Home> 事務局 > 月刊「交流センター」10月号 発行

月刊「交流センター」10月号 発行

1010.pdf 1010a.jpg

労働者の目

11月集会1万人結集こそわれわれの回答だ!

国分勝之 常任運営委員(動労水戸副委員長)

この9月、JR東日本の検修外注化について、半年以上止まっていた団体交渉が再開された。4・1実施をわれわれの闘いと青年労働者の怒りの大きさによって見送らざるを得なかったJR東日本だが、団交はひどいものだ。「JRの輸送指令からの指示を外注会社の労働者が直接受けることは偽装請負ではないか」と組合が指摘すると「緊急の場合はできる」と言い、緊急の場合とは何かと問いただすと「列車が遅れたときは全部(つまり全部!)だ」と言う。また、「元請けの会社には車両検修に必要な技術力がないのではないか」と指摘すると、構内や車両の清掃しかしたことがない会社なのに「十分な技術力はある」とウソまでついて乗り切ろうとする。偽装請負だろうが何だろうがおかまいなし。会社がやるといったらやると強弁しただけだ。

 この背景には、JR25年問題がある。民営化から24年、JR北海道、四国・九州やJR貨物の経営は危機的だ。国鉄分割・民営化の失敗を塗り隠すために、JR7社体制の枠組みさえ壊し、NTTのように何百もの会社に細切れにするのが狙いだ。それには全業種の外注化が至上命題だ。JR東日本の車両検修部門での外注化はその全面的外注化の関門なのだ。したがって、ここでの勝敗が今後のJR労働者のゆくえも、公務員制度改革や道州制・民営化攻撃のゆくえも左右する戦略的な位置を持つ。
 資本の危機ゆえの攻撃だけに、敵に余裕がなく、勝算はある。JR総連革マルの裏切りと制動をぶち破って、青年労働者が決起したとき勝利できる。4・9政治和解にかけた国鉄闘争つぶし=日本の労働運動解体の攻撃へのわれわれの回答は、11月集会の青年労働者を軸にした1万人結集だ。全力で奮闘しよう。

----------------------------------------------------------------------------

 

(月刊「交流センター」の購読は次のアドレスに注文をお寄せください)

全国労働組合交流センター

〒111-0041 東京都 台東区 元浅草2-4-10 五宝堂・伊藤ビル5F

電話 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
Eメールcentergo@nifty.com

Index of all entries

Home> 事務局 > 月刊「交流センター」10月号 発行

カテゴリ
Archives
購読
QR code
  • 交流センター携帯 QR code交流センターMobile
Links

Return to page top