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国鉄: 2012年8月アーカイブ
動労千葉、動労水戸のストライキ支援に立とう 事務局
10・1外注化阻止、被曝労働強制反対、組織拡大に向けて、動労千葉、動労水戸がストライキで闘います。
1)動労千葉、京葉車両センターストライキ
JR千葉支社は、京葉車両センターにおいて8月の勤務を発表すると同時に、機動班に配置されている繁沢敬一副委員長らに対して、仕業の見習を一方的に指定しました。
これは、当面JRに残る機動班で仕事をしている繁沢副委員長を、委託対象となっている仕業に配置し、強制出向しようということです。
動労千葉は10・1外注化強行に向けた組織破壊を断じて許さず、2名の指名ストライキで闘います。
日時:8月7日(火)7:30 京葉車両センター前結集
2)動労水戸大子支部は7月30日からラジエーター清掃という被曝労働強制に反対する連日のストライキ体制に入りました。
30両あまりのラジエーター除染作業のすべてをストで闘う方針です。
当局からは午前8時30分頃に清掃作業の指示があり、その時点で一人でもストライキに突入。作業終了後に職場復帰し、午後もう一度ストライキに入るという大変な闘いです。この闘いは外注化阻止決戦そのものであり、首相官邸前反原発20万人決起情勢は職場にあることを実証する闘いでもあります。
檄文・檄布・カンパなどは以下にお願いします。
▽茨城県水戸市三の丸3-1-3 国鉄水戸動力車労働組合
▽FAX 029-227-6291
▽メール doro_mito@yahoo.co.jp
外注化阻止ニュース第15号
- 2012年8月 4日 13:15
- 国鉄
※外注化阻止12~15号のPDFと、15号を公開します。
原発で被曝隠しが横行 許せぬ偽装請負の実態
外注化で生命は守れない!
東京電力が発注した福島第一原発の復旧工事で、下請け会社の役員が昨年12月、厚さ数㍉の鉛のカバーで放射線の線量計を覆うよう作業員に指示していたことが明らかになりました。
法律で上限が決まっている作業員の被曝量を少なく見せかける偽装工作です。この工事に参加し12人のうち8人が違法派遣でした。
20代の作業員は「 (被曝隠しを)やらなかったら仕事ができない。カネがもらえない」と当時の心境を語っています。
事故後の福島第1原発で被曝した作業員は今年5月で約2万2000人です。下請け作業員の被曝は、電力会社社員の約4倍、9割以上が社外の作業員で総被曝量では約30倍です。下請け作業員をより危険な業務に当たらせる実態があります。
原発の下請け作業員の構造的問題について「下請け任せを改善しなければ安全は守れない」と事故前から警鐘を鳴らしてきた東大の縄田和満教授は、 「請負労働者には指揮命令もできず、非常時に『伝言ゲーム』をやらなければならない」 「請負労働者の使用は雇用者責任の回避を目的とし、 安全教育の水準を低くする」
と訴えています。
線量計の偽装工作も偽装請負のなれの果てです。JRでも、保線作業の外注化によって、線路閉鎖や両側見張りなどの保線作業の基本が無視され、重大な死亡事故が頻発しています。外注化は現場労働者や利用者の安全や生命を破壊するのです。
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