先頭でやることを宣言しています。絶望的とはいえ資本主義救済の立場に立つ彼らには道州制しかないのです。ふざけるな!ということです。いつも労働者に犠牲が転嫁される社会はもうおしまいだ!ということをハッキリさせようではありませんか!

 「1047名解雇撤回・三里塚農地死守・国際連帯」を掲げ、11・1闘う労働者1万人大結集の力で社会を変えよう!

 問われているのは、自民党か民主党か、いずれのブルジョア政党を選択するかという問題ではない。自民党支配の崩壊は絶対に後戻りしないし、民主党政権も長くはありえない。資本主義そのものが終わっているのです。
大恐慌と自民党崩壊が革命情勢をたぐり寄せています。革命の地鳴りに恐怖する大反動が労働組合を解体・変質させようと襲いかかってきています。道州制・民営化をめぐる国鉄・全逓・自治労・教労の4大産別決戦が火を吹いています。労働者の未来をかけた階級と階級の激突が始まっているのです。自治労本部の大転向もそういう問題です。力勝負がすべてを決します。腐りきった指導部をぶっ飛ばして労働組合を現場労働者の手に取り戻し、団結と決起をつくり出すときです。

 動労千葉とともに国鉄1047名闘争に総決起を

 攻防の最大の焦点は国鉄1047名闘争です。1047名解雇撤回闘争は、国鉄分割民営化後22年にもわたる闘いで国とJR資本を追いつめ、大失業に立ち向かう労働者の基軸となる闘いとなっています。
国鉄分割民営化に対し、動労千葉は真っ向から闘ってきました。彼らの闘いは1047名という巨大な戦闘集団を作り出し、今も闘いは継続して
います。動労千葉は、資本の手先と化した旧動労本部・現JR総連から分離独立し、国鉄分割民営化絶対反対のストライキを闘い続けて団結を維持し、今やJR資本とJR総連による組織破壊攻撃をはね返して青年労働者を獲得しJR体制を揺るがしているのです。ここに展望があります。「資本主義は終わりだ」という時代認識、1047名解雇撤回、改憲・民営化・道州制絶対反対の路線と労働者の団結が一切の原動力です。大恐慌と戦争の情勢下で、国家暴力による農地強奪・軍事空港建設を許さず43年間不屈に闘い続けてきた反戦の砦=三里塚闘争も新たな決戦に入りました。この3年間で110名に上る逮捕弾圧をものとのせず闘い続ける新自由主義大学・法政大解放の闘いは全世界の注目を集めています。資本主義・帝国主義に対する労働者・農民・学生の新たな闘いの歴史的高揚が始まったのです。

 11・1日比谷集会へ

 11月労働者集会こそこの時代を変える闘いです。
国際連帯は日々拡大し、韓国・アメリカ・トルコ・ブラジル・フィリピン・イタリア等世界の闘う労働組合の代表や「イラク反戦の母」シンディ・シーハンさんらが7月サンフランシスコ国際労働者連帯会議で決議を上げ、11月集会をともにかちとろうとしています。「万国の闘う労働者団結せよ」の時代が始まりました。全世界の労働者の闘いは一つ。資本の完全な手先と化した体制内指導部・自治労本部を打倒しよう。職場の怒りを爆発させ、道州制・民営化絶対反対の闘いを巻き起こし、いざ11・1へ!

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 国鉄1047名解雇撤回! 労働者派遣法撤廃! 国際連帯!
改憲・戦争と民営化・労組破壊に立ち向かう労働者の団結を!

 11・1全国労働者総決起集会

 11月1日(日)正午東京・日比谷野外音楽堂
主催/11月集会実行委員会

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 写真

 核武装・改憲ぜったい阻止!

 全世界の労働者の団結で核廃絶を! 8・6田母神「核武装」講演会粉砕! 道州制・民営化絶対反対! オバマ幻想ぶっ飛ばし、8・6被爆64周年の広島の街をデモ

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