『団結しよう』21号(09/07/16)

2019年7月31日

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 東京自治体労働者ニュース「団結しよう」No.21

総選挙情勢に際して訴える!

橋下(大阪府知事 )・中田(横浜市長)・山田(杉並区長)ら極悪首長が結託

道州制推進“国民運動”ぶっ潰そう

自民大敗 情勢を決めたのは労働者の怒り

7月12日の都議選で自民党が歴史的大敗を喫しました。自民党内では醜い責任のなすりつけ合いがくり広げられ、「このままでは自滅。麻生を首にしろ」「いやすぐに選挙をやれ」と議論が百出、一種の恐慌状態に陥っています。
自民党大敗など当たり前だ! 自民党がこれまでやってきた悪行の限りへの当然の報いです。支配階級は、労働者の激しい怒りの前に恐れおののくがいいのです。
いったい、この10年で何がおきたのか。小泉「構造改革」の下で進められた「三位一体改革」で予算すら組めない自治体が続出しました。次々と職員が削減され、どの自治体職場でも病気休職が続出し、「もうやめたい」という悲鳴が上がっています。社会保障制度は根本から破壊され“生きていけない!”という叫びが社会のすみずみからあふれ出しています。
官民を問わず、労働者の3分の1以上が非正規雇用に突き落とされました。徹底した分断と賃金差別、団結破壊が横行し、職場に行っても話もできず隣の労働者が「敵」「競争相手」だと思わされ、毎日毎日ロボットのように働かされ、会社が潰れそうになったら使い捨ての道具のように首に。

 こんなことをされて労働者は黙っているはずがないのです!

(写真)会談後、都内で記者会見する大阪府知事・橋下、杉並区長・山田、横浜市長・中田の極悪首長3人組(8 日)

(写真)橋下は、民主党本部で、民主党「次の内閣」総務相の原口一博らとも会談。代表の鳩山由紀夫も「橋下知事は非常に民主党の考え方に近い。これからも連携を取り合っていきたい」と秋波を送った(8 日)

 資本主義の救済か、資本主義の打倒かが争点

 自民党は資本家階級の利害を代表する政党です。自民党の八方ふさがりの姿こそ、支配階級の解決不能の危機を示しています。
 政府は「景気底打ち」と強弁していますが、現実はまったく違います。事態はますます深刻化しています。アメリカでの銀行破綻は今年だけで実に52行、昨年の2倍です。クライスラーとGMが倒産し、トヨタも大幅赤字転落。
 何よりも大失業です。アメリカやEUでは失業率が9・5%。日本の実質失業率も10%を超えたと言われています。他の国々はもっと深刻です。世界の労働人口の6割にあたる18億人が非正規職労働者となり、栄養不足の飢餓人口は10億人を超えています。労働者がまともに生きられない現実! 資本主義はもう終わっているのです。いま問われていることは「民主党政権か、自民党政権か」ではありません。資本主義の救済か、資本主義の打倒か――この2者択一こそが問われる歴史の分岐点に私たちは立っているのです。

民主党は? 道州制=公務員360万人首切り、公務員賃金の2割削減を公約に

 衆院選が迫る中、道州制をめぐる動きが一挙に激化しています。民主党も自民党も、道州制=公務員360万人首切りを選挙公約に入れることを決めました。総選挙で争う両党が、ともに道州制を掲げたのです。
民主党は、改憲をめざすブルジョア政党です。そして、「危機」を打開する体系的政策など何も持っていません。最末期の帝国主義の危機が全面的に爆発しているのだから、整合性のある打開策など立ちようがありません。
 結局は、民主党・自民党ともに“わが党は、もっと大胆に労働者の首を切り・賃下げができる”と競い合い、財界の支持を取り付けようと躍起になっているのです。
 この動きを促進しているのが大阪府知事・橋下、横浜市長・中田、杉並区長・山田らのファシスト首長たちです。橋下は各地の首長に呼びかけて「首長連合」を立ち上げ、「道州制新党」まで視野に入れて動き始めています。これに中田が呼応し、8日には山田が合流しました。バックについているのは、「道州制推進国民運動」を呼びかけている日本経団連・御手洗(キヤノン会長)です。
 橋下は、「今回の衆院選は、道州制導入への千載一遇のチャンス」「地方分権総選挙だ」と言っています。中田は「この時代、公務員は給料がもらえているだけありがたいと思った方がいい」(3月18日の会見)などとふざけきったことを叫び、「自治労は前近代的な社会主義集団」(5月23日付「夕刊フジ」)と労働者の団結と闘いに敵意をあらわにしています。「杉並丸ごと民営化」を進めてきた山田は、杉並区内で前航空幕僚長・田母神俊雄の講演会を開き、改憲・戦争攻撃の突撃隊の役割を果たしています。橋下・中田・山田ら極悪首長たちがやっていることこそ道州制の正体です。

公務員バッシングで選挙勝利狙う

 1987年国鉄分割・民営化前には、「国鉄労使国賊論」が国家的に扇動されました。86年衆参ダブル選で自民党が圧勝し、12月に国鉄改革法が成立させられました。国鉄分割・民営化過程では、たった6年で20万人もの国鉄労働者が職場を追われ、24万組合員を擁した国労は4万人にまで激減しました。戦後労働運動の基幹部隊であった国鉄労働運動の解体攻撃が激しく吹き荒れました。
 05年の「郵政選挙」では、小泉が「郵便を配るのが、なんで公務員でなければならないのか」「民ができることは民へ」と呼号し、徹底した郵政労働者叩きをやって圧勝。郵政民営化を強行し、莫大な利権を食いものにしたのです。
 いま日本経団連を始めとする財界とその手先どもは、徹底した公務員バッシングで労働者の怒りのホコ先をそらし、労働者を分断し、道州制導入への道を開こうとしています。

教育・医療・福祉食いものに

 彼らは道州制を突破口にして、規制緩和・民営化のさらなる全面展開を狙い、教育・医療・社会福祉の一切を資本のあくどい金もうけの手段に変えようとしています。何よりも「公務員360万人のいったん全員解雇=選別再雇用」の攻撃で自治労・日教組をガタガタに揺さぶり、労働者の団結を根こそぎ一掃しようとしているのです。その先にあるのは改憲・戦争です。資本家たちは“こうでもしないと資本主義は再生できない”と公然と言っています。

カギ握る労働組合 “政権与党”の立場で産業報国会化の道を進む自治労本部打倒を

 「地方分権選挙」を叫ぶファシスト首長どもと、ほとんど同じ立場に立っているのが連合・自治労本部です。自治労本部は「真の地方分権になるならOK」と道州制にゴーサインを出し、“民主党政権実現の政治決戦”を呼号して組合員を動員しようとしています。万死に値する裏切りです。民主党政権が実現したら、自治労本部は文字通り「国家」「政府」の立場に立って、さらなる大合理化と首切りの先兵となることは間違いありません。現代の産業報国会です。
 この間、自治労本部は「公立病院民営化の逆提案」「ボーナスカットの受け入れ」「20%賃下げ賃金表の逆提案」など驚くべき裏切り重ねてきました。こうした一連の政策は、民主党政権下で自治労本部が果たそうとしている役割を先取り的に打ち出したものなのです。

「政権担当能力」売り込む共産党

 自治労連本部も、本質的にまったく同じ穴のムジナです。
 日本共産党・自治労連はこの間、「私たちは大企業打倒でも、大企業敵視でもありません」と財界にエールを送り続けています。日本共産党・志位和夫委員長は、アメリカ帝国主義の頭目=オバマ大統領を平和の旗手のように持ち上げ、「私たちにも政権担当能力がある」と財界への売り込みに必死です。 
 労働者の怒りとまったくかけ離れた方向へひた走る日本共産党が選挙で
負けるのも当然です。

闘う労働組合の復権こそ労働者階級の回答だ

労働組合、労働運動をめぐって疾風怒濤の大流動・大再編の過程が始まりました。資本家階級vs労働者階級の、未来をかけた歴史的決戦です。
はっきりさせるべきなのは、社会を動かし、歴史をつくるのは労働者階級の団結した力だけだということです。こんな社会は、根本から変えるしかないのです。
 そして、カギを握っているのは何よりも労働組合の存在です。
 自治労本部、自治労連本部の歴史的裏切りを暴き出し、闘う労働運動を職場から復権しよう。「情勢が厳しいから仕方ない」と、組合員に屈服と絶望を強制する組合執行部なんか、もういらない! 自治労本部・自治労連本部を8月大会で打倒し、闘う労働組合をつくろう! それこそが、われわれ自治体労働者の回答です。
ともに闘いましょう!
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ファシスト許すな! 「つくる会」教科書採択阻止!

 田母神講演会をぶっ飛ばし杉並で集会とデモが大高揚

 「日本が侵略国家というのは濡れ衣」と暴言を吐いて罷免された前航空幕僚長(=航空自衛隊トップ)の田母神俊雄が7月13日、杉並公会堂で講演会を開きました。これは杉並区長・山田が全面的にバックアップし、「つくる会」教科書の採択を強行するための集会です。絶対に許せない! 私たちは東京西部の仲間を中心にして前日の12日、絶対反対の集会とデモをたたき付けました(写真)。
●道州制推進「国民運動」許さない!
 集会では、北島邦彦杉並区議が基調を提起。大恐慌が戦争に進むなか、労働組合・労働者階級がいかに生きぬくかが問われていること。今日、日帝の危機のもとでうち出された道州制推進「国民運動」や橋下・大阪府知事や横浜・中田市長達の首長連合に杉並・山田区長が名乗りをあげ、道州制攻撃の突撃隊となっていると徹底弾劾し、山田の杉並丸ごと民営化絶対反対を掲げて闘ってきた立場から戦闘宣言を発しました。
●田母神をぶっ飛ばす4時間の大街宣
 田母神講演会の当日には、会場直近の荻窪駅北口で4時間の大街宣。田母神集会を完全にぶっ飛ばしました。

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 法政大学での学生弾圧許すな! 8 学生を取り戻そう!

新たな全国声明、出ました!  賛同署名に協力を

 法政大学での学生弾圧(暴処法弾圧)に抗議し8学生の即時釈放を求める全国声明

呼びかけ人
入江史郎(スタンダード・ヴァキューム石油自主労働組合中央執行委員長)
西川重則(平和遺族会全国連絡会代表)
高 英男(全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部・副執行委員長)
田中康宏(国鉄千葉動力車労働組合・執行委員長)
中野 洋(国鉄千葉動力車労働組合・常任顧問)
足立昌勝(関東学院大学教授)
荻野富士夫(小樽商科大学教授)
冨山一郎(大阪大学教授)
高山俊吉(裁判員制度はいらない!大運動・弁護士)
葉山岳夫(救援連絡センター代表弁護士)
鈴木達夫(国労5・27臨大闘争弾圧裁判主任弁護人)
内海亮子(法大生・内海佑一君の家族)
織田美喜子(東北大生・織田陽介君の家族)
恩田英一(法大生・恩田亮君の家族)
倉岡靖子(法大生・倉岡雅美さんの家族)
齋藤眞人(法大生・齋藤郁真君の家族)
増井誠一郎(法大生・増井真琴君の家族)
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これが自治労本部労働局が提案した「20%カット」の賃金表案だ

 

 上の表をぜひ見て下さい。これが自治労本部労働局が5 月19 日の会議で提案した文書=「地方公務員の標準的給与のあり方について(原案)」の「新たな給料表のイメージ」です。本部が自ら、給与20%カットを政府・当局に逆提案しようというのです。
 自治労本部はこの文書で、「2012 年を目途に、人事院・人事委員会勧告制度が廃止され…る前提に立ち」、賃金交渉に際して「民間給与が低い地域における地域民間給与水準の反映による影響を規制する」ために「最低限としての給料表をシミュレーション」したと説明しています。「地域間の民間賃金の差が厳然とあるときに、自治体賃金がその差を無視するということでは世論が許さない」などと、この裏切りを正当化しようとしています。ふざけるんじゃない! いったいこの間、どれだけ公務員賃金が下げられてきたと思っているんだ!
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被爆64周年  8・6ヒロシマ大行動に行こう
8月6日(木)11時30分開場 12時30分開会
広島県立総合体育館 小アリーナ
※8月5日(水)午後には、全国自治体労働者の交流集会開催!
午後6時からは青年労働者交流集会
いずれも、広島市内 東区民センターにて

自治体

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