国会は19日、閉会しました。政府が最重要課題とした4法案のうち、教育基本法改悪案と防衛省設置法案が成立し、共謀罪と改憲国民投票法案は来年の通常国会に継続審議となりました。2法案の成立を許したのは悔しい限りですが、安倍政権もまた、土壇場に追いつめられました。85日間という臨時国会としては過去最長の会期を確保しながら、最後の最後にかろうじて2法案を通過させ、全面破産を免れたにすぎません。安倍の支持率は、今や急落しています。
闘いはこれからです。教基法改悪との闘いも何ひとつ終わってはいません。通常国会には改悪教基法の関連法案33本が提出されます。これらすべての成立なしに改悪教基法は実効性を持たず、また現場の教育労働者が団結して闘い続ける限り、どんな悪法も実際には無力です。07年、今年を倍する闘いで必ず安倍政権を倒しましょう。
全国労組交流センター・教育労働者部会の仲間から、07年の闘いへの総決起を呼びかけるアピールが寄せられているので掲載します。
■闘う日教組を組合員の手に取り戻し、改悪教基法を突き破る闘いに立とう 来春卒・入学式の不起立闘争が勝負だ
12月15日、安倍政権は教育基本法改悪法案を参議院本会議で強行採決し、可決・成立させた。この歴史的暴挙を満身の怒りをもって徹底的に弾劾する!
安倍極右政権は、教基法改悪を突破口に改憲と戦争国家に向かおうとしている。この攻撃の最大の核心は、日教組運動の解体と絶滅にある。教育労働者は、教育の国家支配を断じて許さない! 教育労働者は戦争協力を拒否する! 今こそ「教え子を再び戦場に送るな」の決意を新たにし、戦争と改憲の安倍政権を打倒する闘いに総力決起することを宣言する。
●団結すれば勝てる
5年後の改憲を公約に掲げて登場した安倍政権は、戦後憲法とそのもとでの国と社会のあり方を根底から反動的に覆すクーデターに出てきた。労働者を骨の髄まで搾取し抑圧し、その生活と権利を奪い、侵略戦争を発動することでしか生き延びられない帝国主義にもはや未来はありえない。労働者の団結と国際連帯こそ戦争を阻止し、社会を変える最大の力だ。必要なのは労働者階級による現体制の根本的な変革、革命だ。06年、私たちは教基法改悪・改憲阻止闘争を全力で闘い、安倍政権をぎりぎりまで追いつめ、今、そこへ向かっての巨大な展望をこの手につかんでいる。
私たち全国労組交流センターは、動労千葉を始めとする3労組とともに闘い、11・5労働者集会に4900人の結集を実現し、これを跳躍台にしてこの間の国会闘争を闘いぬいてきた。国会前に結集して闘った教育労働者を先頭とするのべ数十万人の労働者・市民・学生に、敗北感はみじんもない。巨大与党の力の政治も、権力の弾圧や脅迫も、既成野党の無力や日教組本部の裏切りも、闘う労働者の団結と職場からの主体的決起によって打ち破れることがはっきりした。この地平を、07年の闘いの勝利につなげよう。
●安倍・御手洗と対決
日本経団連の御手洗会長は、07年の冒頭に新ビジョンを発表し、そこで戦後労働法制の解体や消費税増税などとともに、憲法9条撤廃・集団的自衛権の合法化や愛国心教育推進を、財界の最大の要求として打ち出そうとしている。安倍政権はその意を受けて、戦争と改憲攻撃にますます突進することは間違いない。07年は、この安倍・御手洗との激突になる。その最先端が、安倍政権による「教育改革」攻撃との闘いだ。
●闘う日教組の再生へ
07年、闘う教育労働者の第一の課題は、闘う日教組を組合員の手に取り戻すことである。
今、安倍政権は公然と日教組つぶしを宣言してはばからない。いくら教基法を改悪し、戦争国家化を声高に叫んでも、教育現場を実際に担う教育労働者の団結と階級意識を解体せずに、改憲と戦争に突き進むことはできないからだ。教基法改悪攻撃の核心はまさに、現場の抵抗力の圧殺にある。
ところが日教組本部は、95年に「文部省とのパートナー路線」に転換して以降、職場闘争を放棄して、屈服に次ぐ屈服を重ねてきた。団結と闘いを奪われた教育現場は、多忙化地獄に追い込まれ、生活も権利もズタズタにされている。子どもたちをいじめや自殺に追い込んできた責任の一半は、教育現場を国家権力に売り渡してきた日教組本部にあることを、痛恨の念で弾劾しなければならない。
この日教組本部の屈服は、教基法改悪阻止決戦の本番を迎えて、明白な裏切りへと悪質化していった。国会闘争が高揚し、本部の制動を打ち破る自主的な決起が次々に始まるや、本部・森越委員長はペテン的な「非常事態宣言」でガス抜きを図った。その上で敵の日教組解体攻撃に恐れをなした森越は、
国会前で座り込み闘争を闘っている組合員について、テレビで「あれはうちの人たちではない」「座り込みはもうやめました」と、「つくる会」派を前に謝罪したのだ。これほどの裏切りがあるだろうか。
今や日教組本部は闘いの抑圧機関と化している。本部・森越弾劾の決議をかちとり、職場闘争を復権させ、新たな闘う執行部を確立して、日教組を現場組合員の手に取り戻そう。それこそが一切の闘いの出発点だ。
●全国30万の不起立闘争を
第二の課題は、「日の丸・君が代」不起立闘争の拡大をかちとることだ。「日の丸・君が代」の強制は、改悪教基法の本質そのものである。それは思想・良心の自由の侵害にとどまらず、教育労働者を国家意思の体現者に仕立て上げ、戦争動員の手配師に再び駆り立てる攻撃である。これに対する不起立・不服従の職場抵抗闘争は、教育現場に団結と自由を取り戻す闘いであり、教育労働者の自己解放をかけた戦争協力拒否の闘いでもあるのだ。
03年「10・23通達」に対する教育労働者の不起立闘争の大爆発は、石原・都教委に痛打を浴びせ、ついに9・21勝利判決をもぎ取った。07年春の卒・入学式闘争は、改悪教基法下で迎える安倍・石原との最初の正面激突の闘いとなる。安倍はすでに闘いの爆発を予感して戦々恐々としている。日教組30万組合員の団結で不起立闘争を大爆発させれば、安倍の戦争と改憲攻撃に大きな風穴を開けることができる。改悪教基法に不服従を宣言する職場・支部・単組の決議を上げ、その実践として07年春の不起立闘争を全力で闘おう。
●通常国会粉砕へ闘おう
第三に、07年通常国会に対し、この秋を上回る国会闘争の大高揚をつくり出すことである。
1月には「教育再生会議」の第1次報告が出され、改悪教基法に基づく33本もの「教育改革関連法案」が続々と通常国会に提出される。学校教育法・地方教育行政法・教員免許法など、すべて改悪教基法の実効化に直結する改悪法案である。闘いはまさにこれからが正念場だ。
中でも教員免許更新制導入は決定的な攻防点になる。安倍政権はここに全体重をかけ、徹底した日教組つぶしを画策してくる。5年ごとの更新、仮採用3年間、幾度もの官製研修と人事評価で教育労働者を差別・選別・排除し、魂までも抜き取ろうと狙う攻撃である。かつて国鉄分割・民営化で国鉄労働運動解体のために駆使された「いったん解雇・選別再雇用」と同じ手法が、今、日教組に襲いかかろうとしている。だが動労千葉が真正面からストライキで闘って組合解体攻撃をはね返したように、30万組合員が本気で職場の団結を固めて総決起すれば勝てるのだ。逆にここでこそ安倍政権を追いつめよう。
通常国会ではこの改悪教基法関連法案阻止の闘いとともに、今国会から先送りされた共謀罪新設や改憲国民投票法案との闘いが、いよいよ重大決戦化する。さらに、労働法制大改悪の法案や、米軍再編関連法案も提出されてくる。これらと闘うすべての人びとの声と力を国会前で一つにつなげ、安倍政権を打ち倒そう。
「国会闘争速報」 発行:全国労組交流センター
東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂・伊藤ビル5F TEL 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
■教育基本法の改悪弾劾! ――ねらいは「愛国心」強制と日教組つぶし 改憲と戦争に向かう安倍政権を倒せ!
「最低限の民主主義も無視して強行採決した。認められない。こんな国会に教育を扱う資格はない。こんなものは無効だ」(大内裕和さん)。
「強行の暴挙を糾弾する。安倍は『美しい国』というが、あらゆる汚い手口を使ったではないか」(被処分者の会Kさん)。
国会前で2千5百人が大シュプレヒコールを続けていた17時50分すぎ、参議院本会議で教育基本法改悪案の採決が強行された。保坂展人議員の表現を使えば、「安倍政権は、高速道路を疾走するように教基法審議を終了し、強行採決した」。国会前に結集したすべての人々は、この歴史的暴挙を心の底からの怒りで徹底弾劾した。
●「改悪を覆すのは私たち」
この日、年休をとって結集した教育労働者を先頭に、何千人もの労働者・学生・市民が国会前行動に決起した。6名のハンスト者を中心に支援約200名で座り込み闘争が貫徹された。
北海道、石川、大分など全国から教育労働者が参加している。都高教・東京教組も最大動員で挑んだ。動労千葉などが呼びかけた抗議集会がもたれた。あちこちで集会が開かれ、要請行動や傍聴行動が組織され、シュプレヒコールが鳴りやまない。教基法改悪案の成立阻止をめざして集まったのだ。
「全国連絡会」が採決直後、国会前集会を開いた。その後、「11・5労働者集会実」が総括集会を開き、闘いの展望を提起した(裏面に発言掲載)。
「私たちはのべ1500人の組合員を国会前に派遣して闘ってきた。改悪を阻止できるのは私たちだと考えてきた。安倍政権は強行採決という暴挙を繰り返すことはできても、私たちが広げてきた闘いを覆すことはできない」(北教組Nさん)。
安倍は、戦争のために、日教組の解体、教育の支配、「愛国心」強制に乗りだした。絶対に許せない。安倍政権打倒の闘いを労働現場からつくりだし、教基法改悪を必ず覆すことを全員の誓いとしよう。
■国会前総括集会(「11・5労働者集会実」主催)の発言
●政治の主人公は労働者 闘う日教組の再生が鍵 神奈川県高教組Sさん
日教組運動を愛し、日教組運動に責任をとる立場から総括提起したい。
安倍反動政権による強行採決に対して満身の怒りをもって弾劾する。二度と戦争への道を繰り返さない、あらめてその決意を固めた。しかし敗北感はみじんもない。むしろここから新しい歴史がはじまる。
この半年間、私たちは国会前で多くの人とともに闘いぬいてきた。その先頭に「日の丸・君が代」不起立を闘う教育労働者がいたことを私は誇りに思う。私たちの闘いが徐々に国会を動かした。労働者が政治の主人公なんだ。この闘いを来年にむけて大きく発展させようではないか。
今日をもって安倍は改憲と戦争にうってでた。彼は5年のうちに改憲をやると言っている。安倍にとってまさにイバラの、地獄への道になるだろう。なぜか。戦争というのは労働者を動員しないとできないからだ。労働者はすべてを止めることができる。敵の弱点ははっきりした。森や中川が「日教組、自治労をつぶせ」と言ったように、労働者の戦争動員が弱点なのだ。
まず、私たちが闘う日教組を取り戻す必要がある。本部・森越に未来はまかせられない。この局面に森越はおらず、日教組の旗もない。日教組の闘う仲間を裏切って「座り込みはもうしない。やっているのは日教組ではない」と言った。すでに日教組は死んで抑圧物になっている。各地で日教組運動を闘う労働運動として取り戻す、ここにすべての鍵がある。
ふたつめに、教基法改悪の核心は「日の丸・君が代」の強制にあった。すべてはここからはじまっている。「日の丸・君が代」の問題は戦争動員の問題だ。つまり、すべての労働者の課題だ。この3月、不起立・不服従をどこまで拡大できるか。それが改悪教基法を葬り去る核心だと思う。教育労働者は、自分たちの責任として闘う。すべての労働者がぜひ一緒に闘ってほしい。
みっつめに、通常国会に向けて巨大な国会闘争をぶつけていこう。愛国心強制や能力主義はこれから具体的な法案として襲いかかってくる。なかでも教員免許更新制は明らかに労働運動つぶしだ。教育労働者の思想をチェックし、排除する攻撃だ。5年おきに更新、3年間は仮採用、さらに研修だ人事評価だと繰り返し、労働者の魂を奪い去ろうとしている。国鉄分割民営化と同じやり口だ。私たちは分民を経験している。闘わない奴はどこまでもダメになる。日教組が職場闘争を放棄し、団結が奪われていったときに多忙化がはじまり、子どもたちの命さえも守れないような現状になっている。この現実を打破するたたかいを、今日までの大きな地平の上に立ってやりぬこう。
この三つを闘いの柱にして、07年にむけて闘いを進めよう。もう一つ、青年労働者、学生が新しい息吹を生み出した。青年労働者と学生がすべてを決するだろう。教育労働者はともに闘う。
●「日の君」不起立が大決戦 現場の闘いが改悪を砕く 被処分者・都高教Fさん
今日は本当に、ものすごく怒っています。今この瞬間から、世の中は非和解の時代に入ったんだと実感している。安倍を倒すのか、私たちが倒されるのか、二つに一つだとはっきりした。
私たちは絶対に負けるわけにはいかない。屈服して戦争に協力するわけにはいかない。そのためには闘うしかない。あの安倍や石原は馬脚を現しました。結局、自分たちが裕福に暮らしたいためだけに労働者と子どもに犠牲を強いているのだ。絶対に、本当に許すことはできません。
私たちはこの怒りを現場のなかで燃えたぎらせ、周りに火をつけることが求められている。9・21判決はこのままでは紙切れだ。しかし、逆に言えば改悪法だって紙切れにすぎない。現場の教育労働者が従わなかったら、まさに絵に描いた餅。私たちはこれから新たな教育基本法を現場でつくりましょう。たたかいでつくりましょう。
明日からそのたたかいがはじまります。そのために「日の丸・君が代」不起立が決戦になります。教育労働者が真っ先に血を流さずして、誰が教育問題をたたかえるでしょうか。私たちは、続々と不起立する流れをつくってたたかいましょう。
「国会闘争速報」 発行:全国労組交流センター
東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂・伊藤ビル5F TEL 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
■議面に押し寄せ、強行を弾劾 安倍打倒し、改悪教基法の成立阻止しよう
18時過ぎ、安倍首相が欠席している異例の状態で、突如議長が「賛成の方は起立を」と言い、次の瞬間「賛成多数」と宣言した。この茶番直後、参議院議員面会所前は一千名にもならんとする、ものすごい怒りと弾劾が押し寄せた。「採決を撤回しろ!」「どこが賛成多数だ!」「絶対に阻止するぞ!」。かすれ声を腹の底からはりあげ、コブシを振りあげて、今にも議場に突入するような迫力だ。衛士が必死で規制するが、議面前は立錐の余地もなかった。
12月14日、ハンスト隊は早朝から強行採決阻止の行動を全力で行っていた。朝8時半からシュプレヒコールを国会に叩きつけ、マイク・アピールを開始。すでに国会前は端から端まで座り込み状態だ。70名の北教組、50名の大分、石川をはじめ、全国の教育労働者が固唾をのんで集まった。全国連絡会の座り込みにも若者が集まっている。他方、朝鮮総連は、安倍政権の経済制裁と、在日への迫害・弾圧に対する抗議行動をこの日も行った。
ハンスト・座り込み隊の集会は、11時と17時の二回にわたって行われた。ハンスト者を先頭に、教育現場からの激しい怒りが次々発言された。
また、動労千葉など3労組が呼びかけた11・5労働者集会実主催の国会前集会が14時・16時と二回行われ、労働運動の重大課題として教基法改悪絶対阻止をたたかう立場が各産別から表明されていった。
18時からの全国連絡会の集会は三千人の大結集だった。改悪案の成立を絶対に許さないという全国の怒りがほとばしり、強行採決弾劾のシュプレヒコールが、繰り返し首相官邸に叩きつけられた。
■国会前の発言 12月14日
●動労千葉・田中委員長 怒りの気持ちを抑えることができない。自民党・公明党の代議士は戦争をやりたい連中だ。こういう連中が教基法を改悪して戦争に踏み出そうとしている。こんなことが許せるのか。この国会の建物はすべて労働者がつくったものだ。しかし、国会・国家という仕組みは彼らが勝手につくったものだ。その仕組みを使って戦争しようとしている。日教組は戦後一貫して「教え子を戦場に送るな」のスローガンを守り抜いてきた。しかし今の日教組委員長はなんだ。たたかう教育労働者に対する裏切りだ。労働者が食っていけないような現実を強制する支配者を打倒して、社会を変えていこう。
●北教組Mさん 北海道から70名で来て座り込んでいる。たかだか100万円でヤラセのカタをつけるな。政府法案を撤回してはじめて責任というんだ。あろうことか採決強行した。ファシストだ。これは絶対に許せない。民主教育を守る砦としてこれからもたたかう。安倍は格差社会・格差教育を肯定し、本当に弱い立場の存在を差別・選別していく。この醜い安倍政権を一秒たりとも生き残らせてはならない。
●ハンスト者・Sさん 私はハンスト19日目に入りました。税金を使って偽装された世論のなかで審議など無効だ。全国各地で公聴会をやった直後に論点整理もなしに採決だと。はじめから聞く気がないじゃないか。安倍や伊吹は、教基法改悪案は改憲案と整合性をもたせていると言った。つまり、教基法改悪案は現憲法に違反しているのだ。絶対に許さない。
●ハンスト者・千葉高教組Tさん 国会内で今やっている人は一人ひとりの人間を大切にしようとは思ってない。国が先にあってその下に人間がいると思っている。この二週間、僕は沖縄修学旅行をはさんで毎日国会にきている。一人ひとりを大事にする私たちが勝つのか、労働者を切り捨てて若者には仕事がない世の中をつくっていく彼らが勝つのか。その対決だ。
●都教委包囲ネットWさん 今日は国会前は最大級の結集です。ヤラセが明確になった。新聞もようやく取り上げ始めた。闘いは広がっている。最後の最後までたたかう。必ず法案を廃案にしよう。法案が強行採決されても醜い安倍政権を倒して撤回させましょう。
●被処分者・Fさん 安倍は100万円で教基法を買った。冗談じゃない。間違ったというなら撤回する、それが規範意識ではないのか。安倍は国際的にも恥ずかしい国をつくっている。私は争いのない世の中、平和と平等の学校をつくりたい。そのためにすべてをかけて教基法改悪を阻止する。それは絶対に多数派のはずだ。ヤラセが必要だったことがその証拠だ。
■安倍は「やらせ」の首謀者 文科省前広報室長が指示
タウンミーティングの「やらせ質問」問題で、給与の一部返納を決めた安倍首相が14日の参院教基法特別委で、「お金で済ます問題ではない」と野党議員から批判された際、「失礼ではないか。(公務員のけじめのつけ方は)減給などの処分方法が決まっている」と反論したという。だが、安倍は「やらせTM」の首謀者ではないか。首相を辞任し、政治家を辞めるべき問題だ。
教育改革TMについての「やらせ」質問はすべて、文科省から内閣府に出向していた役人が当時の安倍官房長官のもとで作成し、各県教委に指示を出していた。この中心にいた文科省の広報室長は、安倍内閣の発足と同時に首相直属の「特命チーム」の一員に取り立てられ、現在は「教育改革」を担当する山谷えり子首相補佐官をサポートする内閣参事官として、「教育再生会議」を切り盛りする役割を受けもっているではないか。
安倍の責任は過去の話ではない。安倍首相、伊吹文科相らは辞任せよ。
■行動予定
●15日の国会前座り込み
◎ハンスト者、9〜18時
◎東京教組・16〜18時、
◎都高教・14〜16時、北海道教組、他
◎全国連絡会、9〜17時
◎百万人署名運動、正午〜16時、他
●15日(金)
教基法改悪・共謀罪阻止の国会行動
(14時〜、主催:11・5集会実行委)
教基法改悪案成立阻止・国会前集会
(18時〜19時、主催:全国連絡会)
「国会闘争速報」 発行:全国労組交流センター
東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂・伊藤ビル5F TEL 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
■廃案は民の声だ!改悪教基法 総力で成立阻止へ
本日(14日)午前9時〜12時、参院教基法特別委で安倍首相が出席しての「総括質疑」が行われる。これは通常、委員会採決を行うための審議スケジュールだ。突然の動議→強行採決も大いにありうる。教基法改悪案は絶対に廃案あるのみだ。臨戦態勢を強化して、最後の最後まで総力で闘いぬこう。
昨日発表された「タウンミーティング」問題の最終調査報告書は、「政府の方針を浸透させるための『世論誘導』ではないかとの疑念を払しょくできない」と書いている。安倍首相も「けじめを付ける」と明言した。そうであるならば、その「世論誘導」政策を通してつくられた教基法改悪案は、直ちに白紙撤回すべきだ。給与の一部返済で済む問題では絶対にない。
今や世論の6割以上が教基法改悪の強行に反対だ。労働者人民の怒りで、改憲・戦争に突き進もうとする安倍政権を倒せ!
■国会前は臨戦態勢 “教え子を戦場に送るな”の闘いは今
13日夕、冷たい雨が降りしきる中、「今この瞬間に声を上げなければ」と危機感にかられた4000人が国会を取り囲んだ。「ヒューマンチェーン」参加者は思い思いの横断幕やメッセージボードを掲げ、あらん限りの声を国会に叩きつけた。
この日は朝から、教育労働者を先頭に1000人を超える人が国会前に座り込んだ。北海道教組も50人、大分県教組も50人で、14日は別の50人が合流するという。他に長野県教組、石川県教組、神奈川県教組なども独自の座り込みを闘っている。
人生かけて闘っている
ハンスト者の元気いっぱいの闘いが、国会前全体を引っ張っている。この日で18回目のハンストという元教育労働者。連日の闘いで身体を壊し、体調が優れない中でもいても立ってもいられずに参加した人など、その必死さが伝わってくる。神戸、京都、滋賀、広島、沖縄などからも多くの人が駆けつけた。全国の人たちの思いと国会前の闘いは確実に結びついている。
■「不適格教員排除」叫ぶ安倍首相こそクビだ!
13日の衆院特別委で、安倍首相は「(教員の中に)不適格であるという方々がいるのも事実。採用する際には資質が十分に分からなかったという例もある」と言い放ち、教基法改悪の次には教員免許更新制を導入する方針を明言した。また、教基法改悪の成立を急ぐ理由について「私が目指す美しい国づくりにおいては、何と言っても教育がすべての基本」と言っている。
ここで安倍が主張しているのは、自民党・中川昭一の「デモ教員はクビ」発言とまったく同じだ。すでに教育再生会議では、免許の更新期間を中教審答申の10年からさらに短縮して5年とし、試用期間も現行の1年を3年に延長するとしている。戦争反対のデモに参加したり、平和教育や人権教育に熱心な教員をすべて「不適格教員」として排除することが狙いである。
だが教育労働者が団結して闘いぬく限り、安倍がどんなに地団太踏んでも学校を戦争教育一色で塗りつぶすことはできない。「やらせ」の張本人・安倍に教育を語る資格はない。安部に「お前こそクビだ」とつきつけよう。
■全ての権力を人民へ!」 メキシコの教員組合の闘い
メキシコ・オアハカ州では労働者、農民、先住民族団体がコミューンを作って事実上、州の権力を握っています。11月の段階でもこのコミューンは維持され、民衆の自主管理になっています。今年5月、オアハカ州の教員組合「セクシオン22」が賃上げ、学校の施設等の条件整備などをもとめてストライキに入ったのを契機に闘いが拡大し、ついに100万人規模のデモに発展、州の主要な庁舎や放送局などを占拠しています。(写真は、11月25日にコミューン破壊に乗り出した軍隊と対決したデモ隊)
■国会前の発言 12月13日
●神戸東灘区住民の会・松原さん 戦前、教育の国家統制によって戦争を許してしまったこと、その反省が10条に込められている。この10条をひっくり返し、「子どもたちを戦場に送るな」という闘いをつぶすのがこの教基法改悪の最大の狙いだ。朝鮮総連の人たちへの大がかりな弾圧もこれと一体のもの。教基法10条の解体を絶対に許してはならない。
●ハンスト者・都高教Nさん 定時制の生徒たちはすでに教育が受けられない状況になっている。特に石原になってからだ。さらに100校ある定時制を3年のうちに44校にしようとしている。これは教育基本法改悪の先取りだ。私たちはこれに抵抗してきたが、今、その意味がはっきりしてきた。格差拡大の教基法改悪を絶対に許さない。
●ハンスト者・兵庫Kさん 国会答弁で伊吹文科相は「教基法改定の政府案は、自民党新憲法草案をチェックし整合性を持たせた」などと言っている。教基法改悪案が憲法に違反していることの自認だ。これだけでも伊吹への辞任要求を突きつけるべき。廃案に追いこむためには私たちの力によるしかない。全国の闘いをつないでいこう。
●沖縄平和市民連絡会・本永さん
「ある日突然戦争がやってくるのではなく、教基法改悪など知らないうちに戦争にまきこまれていく」、これは1フィート運動の中村文子さんが語ってくれた言葉。沖縄では2回目のパトリオット搬入の動きがある。これに対しては座り込みなどの抗議行動を行う。国会前の闘いと連帯して頑張りたい。
「改正賛成の人に発言依頼した」
13日の国会審議で、社民党の福島瑞穂議員がタウンミーティングについて「教基法改定に反対する人に発言依頼はしたのか」と質問したところ、政府は「教基法に反対する人ばかりなので、バランスをとって賛成する人に発言依頼した」と答弁した。教基法改悪のために反対の声を抹殺し、世論をねつ造してきた政府のやり方は極悪だ。
その責任者は官房長官だった安倍晋三だ。安倍は直ちに辞任すべきだ。
■行動予定
●国会前座り込み
◎ハンスト者、連日の9〜18時
◎東京教組、連日の16〜18時
◎都高教、連日の14〜16時
◎北海道教組、14〜15日の連日
◎全国連絡会、14・15日の9〜17時
◎百万人署名運動、連日の正午〜16時
●14日(木)14〜19時、教基法改悪・共謀罪阻止の国会行動(主催:11・5労働者集会実行委)/18〜19時、国会前集会(主催:全国連絡会)
●15日(金)教基法改悪・共謀罪阻止の国会行動(主催:11・5集会実行委)
「国会闘争速報」 発行:全国労組交流センター
東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂・伊藤ビル5F TEL 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
■成立阻止まであと一歩! 14・15日採決強行も、会期延長も許すな 現場労働者の力を信じて闘いぬこう
「私たちは、大きな危機の前夜にこの国会前に集まった。しかし私たちは、教育基本法改悪阻止の運動の中で大きな強い力を得てきた。民衆の力を今こそ示し、改悪案を廃案に追い込もう。その時、危機が希望の前夜に変わる。私たちの力を信じて闘いぬこう」。全国連絡会呼びかけ人の三宅晶子さん(千葉大学教授)は、12日夜の国会前集会でこのように檄を飛ばした。
「教基法改悪をとめよう全国連絡会」が呼びかけたこの日の国会前集会には、1000人の労働者市民が集まった。現場の若い教育労働者の参加も少なくない。どの発言も闘いの意欲にあふれ、絶対に負けないぞという気持ちが伝わってくる。
この日開かれた中央公聴会の公述人に立った埼玉大学教育学部の学生は、教育改革と称して教員や子どもを排除する攻撃が加速していることに危機感を持って公聴会に応募した、教基法改悪には誰も納得していないんだと思いっきり言ってきたと発言し、大きな拍手を受けた。
呼びかけ人の大内裕和さんも、「今回の教基法改悪は格差社会の固定化につながると断言してきた。公聴会とは意見を聞いて審議内容に生かすというのが趣旨なのに、すぐに採決するのはまったくおかしいと強調した」と、公述人として存分に意見してきたことを報告した。
東京教組の代表は、「10月20日から毎日座り込みを続けてきた。与党議員から『ジベタリアン』と誹謗されたが、子どもたちはわかってくれている。正義はわれわれにある。最後まで闘いぬく」と表明した。
国会に向かって、そして首相官邸に向かって、怒りのシュプレヒコールが響き渡った。
●共謀罪も葬り去ろう
冷たい雨が降る中、リレーハンストが貫徹された。共謀罪反対の共同行動も終日闘いぬいた。都高教も座り込みを闘った。昼休みのジョイント集会では、「共謀罪の審議入りを阻止しているのは偉大なこと。法案をボロボロ状態に追い込んでいる。完全に葬り去るまで闘いぬく」ことが表明された。
衆院法務委員会は12日も流会し、13日はない。他方、参院教基法特別委は13日午後の一般質疑が決まった。14、15日の採決阻止へ、総力を集中しよう。
■全国で廃案求める声
▼京都の龍谷大学で11日、全専任教員の3割に上る121人が教基法改悪案の廃案を求める声明を発表した。憲法学者の山内敏弘教授などが、教育行政による中央集権的支配が進み、大学の自治と学問の自由も覆されると批判し、廃案を強く求めた。
▼高知県では、調査に応じた35市町村の教育長のうち、教基法改悪に積極的に賛成する教育長は皆無という結果が出た。逆に「戦前のような国家統制による国民にものを言わせぬ教育は絶対に許されない」との声が相次いだ。
■国会前の発言 12月12日
●ハンスト者Kさん
日教組も前半は座り込みしていたが、後半はやめてしまった。この法案は日教組をつぶそうとするもの。8日の緊急集会は本当によく集まっていた。みんなやる気で一杯だった。でも野音の通路ごとに防衛隊が立っていた。森越委員長の開き直りが許せなくて野次を飛ばしたら、その防衛隊が妨害してきた。組合員の生の声をちゃんと聞けないような組合ではダメだ。私も廃案までがんばる。
●共謀罪署名運動Oさん
マスコミは死んでいる。だからネットで動画を配信することが大事だと思い、ヒューマンチェーンなど7つのファイルをアップした。そしたら9日にある有名なブログで紹介されてアクセスが殺到、3日間で6万人が見た。インターネットを通じて安倍政権への怒りが高まっている。ぜひ活用してほしい。
●都高教Uさん
日教組が座り込み闘争をやめている中で、都高教は毎日2時間ですが座りこみを続けている。しかし組合の指示にただ従ってやっているのではダメだ。組織防衛を考慮した方針だけでは、この教基法改悪攻撃に勝てないと思っている。それを超える闘いを、現場の組合員や教職員が積み重ねていくことだ。都教委が「日本史の期末試験を提出せよ」と言ってきた。これは教基法改悪を先取りする攻撃。これとの闘いも重要だ。
●全国連絡会Iさん
初めて国会の中に入って傍聴した。都教委の委員長が「家庭教育が盛り込まれたのがよい。戦前は家庭教育の力があったが、今はなくなっているので、その再生が重要だ」「外国に行った時、仏教のことを聞かれて答えられない日本人がいるが、それは日本人として恥ずかしい」などと述べていた。とんでもない発言だと思った。外の声が中に聞こえて感動した。
●都教委包囲ネットKさん
教育基本法をなぜ変えるのか、政府与党は答えていないし、答えられない。それは、私たちを納得させるものがないからだ。本音は資本、財界の要請によるもの。核心は第10条を変えること。そのことにより、資本に都合のよい「教育」になるからだ。愛国心教育も可能になる、「つくる会」教科書の採択も可能になるということだ。それに抵抗する教職員を排除できる体制にするのが改悪の狙いだ。日の丸・君が代の強制と処分がそれ。不起立を貫いてきた人たちこそ、最も子どもや教育のことを真剣に考えてきた人だ。そういう人たちを排除するのが改悪攻撃だ。この闘いは、教育だけの問題ではない。社会の行く末を未来を決める闘いだ。がんばろう。
■処分取り消しで提訴へ 都の教育労働者が来春に向け、新たな闘い開始
「君が代」斉唱時の不起立・不伴奏で不当な懲戒処分を受けた都の教育労働者が、処分の取り消しと国家賠償を求めて大原告団を結成します。10日に開催された都内での集会で発表されました。結成総会は23日。予防訴訟での9・21勝利判決にもかかわらず、都の人事委がこれを頭から無視する態度を強めている中で、人事委の裁決を待たずに提訴に踏み切ります。
安倍政権は教基法改悪の狙いが9・21判決を覆すことにあると公言しています。政府・自民党が最も恐れているのは来春卒・入学式での不起立闘争の爆発です。不当な職務命令に従う義務などもはや一切ないことを、現場で実力でたたきつけることこそが決定的です。被処分者による新たな提訴は、これと一体のものとして闘われようとしています。
東京での闘いと連帯し、全国で来春への闘いを進めましょう。
■行動予定
●国会前座り込み
◎ハンスト者、連日の9〜18時
◎東京教組、連日の16〜18時
◎都高教、連日の14〜16時
◎北海道教組、13〜15日の連日
◎全国連絡会、14・15日の9〜17時
◎百万人署名運動、連日の正午〜16時
●13日(水)17〜18時、「ヒューマン・チェーン」
●14日(木)14〜19時、教基法改悪・共謀罪阻止の国会行動(主催:11・5労働者集会実行委)/18〜19時、国会前集会(主催:全国連絡会)
●15日(金)教基法改悪・共謀罪阻止の国会行動(主催:11・5集会実行委)
「国会闘争速報」 発行:全国労組交流センター
東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂・伊藤ビル5F TEL 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
■教育基本法改悪・共謀罪強行阻止 12月14日〜15日 国会行動のよびかけ
11・5集会実行委員会(よびかけ団体 全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部、全国金属機械労組港合同、国鉄千葉動力車労組)
教基法改悪・共謀罪強行をめぐる国会闘争は最大の山場にさしかかっています。安倍政権は、12月14・15日にも教基法改悪法案の参院特別委員会・本会議採決を強行しようとしています。しかし、職場・地域・国会前でのこの間の闘いの広がりは、安倍政権を追いつめています。
教基法改悪の狙いは、改憲であり、そのための日教組・自治労・すべての闘う労働組合破壊であり、国家による教育の支配=戦争への道です。国鉄分割民営化攻撃を忘れるな! 今こそ闘いにたちあがろう。
私たちは11月5日、日比谷野外音楽堂に4900名が結集して「職場から闘う労働組合をつぐろう」「教基法改悪・改憲阻止の国会闘争に立ち上がろう」と誓い合いました。国会闘争の最大の山場にあたって11・5集会実行委員会は以下の行動をよびかけます。(06年12月8日)
●緊急国会行動
★12月14日(木)14時〜19時、 国会前座り込み&国会前集会
★12月15日(金)14時(予定)
場所 衆議院第2議員会館前
連絡先(事務局)
国鉄千葉動力車労働組合 千葉市中央区要町2の8 DC会館
電話 043・222・7207
■山場、総決起を “我々は負けないぞ”元気にハンスト貫徹
12月11日(月)、教育基本法の改悪に反対するリレーハンストは、3名のハンスト者を中心に支援者約30名の参加で貫徹された。先週に続いて都高教や東京教組、都教組などの座り込みが断固として続けられた。
この日は参院教基法特別委で参考人質疑が行われ、加戸守行・愛媛県知事、浜野健・東京都品川区長、穂坂邦夫・前埼玉県志木市長の3人が意見陳述した。傍聴者の報告によれば、3人とも「教育基本法を変えても、教育現場は変わらないだろう」という意見で、「だったらなぜ変えるんだ。理由を言ってみろ!」と怒りの声があがった。随時行われた集会では、「あの安倍だから、13日にも締めくくり質疑・採決を強行してくるかもしれない。油断せず、明日から3日間の闘いに総力をあげよう」と確認された。
●12日(火)中央公聴会(13時〜16時15分)の公述人/安西祐一郎(慶応義塾長)/山岡修(日本発達障害ネットワーク代表)/木村孟(東京都教育委員会委員長)/大内裕和(松山大学人文学部助教授)/浅野大志(埼玉大学学生)
■国会前の発言 12月11日
●岩手の高校教員Gさん:岩手から朝7時半に国会前に着きました。誰もいなかったのでどうしようかと思ったのですが、国会前に誰もいない日をつくってはいけないと考え、一人で国会周辺を「左周り」に歩いていました。そうしたら、ハンストの皆さんに出会えて本当にうれしかったです。「参考人質疑」を傍聴することができましたが、どの「参考人」も「法を変えても現場は変わらないだろう」と言っていました。だったら変えなきゃいいじゃないかと、怒りがこみあげてきました。
●都高教Kさん:今から60数年前、日本もアジアも戦争で多くの犠牲者が出た。教育基本法は、二度と戦争を繰り返さないという意志が込められている。国会議員よ、そういうことがわかっているのか。教育基本法を変えるということは、戦争をしないという憲法を変えることにつながり、日本を戦争をする国にするということだ。国会議員よ、それがわかっているのか。国会議員よ、憲法と教基法を読み直してみよ。
●元教員Fさん:国家権力は非常に暴力的に、強引に教育基本法や憲法を変えようとしている。そういう権力に立ち向かうことのできる民衆の力を皆さんと一緒につくっていきたい。アメリカでは「落ちこぼれゼロ法案」が通って、勉強できない若者が軍隊に組織されている。携帯電話番号が軍に登録されて、電話で巧妙に組織され、イラクに行かされて、身も心もボロボロになって帰ってくる。『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命』という本に書かれている。明日の日本、教基法が改悪された日本の未来を示しているようだ。
■沖縄で県民集会
沖縄では10日、沖教組・高教組と沖縄平和運動センターが主催する「教育基本法の改悪を許さない県民集会」が開かれ、1500人が参加した。県庁前での集会後、「教育が権力の道具になる」と改悪案の成立絶対阻止を訴えて那覇市内をデモ行進した。
これに先立つ7日にも、土砂降りの雨の中で300人が県庁前での集会と座り込み行動を闘った(表面に写真)。平和運動センターの山城事務局長が、戦争への法案が何本も出され暴走している国会への怒りを表明。雷鳴がとどろき、県民広場が雨水で池のようになる中で、座り込みをやりぬいた。
■元校長からも反対の声
高知県では、県内小中高校の元校長が教基法改悪反対のアピールを発し、その数は7日までに340人に達した。組合経験のあるなしにかかわらず多数の元校長が名を連ね、退職校長の9割が賛同した地域もある。教基法改悪の先に「軍靴の足音が聞こえる」という危機感が、思想・信条の違いをこえて多くの元管理職をも動かした。(高知新聞)
■鳥取でも座り込み
鳥取県教組と県高教組は9日から11日正午まで、JR鳥取駅前広場で48時間の座り込みを行った。のべ50人がリレー方式で参加し、雨をもついて「行政の教育介入反対」「愛国心の強制反対」を訴えた。(毎日新聞)
■教育基本法改悪案は改憲攻撃と一体!
●「政府提出の教育基本法案は、自民党新憲法草案と矛盾するものではない」(10月30日、安倍首相)
●「自民党の新憲法草案を踏まえた(教育基本法)改正案となっている」
(11月27日、伊吹文科相)
■核心点は第10条の破壊
●「学習指導要領に基づいて行われる教育は『不当な支配』に当たらない。国旗国歌に関する9.21東京地裁の判決には控訴して争っているが、この点を明確にする(強制は違法ではないことを確認する)のが今回の第16条だ」
(11月22日、伊吹文科相)
■行動予定
●国会前座り込み
◎ハンスト者、連日の9〜18時
◎東京教組、連日の16〜18時
◎都高教、連日の14〜16時
◎全国連絡会、14・15日の9〜17時
◎百万人署名運動、11〜15日の正午〜16時
●12日(火)共謀罪阻止の国会前行動、正午〜17時(主催:組対法共同行動)/緊急院内集会 16時半〜17時半・参議院議員会館第1会議室、18〜19時・国会前集会(主催:全国連絡会)
●13日(水)17〜18時、「ヒューマン・チェーン」
●14日(木)14〜19時、教基法改悪・共謀罪阻止の国会行動(主催:11・5労働者集会実行委)/18〜19時、国会前集会(主催:全国連絡会)
●15日(金)教基法改悪・共謀罪阻止の国会行動(主催:11・5集会実行委)
「国会闘争速報」 発行:全国労組交流センター
東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂・伊藤ビル5F TEL 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
■「森越はクビだ」「闘う私たちが日教組だ」 日教組集会1万2千人/本部の屈服を弾劾/闘いの熱気あふれる
12日夜(全国連絡会の集会)、14日(11・5実主催の国会行動)に総結集を
12月8日、「教育基本法改悪阻止! 日教組緊急集会」が行われ、全国から1万2000人の日教組組合員が集まった。
集会は16時45分からと18時からの2回、それぞれ30分ずつ。第二次集会では、森越委員長が主催者あいさつを始めた瞬間、組合員が会場の真ん中に横断幕を掲げた。「森越はクビだ」「闘う私たちが日教組だ」(写真上)。いたるところから声があがった。「森越は組合員に謝れ」「国会闘争方針を出せ」。
とりわけ座り込みを続けてきた組合員の怒りが爆発する。当然だ。「朝まで生テレビ」で教基法改悪の推進勢力が座り込みを攻撃した時、森越はあろうことか「すみません」と謝った。しかも座り込みを続ける組合員を「あれはうちの人たちではない」と冒涜した。
ところが森越は、組合員を批判しはじめた。「『日教組は応援に駆けつけた人に野次を飛ばすのか』と言われました。今日もこれから国会請願デモがあります。足を引っ張らないでください」。
「足を引っ張っているのはお前だ!」「委員長は国会前に来い」「本部は座り込みの指示を出せ」。大ブーイングが会場からわきあがり、大きな野次が飛んだ。
中村書記長が「情勢報告」で提起したのはただ一つ、「世論を盛り上げるための全戸ビラ入れ」だけだ。「国会闘争はなぜやらないんだ」の声があがった。
国会揺るがす長蛇のデモ
次々と国会デモに出発した。国会前では、座り込み行動を続けてきたリレーハンスト団や東京教組など、総勢100人を超える労働者が待ち受けた。「国会前に駆けつけ、廃案まで闘いぬこう」。トラメガの声が響き渡り、日教組のデモ隊がともにシュプレヒコールをあげ、手を振り、声援を送った(写真下)。すごい迫力だ。闘うエネルギーがほとばしる。
日教組本部の屈服があらわになる中で、教基法改悪を阻む闘いと、闘う日教組を再生する闘いは、完全に一つの闘いであることがはっきりした。教育労働者は、教基法改悪阻止・闘う日教組再生へ、断固闘いぬこう。
■ハンストが闘いを牽引 万余のデモ隊にエール
12月8日、国会前は朝からにぎわった。北教組は400人の隊列で座り込んだ。リレーハンスト者は何度もシュプレヒコールと抗議集会を行った。ハンスト者が多数でタスキが足らない状態だった。
ハンスト提起者Fさんが「誰かが始めなければいけないと思い、10月17日からリレーハンストをはじめた。ここまで大きくなるとは思わなかった。本来はゼネストをうつべき課題だ。私は体をはって改悪を止める」と発言した。
また、全国の闘う教育労働者が呼びかけた「山猫くらぶ」も集会や座り込み、内閣府要請行動をたたかいぬいた。
北教組の独自集会では「我々の武器は授業で直接子どもたちと接していることだ。だが最大の武器はこうして闘いの場で団結していることだ」「今日まで毎日雪のなか朝ビラをやってから通勤した」「毎日交代で街宣車をまわした」と熱意あふれる報告が続いた。
18時ごろから2時間以上に渡ってデモ隊が国会前を通過した。ハンスト座り込み隊とエールの交換。デモを終わった人も次々とハンスト隊のもとに集まって一緒にシュプレヒコールした。本当に大変な盛り上がりだった。勝利を実感した。
■国会前の発言 12月8日
●動労千葉・後藤さん:教基法改悪を止めていけるのは労働者の団結。闘う労働者が団結すれば、自公など吹っ飛ばせる。国鉄分割民営化攻撃も動労千葉は団結で吹っ飛ばしてきた。それに比べてJR総連は私利私欲しか考えていない。国労も本部が国労を解体しようとしている。なんという姿か。動労千葉は全国の労組を組織してたたかいをつくる。14日、国会前に総結集を。
●三浦半島教組・Sさん:日教組の森越委員長は絶対に許せない。私たちはやむにやまれぬ思いで座り込みや様々な行動に立ち上がってきた。やっと闘いがピークを迎えたときに、右翼の追及に対して森越がヘラヘラと「すみません、もうしません」と。こんな委員長はクビだ。我々闘う現場教育労働者が日教組だ。私たちの力は決して小さくない。闘いを発展させれば改憲も戦争も阻止し、安倍も倒せる。
●被処分者・Nさん:授業で「今正しいことは将来変わるかもしれない。例えば、戦争反対という常識もたった60年前にはそれを言ったら投獄されたのだ」と教えたい、このことを校長に申し出た。申し出ないと処分の対象になりうる。校長は「その例は見解の相違があるので話してはならない」と不許可になった。日常的な教育活動の言動がすべてチェックされる。教基法改悪はこれが全国に広がる。絶対阻止しよう。職場での抵抗闘争が同時に大切。不起立・不服従を全国でやりましょう。
●被処分者の会・Kさん:政府は今週中に採決をしたかったが我々は阻止した。森越委員長は座り込みをやめた。しかし私たちの闘いがあるから東京教組も都高教も座り込みを続けている。私たちは国会前だけではなく職場で話し込んでいる。強行採決を阻止できるのは日教組の現場の仲間だ。万余の闘いを本当に実現しよう。
■行動予定
●国会前座り込み
◎ハンスト者、連日の9〜18時
◎東京教組、連日の16〜18時
◎都高教、連日の14〜16時
◎全国連絡会、14・15日の9〜17時
◎百万人署名運動、11〜15日の正午〜16時
●12日(火)共謀罪阻止の国会前行動、正午〜17時(主催:組対法共同行動)/緊急院内集会 16時半〜17時半・参議院議員会館第1会議室、18〜19時・国会前集会(主催:全国連絡会)
●13日(水)17〜18時、「ヒューマン・チェーン」
●14日(木)14〜19時、教基法改悪・共謀罪阻止の国会行動(主催:11・5労働者集会実行委)/18〜19時、国会前集会(主催:全国連絡会)
●15日(金)教基法改悪・共謀罪阻止の国会行動(時間未定。主催:11・5労働者集会実行委)
「国会闘争速報」 発行:全国労組交流センター
東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂・伊藤ビル5F TEL 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
■北海道から350名の熱い隊列。続こう、職場から国会へ
北教組350名の大隊列が圧巻だった。大分からも50名が参加した。石川、都高教、東京教組、千葉、神奈川、全教などの教組も座り込みを続け、7日の国会前は教育労働者の怒りで充満していた。
7名のハンスト者を先頭に支援50名以上が元気よく座り込んだ。その横で不当弾圧と経済制裁に対する在日朝鮮人100名の抗議行動が熱く闘われた。
座り込みに対する与党議員の暴言が続いている。打撃を受けている証拠だ。シュプレヒコールは院内に響くという。来週は空前の国会前結集をめざそう。
■12日に中央公聴会 採決を押し込む
参議院教基法特別委は7日夜の理事会で、11日に参考人質疑、12日に中央公聴会の日程を決めた。よって採決は事実上14日以降に押し込むこととなった。
■許せない! 森越日教組委員長発言
八木秀次(高崎経済大学教授、『日本教育再生機構』理事長)「森越さんに言いたいんですけども、今国会前で何百人も日教組の人たち、座り込んでますよね。子どもたちが毎日のようにこうやって自殺している中で、どうしてああいうことをやってんのかな、と素朴に疑問に思うんですよ」
田原総一朗「八木さん、それは何のために?」
八木「教育基本法改悪反対で」
伊藤玲子(日本女性塾)「毎日毎日、地べたに座ってですよ」
八木「ぜひああいう先生たちは教室に戻ってもらいたい」
伊藤「そうですよ」
森越康雄(日教組委員長)「あのー、すみません、先週でやめました、それ」
伊藤「だけど毎日毎日、何人やっているんですか」
森越「あれはうちの人たちではありません」
(11月24日深夜(25日早朝)放送の「朝まで生テレビ」より)
下記にその部分のビデオあります。 http://www.geocities.jp/dorosien28/
■国会前の発言 12月7日
◎決議をあげた神奈川県立高校の教育労働者Sさん 私の分会では昨日、「教育基本法改悪反対運動強化と、日教組・森越委員長の辞任を求める分会決議」をあげた。組合の本部を突き上げ、日教組中央に対する弾劾行動を起こしたい。私たち現場労働者こそが日教組。いくら教基法が改悪されようが、戦争協力を求められようが、絶対に許さない現場の団結した力をつくろう。分会決議を全国に広げて弾劾行動に立とう。今日明日さらには今後、現場から仲間を引き連れて闘いぬき、闘う日教組をつくっていこう。
◎ハンスト者・Kさん 大阪から来た。日教組本部方針を受けて、学校現場の激務をおして座り込んでたたかいぬいたことに対して、森越委員長がそれを否定した。本当に裏切り行為だ。辞めてもらわねばならない。現場組合員は今日も何百と座り込みに立ち上がり、地域でたたかっている。この力こそ、たたかう日教組に再生させ、教基法改悪を止め、現場に責任をとっていくもの。改悪を止めたら安倍を倒す展望もでる。
◎ハンスト・被処分者Mさん 教基法の10条で、国や教育行政が教育現場へ不当に介入すること禁じていたところから、改悪法案では国や教育行政に教育現場が抵抗することが禁じると180度変わっている。「君が代」不起立予防訴訟判決の根拠さえ失われる。絶対に廃案にしよう。
◎都高教Iさん 土日も仕事をし、睡眠時間も削って座り込みに来た。さぼって座り込んでいるなどとふざけたことを言うな、と言いたい。教師や生徒を苦しめている教育行政が現場に介入したら、もっと苦しむのは目に見えている。闘いの強さの原点がこのハンストにある。
◎動労千葉・滝口さん 中曽根は分割民営化で国鉄労働運動をつぶし、総評をつぶすと言った。しかし国鉄闘争が今なお闘われている。動労千葉は今も生き残り、今年も尼崎事故を繰り返さないという立場から合理化反対・安全運転保安の確立をたたかい、JR東に要求を飲ませた。教基法改悪も同じだ。強行採決されても制圧されるかどうかは現場のたたかいが核心。不起立闘争は決定的だ。森越のような幹部の裏切りは最も許せない。国会前闘争でたたかう日教組をつくろう。
■森越・日教組委員長の辞任を求める分会決議 あがる
◎「教育基本法」改悪反対運動強化と、森越委員長の辞任を求める分会決議
教育基本法改悪問題を中心とした諸教育問題に対する日教組本部の取り組みは、現場組合員の思いとかけ離れた不適切なものと言わざるを得ません。
01年の中教審答申以来、改憲に向けた国家戦略の一環として教育基本法改悪はまさに本格化してきています。その間、教育現場は混迷させられ、教職員は苦闘を強いられています。この動きの核心は改憲であり、そのための「日教組つぶし」であることは明らかです。
31年ぶりに日教組が「非常事態」を宣言したとき、全国の組合員は改悪阻止のために全力で闘おうと決意していました。しかし、10月26日の全国集会では森越委員長はそこに姿を見せず、その後の国会闘争にも一度たりとも参加していません。情勢を鑑みれば、万難を排して委員長自らが闘争の最先頭に立って事態に取り組むべきでした。日教組の存亡がかかったこの事態こそ「非常事態」です。森越委員長は弁解の余地がない過ちを犯したと私たちは考えています。
テレビ朝日の討論番組において、森越委員長は日教組運動を自ら完全に否定しました。偏狭な考えを持つ論客からの追及や質問に対し、教育現場の職員、保護者の代表として堂々と意見を表明することなく、反論することもなく、日教組を貶める屈辱的な対応に終始しました。国会前で抗議運動をしている仲間を「あれはうちの人達ではない」と切り捨て、「すみません。国会前闘争は先週でやめました」と謝罪までしました。国会前闘争を指令した中央委員会決定を委員長自らが否定するとは何事でしょうか。「非常事態」宣言は何のためだったのでしょうか。
多くの教職員仲間や市民が闘っているにもかかわらず、それらの人々を見放し裏切る執行部の下ではまともな運動を続けることはできません。不安感と失望感が増すばかりです。仮に改悪教基法が成立したとしても、それをはね返す闘いが続きます。「教え子を戦場に送るな」の原点に立った日教組の団結と闘いが今問われているのです。
よって、森越委員長が速やかに退陣することと、日教組がその原点に立ち返って、教育基本法改悪阻止・改憲阻止の先頭に立つことを私たちは強く要求するものです。
06年12月6日 神奈川県高等学校教職員組合 A分会 (本文の一部を省略)
■行動予定
●国会前座り込み
◎ハンスト者、連日の9時〜18時
◎東京教組、連日の16時〜18時
◎都高教、連日の14時〜16時
◎北教組、8日
◎全国連絡会、8日9時〜17時
その他、都教組や神奈川・千葉等も。
●8日(金)夕、日教組の緊急中央集会・デモ(2波、日比谷野音)
●12日(火)18〜19時、教基法改悪阻止の国会前集会(主催:全国連絡会)
●13日(水)17〜18時、「ヒューマン・チェーン」
「国会闘争速報」 発行:全国労組交流センター
東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂・伊藤ビル5F TEL 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
■教職員の怒り、与党揺さぶる 採決情勢を押し返せ! 職場で団結固め、国会へ!
参院での攻防が山場にさしかかる中、国会前は午前中から1000人を超える人が駆けつけ、緊迫感に包まれた。
北教組が朝から100人余の動員で座り込み、石川県教組も独自の取り組みを開始した。北教組は7、8日は350人が参加するという。東京教組も夕方から独自集会を開催。また朝鮮総連の青年、女性なども連日の抗議行動を続けている。
夕方は「ヒューマン・チェーン」が行われた。国会前は3500人でいっぱいになった。
この日は関西からも教育労働者がハンストに駆けつけた。「森越委員長は国会前座り込みを『すみません、もうやりません』などと言っているが、今日も多くの現場労働者がここで座り込んでいる。超多忙な中での切実な私たちの思いを今こそすべてぶつけよう」(大阪Kさん)。
これが教育労働者の止むにやまれぬ思いだ。森越日教組委員長に対する激しい怒りが国会前全体に満ちあふれていた。
朝から座り込みを行っていた「教基法改悪を止めよう全国連絡会」よびかけ人の大内裕和さんは「ハンストなど多くの人たちの何とかしたいという思いが大きな運動を作り、採決をここまで遅らせてきた。今週の採決を運動の力で止めることが来週につながる」と熱烈に訴えた。
国会前での闘いが確実に安倍政権を追い詰めている。今週中に採決強行という与党のもくろみも闘いの力で押し返している。正念場の闘いに全国から駆けつけよう。
■長野、甲府、静岡でも教組や市民が「公聴会」に抗議
4日の長野県での公聴会。会場のホテル前には県教組や百万人署名運動など約40人が集まり抗議の申し入れが行われた。
6日にも急に地方公聴会が2カ所で開催された。山梨県甲府市では高教組や全労連、百万人署名運動など約60人が抗議行動を展開、静岡市でも宣伝カーを使っての抗議行動が行われた。
■自民議員、座り込みを「やらせだ」と暴言!
5日の参院特別委員会で、自民党の小泉昭男議員が国会前の座り込みを「あれもやらせではないか」と誹謗中傷する暴言を吐いた。さらに傍聴者によれば「教師は人員が足りないとか言いながら、職務専念義務を外して(国会前に)出てきているだろう」とののしったとのこと。
こんな暴言がまかりとおるのも、日教組の森越委員長が右翼(「つくる会」など)に対して座り込みを謝罪するという裏切り行為を行っているからだ。政府与党は教育労働者の不屈の闘いに恐怖しているのだ。それを否定してどうするのか! この屈服をのりこえ、今こそ10割年休で国会を大包囲する闘いに立ち上がろう。
■行動予定
●国会前座り込み
◎ハンスト者、連日の9〜18時
◎東京教組、連日の16〜18時
◎都高教、連日の14〜16時
◎北教組、7〜8日
◎千葉高教組、7日13〜17時、
◎全国連絡会、7〜8日の9〜17時
その他、都教組や神高教等も。
●8日(金)夕、日教組の緊急中央集会・デモ(日比谷野音)
●12日(火)18〜19時、国会前集会(主催:全国連絡会)
●13日(水)17〜18時半、ヒューマンチェーン
■国会前の発言 12月6日
●ハンスト者Sさん 公聴会では、法案に反対する声や慎重審議を求める発言ばかり。こんな法案は撤回するのがスジ。すでに日本はイラク戦争に加担し、教え子を戦場に送ってしまっている。教基法改悪は「戦後体制を脱却する」というクーデターとの闘いだ。この運動の中心に座るべきものが山場に来て撤退しているのは何ということか。「教え子を戦場に送るな」というスローガンは何だったのか。
●ハンスト者・定時制高校教員Tさん 15歳の生徒が「19歳と書け」と言われアスベストの処理現場で働かされている。頭に塊がぶつかって失神し、目が覚めたらすぐに「働け」と言われた。これが安倍の言う「美しい国」の現実だ。貧しい者はどうなっても構わないというこんな世の中は間違っている。東京都がやっている教育破壊の現実を全国につくり出すのが教基法改悪だ。これを阻止して「美しくない国」をつくろう。
●神戸・元教員Kさん 安倍政権は格差教育や市場原理の導入で教育基本法をズタズタにしてきながら、その責任を居直って教基法を変えようとしている。安倍政権はここに出てきてすべての人に謝れ! 社会不安を愛国心で固めて「敵国」を攻撃させることは許せない。あらん限りの力で廃案にしよう。
■「つくる会」に土下座し、闘う組合員を売り渡す森越委員長は即刻辞任せよ! 全国労働組合交流センター・教育労働者部会
森越委員長の「朝まで生テレビ」(11月24日放送)での発言は、絶対に許すことができない。「つくる会」前会長の八木らの国会前座り込みへの誹誘中傷に対して「すみません」と謝り、「先週でやめました」=〈二度とやりません〉と誓約している。
日教組委員長が右翼の誹誘中傷にぶざまに屈したこのやりとりは、全国で放送され、組合員の怒りと失望をまきおこしている。必死の思いで国会前にかけつけて闘ってきた組合員の思いを踏みにじり、教基法改悪反対の大義を投げ捨て、反対運動を限りなく貶める発言であり到底許すことはできない。
いじめ自殺は、教基法を無視した競争と選別の教育政策の生み出したものではないか。ところが森越は、教育労働者に責任をなすりつけるデマゴギッシュな攻撃になんら反論せず完全に受け入れてしまっている。さらに、「座り込みが教特法違反」という非難にも沈黙し、組合員を権力の弾圧に差し出そうとしている。「デモ騒音をまきちらす教員は免許剥奪」(中川政調会長)という攻撃に自ら道を開く裏切りだ。
座り込みを攻撃した面々は、日教組解体を叫び、つくる会教科書採択をねらい、男女平等教育や平和教育攻撃の先頭に立ってきた連中ではないか。こういう連中に追従して座り込みを非難し、日教組が中止して以降も座り込みを続けている組合員を「あれはうちの人ではない」と切り捨てているのだ。
森越発言は、その場しのぎの、口からでまかせといったものではない。政府・与党が今週にも採決をもくろんでいるというのに、本部は、参院段階での座り込みの指示を未だ出していない。教基法改悪案の成立必至とみて、安倍政権と結託する八木らつくる会勢力に土下座し命乞いをする、正真正銘の転向宣言というべきだ。
国会前座り込みは、中央執行委員会が決定し、委員長名で出された方針だ。それを間違っていたものとして否定することは完全に統制違反であり、委員長解任に値する行為である。森越発言に対する抗議、撤回・謝罪要求を分会、支部、単組で組織しよう。分会決議や派遣団としての弾劾決議をもちより森越に突きつけよう。
森越発言を黙認することは、闘いの最大の山場で闘争を放棄することだ。森越発言を徹底弾劾し、本部の制動を突き破って、各単組独自の座り込み方針を立てよう。
中川や八木ら改悪推進勢力は、教育労働者の決起に打撃を受けている。闘う日教組の再生こそ教基法改悪への最大の回答だ。
日教組本部の闘争放棄を突き破って、各県・単組独自の座り込み方針をもぎりとり、国会前を連日埋め尽くそう! (12・4付部会ビラより転載)
「国会闘争速報」 発行:全国労組交流センター
東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂・伊藤ビル5F TEL 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
kokkaitousou@yahoo.co.jp にアドレスを送ってください。連日、「国会闘争速報」をメールします。
■国会前集会に2000人 安倍内閣打倒の声、高まる
5日夜、2千名が国会前集会に集まった。闘いの気運が急上昇している。
「教基法改悪をとめよう全国連絡会」の集会は午後6時からはじまったが、すでに4時すぎから国会前はかなりの人手でにぎわっていた。開始時間にはすし詰め状態、通路を開けるのも大変なぐらいだ。北海道、関西、四国、九州…実に全国から国会前にかけつけている。
福岡の人は地元で7千人集会を実現したと報告。また北教組が100名でかけつけ「明後日は350名で登場します。与党は中身なしで自信がない状態。国労闘争団を見習ってたたかいたい」と発言。横浜の学生は「怒ってます。ヤラセで日給1万5千円、(教基法改正が)おかしいのは誰でもわかる」。
首相官邸前に移動して大シュプレヒコール。2千人が官邸前で長蛇の列。「絶対に廃案にするぞ」「安倍を倒すぞ」と渾身の怒りを叩きつけた。
朝から国会前は様々な闘いが繰り広げられた。教基法改悪反対のハンスト座り込み、共謀罪審議入り阻止の一日行動、キリスト者らも立ち続けた。「障害者」自立支援法の撤廃を求める「障害者」の行動も終日展開された。在日の青年や女性ら150人も朝鮮総連弾圧に抗議して座り込みを続けた。いま、労働者人民のあらゆる怒りが、教基法改悪・改憲阻止、安倍政権打倒につながっている。
■「森越は委員長を辞めろ!」 広がる組合員の怒り
労組交流センター教育労働者部会は5日、「森越(日教組)委員長は即刻辞任せよ」のビラを国会前で配布した。座り込みに来ていた日教組の組合員からも「中執で決めた座り込み方針を、委員長が勝手に否定する権利はない。許せない」という声が寄せられた。森越発言への怒りを集中しよう。
■行動予定
●国会前座り込み
◎ハンスト者、6〜8日9〜18時
◎東京教組、6〜8日16〜18時
◎都高教、6〜8日14〜16時
◎北教組、6〜8日
◎千葉高教組、7日13〜17時、
◎全国連絡会、6〜8日の9〜17時
その他、都教組や神高教等も。
●12月6日(水)17時〜18時半、「ヒューマン・チェーン 第3弾」
●12月8日(金)夕、日教組の緊急中央集会・デモ(日比谷野音)
■国会前の発言 12月4日
●ハンスト者・元葛飾区教組Kさん
いてもたってもいられずハンストに入った。TVをみていたら、国会議員は教基法を「教育勅語」と呼んでしゃべっていた。本当に教育勅語の教育にしようとしている。絶対に阻止しましょう。
●都教委包囲ネット・Wさん
ヤラセ・公金横領を反省せずに教基法を改悪しようとしている。ここがやつらの弱点。もっと徹底的に暴露しよう。教員からやる気を奪ったら教育は成立しない。改悪は破産している。強制と弾圧は闘いを生み、広げる。自信をもってたたかおう。
●百万署名運動兵庫連絡会・梶原さん
4日の神戸公聴会は百人以上で抗議・申し入れしたが、全過程、密室で行われた。国会は人間を愚弄している。力強い闘いで切り開いていくしかない。一週間全力で闘い、廃案にしよう。
●呼びかけ人・大内裕和さん
教基法改悪成立確実という報道は与党の願望で信じる必要はない。彼らは追いつめられている。改悪反対は世論の多数。これは11・12の全国連絡会集会や各地の集会の成果。特に国会前座り込み・リレーハンストが大きかった。教基法改悪反対は格差社会を変革する前向きな取り組みだ。主権者は私たちであり国家ではない。新しい社会にむけて団結を強めよう。
●呼びかけ人・小森陽一さん
国会を一人一人の声が動かしていく、そういう方向をつくってきている。これをもう一回り広げたとき勝てる。主催者を問わずすべての取り組みを成功させよう。
●呼びかけ人・三宅晶子さん
金でヤラセをつくるのは教育とは正反対。公聴会もナチスのプロパガンダと同じ。こんな連中に教育を任せられない。9・21予防訴訟判決で東京の教員に対する文科省の極限的ないじめが明らかになった。なんとしても阻止しよう。
■自民の推薦者も「反対」 公聴会で異議が続出!
「教育基本法は憲法の次に大切。『国家百年の大計』である教育を審議するには、時間が少ない」。この発言は、自民党が推薦した公述人である。4日に神戸で行われた地方公聴会で、太田勝之氏(兵庫県立高校PTA連合会副会長)がそのように不安を語った。
新潟県で開催された公聴会でも、4人の公述人のうち3人が「改正反対」を表明し、マスコミの取材に中曽根委員長は「教育は危機的であるという公述人の意見をいただいた」と苦し紛れの言い訳をしたという。世論は今や教基法改悪反対が多数である。
■警察の妨害はねのけ百名が抗議行動 新潟
百人近い労働者市民が集まり、新潟公聴会への抗議闘争を闘った。4日朝、今年一番の寒さとみぞれ、しかも前夜からの雪が歩道にも積もっている。労組交流センターは、新潟県教組、県労連や平和センター、キリスト者や百万人署名運動の人たちとともに万代橋隣のホテルオークラ前いっぱいに横断幕を掲げて闘った。
「街宣許可が出されていない」と警察が妨害してきた。集まった人たちの怒りに火がついた。「密室の公聴会に抗議することもできないのか!」「許可書を出す時間もないじゃないか!」「文句は参議院に言え」。会場前は騒然とし、教基法改悪弾劾の声に包まれた。
屋外での抗議行動と並行して、労組交流センターなど9団体・個人が特別委員会への請願を行なった。請願書を読み上げた上で、密室の公聴会を中止すること、強行採決をやめることを参議院事務局に強く迫った。
■文科相、「教基法案は改憲案と整合」と発言
伊吹文科相は5日の参院教育基本法特別委員会で、政府提出の改正案を作成するにあたって、現行憲法だけでなく、自民党が昨秋まとめた新憲法草案と「整合性をチェックしている」と述べた。また、11月27日の審議でも伊吹文部科相は「自民党の新憲法草案を踏まえた(教基法)改正案となっている」とあけすけに語っている。
この伊吹発言は、教基法の改悪が改憲に直結することを示すものだ。改憲と戦争のための教育法改悪、「教育改革」なのである。絶対に阻止しよう。
「国会闘争速報」 発行:全国労組交流センター
東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂・伊藤ビル5F TEL 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
■行動予定
●国会前座り込み
◎ハンスト者、5〜8日9〜18時
◎東京教組、5〜8日16〜18時
◎都高教、5〜8日14〜16時
◎北教組、6〜8日
◎千葉高教組、7日13〜17時、
◎全国連絡会、6〜8日の9〜17時
その他、都教組や神高教等も。
●12月5日(火)10時〜13時、共謀罪阻止の国会前行動(主催:共同行動)/18時〜19時、国会前集会(主催:全国連絡会)
●12月6日(水)17時〜18時半、「ヒューマン・チェーン 第3弾」
●12月8日(金)夕、日教組の緊急中央集会・デモ(日比谷野音)
■「公聴会」会場で抗議 「改正理由なし」の声多数
4日、神戸市など4カ所で地方公聴会が行われ、「改正する明確な理由がない」などの慎重論が相次いだ。
早朝8時、神戸のホテルオークラ前は抗議のコールが響いた。ホテル前での集会には労組交流センターの仲間、教育労働者や市民団体約100人がかけつけた。5団体が抗議の申し入れをしたが、参議院事務局は名前も役職も名乗らず、路上で受けるという対応。弾劾の声でホテル玄関まで押し返すという場面もあった。集会のあと、会場を2周するデモが行われた。
徳島駅前では正午から抗議集会が行われ、労働組合が次々に発言に立った。その後、会場前で申し入れ行動。野党側で傍聴に入る人から「がんばろう!」と声があがった。
■国会前の発言 12月4日■
●ハンスト者・小学校教員Kさん 学校現場ではいじめ、虐待、懲罰、処分、こういった言葉が飛び交っている。不払い残業も蔓延。すごい重圧。教基法改悪に現場が一番危機感感じている。だからこの国会前行動に意義がある。ここに来ればたたかいが見えて展望がつかめる。
●ハンスト者・Iさん 教育現場の課題は論議されぬまま、教基法を変えることが目的になった審議。あとは時間の調整、形式だけ。公聴会も参加制限しながら与党の席はガラガラ。巨額バラまきで世論づくりした責任も隠ぺいする。教育再生会議で現場を語るのは「ヤンキー先生」と「百マス計算」の陰山だけ。こんな改革では子どもの未来は真っ暗だ。改悪法案は絶対に廃案だ。大きな行動をつくろう。
●北海道・Mさん 室蘭からきました。東京はあつい。地元で教基法改悪反対の様々な行動をしてます。札幌での集会は一万人以上の結集だった。北の国から大きな声をあげた。全国が力を一つに合わせて勝ちましょう。明日も一日傍聴と座り込みをやります。
●多摩教組・Hさん 座り込みについて昨日もTVで森元首相が「あんなベジタリアンみたいな」と批判していた。何度も暴言がでる。やはり気にしているんですよ、国会前のたたかいを。だったらもっとやろうじゃないか。逆なでするような、ここを埋め尽くす行動をやろう。多摩教組も全力でがんばります。
■日教組絶滅攻撃を打ち破るために国鉄労働者として訴える!
国鉄千葉動力車労働組合 執行委員長 田中康宏
教基法改悪の最大の核心は、日教組の絶滅攻撃だと思います。教員免許更新制や外部評価制という形をとって、日教組という労働組合を解体しようとしている。ここで私は、国鉄分割民営化反対闘争を闘ってきた者として、「国鉄分割民営化を忘れるな!」と訴えたい。
国鉄分割民営化の時に、この攻撃が国家を挙げた国鉄労働運動解体・絶滅攻撃だとは誰も言わなかった。しかし当時、動労千葉は一千名でしたけど、ここで必死になってクビをかけて立ち上がらなかったら根本的にたたきつぶされる、そう判断してストライキに決起した。そしてわれわれは勝利し、団結を固めて今、ここにいます。
森元首相が「自治労・日教組の壊滅かどうかが参院選の争点だ」と言ったが、支配階級の側も、国鉄分割民営化から20年かかっている。われわれ労働者の側がこういう攻撃を20年間押し止めてきたと言えます。
小さな組合とはいえ、あそこで闘って勝ったことがどれほど大きなことだったか。そのことを肝に銘じて今日の「日教組、自治労絶滅」を掲げた攻撃と正面から対決しよう。そう考えた時に、日教組委員長がテレビで国会前の座り込みを「すいません」と謝っているのは断じて許せません。
必要なのは、こんな社会のあり方は根本的に間違っている、この社会を根底から変えるという思想と労働者の団結です。これがあれば世の中は変わる。そのことを声を大にしてすべての人に伝え、総団結を作り出しましょう。(12・1集会の基調報告より)
■在日の個人宅へもガサ 不当弾圧に抗議を!
4日に朝鮮総連東京本部による国会前座り込みが150名以上で緊急に行われた。11月27、29日の総連施設への捜索に続いてなんと警視庁は3日、在日朝鮮人家族が暮らす複数の住居を早朝から襲撃し、不当捜索した。デタラメな「薬事法違反」さえ超えて、ただただ暴力で生活を破壊し、差別を煽り、生きる権利を奪う。植民地支配そのものだ。絶対に許せない。彼らは家族ぐるみで国会前に座り込み、不当弾圧糾弾、母国訪問の自由、そして子どもの安全を訴えた。この現実に日本人民も猛然と怒りを爆発させなければならない。
「国会闘争速報」 発行:全国労組交流センター
東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂・伊藤ビル5F TEL 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
kokkaitousou@yahoo.co.jp にアドレスを送ってください。連日、「国会闘争速報」をメールします。
全国労組交流センターです。「国会闘争速報」を連日発行します。A4判のビラ形式のPDFファイルを添付しました。ご活用ください。《転送・転載歓迎》
■都高教や千葉も独自で国会動員 民主も「8日の採決阻止」を表明。全国から怒濤の結集を
12月1日、ハンスト再開2日目にして国会前は前日を数倍する仲間が結集した。4名のハンスト者を中心になった座り込みには多くの人がかけつけた。また、都高教がこの日から座り込みを開始し、初日から80名もの教育労働者が決起。夕方からは東京教組が3日目の座り込み。さらに都教組も座り込んだ。ほかにも千葉高教組をはじめ、各県単位の決起がはじまった。
また、共謀罪の審議入り=採決が予想される中、「破防法・組対法に反対する共同行動」が早朝から一日行動を展開した。
さらにこの日、反戦共同行動委員会が国会前結集を呼びかけ、労働者や学生150名が集まった。戦争政策を強行し続ける安倍政権への怒りの行動だ。
在日女性団体も国会前に
また、朝鮮総連の女性同盟が約100名で国会前行動に立った。11月27日に警視庁が機動隊を先頭に朝鮮総連本部を強制捜索した。75歳の在日女性が点滴薬(栄養剤)を持っていたことが「軍用物資調達」「組織犯罪」だというのだ。完全な言いがかりで、安倍政権による不当な経済制裁と一体の政治弾圧である。国会前で闘っていた仲間は、彼女らの切実な訴えに連帯して安倍を打倒しようと決意した。
国会前は都教委包囲ネットと組対法共同行動のジョイント集会が繰り返しもたれたのをはじめ、絶え間なく集会やシュプレヒコールが響き渡っていた。
民主党は1日、「(教基法の)今国会成立に反対」「8日に採決はさせない」と表明した。全国から国会前に押し寄せよう。
■行動予定
●国会前座り込み
◎ハンスト者、4〜8日9〜18時
◎東京教組、4〜8日16〜18時
◎都高教、4〜8日14〜16時
◎北教組、6〜8日
◎千葉高教組、4日14〜16時、
7日13〜17時、
◎全国連絡会、6〜8日の9〜17時
その他、都教組や神高教等も。
●12月5日(火)10時〜13時、共謀罪阻止の国会前行動(主催:共同行動)/18時〜19時、国会前集会(主催:全国連絡会)
●12月6日(水)17時〜18時半、「ヒューマン・チェーン 第3弾」
●12月8日(金)夕、日教組の緊急中央集会・デモ(日比谷野音)
■「職場から仲間を連れて国会へ!」 反戦共同委が集会デモ
1日夜、教基法改悪と共謀罪新設に反対する反戦共同行動委主催の集会が300名で行われた。動労千葉・田中康宏委員長が「教基法改悪の核心は日教組解体。国鉄分割民営化と同質の攻撃。組合の団結を固め、日教組再生にむけてたかえば勝てる。来週は年休をとって国会闘争に総決起を」と基調報告。
教育労働者Sさんの「職場は労働監獄。その中で私たちは国会闘争に決起している。それを『もうしません』という森越委員長はクビだ」という発言をはじめ、労働者の決意表明が続いた。全学連の織田委員長は11月29日の法政大学での学生3名不当逮捕を弾劾。総決起でうち破ることを宣言した。集会終了後、にぎわう大通りをデモし両法案の廃案を訴えた。
■国会前の発言 12月1日
●ハンスト者・大阪の元教員Kさん 大阪からかけつけた。二度と再び戦争を繰り返してはならないという思いです。教基法を改悪するというのは再び日本が戦争する国になるということ。そこから在日に対する排外主義も起こっている。11月26日に、大阪ではじめて様々な団体が総団結して大きな動きをつくりだした。国会でのたたかいを大阪に持ち帰ってさらに闘いをつくりだします。
●ハンスト者・東京教組Iさん 衆院段階でリレーハンストでたたかい続け、ギリギリまで採決を遅らせた。共謀罪反対とジョイントでハンスト行動を全国に発信したことが大きかった。それが今さらに発展している。日教組本部は参院のたたかいを放棄してビラまき方針。仲間はみんな怒っている。審議状況は予断を許さない。中川などがデモや座り込みへの非難も出されている。国会前の巨大な行動で応えよう。
●被処分者の会Kさん いよいよ正念場を迎えている。参議院の審議で重要な問題が浮上している。10条をめぐる論議、行政権力の学校現場への介入の意図です。10・23通達こそその見本です。改悪法案はそれを全国に広げるもの。国会外では私たちは多数であると確信する。日教組は先週の全国代でなんと座り込み中止の決定をした。しかし職場から日教組の闘争放棄を糾弾するなかで、都高教が本日より座り込みを行った。本日も80名の都高教組合員が国会前にかけつけている。ここで見逃したら生涯に悔いを残す。たたかえば必ず道は開ける。私たちは10・23通達以降本当に苦しみ抜いてきた。しかし苦しみ抜くなかであの9・21判決を勝ち取ったではありませんか。絶望の淵に追いこまれながらも、数百名の労働者が立ち上がったことで勝利した。教基法改悪攻撃に対してもう一度たたかいぬこうではありませんか。
●関東学院大・足立さん 心の中は自由。犯罪を実行も準備もしてないのに処罰などできるか。与党は共謀罪の必要性を合理的に説明できない。しかし朝日新聞が国際協調のために共謀罪の必要性を認めるとコメントした。ナンセンスだ。ブッシュがイラクに侵略することこそが悪い。共謀罪を廃案に。地球人として生きよう。
■「タウンミーティング」広告代理店に数億円 安倍が不正支出の責任者
安倍が内閣官房長官の時に開催された「やらせ」の「教育改革タウンミーティング」。1回に2千4百万円もかけ、その費用の中には歩いてわずか5分の距離を移動するのに、わざわざ東京からハイヤーを21台も借り57万円も支出したり、エレベーターのボタンを押すだけで1万5千円も支出するという、常識では考えられないような支出ばかりだ。これは「公金不正処理」「公金横領」「詐欺」ではないか。
「やらせ」をやり、税金を食い物にしてきた安倍が、何ら責任も取らないどころか、教育基本法を改悪して子どもたちに「道徳」や「愛国心」を強制し、「不適格教員」は「どんどん排除する」という。ふざけるな、だ。教基法改悪を阻止し、安倍政権を打倒しよう!
■渋谷でサウンドデモ 教基法改悪阻止を訴え
「教育基本法の改悪をとめよう全国連絡会」呼びかけの「12・3PEACE&FAIRパレード」が行われた。若者を中心に約60人が渋谷・宮下公園に集まり、サウンドデモ。渋谷・原宿をリレーアピールをしつつ踊り歩いた。学生が飛び入り参加する一幕も。四つ打ちリズムが響き渡り、デモは沿道から大注目。ビラも沢山はけた。デモ後のリレートークでは各地からの参加者が発言。週明けの教育基本法改悪の参議院採決を阻止する決意を述べた。
■共謀罪反対、有楽町で大街宣
12月3日、「1億2千万人 共謀の日3」が行われ、午後には有楽町マリオン前で街頭宣伝が行われた。サンタクロースが共謀罪反対のリーフのついた風船を配り、多くの家族連れにもアピールした。
「国会闘争速報」 発行:全国労組交流センター
東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂・伊藤ビル5F TEL 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
■情熱のハンストが再開 単組ごとの国会闘争も拡大へ
「教育基本法案を絶対に廃案にするぞ!」。11月30日朝9時、冷たい小雨を吹っ飛ばすような熱いシュプレヒコールで参院決戦のハンストが再開した。この日のハンスト者は被処分者を先頭に4名。
特別委員会に合わせてハンスト突入集会。ハンスト者が次々発言し、包囲ネットのMさんが「衆院段階でハンストが全国に波及し、また全国からここに集まり、ハンストを起点にしてたたかいが広がっていった。ここでがんばって廃案に追い込んでいこう」と締めくくった。
日中も断続的にリレーアピール。「国会前にくればきっと座りこんでいるだろうと思ってかけつけた」という京大生。また被処分者Hさんが傍聴報告。さらに日系企業の従業員全員解雇に対して150日以上の職場占拠をたたかう韓国山本労組遠征団が連帯挨拶にきて律動を披露した。社民党の福島みずほ党首も連帯挨拶。この日は小中学生の国会見学が非常に多く、子どもたちへ何度もアピールした。子どもたちの反応は上々、引率の先生からも声援が返ってきた。たたかいは確実に知れ渡っていることを実感できた。
東京教組が参議院の正面に陣取って16時から18時まで座り込みを行った。昨日に続き2日目だ。「国家が教育現場に介入することの恐ろしさを実感する。文科省の政策がストレートに現場に降りてくる。組合の国会行動は東京教組が唯一」「ここにきたら東京教組がいると知らせていく。衆院段階で国会前に全員集まれといったら非組の人もたくさんきた。組合員一人ひとりに響く形で国会前行動を訴えていく。職場で組織しよう」と決意表明が続いた。
■4日に地方公聴会
参院教育基本法特別委は30日、地方公聴会を12月4日に開くことを全会一致で可決した。与党は7日に同特委で締めくくり総括質疑と採決を行う方針。土日の街頭アピール、4日の地方公聴会闘争、4日からの国会前行動をさらに強化しよう。
◇「防衛省」法案が衆院通過
防衛「省」昇格法案が30日、自民・公明・民主などの賛成で衆議院を通過した。同法案には、海外派兵を自衛隊の本来任務に位置づける自衛隊法「改正」案も含まれていた。実質的に憲法9条を改悪する内容であり、断じて認めることはできない。
■行動予定
◎国会前座り込み
ハンスト者、連日の9〜18時
東京教組、連日の16〜18時
都高教、1日と4日の14〜16時
北教組、6〜8日
全国連絡会、6〜8日の9〜17時
◎12月1日(金)
11時半〜、国会前リレー集会 18時〜、総決起集会デモ/ところ:在日本韓国YMCAアジア青少年センタースペースYホール(千代田区猿楽町2の5の5)/主催:反戦共同行動委員会
◎12月3日(日)1億2千万人共謀の日3/12時〜15時、有楽町マリオン前リレーアピール
◎12月3日(日)12時50分〜
(若者による)PEACE&FAIRパレード/渋谷・宮下公園
◎12月5日(火)10時〜13時、共謀罪阻止の国会前行動(主催:共同行動)/18時〜19時、国会前集会(主催:全国連絡会)
◎12月6日(水)17時〜18時半、「ヒューマン・チェーン 第3弾」
◎12月8日(金)夕、日教組主催の中央集会・国会デモ(日比谷野音)
■国会前の発言 11月30日
◎東京「日の丸・君が代」被処分者・都立「障害児」学校教員Wさん 今日からハンストを再開し、廃案に追い込むまで闘う。衆院段階では闘いが人を結びつけ、たくさんの人が座り込み、採決がどんどん延びた。子どもたちが人を殺し、自分が殺される戦争の時代に二度とならないよう、広く訴えかけて力を集めて頑張ろう。
◎被処分者Fさん 自民党、公明党はどこまで堕落すれば気が済むのか。審議の時にいないような、公聴会も出席しない連中が採決だけきて可決する。もう一度衆議院からやりなおせ。教基法改悪で生徒、教員はどうなるのか。今ですら残業ばかりで教員は過労死寸前。まじめな人ほど続けられなくなる。すると役人の心を持った人が教育をやることになる。そんな世の中にすることを絶対に許してはいけない。
◎都高教Iさん ここに来ているみなさんは、上部団体に言われたからではなく、いてもたってもいられない思いで来ている。これが本当の闘いです。主権者として、国会がおかしい、組合もおかしい、だから立ち上がる、これこそ一番強い。
◎被処分者Hさん 国会を傍聴してきた。聞いてて嫌になった。国会前のシュプレヒコールは国会内に聞こえます。伊吹文科相は「牛乳・バターも昔は栄養があると言われたが、今は取りすぎはよくないと言われる」という例えで、教基法を変える必要があると。詭弁もいいところ。また民主党の議員も「なぜこんな無理な日程で連日審議するのか」と追及していた。やらせも内閣主導だと暴露された。審議すればするほどひどさが露わ。腹がたったのは席がガラガラだったこと。何が審議だ。
◎都高教・被処分者Uさん 日教組は座り込みの指示を出していない。しかし今「処分が云々」などと言う組合幹部の言葉に従う必要はない。教基法が改悪されたら、現場は校長や教育委員会の顔色をうかがう人間ばかりにされ、異分子は排除される。今こそ現場も含めあらゆるところで闘いを展開しよう。できることは何でもやろう。
もし向こうがこれ以上の攻撃をするなら、混乱は起きうる。それが不起立であれストライキであれ、一切の責任は向こうにある。労働運動の原点にのっとり、これからも運動を続ける。
◎都高教Aさん 「朝まで生テレビ」で森越委員長が「(座り込みをして)すみません」と発言したのはとんでもない話だ。12月8日の集会など単純には許されない。抗議の嵐にもっていきたい。日教組幹部の裏切りにもめげず全国から国会闘争が行われる。12月8日に通らなければ廃案にできる。
■おぞましき「いじめ提言」 教育再生会議 「改正」前提に方針化
「教育再生会議で、(教基法)改正案成立を前提に議論している」と、安倍首相は言った(30日の参院教基法特別委)。その教育再生会議が29、30日に連続して発表した「いじめ問題への緊急提言」と「中間報告素案」は、実におぞましい内容である。
いじめ問題については、@いじめた子どもには「奉仕活動、別教室での教育」などの規律を適用する、Aいじめを放置・助長した教員には懲戒処分を適用する、Bいじめ対策への取り組みを教員評価に盛り込む、としている。また、来年1月にまとめる「中間報告」の素案では、@「不適格教員を排除するため、あらゆる制度を活用する」、A学校に「副校長」「主幹」などの管理職を複数配置して学校運営を強化する、としている。
これらが、教基法の改悪によって行われる「教育」の中身なのだ。職場から怒りの闘いを徹底的に組織しよう。
■座り込みを謝罪した森越 組合員裏切る委員長は辞任せよ
「朝まで生テレビ」(テレビ朝日、11月24日深夜に放映)での、森越・日教組委員長の発言は絶対に許せない。八木秀次(高経大教授)「国会前で何百人も日教組の人たちが座り込んでいますよね。子どもたちが自殺している中で、どうしてああいうことやってんのかな」。森越委員長「すみません。先週で(座り込みは)やめました」。伊藤玲子(日本女性塾)「今でも毎日何やってんのー」。森越委員長「あれはうちの人たちではないんです」。
こんなにひどい発言は今まで聞いたことがない。現場の闘いを公然と裏切る日教組委員長は本当に許せないと思う。即刻辞めていただきたい。
八木は「新しい歴史教科書をつくる会」の前会長で、安倍のブレーン「5人組」一員だ。こんな極右思想の連中に教育が支配されたら、もっと大変なことになる。彼らが恐れる「国会前闘争」を、本気で、大規模に展開しよう。
「国会闘争速報」 発行:全国労組交流センター
東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂・伊藤ビル5F TEL 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
■28日夜の国会前集会 各地の高揚を国会へ 30日からリレーハンスト再開
28日午後6時、「教育基本法の改悪をとめよう! 全国連絡会」が主催する国会前集会が開催された。首都圏の教育労働者を中心に280人が集まった。
冒頭、呼びかけ人の小森陽一さんが「11月25日、北海道の1万人集会に参加してきました。全国各地で、教育基本法改悪反対の声がどんどん大きくなっています」と報告した。 「共謀罪に反対する表現者たちの会」に所属するミュージシャン・ZAKIさんが教育基本法改悪に反対する新曲を披露しようとすると、制服警官が殺到。みんなで妨害をうち破って歌いきった。千葉県佐倉市、神奈川県葉山町など各地で教基法改悪反対運動をしている人からの報告もあった。
東京の「日の丸・君が代」被処分者Fさんが「待ちに待ったハンスト、再開です!」と訴えると、大きな歓声がわいた。
また、全国連絡会から、12月3日には若い世代を中心に東京・渋谷でのデモパレード、5日は国会前集会、6日から8日は連日9時から午後5時まで国会前座り込みを行うことが提起された。集会後は首相官邸前に移動し、大きな声でシュプレヒコールを上げた。
◎共謀罪の審議入りを阻止
この日は早朝から「破防法・組対法に反対する共同行動」が「審議入り阻止」の国会行動に立ち上がった。与党が前日から「共謀罪の審議入り―強行採決」を強行に主張し始めたからである。緊迫した状況下での座り込みが続いた。ビラまきや集会も随時行われた。議会内での自民党の汚いやり口に怒りの声があがった(下の写真)。
国会前の集会では、「共謀罪に反対する表現者たちの会」のFさんが「自民党は『国際条約の批准のため』とのデマが暴かれると、『解明のために審議に入ろう』とほざいた。共謀罪審議入りを絶対に許さないあらゆる大衆闘争をやろう」と提起した。この日の審議入りは阻止したが、緊迫情勢に連日の闘いを構えていくことが確認された。
■行動予定
◎11月29日から連日の16時〜18時、東京教組の国会前座り込み
◎11月30日から連日の9時〜18時、リレーハンスト&座り込み
◎12月1日(金)
11時半〜、国会前リレー集会 18時〜、総決起集会デモ/ところ:在日本韓国YMCAアジア青少年センタースペースYホール(千代田区猿楽町2の5の5)/主催:反戦共同行動委員会
◎12月3日(日)1億2千万人共謀の日3/12時〜15時、有楽町マリオン前リレーアピール
◎12月3日(日)12時50分〜
(若者による)PEACE&FAIRパレード/渋谷・宮下公園
◎12月5日(火)10時〜13時、共謀罪阻止の国会前行動(主催:共同行動)/18時〜19時、国会前集会(主催:全国連絡会)
◎12月6〜8日の9時〜17時、全国連絡会の国会前座り込み
◎12月6日(水)17時〜18時半、「ヒューマン・チェーン 第3弾」
■“「不当な支配」は教組” 文科相答弁に反撃を!
教基法改悪政府案の第16条、「教育は、不当な支配に服することなく、この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきものであり…」の意味について、伊吹文科相は次のように言った。
「『不当な支配』という文言を残したのは、国会で決めた法律による教育と違うものが特定のイズムによって行われることを防止するためだ」
「もう一つは、学習指導要領に基づいて行われる教育は『不当な支配に当たらない』ことを明記したことだ。国旗国歌に関する東京地裁の判決(9・21予防訴訟判決)には控訴して争っているが、この点を明確にするのが今回の第16条だ」
(いずれも11月22日の参院特別委での答弁)
怒りなしに聞けない発言だが、ここに教基法改悪の狙いがある。「不当な支配」の意味を180度逆転させ、教職員組合の存在と闘いを圧殺することが核心だ。
そもそも現行教基法第10条の「不当な支配に服することなく」という文言は、戦前に国家が教育現場を支配し、教育を戦争動員の道具としたことに対する否定から生まれたもので、教育行政の「不当な支配」を禁じ、教育の自主性をうたったものである。ところが改悪案は、「正当な支配」が国と法律によるもので、「不当な支配」が「特定のイズム」=教組の存在にしようとしている。安倍政権は、この第16条を通して「国家のための、国家権力による愛国心教育」に戻ることを狙っているのだ。
しかし重要なのは、教育労働者の側が全面的に勝利した9・21判決を再三問題にしていることである。この判決は、「日の丸・君が代」の強制が「教基法10条の不当な支配に該当する」から違法だと断定し、違法な通達や職務命令に従う義務はない、としたものだ。教育労働者が、処分を恐れず、3年にわたって不起立・不伴奏で闘い抜いたがゆえに勝ち得た判決である。
安倍政権と支配階級が恐れているのは、教育労働者の団結した闘いである。団結を強化して立ち向かおう。
■国会前の発言 11月28日
◎東京「日の丸・君が代」被処分者Fさん 待ちに待ったハンスト、再開です。30日9時からここに集合して、リレーハンスト&座り込み行動をやります。先日の「朝まで生テレビ」では、八木秀次さんが日教組の座り込みを批判したそうですが、逆に言えば、それほど国会前での闘いは有効なんです。今の国会議員たちは国民の声を聞きたくない。だけどここを通ると、否が応でも声を聞かざるを得ない。これからも徹底的に国民の声を聞かせましょう。
私たち、教育基本法改悪反対派が多数派なんです。だから、教育基本法改悪案は絶対に廃案にできる。阻止できる。みんなでこの運動をどんどん広げましょう。またみんなでハンスト、座り込み、なんでもできることをやっていきましょう。そして仲間をどんどん増やしましょう。廃案まで頑張ります。
◎全国連絡会呼びかけ人・小森陽一さん 教基法改悪反対の声がしっかりと全国からあがっています。私は11月25日、北海道に行きました。組合や組織の壁を乗り越えて、お年寄りから若い人たちまで1万人を超える人が集まり、「教育基本法改悪を許してはならない」と熱い声をあげました。全国各地で、大きな集会がすべてかつてない規模で成功しています。
安倍政権の支持率が15%下落した。安倍政権が小泉政権と連携して汚い方法で世論を捏造し、子どもたちを死に追いやってきたことが明らかになったからです。教育基本法にもとづかない教育こそが子どもたちを苦しめ、先生がたを苦しめているという現実をもっと広めよう。そうすれば参議院で教基法改悪を廃案にできます。一日一日を全力で闘いぬこう。
■北海道で1万人集会 改悪阻止で大同団結
11月25日(土)、札幌市大通り公園で「教育基本法改悪案を廃案にしよう! 11・25全道1万人集会」が開催された。上部団体の違いを超えて教育労働者が総結集し、市民団体も含めた大統一集会としてかちとられた。集会中、司会者から「参加が一万人を超えました」と報告されると、会場から大きな歓声があがった。
小樽から駆けつけた保護者は「国に教育をのっとられてはいけない。可能性がゼロに成らない限り、たたかい続ける」と決意表明した。
集会後、13台の宣伝カーが動いて長蛇のデモ行進。参加者は、声の出せる限りの大声でアピールした。
「国会闘争速報」 発行:全国労組交流センター
東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂・伊藤ビル5F TEL 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
■職場で団結固め、国会闘争へ 12・1緊急行動(主催・反戦共同行動)に集まろう
政府・与党は「27日から1週間ごとに26時間審議すれば(教基法改悪案の)採決の要件を満たす」(参院自民党幹部)として、12月上旬の採決を狙っています。しかし、「闘えば勝てる」「絶対に負けない」という教育労働者の決意が強まっています。安倍首相や伊吹文科相の暴言に対する怒りが激しくなっています。各団体の行動方針もどんどん提起されています(裏面参照)。職場や地域で仲間を組織し、団結を固めて国会闘争に総決起しよう。
12月1日(金)、反戦共同行動委員会が呼びかける緊急行動に結集しよう。
■教基法改悪ストップ11・25集会 「委員長は国会前に来い!」 組合員から次々と本部弾劾のヤジ
「委員長は国会前に来い!」「国会前に座り込め!」
11月25日、日教組など9団体によって構成される「教育基本法改悪ストップ実行委員会」が主催した全国集会で、改悪阻止のために何ひとつ行動しない日教組本部・森越委員長に、組合員の怒りのヤジが飛んだ。
日比谷公会堂で開かれた集会に集まった3500人の大半が北海道から沖縄まで全国各地の日教組組合員である。集まった組合員のまなざしは真剣だ。単組ごとにそろいのゼッケンや鉢巻きをしめ、職場で改悪反対の思いをつづった寄せ書きの横断幕などを持ち、「なんとしても改悪を阻まなければ」という思いで集まってきた。
しかしその対極で、集会内容はひどかった。主催者あいさつに続いて発言したのはEI(教育インターナショナル=世界各国の教職員の国際組織)のフレッド・ヴァン・リューエン事務局長だった。誰もが「一体なぜ?」と思った。
しかし理由はすぐにわかった。10月26日の日教組集会で、8500人の組合員を動員しながら森越委員長が不在だったことに多くの組合員が抗議した。その言い訳をするためにEI事務局長を呼んだのだ。なんということか! 50分足らずの集会で、EI事務局長が15分も発言し、森越委員長が言い訳発言に終始した。
森越の発言でも集会全体をとおしても、何ひとつ今後の行動方針はなかった。衆院段階では一応は国会前座り込み方針を出したが、参院段階ではまったく何もしないということだ。「具体的方針がないじゃないか!」「行動提起はないのか!」。集会が終わりに近づくと、さらに大きな声でヤジが飛んだ。
集会後は銀座デモ。デモ行進中の組合員に集会の感想を聞くと、日教組本部への怒りの声が次々と返ってきた。
森越はこの間、全国を動員した座り込みに一度も参加したことがない。教育会館からたった2`ほどしかない国会前に、なぜ顔を見せもしないのか? なぜ行動方針を出さないのか? このまま改悪されても構わないということではないか!
「闘う日教組を再生しなければ、私たちは生きていけない」。集まった教育労働者は、怒りをあらわにしながら、新たな闘いへの決意を固めた。
■森越発言に怒りの声
◎大阪教組Mさん(男性) 森越発言は10月の日教組集会を欠席した言い訳に終始した。「そのためだけにわざわざ組合費を使って人をベルギーから呼んだのか」と言いたい。ストライキで闘ってこそ展望が開けるはず。職場の仲間はみな、教基法改悪を何としても阻止したいと思っている。その感覚とかけ離れている本部の姿勢は、怒りに耐えません。
◎大阪教組Tさん(女性) 何回か国会前座り込みに行っています。16日の採決の時もすっごい腹が立ったから無理して行きました。でも委員長の発言には「衆院採決弾劾」の一言もない。現場組合員の気持ちが全然共有されてない。すごくイライラしました。委員長ならば、自分が先頭に立って座り込みをして、スト指令を出すべき。こんな重大事態なのに粛々と授業が行われている方がおかしい。
◎大阪教組Sさん(女性) 「日教組をつぶす」と言われているのに、委員長には怒りがまったくない。そこに一番危機感を覚えます。教基法が変わると、学校と教育に関わる法律は全部変えられ、学校現場は180度変えられる。このすさまじさを日教組本部はとらえていない。日教組は何万という数を動員して闘うべき。本部は組織の力を生かそうとしていない。怒りを感じます。
◎神奈川県教組Sさん(女性) 「なんだ、森越の言い訳集会じゃないか」と思った。北海道や沖縄、遠くから来ている組合員に申し訳ない。私は貧乏で育ったけれど、今の教基法があるからみんなと一緒に教育を受けられた。改悪されたら、お金のある人たちだけの教育になってしまう。
◎神奈川県教組Oさん(男性) 教基法が変えられたら、市教委が「愛国心教育をやっているかどうか」を見に来て、「こいつはやってない」となって、教員免許更新制で「更新しない」。「日の丸・君が代」をめぐってやっていることを見ると、それは十分あり得る。それこそ軍国主義教育。怖いです。
◎都高教Uさん(男性) 日教組本部は国会闘争をまったくやる気がない。許せない。教基法が改悪された後の教育が、東京では先取りされている。改悪されたら、それが全国に広がり、もっとひどくなる。これまでは行政の不当な介入を禁じていたものが、今度は僕らの活動が「不当な介入」とされる。絶対に反対して闘う。
■関西で教基法デモ 共闘の輪が広がる
あいにくの小雨のなか、さまざまな潮流の25団体が大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀から結集した。教基法改悪に反対する「一日共闘」の関西集会が11月26日、390名の参加で大成功した。
各団体のリレートークは、「日の丸・君が代」不起立闘争や評価システム攻撃との闘いを貫いて教基法改悪案の廃案へ闘いぬくとの決意にあふれた。京都大学名誉教授の林功三氏は、河合隼雄を徹底弾劾し、教基法改悪攻撃と徹底的に闘うと発言した。また、参院段階の国会闘争に立ち上がることを確認し、集まった14万円余のカンパも、全国連絡会の意見広告費と、国会闘争にかけつける教育労働者の交通費援助とすることが確認された。
集会後、青年たちの太鼓を先頭に梅田OSビルまでデモ行進した。全国連絡会事務局次長の井前氏の音頭でシュプレヒコールをあげ、明日からの闘いの決意を確認しあった。
■教基法改悪阻止などの行動予定
◎11月28日(火)
9〜13時、共謀罪阻止国会前行動(主催:破防法・組対法に反対する共同行動)
18〜19時、教基法改悪反対国会前集会(主催:全国連絡会)
◎11月29日から連日の16時〜18時、
東京教組の国会前座り込み
◎12月1日(金)
11時半〜、国会前リレー集会 18時〜、総決起集会デモ/ところ:在日本韓国YMCAアジア青少年センタースペースYホール(千代田区猿楽町2の5の5)/主催:反戦共同行動委員会
◎12月3日(日)12時50分〜
(若者による)PEACE&FAIRパレード/渋谷・宮下公園
◎12月5日(火)18〜19時、国会前集会(主催:全国連絡会)
◎12月6〜8日の9時〜17時、全国連絡会の国会前座り込み
◎12月6日(水)17〜18時半、「ヒューマン・チェーン 第3弾」
「国会闘争速報」 発行:全国労組交流センター
東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂・伊藤ビル5F TEL 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
■教基法と共謀罪でジョイント集会 「翌週から連日決戦だ」
11月23日、「やめろ!教育基本法改悪/つぶせ!共謀罪/11・23ジョイント行動」が、東京・京橋プラザ区民館で開かれた。都教委包囲首都圏ネットワークと破防法・組対法に反対する共同行動の2団体が共催したもので、10月22日に行われたジョイントデモの第2弾。250人余の労働者・市民・学生が参加した。
集会全体に、臨時国会闘争の前半戦を闘いぬいてきた両者の「教育基本法改悪も、共謀罪新設も、絶対につぶせる」という確信があふれていた。参議院で審議が始まった教基法改悪案を廃案にするため、翌週からの国会闘争に総決起していこうと誓い合った。
共同行動の石橋新一さんの開会あいさつに続き、関東学院大学教授の宮本弘典さんが講演した。「つぶせ!共謀罪トーク」では、山下幸夫弁護士、「表現者の会」の林克明さん、動労千葉の滝口誠さん、靖国・天皇制問題情報センターの星山京子さんが発言した。
山下弁護士は、「法務省が99年に『共謀罪は日本の法体系にあわない』と言っていたことが明らかになった。政府と法務省はウソばかり。それでも、審議を再開して強行採決することを狙っている」と述べ、油断せず闘おうと訴えた。動労千葉の滝口さんが「このかん全国オルグに行ってきたが、各地で教育労働者が『来春、東京に続いて闘おう』と言っている」と報告すると会場は大いにわいた。
集会後半は「やめろ!教基法改悪トーク」。「東京の教育現場からの反撃」と題して杉並区教組、新宿区教組、品川区教組の代表が発言した。「日の丸・君が代」強制反対・予防訴訟の原告が9・21勝利判決について報告。国会前ハンストを呼びかけた東京の「日の丸・君が代」被処分者は、今後もハンストと座り込みを続けると表明した。
まとめを行った都教委包囲ネットの見城赳樹さんは「会期末まで力を振り絞って闘おう」と提起。集会後は銀座の大通りから日比谷までのデモで、沿道の人が手を振ったり声援してくれたりと、すごい注目だった。?
■教員評価制阻止 全教組もストへ 民主労総ゼネスト決起
11月22日、韓国全土で労働基本権獲得と韓米FTA阻止をスローガンに掲げ、民主労総20万組合員がゼネストに立った。
午後1時、ソウル市庁前広場は7000人の全教組(全国教職員労働組合、組合員約9万人)で埋まった。大学改革に反対し3週目の同盟休校を闘っている教育大生たちも参加、「教員評価制阻止と成果給撤廃のための教師決意大会」が行われた。
民主労働党を支持したことを理由に教職を奪われたチャンヘオク全教組委員長は、「私たちは懲戒など恐れない。私たちの闘いで、お金ではなく、人間が中心となる教育をつくろう」とアピールした。?
■集会発言
◎東京・杉並区教組Hさん 教育基本法が改悪されれば、行政が教科書を選び、それに反対する教組は弾圧してくる。杉並では今年4月から「つくる会」の歴史教科書が中学校に入った。現場では校長・教頭が歴史の授業を監視し、授業中に教科書を開かなければ「教科書を使っていない」と問題にしてくる。合わせて組合役員が次々と区外異動させられている。組合事務所からも出て行けという攻撃。私たちは絶対に居座り続けます。
◎「日の丸・君が代」強制反対・予防訴訟原告Nさん 9・21判決は、全国のさまざまな運動と結びついてかちとられたもの。そして何よりも、東京の教職員が処分を恐れず果敢に闘いぬいてきたから。数十年来、軍服を着た右翼が押しかけて日教組大会や教研を妨害して騒いできたが、今は軍服を着た右翼がネクタイを着けて首相の座に座っている。東京では「10・23通達」以降、身も心も都教委に合わせていく管理職が激増している。ナチスの歴史と同じことを繰り返そうとしている。
◎東京「日の丸・君が代」被処分者・リレーハンスト呼びかけ人Wさん 私たち現職教員は毎日8時・9時まで学校で仕事を続けている現実の中で、「日の丸・君が代」で解雇や嘱託不採用とされた先輩たちがハンストをつないでくださったことに感謝しています。リレーハンストを始めたことで、国会前に闘争の拠点をつくることができた。全国でいてもたってもいられない思いを持っていた人たちが駆けつけてきてくれた。こうした闘いが、衆院採決を遅らせる力になったと確信しています。参院段階でもリレーハンストを続け、最後の最後まで闘う決意です。
◎共同行動事務局Iさん 昨日の理事会で与党は「共謀罪の審議をしたい」と発言した。野党が追及すると沈黙したが与党は来週以降の審議日程を一切明らかにしない。審議入り即強行採決を目論んでいる。与党がどういう形ででてこようと共謀罪を廃案に追い込むために一ヶ月全力をあげたい。共謀罪と教基法は一体のもの。戦前の日本精神への国民動員と治安維持法がセットで登場してきた。私たちの合言葉は「悪法は本気で潰しにいく」だ。?
■参院特別委の安倍首相発言 教基法改悪の本音飛び出す
22日から参院特別委員会で教基法改悪案の実質審議が始まりました。ここで安倍首相は、「学校のセレモニーを通じて国旗・国歌に対する敬意尊重の気持ちを育てることは極めて重要だ」と強調し、教育労働者の闘いがそれを阻んでいることは大問題だと述べました。「日の丸・君が代」強制の狙いは国家への忠誠を誓わせ戦争に動員することだと認め、不起立闘争に大打撃を受けていることを告白したのです。
さらに政府と自民党は、都教委の通達とそれに基づく職務命令は教育への「不当な支配」に当たると認定した9・21判決への憎悪をむきだしにして、教基法を変えればこの判決を覆せるとしています。「教育は法律の定めるところにより行われる」との規定を盛り込むことで、国家の出す命令と統制に教育現場が従うことを義務づけ、逆に改悪教基法を使って教組の破壊・解体にのりだそうというのです。
攻撃の核心が「まず教基法、次に改憲」(そのためには)「日教組と自治労の壊滅を」(森発言)にあることは明らかです。これを真っ向から打ち破る道は、教基法改悪阻止と同時に、その中で日教組を真に闘う労働組合としてよみがえらせることです。それが不可欠です。ここで絶対に勝ちぬこう。?
■行動予定
◎11月28日(火)
9〜13時、共謀罪阻止国会前行動(主催:破防法・組対法に反対する共同行動)
18〜19時、教基法改悪反対国会前集会(主催:全国連絡会)
◎12月1日(金)
11時半〜、国会前リレー集会
18時〜、総決起集会・デモ
ところ:在日本韓国YMCAアジア青少年センタースペースYホール(千代田区猿楽町2の5の5)
主催:反戦共同行動委員会
「国会闘争速報」 発行:全国労組交流センター
東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂・伊藤ビル5F TEL 03-3845-7461 FAX? 03-3845-7463
■11・21国会前 「勝負はこれからだ」 教育現場から続々と決意
衆院強行採決と沖縄県知事選を経て、いかに闘うか。11月21日、国会前で不安を吹っ飛ばす新たな闘いの火蓋がきられた。
早朝から「破防法・組対法に反対する共同行動」が共謀罪の新設に反対して一日行動。横断幕をいくつも並べ、座り込み、集会を行った。共謀罪とは、相談しさえすれば、犯罪行為が実行されなくても罰することができるというとんでもない治安立法だ。例えば、卒業式での「君が代」演奏を体を張って阻止すると相談すれば、実際には実行しなくても逮捕だ。教基法改悪とも一体の極悪法だ。
安倍は「死んだふり作戦」。沈黙しておいて、隙をみて強行採決するつもりだ。狙いを見抜いた共同行動の仲間は、「沈黙段階で集中攻撃だ」と、弾劾行動を終日続けた。
18時からは「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」の火曜日・国会前集会だ。日が暮れるとともに国会前の人垣は分厚くなり、300人までふくれあがった。とりわけ職場から大急ぎで駆けつけてきた教育労働者の参加が多い。
どの発言も激しい怒りとともに明るい展望に満ちている。「内容的な審議ゼロのまま強行採決。現場が認めるわけがない」「やらせ問題で急速に運動が広がった」「街頭では署名集めに列ができている」「沖縄は一番失業率が高い大変なところ。そこで露骨な利益誘導にも負けずに30万票もとった。安倍への怒りは広がっている」。