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月刊「労働運動」5月号 発行

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■労働者の目

12春闘を闘うなかで
諸永 政廣 副代表 精研労組委員長

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 僕の職場では12春闘を必死でやっている。本当に必死だ。専従がいないから何でも現場労働者が責任を取る。これは結構大変なことだ。みんなよくも逃げずに一緒に付き合ってくれる。そのうえで楽しい闘いになっている。
 戦後労働運動の歴史を紐解くまでもなく全国至る所でこの程度の闘いは行われているだろう。いや恐らくこんなもんじゃない。激しい現場攻防、現場の同僚・仲間、家族との葛藤そして対資本、警察権力をも相手にして闘ってきたはずだ。いま僕は必死に闘っているつもりなのだが、まだガキの闘いなのかもしれない。しかしこの瞬間、僕の回りの労働者はキラキラと輝いている。「自分自身も含めて労働者なんてあてになるか!」などと腹立たしく思ったことなど忘れて、「これだから労働者は良いんだよなあ」と思ってしまう。「また、だまされた」と思いながら団結を肌で感じているような気になっている。最近なんかこんな気にさせることが多い。
(写真 精研労組、栄養科を中心に30名が春闘ストライキに突入【4月11日 東京武蔵野病院構内】)


 労働者の手に社会を取り戻さない限り、もうまっとうな生き方ができなくなった労働者が激増している。失業者や非正規職と言われる半失業状態の労働者だ。もう青年だけではないし、正規職だって王手がかかっている。
 一方でまだ正規職として何とかやれるかもしれない、既得権を一つひとつ剥ぎ取られながら、まだ生活を守ることができるなどと考えたがる労働者もいるだろう。とりわけ労働組合運動に足を突っ込んだ労働者に問われている。「あんたはどっちなんだ?」そんな眼が労働現場に、闘う現場に光っている。「一緒に闘うのかい?」 身体も心も揺れる。
 体制内労働運動批判をよく耳にする。弁舌爽やかで説得力があり、その通りだと思う。凄い! しかし、「あなたはどっちに立っているの?」と、意地悪な僕が問いかけている。 あんなに闘った総評労働運動の限界。私たち労働者はやっぱり資本に勝てないのか? そんな情けない思いがつい出てしまう時があるが、動労千葉・動労水戸などの運動と歴史を見ていると勝てそうな気持ちになる。最近特にそうだ。とにかく真似だ。現場の労働者と一緒に必死に考え行動し、逃げないで責任を取ることに執着する。そうすると身体と心の揺れが妙に鎮まっていくような気になる。

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