Home> 事務局 > 月刊「交流センター」2月号 発行

月刊「交流センター」2月号 発行

1002.pdf g1002.gif

《02月号目次、テキスト》 

□反合理化・運転保安闘争路線の真価かけ、2・13検修外注化阻止・全国闘争へ
国鉄千葉動力車労働組合 執行委員長 田中康宏
□社会保険労働者525名の「分限免職」=解雇を撤回せよ!
□郡山総合車両センターにおける車両検修外注化阻止の闘い
□銀座局死亡事故徹底弾劾!
郵政における反合・運転保安闘争を!

 ------------------------------------------------------

闘わなければ殺される!

常任運営委員 江戸川区職労 佐藤 賢一

「連邦政府が全車両1264台の車輪を点検するように指示した」

「ベルリン市東部で起きた脱線事故……ベルリンの都市鉄道『Sバーン』が部分停止に陥り復旧しないまま半年が経過した……首都交通は安全管理の怠慢から大 きな痛手を被り混乱はなお数年続く……背景には親会社ドイツ国鉄の民営化問題も見え隠れする」(1月17日付東京新聞)

 「Sバーン」はドイツ国鉄の子会社がベルリン市との委託契約に基づき運営している。その会社は6年前から車輪の安全性に問題があると指摘されていなが ら、子会社として、徹底的なコスト削減が優先され必要な点検を怠っていた。その結果、脱線事故が起こり1264台の車輪全ての点検が求められたのだ。


 ドイツの話であるが決して他人事ではない。JRの検修全面外注化=民営化の行き着く先だ。新聞には脱線事故での死傷者数は書いていない。しかし皆無のはずがない。新自由主義の民営化とは徹底的な利潤の追求であり、低賃金攻撃でそのもので安全とは絶対的に矛盾するものだ。


 郵政銀座局の労働者が民営化に伴う移転で職場の安全がないがしろにされ殺された。清掃の労働者は死亡事故そのものを体制内組合が隠した。若い教育労働者が民営化の合理化の過程で過労死している。自治体では生活保護事務に従事していた労働者が死亡している。たったこの1年で起きたことだ。日本の年間の自殺者は12年間3万人を超え続けている。この数値に「失業者」という名の労働者は入っていない。意図的に外されている。殺されている労働者の数は隠されているのだ。民営化は人を殺す。止めない限り労働者を殺し続けるのである。その行き着く先は「資本家の国益」を獲得するための侵略戦争そのものだ。だから動労千葉の掲げる〈反合理化・運転保安闘争〉とは、民営化・合理化・戦争に反対する闘いであり、改憲に反対する闘いでもある。労働者が生き残るには共に闘うことだ。そこに労働者の未来と解放があるのだ。

  ----------------------------------------------------------------------------

(月刊「交流センター」の購読は次のアドレスに注文をお寄せください)

全国労働組合交流センター

〒111-0041 東京都 台東区 元浅草2-4-10 五宝堂・伊藤ビル5F

電話 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
Eメールcentergo@nifty.com

Index of all entries

Home> 事務局 > 月刊「交流センター」2月号 発行

カテゴリ
Archives
購読
QR code
  • 交流センター携帯 QR code交流センターMobile
Links

Return to page top