2019年1月アーカイブ

2019年1月 1日発行 第0346号

(写真 12・9動労総連合第33回定期全国大会で組合歌を合唱する組合員) 目次 ◎甦る労働組合 奪われてきた団結を取り戻し、2019年勝負の年へ!〔特集〕●結成30周年 改憲阻止で荒々しい階級闘争を復権しよう! ●動労総連合大会報告 ●国鉄1047名解雇撤回2・10集会へ!★2019年新年アピール 田中康宏(全国労組交流センター代表・動労千葉委員長) 結成30周年、改憲阻止で荒々しい階級闘争を復権しよう!― 動労総連合第33回定期全国大会 ― 3月ダイ改合理化・乗務員勤務制
月刊『労働運動』34頁(0346号00/01)(2019/01/01)


月刊労働運動 2019年01月号 目次

星野 勝紀(全国労組交流センター常任運営委員、全逓部会) 2018年、米・中の貿易戦争が武力衝突に転化してもおかしくない情勢の中で、帝国主義間の争闘戦はますます激化してきました。そうした情勢下で、安倍政権も遅れをとってはならないと、危機にかられた結果が改憲と働き方改革の推進でした。これは戦争をするためのひとつの攻撃です。 国鉄分割・民営化以来、新自由主義攻撃として貫かれてきたことは、改憲・戦争と民営化―労組破壊でした。戦後の終身雇用、年功序列賃金、企業内組合というあり方を根
月刊『労働運動』34頁(0346号01/01)(2019/01/01)

甦る労働組合
奪われてきた団結を取り戻し、2019年勝負の年へ!

結成30周年、改憲阻止で荒々しい階級闘争を復権しよう! ★2019年新年アピール田中 康宏(全国労組交流センター代表・動労千葉委員長) ◆結成30周年の節目の年  2019年は、全国労組交流センターにとって30周年という節目の年になります。激動情勢で全国労組交流センターの飛躍が問われていて、交流センター運動を発展させる年にしていきたいと思います。 全国労組交流センターが生まれたのは、国鉄分割・民営化が強行され、総評解散・連合結成の1989年でした。ナショナルセンターが解散す
月刊『労働運動』34頁(0346号02/01)(2019/01/01)


結成30年、改憲阻止で荒々しい階級闘争の復権を!

動労総連合の本格的組織拡大を実現しよう!  動労総連合は12月9日、千葉市・DC会館にて第33回定期全国大会を開催し、第3の分割・民営化攻撃、安倍政権の改憲・戦争攻撃と対決し、動労総連合の組織拡大で反撃する闘いの方針を確立した。大会は、梶ヶ谷代議員(千葉)を議長に選出して議事が進められた。 つかんだ可能性を発展させよう  冒頭、あいさつに立った田中委員長は、新潟、西日本、神奈川などを先頭に闘われている解雇撤回闘争が決定的に会社側を追い詰めていることを挙げ、「犠牲をグループ会
月刊『労働運動』34頁(0346号03/01)(2019/01/01)


動労総連合第33回定期全国大会
3月ダイ改合理化・乗務員勤務制度改悪粉砕!

(写真 9・10千葉県労働委員会闘争) 片峯 潤一(動労総連合書記・国鉄闘争全国運動事務局) 動労総連合は10月22日、国鉄1047名解雇撤回に向けて新たな行政訴訟を提起し、47人の大弁護団を結成しました。それは、安倍政権による「働き方改革」と称する労働基本権破壊の攻撃と一体の労働委員会解体攻撃との闘いです。 国鉄改革法との闘い  国鉄1047名解雇撤回闘争は、国鉄分割・民営化によるJR不採用=不当解雇をめぐって30年以上にわたり闘いぬかれてきました。それは戦後最大の労働運
月刊『労働運動』34頁(0346号04/01)(2019/01/01)


国鉄1047名解雇撤回闘争の新たな闘いに踏み出し、2・10国鉄集会へ!

全労働者の力で粉砕し、仲間を奪還しよう! 冨山小太郎(関西労組交流センター) 12月8日、大阪市・中央区民センターで、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(以下、関生支部)に対する一連の弾圧を許さないために、「労働組合つぶしの大弾圧を許さない12・8集会」(主催・実行委員会)が600人の大結集で打ち抜かれました。 関生支部への弾圧は、安倍政権による改憲・戦争攻撃そのものであり「共謀罪のリハーサル」(集会決議)とも言うべき労組破壊攻撃です。逮捕された仲間は完全黙秘を貫
月刊『労働運動』34頁(0346号05/01)(2019/01/01)


関生支部への弾圧は改憲・戦争攻撃の最先頭の攻防

(写真 11・19特区連集会に1300人結集) 大谷 京子(全国労組交流センター自治体労働者部会 東京都北区職労執行委員) 東京都北区役所で働く、北区職労の執行委員の大谷京子さんから、今秋の闘いと自治体の仕事、今後の課題について話していただきました。 (インタビュー 米山良江) マイナス人勧との闘い Q 秋闘で大幅賃下げを阻止しましたが、どう闘ったのですか。A 先ず署名が二段階ありました。一つは人事委員会に抗議をする署名、これは初めてです。いつもは区長会長と自分の区の区長宛
月刊『労働運動』34頁(0346号06/01)(2019/01/01)


産別・戦線の闘い 第19回
自治体労働者の闘い
特区連人勧闘争でつかんだこと、今後の展望

(写真 労働委員会闘争に結集した仲間たち) 3つの評価制度を廃止しよう! 日野 亮(愛媛労組交流センター全逓部会) 2018年2月14日、愛媛県労働委員会に、「スキル評価制度」「郵政版無期転換制度」「人事・給与制度」の廃止を申し立てました。以来5回の調査、2回の審問を終え、3月に「決定」が出る予定です。 3つの評価制度は、会社の「儲け」への貢献度が唯一の評価基準です。労働者の価値観と絶対的に対立します。非正規労働者のスキル評価も、正規労働者の人事評価も、第1次評価者は多くが
月刊『労働運動』34頁(0346号07/01)(2019/01/01)


●郵政労働者の愛媛労働委員会闘争の報告

(写真 労働委員会闘争に結集した仲間に訴える星野さん) スキル評価は労働者の団結破壊日本郵政は審問に出て来い! 岩本 正治(東京労組交流センター全逓部会) スキル都労委闘争が審問を迎える  私たちは、2017年4月3日、日本郵政と日本郵便を相手に、①スキル評価制度による労働組合への支配介入を止めること。②スキル評価制度を悪用した無期転換制度の実施をとめること。この2点で、東京都労働委員会に申立て、2018年11月26日、ついに審問を迎えました。 今回の労働委員会闘争は、20
月刊『労働運動』34頁(0346号07/02)(2019/01/01)


●郵政労働者の東京都労働委員会闘争の報告

(写真 チャホノ支会長) 階級的労働運動で戦争に反対し、国際連帯を強化する方針に感銘した! 民主労総金属労組旭非正規職支会 チャホノ支会長 動労千葉同志たちに会う  生まれて初めて飛行機に乗った。怖かった。飛行機に乗らなければならない怖さで胸がドキドキして夜も寝そびれた。しかし日本に行く飛行機の窓から眺める風景は、一幅の絵のようにきれいだった。雲と海、山と川が一望に見渡すことができた。驚いた。空港から離陸する時と着陸する時は、飛行機が揺れ、怖くなり少し目を閉じた。成田空港に
月刊『労働運動』34頁(0346号08/01)(2019/01/01)


『国鉄分割・民営化と闘って30年 労働運動の変革をめざして』を読んで

(写真 こども園・小中学校の統廃合反対集会に120人が結集) 豊中で始まっている「こども園廃止」攻撃は労働組合つぶし攻撃だ!  11月23日、大阪の豊中市立労働会館で、保育労働者の会、保護者の会、住民の会が主催する「こども園・小中学校の統廃合に反対する交流集会」に120人が集まりました。集会開始が近づくと、子ども連れの保護者や地域の住民が次々かけつけ、集めた統廃合反対署名を回収箱に入れていきました。保育室は子どもたちで満杯になりました。 集会は、保育労働者、保護者、住民が思
月刊『労働運動』34頁(0346号09/01)(2019/01/01)


関西のたたかいの中から!
こども園・小中学校の統廃合に反対する交流集会に120人が結集

(写真 1917年3・8ロシア女性労働者の決起) 野田 里美(関西労組交流センター女性部) 11月15日に大阪で「女性の怒りはもう止められない! 戦争を革命へ! 戦争反対! 働き方改革粉砕! ロシア革命と女性労働者の闘い」をスローガンに、婦人民主クラブ全国協議会の鶴田ひさ子さんを講師にお招きして、女性部学習会を行いました。男女合わせて約60人が参加しました。 100年前のロシア2月革命の突破口を開いた3月8日国際婦人デーの女性労働者、労働者家族の「パンをよこせ! 戦争反対!
月刊『労働運動』34頁(0346号10/01)(2019/01/01)

ひめじょおん―女性部から
「ロシア革命と女性労働者の闘い」学習会の感想

「インターバル規制」とは?  「働き方改革関連法案」が連合の裏切りによって成立したのは周知のことである。2017年3月28日の政府の「働き方改革実現会議」(議長・安倍総理大臣)直前の3月13日に「時間外労働の上限規制に関する労使合意」が為され、「1、上限規制」という項目の中に「一時的な業務量の増加がやむを得ない場合の上限については......(時間外労働について)休日を含んで、単月は100時間を基準値とする」と明記されている。「2、勤務間インターバル制度」という項目で、「終業
月刊『労働運動』34頁(0346号11/01)(2019/01/01)

労働組合運動の基礎知識 第51回
「インターバル規制」とは?

(写真 12・8山陽測器闘争勝利和解報告・祝賀会) 森実 知恵美 (広島連帯ユニオン執行委員) 10月23日に完全勝利和解  山陽測器解雇撤回の闘いは、10月23日、M組合員(広島連帯ユニオン)の完全勝利の和解を実現しました。 2015年11月13日にM組合員が即日解雇されてから3年間、「解雇撤回・原職復帰」をめざしてとことん闘い抜き、会社を徹底的に追い詰め、M組合員も組合も満足のいく形での和解をかちとりました。また、11月1日に広島県労働委員会命令(解雇撤回・原職復帰)取
月刊『労働運動』34頁(0346号12/01)(2019/01/01)


闘う合同一般労組
山陽測器の解雇撤回闘争は完全勝利の和解を勝ち取った!

(写真 「星野さんを自由に」を掲げ高松市内パレード) 高橋 敦(香川労組交流センター・教育労働者) 星野さんを取り戻す団結した力  11月25日、高松市で「沖縄闘争を闘い獄中44年 星野文昭さん絶対解放 全国集会in高松」が開催され、全国から650人が集まりました。無実の星野さんを取り戻すために、今年2回目となる高松での集会とパレードでした。「44年の拘束の上での懲罰は、拷問だ。星野君の健康のことを、更正保護委員会はどう考えているのか、説明しなさい」という元参議院副議長の角
月刊『労働運動』34頁(0346号13/01)(2019/01/01)

地平線
2019年「改憲・戦争阻止!大行進」運動で団結し、星野奪還、改憲阻止を実現しよう!

 世界移住労働者の日を契機に、全国の移住労働者の人権と労働権の拡大のために移住労働者、労働団体らが全国共同行動を行った。 移住労働者、労働組合、移住共同行動、民主労総は、16日午後、セジョン文化会館前で移住労働者大会を開き、移住労働者たちの人権と労働権を保障せよと要求した。 12月18日、国連が定めた世界移住労働者の日を前後して、世界各国では移住労働者と移住民の権利を実現するための多様な行動が行われる。韓国でも、この数十年間、移住労働者の日集会等の行事が開かれてきた。今年はソ
月刊『労働運動』34頁(0346号14/01)(2019/01/01)


Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№42
12月18日世界移住労働者の日移住労働者たちが共同行動

読者の声 動労福島・宮城県支部の職場活動  JRのグループ会社、JRテクノサービス仙台(Jテック)で働く3人の支部組合員は仙台駅の清掃と新幹線車両の清掃の仕事をしています。この時期は寒さと闘いながらの仕事です。職場に入って、2年数カ月から3年、支部結成から2年が経ちました。 JR東日本は史上最高益を更新し続け、清掃労働は重労働なのに、正社員・準社員・パート、おしなべて低賃金です。働きながら、同僚と「賃金が安い。仕事と賃金が見合わない」「上の方ばかり、いい思いをしている」「会社
月刊『労働運動』34頁(0346号15/01)(2019/01/01)


読者の声、まんが、編集後記

沖縄辺野古の土砂投入抗議行動 12・14沖縄12月14日午前11時、安倍政権・沖縄防衛局は、全県民の辺野古新基地建設阻止の思いを踏みにじり、辺野古崎南側の埋め立て予定地に土砂を投入した。土砂投入は改憲、安保強化、大軍拡に突き進む安倍政権による暴挙以外の何物でもない。「土砂投入許さない!12・14辺野古浜集会」(オール沖縄会議主催)が行われ、1千人の労働者人民が結集した。 入管法改悪反対の集会とデモ 12・15神奈川12月15日、改憲・戦争絶対とめよう川崎集会&デモ(主催 合
月刊『労働運動』34頁(0346号16/01)(2019/01/01)


PhotoDocument 2018年12月