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JPEX子会社化絶対反対! ゆうメイト契約時間短縮強要反対

  • 2009年9月10日 09:25
  • 全逓
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2009/09/03発行

 ゆうメイトへの契約時間の短縮強要反対
今こそ労働組合の出番だ!

 JPEX子会社化絶対反対! 「10・1」統合をつぶしてしまおう!

 ゆうメイトの契約時間短縮は雇止め攻撃だ!

 今、全国の職場でゆうメイトの仲間に対して、契約時間を短縮する攻撃がかけられています。8月29日の『東京新聞』には、「郵便事業会社が10月に予定している日本通運との宅配便事業統合で、非正規労働者の間に雇止めなどへの不安が高まっている」「郵便事業会社で働く約16万人の非正規労働者のうち、小包の『ゆうパック』を扱う1~2割の労働者が、勤務条件の変更を提示され、退職するケースが相次いでいる」と報じられています。
ゆうメイトの仲間に対して、東京・銀座局では「6、7時間勤務から4時間勤務へ契約変更」が、また京橋局では「1日4時間を3時間に短縮する」攻撃がかけられています。当局は、契約替えを迫るとき「この契約がイヤなら辞めてもらって結構だ」という態度に出ています。契約時間の短縮=雇止め攻撃です。絶対に許すことはできません。

 事実、ゆうメイトの仲間は「生活がなりたたない」「10月1日まで不安を抱えたまま仕事をしていかなくてはならない。こんな職場では辞めたくなる」と不安と怒りを訴えています。
今こそ、「一人の解雇も許さない!」という労働組合の原則を取り戻して、雇止めを阻止しよう!雇止めは、首切り攻撃の始まりだ!

今こそ「一人の解雇も許さない」闘いを!

 この攻撃は、本社の「経費削減」命令の下での各局・各支店の対応です。ある局の課長は「今後は1名の補充もないから」と公言しています。今でさえ要員不足の状態なのに、ましてや仕事は減らない中、時間を短縮したり、人員を削減すれば、この職場は一体どうなるのでしょうか。
当局は、支店の「成績」を上げるため、人件費の削減のために、最も立場の弱いゆうメイトから雇止め=首切りを行っているのです。高額な月給を受け取っている支店長や管理職の『成績』のために、ゆうメイトの仲間を犠牲にするとは、あまりにも理不尽であり、あまりにも不当です。
仕事を回しているのは私たち現場の労働者です。職場のことは、私たち現場の労働者自身で決めていこう。

 見て見ぬふりの組合幹部を打倒して、闘う労働組合を取り戻そう!

 当局と闘って、攻撃をはね返していくのが、労働組合の仕事です。にもかかわらず、連合JP労組や全労連を始めとした既成労組は全く闘いません。
労働者はひとつです。正規・非正規職という当局が作った壁をぶち壊そう! ゆうメイトの仲間は、非正規職員という不安定な雇用契約のなかでも、一緒に仕事を回している仲間です。
今こそ現場労働者が団結して、団結の力で分会・支部を闘う労働組合に作り変えよう。ゆうメイトの契約時間の短縮を阻止する闘いの中で現場の団結を取り戻そう。JPEX子会社の総務省認可はおりていません。認可のおりていないJPEX関連での雇止めこそ「コンプライアンス違反」です。雇止め=首切りやデタラメな研修などを粉砕しよう。労働者を地獄に引きづり込むJPEX子会社なんかつぶしてしまおう。

(写真 雇止め=首切りに抗議して2波のストをうちぬいた広島西局のゆうメイト【昨年9月】)

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 「国鉄1047名解雇撤回」「民営化絶対反対」で闘う世界の労働者が集まる! 11 月1日、職場から日比谷に結集しよう! 世界の労働者の声から。シリーズ②


【ブラジル】コンルータス(全国闘争連盟)ファビオ・ボスコさん
 

ブラジルの代表的な労組組織CUT(労働者中央同盟)とFC(組合の力)は、ルラ政権のもとで労資協調主義に陥っています。ルラ大統領は30年来、この国の最も重要な労働運動指導者でしたが、彼は政権に就くや、金持ちと銀行のための政治をやりだしたのです。
コンルータスは、年金削減に反対する公共部門労働者の40日間のスト(03年)を支援するために、翌04年3月に結成されました。コンルータスは、譲歩によって職は守れないと考えています。われわれは公的資金を銀行や企業に注入することにも反対しています。公的資金は、公教育、医療、社会保障などの改善に使われるべきであり、資本家どものために使われるべきではありません。
われわれは現場労働者の民主主義を追求しています。労働組合は、労働者が社会を運営する方法を学ぶ学校であるべきだと考えているからです。われわれはまた国際連帯の活動に力を入れています。

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自民党倒した怒りを11・1労働者集会へ
世界の労働者と団結・交流しよう

 自民党を倒した5千万人の怒りの行動

 戦後60年以上続いてきた自民党政治に対する労働者人民の怒りは、総選挙でついに5000万人を超える行動となって爆発しました。自民党の派閥トップや三役・閣僚経験者らが次々と落選しました。郵政民営化推進の急先鋒で自民党トップの集金力(企業献金)を誇示していた元幹事長の中川秀直や武部勤、現役総務大臣・佐藤勉、前官房長官の町村信孝、「酔っぱらい大臣」の中川昭一、現役財務大臣の与謝野馨らが小選挙区で相次ぎ落選、さらに百人規模で存在していた「小泉改革チルドレン」の小池百合子、佐藤ゆかり、片山さつきらも全滅状態となりました(一部は比例区上位で「復活」)。「自民常勝区」と呼ばれた保守地盤の強い選挙区も軒並み崩壊しました。

 失業と貧困の元凶=資本主義の《終わりの始まり》

 自民党政治の崩壊は、戦後復興と経済成長で再建された資本主義体制そのものの《終わりの始まり》です。自民党政権はトヨタやキャノンを始めとする『大資本家の政府』でした。彼らは郵政民営化をはじめとする「生産性の向上」(労働者を3倍働かせる!)で生まれた途方もない利益を全部自分のポケットにねじ込みながら、金融投機で自分が引き起こした大恐慌になった瞬間、無慈悲に派遣切りを行い、あらゆる業界で要員削減を強行し、360万人を超える完全失業者(09年8月現在)を路頭に放り出し、リストラと大幅な賃下げを強行し、医療や年金を崩壊させ、一方で破産した大銀行救済のために膨大な税金を投入してきました。
そして自分たちだけは、労働者から搾り取った利益でのうのうと暮らしています。日本郵政・西川社長などが、莫大な労働者民衆の資産を簒奪した(かんぽの宿など郵政資産の売却など)ことも周知の事実です。西川社長らは性懲りもなく「ゆうちょ・かんぽ」の300兆円もの資産を私物化するために「来年には全株式を上場する」と強硬に主張し続け、そのために社長の椅子にしがみついています。【※西川体制を支えてきた最大の功労者はJP労組中央本部です! 山口JP労組前委員長は郵政会社重役に《天上がり》しました!】
この腐敗した資本主義体制そのものへの怒りが自民党政治への怒りとして爆発し、いままさに全面的な崩壊をはじめたのです。

 民主党とは何者か?

 では政権をとった民主党とは何者か?自民党を退場させた労働者は早くもその正体を見抜いています。以下は、新聞に掲載された声です。

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「民主への期待というより自民に退場して欲しかった」(横浜市・失業中)。「政治家は詐欺師だ」(50歳男性・失業中)。
「投票したが民主政権には不安」(46歳男性・失業中)。
「自民に入れたくないから民主に投票」(39歳女性・失業中)。
「工場を解雇された。(民主の)お手並み拝見だ」(48歳男性・失業中)。
「(民主に入れたが)期待していない」(48歳男性・失業中)。
「民主党支持じゃなく、自民不支持」(26歳男性・会社員)。
「民主になっても変わんないと思う」(25歳女性・アルバイト)
【8月31日付、東京新聞】

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 民主党を支えているのは「労働運動内部の資本家の手先」である連合中央です。民主党と連合の綱領は、労働者が主人公の社会をつくるのではなく「資本主義を救済する」です。リストラや合理化の嵐は「民主党政権」の下でも加速します。民主党のマニフェストは「無駄遣いの根絶」と称して、公務員労働者の「人件費2割カット」を公言しています。自民党と同じく道州制導入(自治体の廃止・民営化など)を主張し、360万人の公務員の首切り・選別再雇用を行おうとしているのです。
しかも民主党の幹部には、改憲論者や先制攻撃論者、集団的自衛権行使論者がぞろぞろいます。郵政民営化を推進しているわがJP労組中央本部が、権力政党となった民主党と手を組んでどうなるか? もっと悪くなることは明らかではないでしょうか。
自民党の最後の選挙スローガンは「労働組合に日本を侵略させてはならない」という悲鳴でした。闘う労働組合が蘇ることを、資本家たちの政府は最よみがえも恐れているのです。

 闘う労働者の党を作ろう!
闘う労働組合を取り戻そう!

 自民党を倒した労働者にとって必要なことは、日本郵政をはじめ、他人の労働で生活している資本家階級に対する闘いを、今こそ企業や産業の枠を超えて、国境の壁を越えて、すべての労働者が団結して前進させることです。労働者によって生産されるすべてのもの、生産上のすべての改良の成果は、すべて労働者自身の利益に使うことが出来る社会をめざして、いまこそ闘うときです。
そのために、われわれ労働者には、今こそ真に闘う労働者階級の党と労働組合が必要です。「スト絶滅宣言」まで出したJP労組幹部をはじめ、御用組合の幹部たちを全員引きずり降ろし、闘う労働組合を現場労働者の手に取り戻すことが、今まさに世界の労働者の共通の願いです。
すべての働く郵政労働者の仲間の皆さん! いまこそ闘う労働組合を取り戻そう! この同じ願いで団結する世界の労働者が、11月労働者総決起集会(動労千葉など3労組主催。11月1日・日比谷野音)に集まります。大勢の仲間とともに参加し、熱い交流を実現しよう!
民営化と労組破壊攻撃との闘いの最先端を担い、国鉄1047名解雇撤回闘争を貫いてきた動労千葉の闘う仲間たちを先頭に、東京・銀座の街で1万人のデモ行進を行おう!
(写真=動労千葉が世界の労働者とデモ行進。次は11 月1日、東京で会おう、と!【7月5日サンフランシスコ】)

 

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