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月刊「労働運動」8月号 発行

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■労働者の目

辻川 慎一
代表運営委員 動労水戸副委員長

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 私の父は、坑夫だった。発破の名人だったと自慢する時の顔は、誇らしげだ。私が小学生の頃、その父と母親が固唾を飲んで深く静かにテレビを見ていたシーンを思い出す。炭鉱事故のニュースである。総資本対総労働の闘いと言われた三井三池闘争をその指導部によって敗北に導かれたあと 、60年代から70年代は炭鉱事故の続発で多くの労働者の命が奪われ、その家族を破壊した。殺された炭鉱労働者の姿とその家族の慟哭は、父と母と私の姿であったかもしれないのだ。「石炭から石油へ」を抵抗できない流れのように描き、労働者の団結と生命を破壊した資本は、今や膨大な石炭を輸入している。これを進めた人間と原発を進めた人間、そして国鉄を分割・民営化した人間は重なっている。そして、そのインチキを労働者に飲ませてきた労働運動指導部の系列も同じだ。
(写真 検修構内外注化阻止! 闘う労働運動の復権をめざす7・14動労千葉総決起集会(千葉市・生涯学習センター)


 動労千葉は、6・29判決をもって分割・民営化反対闘争に関わる、すべての解雇の不当性を認めさせた。外注化阻止と共にまぎれもなくここに戦後労働運動の転換がある。
 ところで、3・11郡山集会から7・16代々木公園17万人に至るかつてない反原発闘争の高揚は、戦後的支配構造の欺瞞を人びとの根底的怒りが突破し始めたことを示している。そしてそれは、職場と街頭の闘いの分離、資本との直接的闘いと政治闘争の歴史的分離の根底的突破を迫っている。また、そこで展開されてきた議会や組合役員による「代行主義」にある労働者蔑視を粉砕してくことを求めている。
 外注化阻止決戦とは、6・10国鉄全国運動と7・16を受けて戦後日本労働運動を根底から変える挑戦だ。果たして、日本労働者階級とりわけ青年が階級的に立ち上がれるのか否かをかけた決戦である。ブルジョワの金の系譜に対する、階級の歴史的系譜の死闘を労働組合をめぐり闘争するのだ。
 したがって、この闘争は日本労働者階級と大衆の命運を賭けた闘争である。三井三池を見るまでもなく、その敗北には無数の屍と慟哭が待ち、その勝利には命の根底的輝きが産み出される。したがって、国鉄を先頭にすべての産別において根底的転換に立ち上がる決戦である。自ら闘うことで被災地、そして福島を支援し抜く決戦である。
 

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