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月刊「労働運動」2016/08月号

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(表紙の写真は、7・9選挙戦最終日の新宿駅西口での街頭演説会)

■甦る労働組合

参院選で切り拓いた地平を土台に11・6労働者集会の歴史的成功を!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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飯田 英貴(全国労組交流センター事務局長)

全国労組交流センターは、7月参院選を鈴木たつお候補を推して闘い、東京選挙区で1万6187票を獲得しました。
 今回の参院選の激闘は労働者の歴史選択をかけた決戦でした。戦後の世界支配が音を立てて崩れ、ゼネストをはじめ、労働者の新たな闘いが始まっている。私たちは「労働者の力で社会に革命を」「新しい労働者の政党をつくろう」と訴えて闘いました。闘いの核心は、革命の必要性と現実性、その主体は労働者階級であることを具体的に訴えることにありました。問われたのは私たちの運動です。
 街頭宣伝を担った全学連や青年労働者は、選挙過程で1万人と討論したと語っています。彼らはその総括の核心に「労働者人民の怒りを聞く誠実な姿勢」をあげました。これが「これまでの選挙戦から一変させたこと」だと言っています。私たちの主張が通用するかどうかではなく、労働者が何に怒っているのかを感じ取ること。街宣隊の仲間は「自分たちの怒りと共鳴してくれることが、あなた達と共産党との最大の違い」と言われたといいます。ここに1万6187票の本質があります。「野党共闘」が、労働者や農民、母親たちの怒りを資本主義や議会内に抑え込もうとしたことを打ち破る一人ひとりの決起です。

そうであればあるほど、もっと力が必要です。全国労組交流センター・田中康宏代表は「僕たちのやることは本当に階級的労働運動にかけること。資本家階級と労働者階級の社会的衝突を作り出す。ゼネストであれ、デモであれ、労働運動が目に見える形でぶつかっているという姿を生み出したときに本物になる」と訴え、11月集会の1万人結集を強く呼びかけました。
 今年の11月労働者集会はこれまでと一変します。民主労総ソウル本部の仲間が、11・6労働者集会(東京)と韓国・労働者全国大会(ソウル)を一つのものとして世界に呼びかける提案を動労千葉にしてくれました。朝鮮侵略戦争の切迫、民主労総委員長への懲役5年の重刑と鉄道の全面民営化など、韓国の労働者が直面している課題も同じです。ゼネストが民主労総ソウル本部に従来の枠組みを超えた国際連帯の必要性を生み出し、渾身の提起をしてくれました。
 闘いの軸は国鉄闘争です。改憲が動き始め、労働者の生きる権利が根本から奪われようとしている中で、問われているのは日本の労働運動です。労働運動が社会を革命できる力を持つことを多くの人々が感じられること、これが今年の11月集会の使命です。同じ壁を力を合わせて突破しようという韓国労働者の提起は、私たちだけでなく日本の労働者全体の気持ちに火をつけるものとなるはずです。
 私たち自身が変わること。参院選での挑戦をあらゆる職場で始めることです。職場の仲間と共に立ち上がりましょう。

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電話 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
Eメールcentergo@nifty.com

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