Home> 自治体 > ストライキで民営化・外注化絶対反対!

ストライキで民営化・外注化絶対反対!

j20101122.pdf

 2010年11月24日発行

 ストライキで闘う労働組合の団結を!
民営化・外注化絶対反対で闘おう!

 もう我慢できない。ストライキで闘うしかない。2010賃金確定闘争は、人事委員会による大幅賃下げ勧告、当局の不当な提案の数々に対する現場の怒りが噴出し、闘いの機運はかつてなく高まった。しかし、ストのないまま妥結。次は、社保庁型の丸ごと民営化と全員解雇の大攻撃が迫っている。すべては労働組合の問題だ。解雇と闘う国鉄全国運動を先頭に団結を固め、闘う労働組合を再生しよう。
連続大幅賃下げ人勧丸のみ(!)この現実を現場の力でひっくり返そう
大幅賃下げ、生涯低賃金フラット化と分断の攻撃は絶対に認められない!もしここで屈したら、菅民主党政権によって狙われている「人勧を廃止して、2割、3割、4割の賃下げと公務員の生首を飛ばす」公務員制度改革や全面民営化・非正規化の大攻撃で、労働組合自体が壊滅させられる。青年労働者を先頭に怒りは充満し、現場には闘う力と意欲がある。スト突入の方針こそ求められている。問題は指導部だ。ストも打てない労働組合を根本から変えなければならない!
民営化・非正規化と絶対反対で闘う労働組合を職場から作り出そう!下に掲載した愛媛県職労・宇都宮委員長の発言を見てください。「動労千葉労働運動の正しさ、仲間を守りきる団結力に勇気づけられ、私たちも現業廃止攻撃と闘っています。当局による攻撃が始まってから、現業の仲間は議論を重ねてたくましくなり、一般職と現業の団結も飛躍的に高まりました。逆境の中でこそ現場労働者の力を信じて闘えば道が拓けることを日々実感しています」

 愛媛県職労は、県当局による現業一掃の攻撃に対し正面から民営化に反対して闘うことで7割を超える仲間が特例転職を拒否して現業に残る道を選択しました。押し返したのは現場労働者の力です。
仲間を信頼し「一人の首切りも許さない」動労千葉の闘いに続こう大恐慌下で、社保庁型の民営化・全員解雇、労組破壊攻撃が吹き荒れています。「一人の首切りも許さない」動労千葉の外注化阻止の闘い、国鉄1047名解雇撤回の新たな国鉄全国運動を推進軸に、職場生産点を労働者の砦として闘うことが、大攻撃を打ち破る唯一の勝利の道です。賃下げ妥結の悔しさと怒りを、闘う労働組合の再生へ。職場一丸となって闘おう!
(写真 都労連はストを構え5波の集会と数年ぶりの都庁包囲デモに決起【11月11日】)
--------------------------------------------

11・7日比谷労働者集会での発言から

 自治体民営化に勝利する道
現場の力を信じて闘えば道は拓ける 愛媛県職労宇都宮理委員長

 動労千葉の「一人の仲間の首切りも許さない」闘いは、選別解雇を許す労働運動の対極にある、真に正しい労働運動です。動労千葉労働運動の正しさ、仲間を守りきる団結力に勇気づけられ、私たちも現業廃止攻撃と闘っています。当局による攻撃が始まってから、現業の仲間は議論を重ねてたくましくなり、一般職と現業の団結も飛躍的に高まりました。逆境の中でこそ、現場労働者の力を信じて闘えば、道が拓けることを日々実感しています。日本の公務員労働者はすでに民営化・解雇攻撃のまっただ中にいます。社会保険庁が1月に解体され、自治体では現業廃止攻撃や医療・福祉職場の民営化、保育職場の全面民営化がもくろまれています。しかし、これらの攻撃によって、この場に結集している自治体労働者は、ますます勢いを増して当局の攻撃を跳ね返しています。新たな国鉄闘争をもって、果敢に職場オルグを展開し、仲間を増やしています。この先には道州制・地域主権改革が待ち受けています。「いったん解雇・選別採用」という国鉄分割・民営化と同じ攻撃が、私たちにも突きつけられています。これらの攻撃の始まりが24年前の国鉄分割・民営化である以上、当該と強く団結して解雇撤回・原職復帰をともに闘うことこそが最大の反撃であり、勝利への道筋だと確信しています。
私たちが望むものは、戦争を許さない、国境を超えてますます拡がる労働者の団結です。戦争は国家によって、互いの労働者どうしが命を奪いあうことを強制されるものです。私たちが団結して戦争を拒否すれば、必ず戦争を止められます。全世界の労働者のみなさん、ともに闘いましょう。
=============================================

 戦争と大失業・非正規化と闘おう 11・7日比谷労働者集会
1047名解雇撤回! 職場に、新自由主義と闘う全国運動を

 11・7全国労働者集会は、日比谷野音を埋めつくす5900人が、全国・全世界(米・韓・独の労組代表、滞日労働者含め)20数カ国から結集し、新自由主義と闘う新たな労働運動を職場・地域で進める熱気あふれる一大労働者大会となりました。大恐慌が深まり、大失業と戦争の攻撃が加速度を増す中で勝ちとられた画期的な総決起集会となったのです。
発言の一つ一つが、現場の闘いを原則的にかつダイナミックに闘いぬく貴重な教訓と決意性にあふれたものとなっています。この闘いに続こう。発言の一部を紹介します。
--------------------------------------------

 開会のあいさつ

 JR資本追いつめる闘いを
全国金属機械労組港合同 中村吉政副委員長

 11月集会をよびかけて今年で13回目になります。毎年、国鉄1047名解雇撤回や職場や地域で闘う争議団の勝利を目指して闘ってきましたが、本年は4者4団体が4月9日に政治和解で闘争を終結しました。
しかし、動労千葉争議団は和解対象にならず、国労闘争団の有志は自らの意志を貫き闘いを継続することになりました。6月13日に大集会を開催して新たな国鉄闘争を開始し、職場や地域で支援体制が生まれて闘う戦線は拡大しています。
また生コン支部の仲間は7月からストライキを貫徹して闘ってきました。今もスト体制を維持して闘っている生コン支部の奮闘に大きな拍手を送りたいと思います。
国鉄分割・民営化の過程で、国鉄は83年に先行して臨時雇用員6千人を解雇し、87年に国鉄職員全員を解雇しました。今JRには非正規労働者、名を変えた臨時雇用員がはびこっています。「非正規雇用を許すな」の声をあげJR資本を追いつめなければなりません。解雇撤回まで闘いぬきましょう
--------------------------------------------

 動労千葉争議団・国労原告団

 外注化阻止へストに立つ 動労千葉争議団中村仁さん

 われわれは国鉄分割・民営化に反対してストライキに立ち上がって解雇されました。国鉄1047名闘争をずっと闘ってきました。4・9和解はなんという和解なんですか。絶対に許さない。全国の労働運動と一緒に闘っていきます。いま非正規職の労働者が団結して頑張っています。こういう闘いにわれわれも学んで、血にして肉にして闘いましょう。全国闘争をとおして、物販闘争をとおして全国の人たちとつながり、大同団結してこの社会を変えていきます。動労千葉は検修全面外注化阻止へストライキで闘います。
新自由主義と体はって闘う
鉄建公団訴訟原告国労旭川闘争団 成田昭雄さん
国鉄分割・民営化は、鉄道労働者の首を切っただけではありません。大失業が青年や学生から未来を奪い、農業も酪農も林業も破壊され、衰退の一途をたどっています。これが新自由主義と分割・民営化がもたらした現実です。
私は国労本部の4・9政治和解に反対し、鉄建公団訴訟の闘いを続けてきました。動労千葉とともに、原告団物販を武器として1047名解雇撤回をめざして闘います

--------------------------------------------

 全国運動呼びかけ人から

 無数の運動を作り出す場に 日本近代史研究者 伊藤晃さん

 4月9日の和解は、企業・国の不当労働行為、不当解雇について、企業・国に法的社会的責任はないという考えを示しました。新自由主義攻撃は、まちがいなくこの和解の思想を今後とも基軸とするでしょう。菅直人政権はその先頭に立っています。
新自由主義攻撃に対して世界各地の労働者のめざましい闘争が展開され、私たちに勇気を与えています。かつて自信満々だった資本主義体制は今や労働者を食わせられなくなりつつあり、体制への労働者の信頼は深刻に動揺しています。
この状況に対して、日本の主流の労働運動はいちじるしく無力です。だが、これらへの批判は、私たちが現実の事態に対抗しうる新しい無数の運動を作り出すことでしか有効になりません。全国運動をそのための場にしたい

--------------------------------------------

 仙台市役所・動労千葉を支援する会

 10月に職場に「動労千葉を支援する 会」を結成しました。全国の職場・労働組合に「支援する会」を作り、国鉄全国運動を職場に広げましょう。
自治体職場では、集中改革プランのもとで、人減らし・賃金カット、権利はく奪、労働組合解体攻撃がかけられています。菅内閣の「新成長戦略」を支持する連合・自治労本部はこの攻撃に屈服し、労働組合の名をもって首切り・民営化を推進する立場に転落しています。現場では、「俺たちも本気で闘おう」と怒りがあふれています。
仙台市でも非常勤労働者の労働組合に対する不当労働行為に対して闘いがおこり、外郭団体の労働者は指定管理者制度による首切り絶対反対・制度廃止の闘いに立ち上がっています。公務員と民間、正規と非正規の分断を打ち破って労働者が決起を始めています。今日の集会は自治体労働者の総決起を宣言する歴史的集会です。この団結で敵の攻撃は粉砕できる。いま仲間が怒り、闘いを求めている。労働者の怒りと団結で菅内閣をぶっとばそう!
(写真 11・7日比谷集会で「仙台市役所・動労千葉を支援する会」の代表も市職労旗を掲げ、全国の仲間と共に決意表明)

Index of all entries

Home> 自治体 > ストライキで民営化・外注化絶対反対!

カテゴリ
Archives
購読
QR code
  • 交流センター携帯 QR code交流センターMobile
Links

Return to page top