2009年10月号(No.235)目次 |
| ホーム | 月刊交流センター | 産別部会 | リンク | 連絡先 | |
11月集会1万結集で、民主党・連合政権を打倒しよう!常任運営委員 JP労組 西田貴広 労働者階級とブルジョアジーの激しい階級対立は、倒すか倒されるかの階級戦争として爆発しようとしています。ブルジョアジーは、労働者に全ての犠牲を押しつけ、戦争と改憲、民営化・労組破壊の階級戦争に打って出てきました。敵は後がなく、命がけです。 |
10・1 ストライキで組織破壊攻撃に反撃国鉄1047名解雇撤回! 派遣法撤廃!闘う労働組合を甦らせ、11月1万結集を実現しよう!国鉄千葉動力車労働組合 執行委員長 田中康宏結論は今日はひとつです。時代の大きな転換点が来ています。この時代を変えていく力は労働者ひとり一人の自分の職場、現場からの闘いと団結を拡大していく、この力以外にはありません。そういう思いでひとつになって11月集会1万人結集実現へ今日から全力疾走しよう。大変な闘いではありますけれども、職場・地域に帰って組織に次ぐ組織、団結をつくっていくことを今日を期してさらにお願いをしたい。 動労千葉をめぐる現在の攻防について 初めに動労千葉自身の闘いから話をさせていただきます。 11月労働者集会をとりまく情勢選挙――自民党支配の歴史的終焉11月集会をとりまく情勢について提起します。1点目は、歴史的な事態が始まっているということです。そのことを正面から見ないといけない。1955年以来、半世紀以上、自民党が政権政党に居座り続けて労働者を支配することが続いてきた。逆に言うと、これは多くの労働者がある意味では自民党支配に甘んじ続けたということです。しかしそれが一気に雪崩うって崩壊した。歴史的なことが始まったということです。 自民党支配を葬った力は何か 2点目に訴えたいことは、何が自民党政権を葬り去ったのかです。今労働者が置かれた現実は想像を絶してひどくなっています。去年の年末から今年にかけて「派遣切り」の嵐が吹き荒れて派遣村などができ、マスコミも取り上げて社会的な反響を巻き起こしましたが、今の現実はあの時の状況の比ではない。労働者が置かれた現実は数段ひどくなっている。マスコミも基本的には触れなくなっている。触れた途端に一気に火がついて燃え上がることを恐れて全部抑えられている。 政権の座についた民主党―連合 民主党政権ができましたが、その性格は民主党・連合政権です。官房長官が電機連合だとか、UIゼンセン同盟の出身の議員が文部科学大臣だし、経済産業大臣は自動車総連の顧問です。旧同盟系のひどい部分が政権の座に座っている。支配階級が労働者を支配することができなくなったときに労働組合が労働者を支配するということが、歴史上何回も起きた。かつてのアメリカルーズベルト政権だってCIOとAFLの役員を全部政権に取り込んで労働者を支配した。でも結局は戦争に行き着いた。そんな大きな歴史の節目が来ていると今の状況を見ています。 〈民営化・労組破壊〉と〈改憲・戦争〉結局、攻防の焦点は〈民営化・労組破壊〉と、その一方での〈改憲・戦争〉という問題です。ここで労働者が団結し、労働組合を作り、労働組合を変え、立ち向かえるのか否かです。 究極の民営化・労組破壊攻撃=道州制 最大の階級攻防は、民主党も掲げている道州制をめぐる攻防です。最大の問題はほとんどの労働者が道州制という問題をめぐって一体何が始まろうとしているのか全く知らされていない。労働組合がおしなべて屈服しているからです。 労働者派遣法をめぐる攻防 ただちに10月臨時国会で攻防が始まります。補正予算を一部凍結して財源を増やすとかやってますけれども、労働者の側から絶対に問題にしなきゃいけないのは派遣法の問題です。われわれは撤廃です。撤廃と言っているのはここに集まっている人ぐらいしかいない。 11月労働者集会の課題1047名闘争に責任をもつ勢力として登場しよう さて11月集会の課題ですが、1047名闘争を本当に前面に押し立てた集会としてやろうと3労組で一致をしました。 4者4団体の破産第3に、4者4団体路線が最後的に破産した状況の中でわれわれ自身がどうするのかが問われていると考えたからです。特に5、6月に起きたことはひどかった。年度内決着だ、もう明日にでも決着というところまで来たんだみたいな話になって起きたことは、4者4団体なんかが「派遣切り反対の集会に参加するな」という指示を下ろした。そしてJRに対する抗議行動は中止しろ。つまり摩擦を起こしたらここまで来た和解が立たないからって。これは一体何なんだ。1047名闘争は何のために闘ってきたのか。もちろん自分の解雇の撤回があります。だけど国鉄分割民営化の過程でこれだけ労働組合がめちゃくちゃにされたわけです。民営化とは何なのかが突きつけられて、こんな現状を打破しなきゃいけない、俺たちの闘いの先には全部の労働者の団結や未来がかかっているんだということだったわけじゃないですか。それが自民党に解決をお願いするためにすべての闘いをやめろみたいな。ここを脱却しなきゃいけない。結局、この闘いを先頭に押し立てることが今の時代に最も大事なことじゃないか。これが動労千葉として一番思っていたことで、この下に11月集会1万人結集を実現したい。 100万の支援勢力 そしてもう1点だけ付け加えさせていただきたい。動労千葉の物販もそうですが、全国の仲間たちに20何年間、支えられてきました。物心両面にわたる闘いがあったから動労千葉もここまで闘ってこれました。国鉄闘争支援勢力は全国100万勢力だと言われています。みんな連合傘下です。連合は1047名闘争に反対ですよ。全労連は1047名闘争を掲げてますけど、闘争の指示なんて一回も下ろしてない。そういう中で対決しながら一生懸命この闘いを支援し続けている全国の100万からの労働者がいる。これには絶対根拠がある。ここでこの闘いに負けちゃったら俺たちの未来がない。そういう思いで支援し続けてくれたと思います。 国際連帯闘争の教訓 私はこの7月のサンフランシスコ国際会議に行って、そのことに絶対的確信を持ちました。動労千葉は何を訴えたかというと、国鉄分割民営化反対闘争のことです。日本ではここが労働運動にとって、大きな転換点だったんだ。動労千葉はこれに立ち向かって2回ストライキをやった。分割民営化の6年前には24万人いた国労はガタガタに崩れた。民営化時点で4万人。今は1万人です。つまり民営化の過程で20万人が脱退した。あるいは元々僕らが所属した動労は民営化首切り賛成に回って自民党と資本とくっついて生き延びた。 今こそ職場で闘いを開始し、団結を拡大しよう そういう意味ではわれわれの11月集会の闘いはまだまだだけれども、目指している道は間違っていなかった。それぞれの職場からあるいは地域で、労働組合がダメなら自分が本当に中心になって職場から闘う労働者の団結と労働組合を作らなきゃいけないということです。それは一番困難な闘いですが、これが11月集会に向けての最大の課題だと思っています。 11月集会での呼びかけと全国の職場からの闘いの始まり この間11月集会で訴えてきたことは、07年には、全国各地に闘う労働者、労働組合の「労働学校・共同センター」を作って地に根を張った闘いを始めようというものでした。これに全国の仲間が応えてくれた。こういうことが始まったことが決定的に大きい。みんなの力でこれを成功させていけばいい線に行くと思います。 職場の団結を作る困難さから逃げない さて今年は3年目で、もうひとつ壁を破って怒りの声と結びついて1万人を実現できるのかどうか。ここまでようやく来ました。 |
みんなが本気になって動き始めた!組合員の怒りが職場集会を実現し、現場が活性化いかに体制内を打倒し、11月1万決起を実現するのか――JP東京銀座支部の闘いの教訓星野勝紀(JP労組東京銀座支部)JPEXと本部への怒り 去年、自分の職場の支部執行部体制打倒を宣言して、支部長選に立候補しました。今年も、実は8月28日が職場の支部の定期大会だったんですよ。今日はなぜ立候補しなかったのかということを話をしたいなと思うんです。 職場集会要求し支部長を包囲 そうした中で今うちの支部はどうするんだというのが話になっています。支部の定期大会もそうなんですけど、去年、自分なんかも選挙に出て、選挙の立候補権はあるんですけれども、組合員に役員選挙の投票権はないわけですよ。だから全然、組合員規約自体もおかしいというので、みんな相当怒りがたまっていて、職場で「支部長にはっきりさせよう」という話になりました。 組合員が本気になった! 8月25日、分会から35、6名が集まって職場集会が開催されました。そのときも支部長は登場しなくて、組合員からは「なんでここに支部長が来ないんだ」という話になりました。「支部長を呼んでこい」という話になって、「支部長は今組合事務所でタバコ吸って休んでます」。それから支部長が会場に来ました。 ゆうメイト合理化への怒り そういう中で職場でゆうメイトに対する合理化の攻撃が起こってきていたわけです。6時間、7時間雇用の人たちが赤字を理由にして4時間に勤務時間を変更すると。これに対する怒りは相当すごかったんですよね。 みんなが動き始めた 俺も執行委員会、分会の役員から全部降ろされちゃったんですけども、今分会でまとまって緊急の会議をすべきだというのを提起したら、みんな集まるんですよ。 いかに体制内を打倒し、1万決起を実現するのか 今回、自分が支部の大会に名乗りを挙げるということではないんですけども、体制内の打倒の仕方というのをこの1年相当考えてきました。結局、一緒に職場で行動できる仲間をどれだけ作って、その力で今の体制内の組合を変えていくんだという確信をこの8月の過程までで作りあげてきたわけです。11月に向かうのもこういう積み重ねではないかと。 |
1047名闘争の勝利かけ11月1万結集実現へ動労千葉・NIPPO物販闘争を武器に1047名闘争の主流派へ!国労共闘全国協議会1047名闘争の帰趨が日本階級闘争の未来を決める 11・1労働者集会こそ、1047名闘争の勝利をかけて、全世界から闘う労働者が総結集する歴史的な大集会だ。 1047名闘争で〈民主党・連合政権〉を倒せ! 今、この情勢に一番恐怖し、たじろいでいるのは、〈民主党・連合〉政権だ。彼らこそ、国鉄分割・民営化以来の新自由主義攻撃に対する労働者階級人民の積年の根源的怒りの爆発が、いつ自分自身に向かって爆発するのかに戦々恐々としている。 1047名闘争を生み出した動労千葉の闘い 1047名闘争の勝利とは何か。それは6000万労働者にかけられた大失業の嵐に、4大産別の最先端で、解雇撤回を掲げ総反撃する闘いだ。国鉄分割・民営化は、戦後最大の労組破壊攻撃であり、資本家階級から仕掛けられた階級戦争だった。40万人の国鉄労働者のうち20万人が首を切られた。しかも、いったん全員を解雇して新会社=JRに選別再雇用するというやり方をとって、資本と政府に恭順を誓わない者を容赦なく排除し、労働運動圧殺を狙った。 物販闘争を武器に闘おう 今、1047名闘争は決定的な段階を迎えた。90年4月1日以降、1047名闘争は国労闘争団、全動労争議団、動労千葉争議団の3労組の闘いとして闘われてきた。特に動労千葉は、1047名解雇撤回闘争をJR体制との闘い、その力関係を覆す闘いとして闘い抜いてきた。だから1047名闘争は、解雇組合員の生活の基盤を確立する闘いであると同時に、もう一方では、解雇撤回闘争を共に闘うことを全国の労働組合や労働者人民に訴えていく闘いでもあった。この先頭に常に動労千葉の組合員が立ってきた。その推進軸が物資販売運動であった。動労千葉や羽廣さんのNIPPO物販の闘いは、1047名闘争を1047名闘争たらしめた最良の武器であった。 11月1万の力で5・27国労臨大弾圧を打ち破ろう! 1047名闘争をわが闘いとして貫き、国労本部の闘争団切り捨て=除名含む統制処分攻撃に体を張って闘ってきたのが5・27国労臨大闘争弾圧被告団だ。被告団は、1年3カ月に及ぶ獄中闘争を完全黙秘・非転向で闘い、以来7年間、国労本部・国家権力一体となった暴処法弾圧と闘い続けてきた。被告団の闘いは、団結禁止法というべき暴処法が適用されたことにおいても、また被告組合員たちが国労本部によって警察に売り渡された点においても、さらに被告団自身が体制内派との根底的決別をかけて08年2月に旧弁護団解任に踏み切った点においても、国労運動の誇りであり、労働者魂そのものであり、1047名闘争と一体の闘いだ。今日動労千葉とともに4者4団体路線を突き崩し、JR体制の中から分割・民営化体制を食い破る=闘う労働組合を甦らせる決定的な闘いだ。11月1万の力で11・27判決をぶっ飛ばし、有罪解雇を絶対阻止しよう。 |
パンフレット『サンフランシスコ国際労働者会議動労千葉の訪米報告』を職場に持ち込み、11月1万結集を組織しよう!越川江美(千葉勤医労) 動労千葉の田中委員長が、国際会議パンフが発行される直前に「どのページに何が書いてあるか、丸ごと暗記して職場の組織化に使って欲しい」と言っていました。なんて大袈裟な、と思っていましたが、読んで、そしてこのパンフレットを使って職場まわりをして、その意味が本当によくわかりました。 トゥファン書記長に背中を叩かれた! トゥファン・セルトレクさん(トルコのDISK=進歩的医療労働組合書記長)は言います。「私たちは、病院で働く全ての医療労働者を組織しようと決意しました。法的には、私たちが組織できるのは医療労働者(看護師、医療専門職、医師など)だけです。しかし、調理、清掃、病院事務、リネン、コンピューター関係など、病院で働く全ての労働者が私たちの仲間です。だから彼ら全員を組織しようと決めました。」(26頁)と。 「動労千葉からの報告」で討論 とくに「動労千葉からの報告」(39〜41頁)は、完全に自分のものにして、職場の労働者に提起しています。「大恐慌下で、資本に労働者をつなぎとめるような労働運動では殺される。労働者の団結が決定的なこのときに、労働組合を労働者の手に取り戻さなければ生きられない。だから世界中の労働者が、資本に労働者をつなぎとめる労働組合官僚と対決して、現場から労働者のための労働者による労働組合をつくっている。労働者の闘うための武器である労働組合は社会変革の力だといっている。遠い国のすごい闘いという話ではない。日本でも同じだ。現場から階級的労働運動を再建すること、それは日本でもはじまっているんだ」。そう言って、職場の労働者に提起しています。 |
闘う合同・一般労組青年労働者を新たに結集し、革命をめざす労働組合に転換新潟地域一般労働組合 新潟地域一般労働組合(略称・地域一般ユニオン)は、6月21日、第9回定期大会を新潟市で開催しました。この1年間に結集した5名の青年労働者を迎え、大恐慌下で闘った1年を総括し、方針決定した画期的な大会となりました。 奴隷根性を捨て非和解の闘いに 地域一般ユニオンは、大恐慌情勢の到来に対して、これまでの労働相談を中心としてきた活動から、2000万青年労働者の「生きさせろ!」の怒りと結びつく闘い方に転換しました。 C社で解雇撤回その後、先述のC社で、お盆明けに社長が突然、組合員を1カ月後に解雇すると通告してくるという大反動が襲いかかってきました。社長は、経営難であること、「払い(賃金)に見合った仕事をしていない」「向上心がない」「遅刻ばかりしている」などの許しがたい「理由」をあげつらい、一方的にクビだと言ってきたのです。これは、明らかにわれわれの春闘に対する大弾圧だと受け止め、ただちに反撃に打って出ました。緊急の対策会議を持ち、通告の2日後に社長と団交し、「解雇は認められない、撤回しろ」「労働者を簡単にクビにはできないぞ」「撤回するまで闘う」と口ぐちに社長を糾弾し、1時間半の交渉でついに解雇撤回をかちとることができました。労働者の団結した力を示し、不当解雇攻撃を撤回させた闘いは、同僚の共感を呼び、分会結成への展望を切り開くものとなりました。まさに「弾圧ありがとう」です。 革命を訴える街宣への転換 二つ目に、街宣を昨年末から革命を訴える街宣に転換したことです。大恐慌下、派遣や期間工などの非正規労働者が次々に首を切られる事態に対して、街頭で何を訴えるべきか悩み、ビラを何回もつくりなおし、アジテーションの内容も「森精機のようにストライキで闘おう!」「資本主義は終わりだ! 革命をやろう!」「地域一般に入って闘おう」と呼びかけて、青年労働者の怒りと結びつき、獲得するものへと変えました。大量解雇を表明した企業の門前でビラをまき、闘いを呼びかけました。 革命をめざす労働組合に転換して組合員が2倍に 4者4団体派や、すべての体制内労働運動勢力が、組合に革命を持ち込むなと口をそろえて言っていますが完全に間違いです。地域一般ユニオンは、大恐慌の下で革命をめざす労働組合に転換しましたが、そのことによって組合員がほぼ2倍に増えるとともに、新たに組合員になった青年たちはこの転換を何の違和感もなく受け止めています。資本主義の最後の延命策としての新自由主義攻撃が破綻し、時代が変わり、革命の時代が来たということです。まさに革命をめざして闘う労働組合という本来の姿に労働組合を変える時代の到来だと思います。 |
ひめじょおん―女性部から民主党・連合体制の政府に展望はない
|
動労千葉労働学校で学ぼう!8月22日に行われた第9期労働学校実践講座(テーマ「改憲阻止闘争について」 講師 高山俊吉弁護士)の受講生の感想文を紹介します。 ●交流センター女性部会員 憲法に対する考え方が180度変わった日になりました。確かにブルジョア憲法であるかもしれないけれど、「激しい闘争宣言」と捉えるなら、力強い武器にもなるものなのだなあと感じました。 ●国公労 今日はとても面白い話をありがとうございました。講義は前半と後半に別れていましたが、前半の改憲阻止闘争の話で、もっと詳しくは聞いてみたかったのは、司法制度改悪の評価と昨今の立法乱立についてです。海外派兵恒久法とかは明らかに違憲なのにどうして問題にならないのか不思議です。 ●医療労働者 去年の講義も聞いていたのですが、去年にはないと思ったのは(もちろん裁判員制度が実際に始まったことに関する事柄は当然ですが)、憲法擁護運動と改憲阻止闘争の違いのところです。 第9期労働学校日程 ■基礎講座 |
労働ニュース(09年8月16日〜9月15日)経団連、労組頼りで民主と接点 民主308政権交代 「日米同盟は基軸」で一致 米、沖合移動を検討 東アジア共同体、日中検討 アフガン戦況、泥沼化 米失業率悪化9・7% 若年層失業率、先進国で悪化 失業率最悪5・7% 派遣規制「副作用」に懸念 正社員の離職10万人超 生活保護最多120万世帯 最低賃金713円に 14カ月連続給与総額減少 従業員の10%、60歳以上 期間従業員の採用再開 連合会長に古賀氏内定 失業組合員の再就職相互あっせん 7労組、日航リストラ案批判 「歴代幹部の責任明確化」 学テ民主「全校実施せず」 公務員給与、年15万円減決定 「つくる会」扶桑社版教科書中高一貫全10校に 待機児童2万5千人 消耗品費46%不正 宅配統合、再び延期へ 農水ヤミ専従、告発見送り 教員免許更新制廃止案来年にも 年金機構、採用手続き凍結 |
合同労働組合は新自由主義とどう対決するか〜なんぶユニオン1年の闘い〜一般合同労働組合なんぶユニオン 現情勢の最大の特徴は、新自由主義が破綻した結果としての世界恐慌だというところにある。すなわち資本が政治権力と一体化し、規制緩和と民営化を徹底化し、極限的な搾取強化と労働者支配によって、労働者を「賃金奴隷」そのものとして暴利をむさぼった挙げ句に恐慌に突入しているのだ。まさしく資本主義の末期であるが、恐慌によって沈静化するのではない。逆に資本の生き残りをかけて激化し、労働者は闘わねば生きられないような状態に叩き込まれることになる。 極悪資本と非和解的に対決してきた1年 この1年で多くの組合員が結集し、なんぶユニオンは様変わりした。しかし結集した労働者たちが職場で直面した問題は、我々の「常識」を覆す、あくどいものばかりである。これまで何年にもわたって過酷なトレーラー乗務でこきつかってきたあげく、突如として「千葉県の事業所登録なのに東京で乗務させてきたのは実は違法だった。千葉に引っ越せないなら解雇」としてきた事件(芳賀通運)。 ワークフロンティアの闘い8時間賃金で12時間労働 廃棄物処理・不要品回収業のワークフロンティア久野社長は、全権を握る独裁者として労働者を使い捨てにしてきた人物である。労働者は8時からトラックに乗り込み就労を開始するのだが、「移動中は仕事になってない」として「賃金は9時から」という。また昼休みもとらずに20時まで作業が続くのはあたりまえ。時には22時を越えることも珍しくない。しかし残業代どころか、いくら働こうが基本給しか出ない。タイムレコーダーは利用時間が限定されており、一定の時間を過ぎるとカウントできない。これは昨年、労基署から「労働時間に対応した賃金を支払っていない」という是正勧告を受けたことに対して、労働時間の記録を偽造することでのりきろうとして発案されたものだ。 自らの闘いで久野を倒し誇りを取り戻す――ユニオンへの結集 労働者たちは今年6月「残業代についての質問」を社員会議で提出した。各社員の質問事項をまとめたペーパーに久野は激怒。「こんなもの会議の直前にどうして俺に見せるんだ」「俺が怒るような質問がなぜのっているんだ」と逆ギレし、とりまとめたMさんを解雇した。さらに退職強要が続き、ストレスから事故をおこしてしまったSさんが解雇された。怒った労働者5名がなんぶユニオンに結集し、解雇撤回闘争を決意した。何度も会議をもって『甦る労働組合』を討論し「労働組合とはいかにあるべきか」「どう闘うべきか」を模索していった。毎日のように新たな労働者をユニオンの事務所にやってきて、決意と展望を語り合い、ついに現場の大半を組織するところまできた。 ストライキ炸裂! 新たな解雇を粉砕! たびかさなる団体交渉要求に対する回答も久野ならでは、だ。交渉を拒否するだけではない。なんぶユニオンに交渉権を認めない。社員が組合員であることも認めない。ユニオンから発出する文書は、日付以外の要求項目はおろか、差出人・宛名まで含めてすべてを否定するという許し難い対応を繰り返した。 |
9・26千葉県三里塚集会が230人の結集で大成功! 労働運動と三里塚闘争が一切を決める!10・11三里塚へ全国から総決起しよう!千葉労組交流センター 9月26日、動労千葉が呼びかけた「市東さんの農地強奪を許すな! 千葉県三里塚集会」が行われました。会場のDC会館は、イスが足りずに立ち見であふれる230人の結集で大成功しました。 三里塚闘争と1047名闘争を一体で闘おう! 動労千葉の田中康宏委員長は、「動労千葉が呼びかけた三里塚集会は、20数年ぶり。なぜ今、三里塚集会を呼びかけたのか。三里塚が年末から年始にかけて正念場に突入するからだ。動労千葉も、ジェット闘争など、首をかけて闘ってきた。動労千葉は、三里塚闘争を全人民の闘いとして押し上げたい」と、集会の意義を明らかにしました。そして「権力と激突し、43年間も闘ってきた三里塚のような闘いは、日本にひとつもない。大恐慌と大失業の時代で、三里塚闘争は決定的な位置をもっている。つぶさせてはならない。国鉄1047名闘争も23年間闘っている。民主党政権は、労働組合をもって労働者を支配する政権だ。国鉄1047名闘争にすべての労働者の怒りを結集しよう。三里塚闘争と国鉄1047名闘争を一体で闘い、職場から闘いを起こし、連合を揺り動かしたら、政権を揺り動かすことになる。労働運動と三里塚闘争が一切を決める情勢に入った。10・11三里塚全国闘争と11・1労働者集会を一体で闘おう」と提起されました。 10・11全国総決起集会【日時】10月11日(日)正午 |
◎読者のページ●社会保険の分割・民営化絶対反対の闘いに立ち上がろう!全国社会保険職員労働組合 広島県支部福山分会 平口雅明日本年金機構の選別雇用徹底弾劾! 全職員を無条件で希望する職場へ雇用せよ! 生活破壊と戦争への道=道州制絶対反対! ●世の中を変えるためには教育労働者 33才 オカピ アメリカではオバマが「チェンジ」と叫び、黒人初の大統領が誕生した。そして日本では、民主党が「政権交代」「脱官僚」の追い風に乗り、55年体制という自民党中心の政治へ風穴をあけた。その他にも、この1年近くの間で起こった様々なことを、メディアからの情報で知る限り、「世の中が大きく変わっていっている」という感覚を持つ人は多いだろう。事実、私の周囲でも、そういった一般的な感覚を共有し「民主党政権になって、どんな政治が行われるのか」という、ある意味の“期待”を語る人も多い。 ●職場で仲間を獲得しよう三浦半島教育労働者部会 M職場会で情勢を必死に語っても、居眠りをされ首をかしげられ眉間にしわを寄せられ……現実の職場と情勢の間に厚い壁がある。多忙化で長時間労働を強いられてもまだこなせるし、連続賃下げされてもしかたがないと我慢する。それらが攻撃であることを訴えても、なかなか共に闘おうという方向に向かない。体制内執行部によって怒りはあきらめに転化され、闘いは鎮圧されつつある。執行部の自主交渉・自主決着のなせる業だ。既得権の中で、自分たちさえ働けて生活が守られればいいのか。よりまし論で、労働者同士の連帯を切り崩しているのは体制内執行部だ。打倒あるのみ! そんな私の怒りも、あきらめに転化されていはしないか。動労千葉のような団結、解放された主体的な労働・生活(それを革命と言うのならそれ)こそ私の望むものだと分かっていても、職場会での様子に消沈し、仲間を信じきれず不安一杯のまま一人で闘っているような感覚でいる。いったい何と闘っているのか。情勢をきちんと捕らえれば、落ち込んでなんかいられないではないか。以前、「日の君」不起立で闘い続けることが私の戦争協力拒否闘争だと、それさえ闘っていればいいと自己満足に陥っていた。まだそこから脱出していない自分の曖昧さとの闘いに勝利しなければ。11・1に向け、私の中の怒りを百倍に奮い立たせ、職場で仲間を獲得するぞ!
|
編集後記鶴彬の川柳をながめていたら今度こそ! と奮い立ってきました。 血を吸ふたまゝのベルトで安全デー 仲間を殺す弾丸をこさへる徹夜、徹夜 枯れ芝よ! 団結して春を待つ (1938年に29歳で獄死)(う) |
|