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全国労働組合交流センター


労組交流センター機関誌/月刊『労働運動』

-先月号の紹介(5記事)/翌月に前月号全記事を公開しています。

月刊「労働運動」2014年01月(No.268)~以降 全記事

交流センターホームページ リニュウアルの案内

  • 2019年8月 1日 14:47
  • 事務局

2019年8月1日~ 交流センターサイトのホームページをリニュウアルいたしました。

リニュウアルホームページ(トップページ)

月刊「労働運動」2019/7月号

■甦る労働組合

関生弾圧粉砕! 改憲阻止運動を拡大し、8月、9月闘争から11・3集会1万人結集へ

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、6・9国鉄闘争全国運動集会に1430人が結集して 団結ガンバロー

木下 浩平(全国労組交流センター常任運営委員・全国金属機械港合同)

 全国労組交流センター会員の皆さん、読者の皆さん、各地でのご奮闘に敬意を表します。
 安倍政権による憲法改悪・戦争情勢の中で、労働組合をめぐる攻防が、とりわけ関西で激しく闘いぬかれています。昨年7月以来、権力の弾圧に次ぐ弾圧と闘いぬいている全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部に対して、また許し難い弾圧が滋賀と京都で起きました。
 6月18日、滋賀県警組織犯罪対策課が威力業務妨害で4人の仲間を逮捕しました。工事現場で出た汚水が川に流れているとコンプライアンス違反を指摘し、現場で働く労働者に事実を知らせるビラをまいたことが罪だというのです。4人の中にはその行動をビデオ撮影していただけの青年や、6月に保釈奪還されたばかりの仲間もいます。
 さらに翌6月19日、京都府警組織犯罪対策課が武委員長以下5人の仲間と協同組合の理事2人を強要未遂・恐喝未遂で逮捕しました。ここでは現場で労働者が組合員として公然化したことに追いつめられた経営が、一方で廃業をほのめかし、他方で組合員が求めた、保育所に子どもを預けるために必要な「在籍証明」を会社が出さないと対応したことに組合員が抗議したことを口実としたものです。
 すでに弾圧は12波、逮捕者は75人にのぼり、戦後最大の労働組合つぶしの権力弾圧です。さらに日常的な尾行、嫌がらせ、任意出頭、家宅捜査が続いており、弾圧情勢としても収束の兆しはありません。この中で、関生支部執行部や青年女性部の仲間たちを先頭に、逮捕・勾留当該を支え、支部と運動を守り、行動を継続しています。

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月刊「労働運動」2019/6月号

■甦る労働組合

原則的で柔軟な労組交流センター運動を

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、5・1メーデーに815人が結集し、銀座をデモする隊列

西田 貴広(全国労組交流センター常任運営委員 全逓部会)
全国労組交流センターが結成されて30年です。総評解散以降、既成の労働組合の多くは、民営化攻撃に屈服し、解雇撤回を投げ捨て、ストライキを放棄しました。
 しかし、全国労組交流センターは、小なりといえど労働組合の原理・原則を守り抜いて闘ってきました。そしていよいよ、戦後最大の雇用破壊と生活破壊攻撃が、改憲攻撃と「働き方改革」の名のもとに開始されようとしています。その焦点に労働組合解体攻撃が据えられています。闘う労働組合を甦らせ、ストライキを復権し、改憲攻撃と「働き方改革」攻撃を国鉄決戦で粉砕しよう。
 労働組合にこだわって、原理・原則を曲げず闘うことが重要です。何よりも「戦争絶対反対」で闘うことです。戦後の労働組合運動の出発点は、戦争を二度と起こしてはならないという怒りでした。戦争を引き起こす原因は、一部の金持ちの利益の分捕りあいです。資本家(ブルジョア)の利益のために戦争に駆り出されて殺されるのが労働者階級です。労働者に国境はないという立場、国際連帯で闘うことが重要です。

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月刊「労働運動」2019/5月号

■甦る労働組合

選挙闘争とメーデーを闘いぬいた力を職場闘争に生かし、6月国鉄集会へ!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、4・7動労千葉40周年レセプションで団結ガンバローを する動労千葉執行部

山口 弘宣(全国労組交流センター副代表 JAM日本機械工業労働組合委員長)

 「お前は労働組合が好きだから、やっているんだろう」と職場の労働者から言われたことがある。その時は「やらなければいけないから」と答えたが、後で「労働運動が好きなんだな」と思ったことがある。
 現実の労働運動は困難であり、苦労ばかりだ。自分の時間を割き、組合のために無償で働く。職場の労働者からは「あれが足りない」「これがない」と文句を言われ、資本から「生産阻害者」の烙印を押される。一見すると労働運動は、賽の河原に石を積むようなものに見える。それは、あらゆる組合活動家の共通の思いだろう。
 既成の労働組合が資本にすり寄り、安倍政権に屈服することで、労働組合の存在は空気より軽くなり、賃金の低下や貧困が拡大してしまっている。1%の金持ちが支配する歪んだ社会のなかで、闘うことを奪われ、物言うことを労働者は奪われている。これは現実だ。

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月刊「労働運動」2019/4月号

■甦る労働組合

改憲・「働き方改革」攻撃粉砕! 杉並区議選勝利! 関生弾圧を打ち破り、5・1メーデーを闘おう!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 


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二小泉 義秀(全国労組交流センター常任運営委員 合同・一般労組全国協議会事務局長)

 安倍は2月10日の自民党大会で、「いよいよ立党以来の悲願である憲法改正に取り組むときがきた。しっかり自衛隊を明記して、違憲論争に終止符を打つ」と改めて改憲宣言を発しました。
 昨年12月に日本会議の全国大会があり、ここで出されている中身が安倍がとっている改憲路線です。安倍は大会へのメッセージで「憲法審査会における『具体的な議論』をリードし、その歴史的使命を果たす」と表明しています。
 安倍は「全市町村で自衛隊業務に全面協力する=対象者の全名簿を提出するように」と指示を出しました。各県知事は号令をかけて、山口、和歌山、宮城などで全面協力するように切り替えました。しかし、この安倍の破綻的な攻撃の中で矛盾とあつれきは加速します。自治体労働者、教育労働者は唯々諾々とこの攻撃に屈しはしません。00の言語と200の民族がいるといわれるロスの街中が、団結の勝利に満ち溢れているようだ。

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月刊「労働運動」2019/3月号

■甦る労働組合

結成30年!勝負はこれからだ! 職場から階級的労働運動を甦らせよう!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、2・10国鉄集会で花輪不二男さんの音頭で 団結ガンバローをする620人の参加者

二本柳 実 (全国労組交流センター副代表、教育労働者部会)


「ストライキで闘うUTLAをつくりたい」とかねてから語っていたアーリーン・イノウ
エさんたちの念願が実現した。1月14日から22日、アメリカのロサンゼルス統一教組(UTLA、3万2千人)が、「40人を超える学級規模の縮小、教職員の賃上げ、公設民営学校の規制」などを求めて、30年ぶりの歴史的大ストライキに立った。スト集会では6万人をはるかに超える教育労働者、保護者、子どもたちや他労組が一緒に声をあげ、「期待した以上」の大勝利を勝ちとった。
 教労部会と動労千葉国際連帯委員会が送ったスト勝利のお祝いメールに、アーリーンさんは「私たちのストライキは、4年半をかけてつくり上げてきたものです。教育労働者や保護者、生徒たち、それにコミュニティーの人々が、これまでとはすっかり変わった様子でストライキに参加しているのを見て、うれしい喜びでいっぱいでした」と返礼をくれた。100の言語と200の民族がいるといわれるロスの街中が、団結の勝利に満ち溢れているようだ。

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月刊「労働運動」2019/2月号

■甦る労働組合

国鉄1047名解雇撤回をかちとろう! 全国で2月国鉄集会を成功させよう!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、1月12日動労千葉の旗開きで田中康宏委員長と家族会会長の山田佐知子さんによる鏡開き

中村 仁(全国労組交流センター常任運営委員、動労千葉争議団)
 「国鉄分割・民営化は、国鉄労働運動を解体し、総評・社会党をつぶして立派な憲法を安置する」という、自民党中曽根政権による「戦争のできる国」をつくり出すための攻撃でした。
 我田引鉄と呼ばれる利権や選挙のため国策として行われた新幹線拡張などで大きく膨らんだ国鉄の赤字の責任を、すべて国鉄労働者に押しつけ、40万人中20万人の首を切る攻撃でした。
 私たちは解雇された時から「不当解雇されたのだから解雇撤回しかない」という思いで1047名解雇撤回を32年間闘い続けてきました。長い闘いの中で、採用候補者名簿に私たちの名前が含まれていた事実を明らかにさせ、2015年6月、国鉄分割・民営化の際の不採用基準が不当労働行為だったことを最高裁で確定させました。

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結成30周年、改憲阻止で荒々しい階級闘争を復権しよう

  • 2019年1月16日 16:11

全国労働組合交流センター結成30周年

2019年は、全国労組交流センターにとって30周年という節目の年になります。激動情勢で全国労組交流センターの飛躍が問われていて、交流センター運動を発展させる年にしていきたいと思います。
 全国労組交流センターが生まれたのは、国鉄分割・民営化が強行され、総評解散・連合結成の1989年でした。ナショナルセンターが解散するという日本労働運動の全歴史の中で最大の転換点の年でした。労働運動の後退の中で、われわれに何ができるのか、中野洋前代表と佐藤芳夫さんが相談して立ち上げたのが全国労組交流センターでした。(2018年12月18日の11月集会総括会議で動労千葉・田中委員長が提起より)

スケジュール案内

全国労働組合交流センター第26回全国総会

●日時:2019年2月2~3日
●場所:千葉市内

全国労働組合交流センター結成30周年記念レセプション

●日時:2019年2月2日(土)18時30分開会
●場所:千葉DC会館

破綻し追いつめられた小池知事、築地は2019年ますます闘う!

 築地を活かし、豊洲を止める会が1月16日に集会を開催します。ぜひ皆さん集まってください。
 緯線・耐震偽装・利権・不当処分そして民営化。豊洲の大問題は何も解決していません。移転したからといってあきらめるわけにはいきません。ただただオリンピックのためにと、環境アクセスもなしに築地解体の暴挙を強行しています。絶対に許せません。2019年ますます声をあげよう!
 ※1/24豊洲耐震偽装裁判の第3回口頭弁論が行われます。午後3時、東京地裁419号法廷(2時集合)に集まろう!
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月刊「労働運動」2019/1月号

■甦る労働組合

奪われてきた団結を取り戻し、2019年勝負の年へ!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、11月25日、「獄中44年を許せない 星野文昭さんを自由に!」を掲げ高松市内をパレード

星野 勝紀(全国労組交流センター常任運営委員、全逓部会)
2018年、米・中の貿易戦争が武力衝突に転化してもおかしくない情勢の中で、帝国主義間の争闘戦はますます激化してきました。そうした情勢下で、安倍政権も遅れをとってはならないと、危機にかられた結果が改憲と働き方改革の推進でした。これは戦争をするためのひとつの攻撃です。
 国鉄分割・民営化以来、新自由主義攻撃として貫かれてきたことは、改憲・戦争と民営化―労組破壊でした。戦後の終身雇用、年功序列賃金、企業内組合というあり方を根底からひっくり返すものとして貫かれています。それはなぜか。資本主義国家が成り立たなくなった証左です。一国の主が人民を食わせられなくなった姿です。資本主義の最後の延命策としての新自由主義は、労働力の再生産も出来なくなりました。それは、超人口減少などと言われて、あたかも自然現象かのように言われていますが、冗談ではありません。国家的な人件費削減合理化=民営化の成れの果ての姿に他なりません。

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