2019年6月アーカイブ

2019年6月 1日発行 第0351号

(写真 4・21尼崎事故14か年弾劾!現地闘争で、尼崎駅から事故現場までデモ行進!) 月刊労働運動 2019年06月号 目次 ◎甦る労働組合 原則的で柔軟な労組交流センター運動を〔特集〕●5・1メーデーに815人が結集、銀座デモ!    ●6・9国鉄闘争全国運動集会へ結集を!    ●杉並区議選勝利の報告天皇即位でメーデーをつぶさせない! 改憲・戦争させない! 5・1メーデーに815人が結集 川添順一(「改憲・戦争阻止!大行進」事務局)戦後最大の労働政策転換と対決 国鉄闘争
月刊『労働運動』34頁(0351号00/01)(2019/06/01)


月刊労働運動 2019年06月号 目次

西田 貴広(全国労組交流センター常任運営委員 全逓部会) 全国労組交流センターが結成されて30年です。総評解散以降、既成の労働組合の多くは、民営化攻撃に屈服し、解雇撤回を投げ捨て、ストライキを放棄しました。 しかし、全国労組交流センターは、小なりといえど労働組合の原理・原則を守り抜いて闘ってきました。そしていよいよ、戦後最大の雇用破壊と生活破壊攻撃が、改憲攻撃と「働き方改革」の名のもとに開始されようとしています。その焦点に労働組合解体攻撃が据えられています。闘う労働組合を甦ら
月刊『労働運動』34頁(0351号01/01)(2019/06/01)


甦る労働組合
原則的で柔軟な労組交流センター運動を

(写真 女性を先頭にデモ行進する隊列) 天皇即位でメーデーをつぶさせない! 改憲・戦争させない! 川添 順一(「改憲・戦争阻止!大行進」事務局) 「天皇即位でメーデーをつぶさせない!」「5月1日は労働者の日だ、メーデーに集まろう!」。〈改憲・戦争阻止!大行進〉は5月1日にメーデー集会を開き、銀座デモを断固闘いました。東京・中央区の銀座ブロッサム中央会館での集会には815人が集まりました。ビラを見て参加してきた労働者、学生もいました。 安倍政権は、メーデーに新天皇の即位と改元
月刊『労働運動』34頁(0351号02/01)(2019/06/01)


5・1メーデーに815人が結集

国鉄闘争を軸にあらゆる闘いの結集を! 上野公園野外ステージに大結集を 6月9日(日)12時開場、13時開会 6・9全国集会に向けて4月に開催された国鉄闘争全国運動の呼びかけ人会議での発言を紹介します。(文責・編集局) ●葉山岳夫さん (動労千葉弁護団 団長)  千葉県労働委員会の問題は現在、千葉地裁で行政訴訟となっている。不採用基準の策定は不当労働行為であるという判決が15年6月に確定し、これに基づくJR東への団体交渉の申し入れをめぐり去年5月に千葉県労働委員会に申し立てを行
月刊『労働運動』34頁(0351号03/01)(2019/06/01)


戦後最大の労働政策転換と対決 国鉄闘争全国運動6・9集会へ

(写真 動労総連合第33回定期中央委員会で挨拶する田中康宏委員長) ※4・27動労総連合第33回定期中央委員会の報告 「運転士・車掌廃止」提案粉砕!第3の分割・民営化ー分社化・転籍攻撃ゆるすな! 動労総連合の本格的組織拡大の実現を!  4月27日、動労総連合第33回定期中央委員会がDC会館において行われた。各単組の仲間が参加し、第3の分割・民営化攻撃粉砕、改憲・戦争阻止、動労総連合の本格的組織拡大実現に向けた闘いの方針を確立した。 ◆激動のJR情勢における決戦を闘う  開会
月刊『労働運動』34頁(0351号04/01)(2019/06/01)


4・27動労総連合第33回定期中央委員会の報告

(写真 東京高裁前でシュプレヒコール) 5月10日、東京高裁は動労総連合出向無効確認裁判で外注化・出向命令容認の不当判決を出した。われわれはこの不当判決を満腔の怒りを込めて徹底弾劾する!これが判決と呼べるか! 判決は、職場の実態を調べることもなく、ただ会社主張を書き写しただけのものだ。  「原則3年」と言いながら、大部分の現場労働者が無制限に出向を延長されている。派出などの職場では、出向の目的であるはずの「教育」「技術継承」の相手さえいない。そういった職場の現実を判決ではすべ
月刊『労働運動』34頁(0351号05/01)(2019/06/01)


動労総連合出向無効確認裁判5・10控訴審不当判決弾劾!

(写真 5・25勝利報告集会) 元木 康亮(動労西日本広島メンテック分会員)  広島県労働委員会は4月23日、10か月の調査、審理の後、JR広島メンテック会社が、2017年12月に行った動労西日本・元木組合員(新幹線車両清掃)への解雇は不当労働行為であると認定した。 労働委員会は、「会社は1か月の有期労働契約期間中に、元木組合員が採用前にJRに批判的な組合ビラを配布したことを把握し、これにより元木組合員が組合方針に賛同し、組合活動に協力的な行動をしてきた人物であると認識した
月刊『労働運動』34頁(0351号06/01)(2019/06/01)


動労西日本に勝利命令―解雇は不当労働行為と認定

冨山 小太郎(関西労組交流センター) 4月21日、「尼崎事故を繰り返すな!尼崎事故14カ年弾劾!全国総決起集会」が、JR尼崎駅北口広場で開かれました。この集会は、動労千葉と国鉄闘争全国運動・関西が主催し、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部や全国金属機械労組港合同などが加わる集会実行委が呼びかけて毎年開催しています。事故から14年目の集会には、185人が参加し、事故現場までデモをしました。尼崎事故を押し隠すJR西日本 昨年9月、JR西日本は尼崎事故現場に「祈りの杜」と呼ばれる
月刊『労働運動』34頁(0351号07/01)(2019/06/01)


尼崎事故を繰り返すな! JR弾劾し現地で集会・デモ

(写真 4・28郵政非正規ユニオン大会で真剣に議論) 産別・戦線の闘い 第25回 郵政労働者労働者の闘い※郵政非正規ユニオン第7回定期大会の報告 正規と非正規、解雇者と職場組合員との団結かちとる 大畠 公彦(郵政非正規ユニオン) 郵政非正規ユニオン定期大会が4月28日に開催されました。郵政資本と闘うユニオンの意義を確認し新たな闘いの方針を確立した報告が寄せられました。 ◆非正規は社会変革の主体だ  「非正規は哀れな存在ではない。社会変革の主体だ」と、声高に齋藤裕介委員長が訴
月刊『労働運動』34頁(0351号08/01)(2019/06/01)


産別・戦線の闘い第25回 郵政労働者労働者の闘い 郵政非正規ユニオン第7回定期大会の報告

産別・戦線の闘い 第26回 教育労働者の闘い ※三浦半島教組定期大会の報告 団結して「学校事務の共同実施」絶対反対貫く! 桝渕 祥子(三浦半島教組事務職員部長) 神奈川県の三浦半島教組大会が5月11日に開催されました。「学校事務の共同実施」をめぐって、絶対反対を貫いて闘った報告が寄せられました。■5月11日、三浦半島地区教組の第56回定期大会が開催されました。2月の役員選挙で本部執行部四役の面子が大きく変わったものの、「参加・提言・改革」路線を継承する議案書が職場に配布されま
月刊『労働運動』34頁(0351号08/02)(2019/06/01)


産別・戦線の闘い第26回 教育労働者の闘い 三浦半島教組定期大会の報告

阿佐ヶ谷再開発阻止へ全力で闘っていきます! ほらぐち ともこ(杉並区議会議員) お礼  全国の仲間のみなさん! 杉並区議選への熱いご支援、本当にありがとうございました! 全国の労働者・学生の力と杉並区民の感動的決起の力で「ほらぐち当選」をかちとった! この勝利を出発点に、今年から来年に向けた「安倍打倒!改憲阻止!」の大決戦を闘いましょう。私は5月1日付で杉並区議会議員となりました。法大闘争と全学連運動で培った経験を活かし、杉並における長谷川ひでのりさん、北島くにひこさんの歴
月刊『労働運動』34頁(0351号09/01)(2019/06/01)


杉並区議選勝利の報告 ほらぐち ともこ

(写真 田中区政が発表した阿佐ヶ谷地域開発の見取り図) 杉並区議選勝利の地平で、改憲・戦争に突き進む安倍政権・田中区長を倒そう! 伊藤 昌樹(都政を革新する会) ◆ほらぐち選挙の圧勝で区民は沸き立っている!  「こんな再開発で街が潤うというのは、大手資本がふりまく幻想。もうだまされてはいけない。これはオリンピック騒ぎと同じで、行き詰ったアベノミクスのダマシ、最後のあがきだ」 「都内・全国いたるところで再開発が吹き荒れている。三流の悪党の金もうけというのは見え見え。選挙の勝利
月刊『労働運動』34頁(0351号10/01)(2019/06/01)


阿佐ヶ谷再開発は白紙撤回しかない!

会計年度職員制度の重大性 政府は今年4月を「働き方改革元年」と位置づけて、「生産性向上」を旗印に、世界の労働者が長い歴史の中でかちとってきた労働時間や雇用のあり方を全面的に破壊しようとしている。労働を時間で評価せず、過労死ラインを合法化する長時間労働の容認と、正社員を極限的に減らすことを推進している。 公務職場では来年4月からの「会計年度任用職員制度」の導入によって、職場の〝標準的〟な労働者を抜本的に非正規に置き換えようとしている。会計年度ごとの任用であり、毎年の大量解雇が懸
月刊『労働運動』34頁(0351号11/01)(2019/06/01)


公務職場版「働き方改革」との闘い

(写真 総会後の懇親会で団結を深めた)渡辺 誠(福島労組交流センター運営委員) 福島県労働組合交流センターは、2019年5月11日(土)14時から労組交流センター事務所で第28回定期総会を開催しました。「自力・自闘・連帯」の旗のもと労働者の中に杉並区議会選挙行動の精神で分け入り、労働組合を軸にした「改憲・戦争阻止!大行進」運動をつくることに執念をもって1年間取り込むことを確認しました。 特筆すべきことは、議案書を各自分担で5日前には完成させ、読み込んで運動方針に加筆しながら総
月刊『労働運動』34頁(0351号12/01)(2019/06/01)


※福島労組交流センター総会の報告
労働組合を軸に「改憲・戦争阻止!大行進」運動を1年間取り組もうと一致した

(写真 4・28沖縄デー集会【福岡市内】)柴田 利博(福岡労組交流センター) 安倍政権は、憲法改悪、戦争に向かって突き進んでいます。 九州の福岡、北九州、久留米地区の闘う労働者は「改憲阻止行動九州」を2018年9月に結成しました。これを契機に各地区で改憲阻止行動を駅・街頭で宣伝し、労働者、学生、若者に結集を呼びかけ、憲法学習会や集会、デモを行っています。闘いの先頭に若者が立っています。職場に改憲阻止行動を持ち込み、労働者を組織しています。 4月7日から27日まで九州大学近くで
月刊『労働運動』34頁(0351号13/01)(2019/06/01)


※九州福岡・北九州からの報告
「改憲阻止行動九州」を結成し、労働者の組織化に全力をあげています!

(写真 植木団地3・22最高裁要請行動) 全国水平同盟と共に、改憲・戦争に反対し、生きるために団結して闘おう! 村山 晃(北摂労組交流センター・郵政労働者) ◇最高裁の上告棄却弾劾! 部落解放運動根絶攻撃と闘う  最高裁判所は、上告していた植木団地裁判について、この4月に異例のスピードで上告棄却の決定を下しました。国家が部落差別をあおり、労働者を分断し、生存権を奪うと宣言したのです。絶対に許すことはできません。 私たち関西労組交流センターの労働者は全国水平同盟の仲間と共に、
月刊『労働運動』34頁(0351号14/01)(2019/06/01)


関西のたたかいの中から!
植木団地裁判の最高裁による上告棄却を徹底弾劾する!

動労千葉1047名解雇撤回闘争は、最高裁決定により、不採用基準そのものが不当労働行為であったことを確定させました。しかも、その基準を策定するよう命じたのが、JR設立委員長・斎藤英四郎であったことも暴き出しました。この真実をJR東日本につきつけ、「解雇を撤回して1987年にさかのぼり採用しろ」と闘いを継続しています。今、県労委に審理を行うよう求める行政訴訟が闘われています。JR東日本では、「労働組合のない社会」を作ろうとする攻撃が官邸と一体で行われ、来年3月をもって「運転士」「
月刊『労働運動』34頁(0351号15/01)(2019/06/01)


解雇撤回を闘う争議組合の2019年夏季物資販売にご協力を!

賃金後払いの原則(定日払い・直接払い・全額払い)  全臨時労働者組合(略称・全臨労)という、私が以前委員長だった合同労組が結成されたのは1969年10月。今年は全臨労結成から50周年だ。私は1974年から関わった。全臨労が問題にしたのが、新聞奨学生制度という名の「前借金相殺」と「損害賠償の相殺」である。 大学の入学金と授業料を貸与するので、4年間は新聞配達をする。途中でやめる場合はやめる前に全額返済しなければならない。もっと凄いのは、未集金を自己負担させる「切り取り制」だった
月刊『労働運動』34頁(0351号16/01)(2019/06/01)

労働組合運動の基礎知識 第56回

賃金後払いの原則(定日払い・直接払い・全額払い)

(写真 5・1東京メーデーで登壇した鈴コン分会)吉本 伸幸(東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会書記長)鈴木分会長への支援の御礼 鈴木コンクリート工業分会(以下、鈴コン分会)三代目の鈴木善弘分会長(以下善分会長という)が、昨年8月から入退院を繰り返し、2019年4月に一旦は職場復帰しました。1か月間働きましたが、5月15日に三度目の入院・手術となりました。退院後も療養の日々となります。本人は早く職場復帰したいと言っていますが、治療に専念してほしいと考えています。 全国の皆
月刊『労働運動』34頁(0351号17/01)(2019/06/01)


闘う合同一般労組
鈴コン分会は組合結成の原点に返り、職場全体の獲得に踏み出した

(写真 沖縄県那覇市の国際通りをデモ行進)中西 美代子(神奈川労組交流センター女性部) 「復帰」47年5・18沖縄集会は、灼熱の「基地全面撤去の沖縄闘争」になりました。 暑い中での那覇市内デモは、右翼の街宣車が繰り返しがなり立てる中で、元気に楽しくやり抜きました。私たちのデモには、オーストラリアの男性や若い女性が飛び入り参加したり、観光客がカメラのシャッターを一斉に切ったり、手を振ったりして高揚感に満ちていました。 沖縄の最大の闘いは、基地問題です。基地は戦争と直結します。殺
月刊『労働運動』34頁(0351号18/01)(2019/06/01)


ひめじょおん―女性部から
基地全面撤去の5・18沖縄闘争

Workers of the world Unite労働者は一つ、敵も一つ ◆№47 ILO緊急行動1か月の集中闘争宣言  民主労総とILO緊急共同行動は、5月10日午前11時、青瓦台噴水台前で「ILO緊急行動集中実践計画発表」記者会見を行い「結社の自由に関する核心協約を条件無しに即刻批准する」ことを要求し、6月1日に大規模汎国民大会開催を含む1か月余の共同行動に突入することを宣布した。 キムミョンファン民主労総委員長は「2年前の今日、ムンジェイン大統領が労働尊重を語ってあ
月刊『労働運動』34頁(0351号19/01)(2019/06/01)


労働者は一つ ILO緊急行動1か月の集中闘争宣言

(写真 入管集会で発言する韓国民主労総)地平線外登法・入管法と民族差別を撃つ全国交流集会は改憲・戦争阻止!大行進運動と一体で連帯が拡大上田 豊(全国実行委員会、神奈川労働組合交流センター) 5月5日神奈川で開催された「外登法・入管法と民族差別を撃つ全国交流集会」(主催・全国実)には350人が集まりました。1990年5月関西大学で開催されて以降、今年30回目を迎えました。 全国実は「80年代指紋押捺拒否闘争を継承し、入管法・入管体制と闘う在日朝鮮人との共同闘争として始まった全国
月刊『労働運動』34頁(0351号20/01)(2019/06/01)


地平線 外登法・入管法と民族差別を撃つ全国交流集会

映画紹介『サンシャイン・クリーニング』  ごく簡単にいえば、〝負け組〟姉妹が一発逆転を狙って始めた「特殊清掃」の仕事を通してさまざまな経験を積み、人生を見つめ直し、家族で困難を乗り越えていく物語。  主人公ローズは、高校時代はチアリーダーで華やかな学生時代を送ったが、現在はシングルマザーで息子のことで学校から呼び出しも多い。生活は苦しくハウスクリーニングの仕事で食いつなぐ。妹ノラは、パンクファッションに身を包み、短気で不器用なため仕事が続かない。ローズの仕事中、息子の面倒を
月刊『労働運動』34頁(0351号21/01)(2019/06/01)

映画紹介、訂正、編集後記

民主労総は非正規職撤廃デモ 5・11ソウル民主労総は5月11日、ソウルで労働基本権獲得と非正規職撤廃を掲げて決意大会を開催し、約2千人の非正規職労働者が結集。ムンジェイン政権に対して労働者の基本的権利を要求し、光化門までデモを行った。旭非正規職支会の仲間たちも先頭に立ち、違法派遣の責任を追及した。 裁判員制度反対集会に287人が結集 5・14東京5月14日、東京・千代田区の弁護士会館講堂クレオで「改憲ぜったい阻もう/裁判員制度はおしまいだ/5・14集会」が開催された。「憲法
月刊『労働運動』34頁(0351号22/01)(2019/06/01)


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