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国鉄分割・民営化との闘いはこれからだ!

 

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2010 年5月27 日発行

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 国鉄分割・民営化との闘いはこれからだ!

 1047 名解雇撤回へ全労働者は団結しよう

 6・13国鉄大集会へ!

 6月13日(日)午後1時から 東京・文京シビックホールにて(裏面に要綱を載せています)
 

 国鉄・沖縄 の怒りを一つに! 鳩山政権を打倒しよう!
 

 国鉄1047名解雇撤回闘争は、まさに正念場だ。「国労をつぶし、総評をつぶして、新しい憲法をつくる」と中曽根元首相が豪語した国鉄分割・民営化。これに真っ向から立ち向かってきたのが、首をかけて2波のストライキを闘いぬいた動労千葉であり、24年間不屈に闘われてきた1047名解雇撤回闘争だ。だからこそ、100万人をこえる全国の労働者が、この闘いを様々な形で支援し、ともに闘ってきた。
 しかし、国労本部など4者4団体の指導部は、とんでもない裏切りに走っている。民主党に和解案を白紙委任し、雇用も年金もなし、すべての争議を取り下げ、二度と不当労働行為や雇用について争わないという和解条件をすべて承諾。国労本部は闘争団への生活支援カンパをうち切り、物資販売や支援組織の解散を進めている。こんな最悪の団結破壊をどうして認められるだろうか!
 国鉄分割・民営化との闘いはこれからだ。JRの職場では、鉄道業務の全面的な外注化によって、JRを数百の子会社・孫会社に分割する攻撃が始まっている。5波のストライキで4・1外注化実施を阻止してきた動労千葉は、新たな強制配転攻撃との闘いに立ちあがっている。青年労働者の怒りも沸騰している。「和解」を拒否し、解雇撤回を貫いて闘う闘争団員が登場している。今こそ全労働者の未来をかけて、「国鉄闘争の火を消すな」を合い言葉に、「6・13大集会」へ全国から総結集しよう!

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「復帰」38 年 5・15 沖縄闘争

 「解雇撤回・基地撤去」の怒りとどろく!

 政治和解を拒否し1047 名解雇撤回を貫く国労九州小倉地区闘争団

 5・27 臨大闘争弾圧被告の羽廣憲さん

 「われわれの時代が来た。一歩前に出ていって日本の労働運動を牽引する」

 ■沖縄闘争参加報告■ 動労千葉・ 佐藤正和 新小岩支部長

 「復帰」38年、5・15沖縄闘争に参加してきました。いつもはピカッーと晴れて熱いのですが、今年は嵐のような雨でした。しかし、沖縄の怒りは熱さを増すばかり。基地問題「結局、辺野古『埋め立て』へ…普天間移設」と、解雇問題「1047名の政治和解」、そっくりです。
「基地撤去」と「解雇撤回」を貫く精神は同じです。民主党、政府に「お願い」では勝てない。現場労働者が「反合・運転保安闘争路線」で団結して闘い抜く中に勝利の展望があると、あらためて確信した今回の沖縄闘争でした。
15日の集会で、沖縄うるまユニオンの富田晋副委員長は、「私達が今日ここで獲得したいのはただ単に「怒りの共有」ではありません。いま、「革命の火薬庫」=沖縄は導火線に火がついたのです…この炎に一生懸命水をひっかけている勢力を私達の力でぶっ飛ばさなければならない…沖縄を安保粉砕の決戦場として大爆発させる鍵は労働運動の復権、学生運動にかかっている…あらゆる街頭で、職場で、学園で真っ向から『民主党打倒』『安保粉砕』『国鉄闘争で世界を変えよう』と訴えよう…本日の闘いから『国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回を支援する全国運動』が呼びかける6・13大集会の爆発で11月集会1万人を実現して革命をやってやろう!」と、高らかに基調を提起しました。沖縄と国鉄がひとつになった瞬間です。大感動!
国労闘争団の羽廣さん、動労水戸の石井委員長、そして自分と、国鉄労働者の闘う心意気を示してきたつもりです。いざ、6・13へ!燃えます。『日刊 動労千葉 NO.6990』より転載)
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 和解拒否、闘争継続を宣言  闘争団3人の訴え

 前原国交相が「4者4団体、原告団910名全員が了解し、その旨を機関決定しろ」と出してきた「和解条件」
①すべての訴訟を取り下げること。
②不当労働行為や雇用の存在を二度と争わないこと。
③JRへの雇用は努力するが、採用は保障できない。
こんな「和解」は絶対に認められない!

 殺された仲間の汚名そそぎたい

 国労旭川闘争団・鉄建公団訴訟原告 成田昭雄さん

 私は北海道出身です。北海道は雪国ですが、国鉄時代には昼夜を問わず汗水垂らして線路を守ってきました。JRになってからは合理化で要員が減らされ、ホームには人がいない、修繕・検査をやる人がだんだん減ってきた。外注化で利益優先になり、事故が多発してしまった。
清算事業団や人材活用センターは、出て行っても何もすることはなく、塀のない刑務所みたいなもので、抗議すると「処分する」という脅しを受けてきました。この問題の「解決案」について、弁護士は決まったことは4者4団体には伝えてきますが、私たちは中身について何一つ知らされていない。私たちの手の届かないところで一人歩きしちゃっています。
私は解決案を一切受け付ける気持ちはありません。裁判を取り下ろす気もありませんし、納得できる闘いをしていきたいと思っています。やはりきちんと原点に戻って約束を守ってもらいたい。謝罪をしてもらいたい。生活がありますからお金が必要ないとは言いません。しかし汚名を着せられた多くの仲間が死んでいった。200人の仲間が殺されてしまった。あるいは50何人の仲間が志半ばで死んでいったことを考えると、一番最初に謝ってもらいたい。

不当労働行為を不問にする解決案には絶対に同意できない

 国労秋田闘争団・鉄道運輸機構訴訟原告 小玉忠憲さん

 4月26日の国労臨時大会の傍聴にも行きましたが、本部の役員などに入場を阻止され、警察力を使って強制的に排除されました。こういう現状が変えられなければ代理人を解任せざるをえないということで、私は昨日、代理人18人全員を解任しました。訴訟を継続して争うつもりです。
国鉄分割・民営化によって、旧秋田鉄道管理局では私一人だけが不採用になりました。JR東日本では5千人以上の定員割れだったにもかかわらず、本州で7、80人が選別的に不採用となりました。
これは過去の問題ではありません。いま青年労働者、学生のみなさんが置かれている非正規労働、派遣労働の現実は、国鉄分割・民営化と同時進行で始まりました。私たちの争いは私たちだけの問題ではない。
「解決案」は、不当労働行為については一言も触れられていません。まして謝罪もありません。JRの責任もありません。生活のことを考えますとお金は必要ですが、肝心要なことが何一つ触れられないまま、不問にされようとしている。「解決案には絶対に同意できない」という思いで訴訟を継続することにしました。

違法なことを労働組合として、絶対に許してはならない

 国労小倉地区闘争団・鉄建公団訴訟原告 羽廣憲さん

 解雇された時は25歳でした。闘争団をつくり、私は物資販売だけで生活してきました。生活が成り立たない時は、実家に泣きつくなどまでして自分たちの意志は絶対に曲げずにやってきました。そこには「違法なことを労働組合として、一人の人間として絶対に許してはならない」という23年前の原点がずっとあるわけです。
自分たちの目の前で、仲間が組合を脱退していくことが日々起こった。生活に追われ、国労を脱退せざるをえない。仲間を売ってまで家族や自分の生活を守らなければいけないような実態を23年前に強制した分割・民営化を絶対に許さないとがんばってきた。それが今回の「解決案」には何も入っていない。
私は一貫して「政治解決にはのりません。政治解決で得られる和解金は一円もいりません。私は解雇撤回です」と言ってきました。だから今回もいかなる内容であっても私はのらない。金額が少ないとか多いとかいう問題ではありません。解雇撤回じゃないからのらないんです。国交省は「910人全員に判をもらってこい」と言っているみたいですが、押すことはありえないということです。
解雇撤回まで闘うと人生をかけて決意した以上、闘える限りどこまでも続けたい。それが私たち解雇された闘争団員の任務ではないかと思います。私たちと同じ考えの仲間がもっとたくさんいるはずです。「やはり解雇撤回しかない」という方々に私たちの声を届けたい。和解拒否、闘争継続を宣言闘争団3人の訴え(3人の訴えは、4月28日の記者会見での発言を要約したものです)
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国鉄分割・民営化反対1047 名解雇撤回新たな全国運動スタート

 6・13大集会

 日時 6月13日(日)午後1時
会場 文京シビックホール
【交通アクセス】東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」から徒歩1分  都営地下鉄三田線・大江戸線「春日駅」から徒歩1分 JR総武線「水道橋駅」から徒歩8分(東京都文京区春日1の16の21)

「国鉄闘争の火を消すな」新たな全国運動を呼びかけます
伊藤 晃(日本近代史研究者)
入江史郎(スタンダード・ヴァキューム石油自主労働組合委員長)
宇都宮理(愛媛県職員労働組合委員長)
大野義文(元安芸労働基準監督署長)
大和田幸治(全国金属機械労働組合港合同事務局長)
北原鉱治(三里塚芝山連合空港反対同盟事務局長)
金 元重(韓国労働運動史研究家)
高 英男(全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部副委員長)
鈴木達夫(弁護士・法政大学弾圧裁判弁護団長)
高山俊吉(弁護士・憲法と人権の日弁連をめざす会代表)
中江昌夫(元国鉄動力車労組副委員長)
花輪不二男(世田谷地区労働組合協議会顧問)
葉山岳夫(弁護士・動労千葉顧問弁護団長)
山本弘行(動労千葉を支援する会事務局長)
矢山有作(元衆議院議員)
ジャック・ヘイマン(国際港湾倉庫労働組合ローカル10 執行委員)
 

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