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月刊「交流センター」9月号 発行

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労働者の目

青年労働者の現状を変える新たな労働運動を! 星野 勝紀 副代表
JP労組銀座局支部

いま、私たち青年労働者の約半数が非正規雇用を強いられています。正規職でもサービス残業、労働強化が当然のようにまかり通っています。仲間同士で競争させられ、年間3万人を越える労働者が自殺に追い込まれ、秋葉原事件やマツダ事件といった悲惨な事件が起こっています。民営化・外注化・非正規化が野放図に拡大され、社会全体が崩壊しつつあります。
では、労働者の生活と権利を守るべき労働運動はどうなのでしょうか。労働組合のない職場が増えています。労働組合があっても、労使協調で当局・資本とまともに闘わないことが当たり前になっています。御用組合の幹部は、自分たち団塊の世代の「逃げ切り」のことだけを考え、私たちの将来などかえりみようともしません。
4月9日、日本の労働運動の中心で多くの支援や連帯を集めて闘われてきた国鉄1047名解雇撤回の闘争の「政治和解」が成立しました。解雇の撤回どころか、雇用も年金もない金銭和解です。

  国鉄の分割・民営化は、日本における新自由主義と呼ばれ、競争原理で社会全体にローラーをかけ、労働者を徹底的に突き落としていく攻撃の始まりでした。私たち青年を取り巻く現状の出発点はここにあります。国鉄闘争は、この新自由主義に対抗する闘いであり、今日まで戦争と改憲を阻んできた力でもありました。
 今回の「政治和解」は、日本の労働運動の終焉を意味しかねない重大な事態であり、私たち青年労働者も危機感を持って受け止めなければなりません。
 解雇撤回を貫く動労千葉と「和解」拒否の国労組合員は、「国鉄闘争の火を消すな」を合い言葉に「1047名解雇撤回の新たな全国運動」を立ち上げました。ここにこそ労働運動の展望があります。
 来る11月7日正午、東京・日比谷野外音楽堂にて、全国労働者総決起集会が開催されます。今年は「国鉄1047名解雇撤回! 民営化・非正規職化を許すな!」がメインスローガンです。「労働運動の現状を変えたい」という思いを11・7日比谷野音で解き放とう!

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